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更新日 :2019年12月21日

フライパンの焦げは重曹とお湯で8割落とせる!残り2割はスポンジで

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くらしの必需品、フライパン。料理をする人なら必ず持っていて、いざという時は銃弾も防げる。もはや現代社会に欠かせないアイテムだと言っても過言じゃないでしょう。
それはもう世紀末だって?細かいことは気にしない気にしない。

不慣れな使い方をすると、焦げついたり穴が空いたりするでしょう……
穴はまあ買い替えてくださいとしか言えませんが、焦げに関しては落とせるはず!たぶん!

というわけで種類別に紹介していきます。献立はこちら。
加工がされていれば、素材は無視して加工フライパンの項目を、鋳物なら鉄を、スキレットも鉄の項目をご覧下さい。

鉄フライパンの焦げ

エッグトースト

育成型フライパンとも言える鉄製。油でコーティングして使うものなので、ごしごし洗うのは、せっかく育てたコーティングが取れそうで怖いですよね。

え?油でコーティングなんてしてない?ご安心を、記事の用意はございます。「鉄製フライパンのお手入れは「から焼き&油ならし」で完璧!焦げつき対策を徹底解説!」こちらをご覧あれ。

 

まずはコーティングを取らない方法

水を張って加熱し、しばらく放置する

これだけです。

だんだん焦げが浮かんでくるはずですので、まだ付いている焦げがあれば、スポンジなんかで擦ってやれば取れるでしょう。

 

全力を持って落とす方法

用意するもの

・たわし
・クレンザー
・紙ヤスリ(90番付近のもの)

たわしを使って全力で汚れを落としたい!という方におすすめなのがこちらの商品。繊維が柔らかく、水に強くて丈夫なたわしです。スポンジでは洗えないようなところでもきめ細やかな洗浄ができます。

手順
1
たわしとクレンザーで磨く

まずは油のコーティングを剥がしていきます。傷が怖いならナイロン製のたわしなどを使いましょう。

 

2
一度洗い流し、紙ヤスリで削る

鉄フライパンに焦げ癖がつくのは、以前の焦げが落とし切れていないせいです。根元から削りとるのです。

 

3
もう一度洗い流し、油ならしをする

さあ、フライパン育成の再開です。

焦げを防ぐには油ならしをすること、焦げを残さないこと、頻繁に使ってあげることの3つです。レッツ育成ライフ。

 

アルミフライパンのお焦げ

料理キット

取り回しやすい軽さで、殴るとすぐへこむのがアルミ。熱しやすいぶん、焦げへの耐性が低いのもまた事実です。

用意するもの

・水
・中性洗剤
・たわし

手順
1
たわしで焦げを落とす

原始的なやり方ではありますが、落とせるところまでは落としましょう。固いものだと傷つけちゃうので、柔らかいたわしを使ってください。
これで落ちれば終了です。が、たぶん落ちないので次の手順に移りましょう。

 

2
水と洗剤を入れ、沸騰させる

焦げた部分が隠れるくらいに水を入れ、洗剤を大さじ(洗剤を大さじで計るのも変な話ですが)2杯くらい入れてください。

 

3
10分ぐらいしたら流し、もう一度たわしで落とす

これで落ちると思います。やけどしないよう、ちゃんと冷やしてから擦りましょうね。
アルミが優秀なのは酸化皮膜(解説はのちほど)がフライパンを覆うこと。金たわしなんかで削ると皮膜が剥げちゃうわけです。そう、お気付きでしょうか。酸化皮膜なのです。

注意

アルミ製フライパンにはアルカリ性や酸性の物を使ってはいけません。アルカリ性は皮膜を中和してしまい、酸性は余計な反応を起こしかねません。

 

銅フライパンの焦げ付き

鍋の貯蔵は充分か

錆びず、焦げ付かず、温度調整がしやすい。お店なんかで重宝されるのが銅のフライパンです。
焦げ付きにくいはずなのになんでこの項目があるのかなんて話は置いておいて、銅の利点を損なわずに焦げを落とす方法を書いていきます。

手順にするほどでもないので書き連ねていきますが、まず重要なのは中性洗剤しか使わないこと。酸性もアルカリ性も天敵です、重曹も避けてくださいね。

さて、本題の焦げの落とし方ですが、お湯を沸かしてふやかすだけです。傷つけられないのでたわしで削るわけにもいかず、洗剤にも(中性にも)弱いのでそれも長時間浸けるわけにはいきません。
幸い焦げ付きにくいのでこれで充分だとは思います。

