HOME

更新日 :2019年11月27日

包丁のサビ取りに重曹×クエン酸!植物油で酸化を防いで毎日お手入れ

この記事をシェアする FaceBook X LINE Pinterest

日々料理をする上で欠かせないもの。
それはやっぱり包丁ですよね!

毎日毎日使っていると、知らないうちに黒ずんだ汚れが。
それ、「サビ」です。

普通に洗っただけでは落ちないサビ。
毎日の食材に触れるものだからこそ、包丁は美しくピカピカに保ちたいですよね。

一体どうしてサビは現れるんでしょう。その原因と対処法を解説します。

包丁にできるサビの原因

いくらこすっても落ちないサビ。なにゆえサビるんでしょう。

サビの原因はずばり、水分。水分が包丁に付着していると、空気中の酸素と結合してその部分が酸化してしまい、サビができるんです。

サビが発生しやすいかどうかは包丁の種類にも関係が。
従来、主に使われていたのは鋼製の包丁。これは、一般的に家庭で使用されているステンレス製の包丁よりも錆びやすいです。また、ステンレス製の包丁も刃先のみ鋼が使用されているものも多く、長く使っていると錆びてきます。

さて、このしつこいサビ。一体どうしたら防げるのでしょうか?

毎日のお手入れでサビを防ぐ

サビをつくらないためには日々のお手入れがとても重要です。

台所用洗剤に防錆成分は含まれていないため、ただ洗うだけではサビ予防にはなりません。重要なのはサビの原因である水分から包丁を優しく守ってあげること。
そこでまずは包丁を使った後のお手入れの方法を紹介します。

 

用意するもの
・熱湯
・植物油(サラダ油、オリーブオイルなど)
・拭き取り用のタオル、ティッシュなど
手順
1
使い終わったらすぐ洗う

食材が付いたまま放置しない。これがとても大事。包丁を使い終わったらすぐに洗いましょう。
放置したままにしていると、食材に含まれる水分が包丁に付着してしまいます。

2
洗い終わったら熱湯をかけて水分を拭き取る

熱湯をかけると水分が蒸発しやすくなるため包丁を乾燥させるのに効率的です。

3
植物油を全体に塗って拭き取る

植物油、つまり料理で使うサラダ油オリーブオイルなどで大丈夫です。これを包丁に塗ることで酸化を防ぐことが出来ます。最後に、タオルやティッシュなどで拭き取って終わりです。

 

以上がサビを作らないための毎日のお手入れ方法です。

ところで、一度付いてしまったサビはなかなか落ちませんよね。
一体どうすればきれいさっぱりサビがとれるのでしょうか?

包丁に付いてしまったサビの落とし方

一度付いてしまったサビは普通の洗剤とスポンジで擦っただけでは取れません。サビを落とす方法は2つあります。
1つ目はクレンザーなどの研磨剤入り洗剤を使って落とす方法。
もう1つはクエン酸重曹を使う方法。こちらは少量のサビに効果があります。

 

研磨剤入り洗剤で落とす方法

用意するもの
・クレンザーなど研磨剤入りの洗剤
・ワインのコルクまたは大根一切れ

たったのこれだけ。

包丁を水平にして洗剤をつけて、ワインのコルク(大根でも代用可能)で錆びた部分を擦って洗い流せば完了です。

 

クエン酸と重曹で落とす方法

用意するもの
・重曹
・水
・クエン酸
・アクリルたわし or ラップ

手順
1
サビの部分に重曹をのせて擦る

まずは重曹で錆びた部分を磨きます。このとき包丁のサビた部分に重曹をのせて、アクリルたわしかまたはぐしゃっと丸めたラップで擦ります。

 

2
クエン酸水を作る

だいたい水200~250mlに対してクエン酸小さじ1杯ぐらいが適量です。
スプレー容器に入れると便利。

 

3
クエン酸を吹き付ける

重曹で擦ったところにクエン酸水を吹き付けます。アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が発泡し、サビが落ちます。この後、水で洗い流して水分を拭き取れば完了です。

 

注意
包丁を擦る作業は大変危険です。怪我のないように必ず注意を。
また、クエン酸の含まれた洗剤ではなく必ず純クエン酸を使用してください。洗剤には混ぜると危険なものもあります。

しつこいサビには

しつこいサビを落とすには市販のアイテムを使う方法もあります。

おすすめの商品

包丁くらいの小さな面積のサビであればこれで擦ると簡単に消えます。金属面も傷めずにサビをとることができる優れものです。


いろいろなサビに効果があるようですがもちろん包丁にも使用可能。
消しゴム感覚でサビを落とすことができるそう。クレンザーでは落としきれないサビを落とすことができます。さきほど登場したワインのコルク、大根の代わりに使用するととても優秀なはず!

