香水のつけ方をわかりやすく解説!香りを最大限引き出すためには?
女性の憧れのパリジェンヌは、出掛けるときにお化粧をしないことはあっても、香水は必ず付けるんだとか。
香水は、自分の個性やスタイルを表現する大切なエレメントなんですね。
今回は、香水の付け方や楽しみ方をご紹介します♪
香りのパワー
人間の五感のうち嗅覚の情報だけが、理性を司る部分を通らずに、本能的な行動や感情を司る大脳辺縁系に運ばれます。
だから、好きな香りをかぐとリラックスしたり、ある特定の香りで昔の記憶が呼び起されたりするんです。
男性は、女性の見た目よりも香りの印象に左右されるとも言われます。
心にダイレクトに働きかける香りをうまく身にまとえるようになれば、毎日をハッピーに過ごせますよ。
例えば、苦手な上司に優しくしてもらえたり、クールな性格のママにママ友が増えたり。
香りのパワーを味方につけて、毎日を楽しみましょう!
香水の種類と付け方
いくらいい香りでも付け方を間違えるとキツイ臭いとなって、悪い印象を持たれてしまいます。
香水は、適量を適所に付けてこそ楽しめます。
まずは、香水の種類と適量を学びましょう♪
香水は濃度が高い順に、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロン、と大きく4つに分けられます。
濃度が高いほど、少量で長時間香りが持続します。
濃度の濃い香水は点を、中濃度のものは線を、薄い濃度のものは面をイメージして付けるといいですよ。
香水の種類
1.パルファム
特徴:一番濃度が濃い香水。各ブランドのトップグレードに位置づけされる。
持続時間:5時間〜半日
付け方:1~2滴
2.オードパルファム
特徴:パルファムよりも濃度が薄く価格が抑えられている。種類が豊富で一番人気。
持続時間:5時間程度
付け方:線を描くように、1~2プッシュ
3.オードトワレ
特徴:初心者でも使いやすい濃度。普段使いにぴったりの、カジュアルなデザインや香りが多い。
持続時間:2〜5時間程度
付け方:線を描くように、2~4プッシュ
4.オーデコロン
特徴:一番低い濃度でシャワー感覚で使える。爽やかな香りのユニセックスタイプが多い。
持続時間:2時間程度
付け方:まとまった範囲に面で付ける
香水を付ける場所やタイミング
香水は体温で温められると香るので、脈打つ場所に付けるのが基本。
また、香りは下から上に立ち上る性質があるので、上半身なら強く香り、下半身ならやわらかく感じます。
同じ香水でもどこにつけるかで印象が変わるので、気分やシーンに応じて使い分けましょう。
付ける場所
→髪を傷めることもあるので、髪専用のものがオススメ。耳の後ろ、うなじ
→太い血管があり体温が高く香りが立ちやすいですが、紫外線に当たりシミになることも。胸
→温度が高くなりやすく、香りが漂いやすい。腰
→ほのかな香りが長時間持続。
腕、手首
→よく動かす部分なので香りが立ちやすい。
内もも
→内側につけることで香りをやわらかく感じます。
ひざの内側
→汗をかいても香りの変化が少ない部分。
足首
→香りは下から上に立ち上るので、ほのかな香りを楽しめます。
服
→体臭と混ざらないメリットはありますが、シミにならないように注意が必要。
キスしてほしいところ
→ココ・シャネルの名言。オシャレすぎます!
付けるタイミング
香水は時間とともに香りが変化します。
付けてから30分~2,3時間の香りが、その香水の表現するテーマや個性を最も感じられる香りです。
だから、香水は人に会う30分前に付けましょう。
また、快眠のための寝香水もオススメ。
マリリン・モンローの「何を着て寝るかって?もちろんシャネルの5番よ」はあまりにも有名ですね。
レイヤード
こちらは上級者向けの付け方。
自分の個性やその日の気分にぴったり合う香水がみつかればいいですが、なかなかそうはいきません。
そんなときは、2種類の香水を使って足りないと感じる香りを補うのもいいですよ。
ただし、香りが混ざらないようにそれぞれ別の部位に付けましょう。
香水を楽しむためのポイント
香りは美のスイッチのようなもの。
お気に入りの香水を付ければ、気分が上がるだけでなく、所作までも変わってきます。
香水をつけて本来持つ魅力を引き出しましょう。毎日洋服を変えるように、香水も使い分けたいですね。
かつて、ジョルジオ・アルマーニも「フレグランスとは、繊細で官能的な服を着るようなもの」と言っています。
でも、付け方を間違えると周りに不快感を与えることも。香水を楽しむためのポイントをまとめました。
香水を楽しむポイント
1.スキンケア
香水を付ける前にシャワーを浴びて肌を清潔にすることで、嫌な臭いと香水の香りが混ざるのを防ぎます。
また、香料は水に溶けないので、肌がしっとりしているほど香料が肌の水分に弾かれて、香りが立ちやすくなりますよ!
2.TPOをわきまえる
香りにもふさわしいTPOがあります。
例えば職場には清潔感のある控えめな香り、デートなら甘く強い香りといった具合です。
また、香水を付けるのを控えた方がいいシーンもあるので、気を付けて。
・料理の繊細な香りを楽しむレストラン
・臭いに敏感になっている患者さんも多い病院
・華やかな香りがそぐわない告別式
・多くの人が狭い密閉空間にいる満員電車
・蜂を引き寄せてしまうアウトドア
・汗をかくスポーツ
3.天気や季節によって使い分ける
香水は、気温と湿度に大きく影響されます。
冬にいい香りだと感じた香水が夏には重苦しく感じたり、晴れた日に爽やかに感じていた香水が雨の日には甘く感じたり。
何種類かの香水を使い分けられたら、初心者卒業!
4.保管の仕方
保存状態が良ければ2年ほど使えますが、なるべく1年以内に使い切るのがベスト。
直射日光を避けて、湿気が少なく温度が一定の涼しいところに置きましょう。
使い切れなかったものは、トイレの芳香剤にしたり、名刺にほんのり香りづけしたり、香水風呂に使えます♪
まとめ
香りにまつわる名言や逸話は数多く残されています。
それだけ香りが人に与える力があるということでしょう。
周りの人に配慮しつつも、自由な感性で自分のスタイルを見つけて、香水を楽しみたいですね。