 

加工フライパンに焦げ

ダイアモンドコート

テフロン加工にマーブルコート、ダイアモンドコートなど便利なものが増えていますね。欠点は寿命があることですが、その話題はまた別の機会に。
加工系のものは手入れが楽でいいですね。まあ焦げ付いてる時点で手入れを間違えてるか寿命かのどっちかなんですけど。

用意するもの

・重曹
・スポンジ

手順
1
フライパンに水を入れ、重曹を溶かす

重曹は大さじ1杯くらいでしょうか。フライパンのサイズに応じて調整してみてください。水は焦げが隠れるくらいまで。溢れないようにしてくださいね。

おすすおすすめの重曹はこちら!


重曹が、焦げ落としに使える。これ、結構意外ではないでしょうか。
焦げ落としの他にも、消臭や水垢、茶渋落としに使うことができて、万能です。1キロ入りでたっぷり使えるので、水回りのお掃除には必須です。

 

2
一度沸騰させ、一晩放置する

火は止めてくださいね。あとはスポンジで落とせるはず。

これだけです。手順にするまでも無いですが、一応ね?

 

ステンレスフライパンで焦げ

油を敷く

錆びづらいのが最大の売りたるステンレス。反面、焦げに関しては鬼門です。
しかしご安心を。使い手を選ぶコイツも焦げ落としは簡単です。ぶっちゃけ加工フライパンと同じです。ので、必殺コピペ。

用意するもの

・重曹
・スポンジ

手順
1
フライパンに水を入れ、重曹を溶かす

重曹は大さじ1杯くらいでしょうか。フライパンのサイズに応じて調整してみてください。水は焦げが隠れるくらいまで。溢れないようにしてくださいね。

 

2
一度沸騰させ、1晩放置する

火は止めてくださいね。あとはスポンジで落とせるはず。

焦げ付かせない為にも、油をたっぷり敷いてから料理に臨みましょう。強火もニガテなので避けてくださいね。

 

チタンフライパンの焦げぇ

空を焼く

何と言っても軽いのがチタン。そして腐食――塩なんかと化学反応を起こして削れることもない優秀な金属です。

まずはチタンについて

ちょっとチタンという金属について知っておきましょう。
チタンはとても丈夫で、薄いものでもかなりの強度を持っています。つまり、金属たわしでガリガリやっても大丈夫なのです。

そして熱しにくく冷めにくい。調理するときは、最初にフライパン全体を温めてから始める必要があるわけです。一気に加熱すると、それこそ焦げます。

そして酸化皮膜。詳しい原理は省きますが、おおざっぱに言うと『良いサビ』ってところです。
酸素と反応するのが早すぎて、うすーい表面だけ一瞬で錆びたのが酸化皮膜と呼ばれます。皮膜はこれ以上錆びたり変色しないから、チタンは錆びない、と言われてるのです。

 

それでは焦げ落としに

基礎知識がついたところで掃除に移りましょう。

用意するもの

・重曹
・たわし

手順
1
フライパンに水を入れ、重曹を溶かす

重曹は大さじ1杯くらいでしょうか。フライパンのサイズに応じて調整してみてください。水は焦げ付きが隠れるくらいまで。溢れないようにしてくださいね。

 

2
一度沸騰させ、しばらく放置する

火は止めてくださいね。
はいそこ「またコピペ」とか言わない。僕だってラクしたいのです許して?

 

3
たわしで焦げを削り落とす

もうガシガシやっちゃいましょう。皮膜が剥がれるんじゃないかって?
チタンの皮膜は薄いので、もともとすぐ剥がれます。料理するたびに張りなおすといいでしょう。
チタンは勝手に膜を作ってくれるので、たわしで表面をガシガシ削ればすぐ新しく生えてきますよ。

 

おわりに

どうでしたか?お目当ての情報は載っていましたか?力になれたのなら嬉しい限りです。そのまま他の記事も見てくれたら嬉しいです。

ここの方法で落ちなければ……伝えることは1つでしょう、諦めて?

ほら、フライパンも(僕が書くのを諦めたくなる程度には)たくさん種類がありますし、他のフライパンにも挑戦してみてはどうでしょう。

ちなみにフライパンの焦げ落としには重曹が大活躍でしたが、実は焦げ落とし以外にも家中のお掃除がコレ1つで出来てしまうことをご存知ですか?

12箇所のキレイを写真でドドンと紹介したこちらの記事は読み応えたっぷりなので、ぜひチェックしてみてくださいね!