突然ですが、みなさんはカビキラーの適切な使い方を知っていますか?
あのカビをゴリッと落とすので有名な洗剤。
カビキラーは、頑固なカビを落とす強力な洗剤なので、少し注意が必要なんです。
正しく使って、家中のカビを撃退しちゃいましょう!
目次
そもそもカビキラーというのは、どういう洗剤なんでしょうか?
カビキラーとは、塩素系漂白剤といって物を白くする働きがある漂白剤の一種。
その中に含まれている次亜塩素酸塩が、黒カビを取り除く仕組みなんです。
次亜塩素酸塩は、カビや雑菌の中に浸透し、頑固な黒カビを取り除いてくれる成分なんですよ!
でも、頑固な黒カビ汚れを除去するぐらい強力だから危険なのでは…?
そんなことはないんです。
これから紹介する注意点をしっかり守れば、安全に使うことができますよ!
カビキラーを使う時の注意点は、
この4つ。
1つ1つ詳しく紹介していきますね。
カビキラーは塩素系漂白剤でしたよね。
塩素系漂白剤は、サンポールなどの酸性洗剤と併用して使うと有毒ガスが発生してしまう洗剤なんです。
しかも、酸性洗剤ではない洗剤でもカビキラーの後に使うと有毒ガスが発生してしまう危険性があります。
そのため、他の洗剤と混ぜて使用するのは厳禁!
カビキラーを使用したあとはしっかりと水で洗い流してから、他の洗剤を使用しましょう。
塩素系の強いニオイが部屋中に充満し、その空気を吸ってしまうと具合が悪くなってしまうことがあります。
そのため、カビキラーを使う時は、ドアや窓を開けたり、換気扇を回すなどをしてしっかりと換気を行いましょう。
換気をするときのポイントは、窓やドアを開けて風の通り道を作ってあげること。
空気の通りを良くし、しっかりと換気をしましょう。
「塩素系の強いニオイが苦手!」という人は、マスクを着用するといいですよ!
そのときに、マスクを少し水に濡らしてから使うと、ニオイを吸着しやすいので効果的です♪
塩素系の洗剤であるカビキラーに直接触れてしまうと、手肌が荒れてしまうことがあります。
それを防ぐために、ゴム手袋を着用しましょう。
そして、カビキラーが目に入らないように、できれば保護メガネやゴーグルをつけてから作業をした方が安全ですよ!
万能なカビキラーですが、使用するのに向いていない場所もあります。
ここで確認しておきましょう。
これらのものにカビキラーを使用すると、素材を傷めたり、変色の原因になってしまいます。
まずは、カビキラーの基本的な使い方から紹介します!
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カビキラーを使う準備として、ゴム手袋やできれば保護メガネをしっかり着用しましょう。
誤って肌に触れないように、長袖長ズボンの格好が望ましいです。
カビキラーを使う前に、掃除したい場所の表面を軽く水で洗い流しましょう。
そうすることによって、カビの表面に付いている皮脂や石けんカス汚れが洗い流され、カビキラーが浸透しやすくなりますよ!
ここでやっと、カビキラーの登場。
汚れている箇所にカビキラーをスプレーしましょう。
カビキラーをスプレーする距離が近いと、洗剤が跳ね返ってきてしまうことがあるので必ず少し距離をとって、カビキラーを使いましょう。
カビキラーをスプレーしてから、10分以上放置しましょう。
そうすることによって、黒カビ汚れが落ちやすくなりますよ!
また、黒カビ汚れがひどい場合は、20〜30分放置すると効果が出やすいです。
最後に、放置していたカビキラーを水でしっかりと洗い流せば完了です!
このとき、洗い流したカビキラーが床などに残らないように、全体的にしっかりと水で洗い流しましょう。
次に、場所別で使い方を紹介していきますね!
場所によってカビキラーの使い方のポイントが少しづつ違ってくるので、1つずつチェックしていきましょう。
以上6つの場所を紹介していきますね!
壁の汚れやカビを落とす時は、上から下にかけてスプレーをしましょう。
そうすることによって、自然と泡が上から下に落ちていくので、1回で汚れを流すことができます。
前にスプレーした部分が乾いたら、その上からさらにスプレーしましょう。
そして、壁の表面の汚れが落ちやすいように、カビキラーをしてから30〜60分放置して流せば、汚れ落ちがよくなりますよ!
頑固なカビの部分には、この手順を2度繰り返すと効果的。
なんだかんだ汚れがちなのが、窓の縁ですよね。
そんな窓の縁の黒カビ汚れの落とし方は、カビキラーを窓の隅→横にスプレーしていき、汚れが浮くまで放置してから乾いたタオルで全体的に窓を拭きましょう。
仕上げに、タオルを水で濡らし、もう一度窓全体をきれいに拭き取れば完了です!
また、カビキラーの液ダレが気になる方は、ジェルタイプのカビキラーを使用するのがおすすめ。
粘着性のあるジェルがカビにはりついて、液ダレを防止してくれます。
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このジェルタイプのカビキラーは、窓の縁のほかに、冷蔵庫のゴムパッキンや洗面台のつなぎ目などの細かい場所のカビ取りで大活躍します!
詳しいカビ取り方法は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪
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「カビキラーって黒カビ汚れを落とすだけじゃないの?」と驚いた方も多いはず。
そうなんです、カビキラーは換気扇などのベタベタの油汚れも落とすことができるんですよ!