おまけ:その他のサビ取り方法も解説!

重曹とクエン酸はお掃除に便利ですが、手元にないこともありますよね。

包丁は毎日使うものですから、「手近にあるもので今すぐサビを取りたい!」という方もいると思います!

そんな方のために、常に家にありそうなものでサビ取りする方法をご紹介しますね。

まずは、上で少し紹介しましたが、クレンザーを使ってサビを落とす方法が一番オススメです。

クレンザーを使う方法

クレンザーというのはつまり、研磨剤入りの洗剤のことです。
サビを落とすのにはピッタリですね。

用意するもの
・クレンザー(研磨剤入りの洗剤)
・ワインのコルクまたは大根一切れ

ワインのコルクは、100円ショップや手芸屋さんで売っているはずです!

手順
1
包丁を濡らす

サビ部分を軽く水で濡らします。

2
クレンザーをかける

サビの周りに、クレンザーをかけていきます。隙間ができないようにたっぷり使ってください。

3
コルクでこする

水で濡らしたコルクで、サビをこすります。しつこいサビには根気が必要かも?

ピカピカになるまで磨いてください。

刃先で手を切らないように注意してくださいね!

4
包丁を洗う

水でクレンザーを洗い流しましょう。最後に、水気を切って包丁をしまいます。サラダ油などで表面をケアしてあげるといいですね。

クレンザーの詳しい使い方はこちらの記事にまとまっているので、参考にしてみてください!

 

酢を使ってお掃除する方法

料理に使った後あまっている酢、ありませんか?

クレンザーがない場合は、酢を使ってサビを落とすという方法もありますよ!

用意するもの
・酢
・包丁が入る容器
・ブラシなど、こするもの
手順
1
酢を容器に入れる

容器に酢を注ぎます。

包丁が入る大きさの容器に酢を入れると、かなりの量になると思いますので、コップなど縦長の容器がおすすめです。

横長の容器に横置きする方法もありますが、取っ手部分も酢に浸かってしまうので、縦長の容器が無難ですね。

2
包丁を酢に浸ける

包丁のサビ部分が酢に浸かるように容器に入れます。

それから、数時間~1日程度放置してください。サビがひどい場合は、長めに浸けておくことをおすすめします。

3
ブラシでこする

お酢がサビを落としてくれた後は、容器から取り出してブラシで磨きましょう。

ブラシがない場合はスポンジや歯ブラシでも大丈夫。ピカピカに磨き上げます。

4
包丁を洗う

水でお酢を洗い流しましょう。

最後に、水気を切って包丁をしまいます。この場合も、サラダ油などで表面をケアすると長持ちしますよ。

クレンザーや酢の他にも、メラミンスポンジでこすってサビを落とす方法もあります。
ただ、包丁の奥深くまでサビてしまうと、研磨剤を使っても落とすのはとても大変ですから、軽く落とせるうちにサビを見つけたいところですね。

まとめ

ここまで包丁についたサビの落とし方を紹介しました。
すぐに手に入るもので意外と簡単にできるんですね!

重要なのは水分をとること。やっぱり毎日のお手入れが重要なのかも!!
包丁の取り扱いは危ないので指の怪我だけはくれぐれも注意を。

ちなみに、今回は包丁のサビを取るのに重曹を使いましたが、みなさんは重曹がどんなお掃除に向いているのかご存知ですか?

実は、重曹1つで家中どこでもキレイになってしまうんですよ。

12箇所のキレイを写真でドドンと紹介したこちらの記事は読み応えたっぷりなので、ぜひチェックしてみてくださいね!