まず、シンクに大きなビニールを敷き、その上に新聞紙を10枚ほど重ねて置きます。
その上に取り外した換気扇を置き、換気扇に付いているベタベタの油汚れをいらないタオルなどで拭きとり、カビハイターをスプレーしていきます。
そのまま30分以上放置してから、またいらないタオルなどでしっかり拭きとります。
そして、ぬるま湯で洗い流し、きれいなタオルで水気を取りましょう。
これで、バッチリです♪
キッチンの換気扇掃除の詳しいことは、こちらの記事をご覧ください♪
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カビキラーを天井に向かってスプレーしてしまうと、カビキラーのしぶきがかかってしまうことがあります。
そのため、そのまま上に向けてカビキラーをスプレーするのではなく、斜め上を目掛けてスプレーしましょう。
でも、「カビキラーがかかってしまったら、どうしよう…」と不安に思う方いますよね。
そんな方のために、簡単に教えちゃいます!
天井にカビキラーを使うときは、
以上6つの手順で行いましょう。
通常通り天井の掃除をするより手間がかかってしまいますが、安全な手順で行うのがおすすめです♪
お風呂のカビ取りは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪
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トイレの頑固な黒ずみもカビキラーでピカピカに!
カビキラーはとても強い成分が含まれているので、お掃除できるのは、トイレの陶器部分のみになります。
汚れ部分にカビキラーが浸透するように、トイレ内の水を減らしておきましょう。
マイナスドライバーで止水栓を締め、トイレ内に溜まった水を抜き取ります。
水を抜くのには、100円ショップなどで購入できる灯油ポンプが便利。
紙コップでも代用できますが、「そこまでするのは面倒……」という場合は、掃除ブラシなどで水を奥に追いやるだけでも、水量を減らすことができますよ!
黒ずみが気になる部分へ、直接カビキラーを塗布しましょう。
汚れが軽い場合は10分程度放置するだけで、すっきり落とせます。
頑固な汚れの場合は、30分以上置いてから掃除しましょう。
それでもダメなら、カビキラーを塗布した後にラップ、もしくは汚れ部分にキッチンペーパー敷き、その上からカビキラーを塗布して、1時間くらい置くと、汚れを落とせます。
止水栓を元に位置に戻します。
その後、カビキラーの成分がなくなるまで、水を流したら掃除完了です。
トイレの黒ずみの落とし方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
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洗濯槽にカビが発生すると、そのカビが洗濯物にも移って…想像しただけでゾッとしますよね。
洗濯槽内のカビ掃除にも、カビキラーが大活躍します。
この場合は、洗濯槽カビキラーを使用するのがおすすめ。
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使い方はとても簡単!
洗濯槽カビキラーを全量洗濯機に入れて、洗濯機のスイッチを押すだけ。
入浴剤を使用しているお風呂の残り湯は使用しないようにしましょう!
全自動洗濯機はもちろん、ドラム式洗濯機にも使うことができますよ♪
ちなみに、塩素系の成分のニオイが気になる方には、酸素で落とす洗濯槽カビキラーがおすすめ。
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使用方法は、塩素系の洗濯槽カビキラーと同じです!
洗濯槽カビキラーの詳しい使い方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪
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基本的な使い方、場所別の使い方を紹介してきましたが、ここからは必見ポイントですよ…!
カビキラーをもっと賢く、効果的に使う方法をご紹介します。
カビキラーを効果的に使う方法の1つ目は、掃除したい場所をカラカラの状態にすること。
濡れた場所でカビキラーをスプレーすると、水に薄まって効果が下がったり、水に流れてしまう可能性大なんです。
そのため、頑固な汚れがこびりついている場合は、先に水で皮脂や石けんカス汚れを洗い流して、乾いてからカビキラーを使いましょう!
カビキラーを効果的に使う方法の2つ目は、ラップをかぶせて時間を置くこと。
頑固なカビには、カビキラーをただ吹きかけるだけではなくラップで10分以上パックをすると、カビキラーがより浸透しやすくなり、汚れが落ちやすくなりますよ!
ラップが貼りにくい角などは、ティッシュやキッチンペーパーでパックをするといいですよ♪
最後に、便利な機能がついたカビキラーを簡単にご紹介しますね♪
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こちらは、レバーを引くと自動で洗剤が出てくる電動スプレー式のカビキラー。
電池を交換するだけで、簡単に使うことができますよ!
しかも、先ほどのカビキラーの約2倍の量が含まれているんです。
「徹底的にカビを除去したい!」というときに使っても、手が疲れないのでとってもおすすめ♪
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こちらは、お風呂のカビが発生するのを防いでくれるカビキラー。
通常のカビキラーでカビ取りをした後に、この商品を使用することで、2~3ヶ月間カビを抑制する効果が続きます。
カビ取りって結構手間がかかると思うので、「カビの発生を防ぐ」ということも考えてみましょう!
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こちらは、キッチンの漂白・ヌメリとりに特化したカビキラー。
シュッと吹きかけて、水で流すだけで、排水口や三角コーナーのヌメリ、コップについた茶渋を漂白・除菌することができます!
まな板の漂白に使うのもおすすめ。
いかがでしたか?
今回は、カビキラーの使い方について紹介しました!
カビキラーは、強い成分のイメージゆえに、危険な洗剤だと思われがちですが、適切な使い方をすれば安全に使用することができます。
また、カビキラーシリーズには、いくつかの種類がありましたよね。
用途に合わせて選ぶことで、より効果的なカビ掃除をすることができます。
カビキラーを使って、家中の黒カビとおさらばしましょう!