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更新日 :2021年02月24日

屋根から雨漏り!?気づいたらやるべき応急処置と気になる原因を解説

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天井からポツンと水滴が……。

だんだんと梅雨が近づいてくるこの季節。
雨漏りの被害がひどくなる前になんとかしたいですよね。

でも自分でどうしたらいいのか分からない!

そんなお悩みをお持ちの方に、屋根から雨漏りしてきてしまったときの対処法を詳しく解説していきます。

屋根の雨漏りを放置すると…?

残念ながら、雨漏りは放置しても自然に直るものではありません。

それどころか、たくさんの二次被害を引き起こしてしまうんです!

主な被害として、

・お家の寿命が縮まる
・カビの発生
・シロアリの発生
・漏電

が挙げられます。

まずは、雨漏りの危険性について理解しておきましょう。

お家の寿命が縮まってしまう

天井から雨水が落ちてくるということは、すでに雨水が屋根の内部を伝って天井まできてしまったということです。

雨漏りを放置すれば木造部分の腐食がどんどん進み、劣化してしまいます。

重い屋根を支えていた部分が腐って脆くなってしまえば、当然お家全体も衝撃に弱くなってしまうので、耐震性の問題につながることも…!

被害がひどくなる前に対処したいところですね。

カビの発生

雨漏りを放置してしまうと、お家全体の湿度が高くなります。

すると、カビにとって最高に繁殖しやすい環境が出来上がってしまうのです!

カビは、咳や頭痛などのアレルギー症状という人への健康被害を引き起こします。

さらに、この後に紹介するシロアリ被害を拡大させる原因にもなるため、放置すれば深刻なことに…。

シロアリの発生

シロアリは腐った木材や湿った空気を非常に好みます。

気づかない間にシロアリが大量発生していて、家の柱や断熱材、電線などがかじられてしまうという大きな被害につながることも!

実は、シロアリって蟻の一種ではなくゴキ○リの一種なんです。

それが家の内部を侵食していると考えただけでゾッとしちゃいますね…。

シロアリの発生原因の80%以上が雨漏りと言われているため、雨漏りを防ぐことがシロアリの発生を防ぐことにつながります!

漏電

電気の配線や電気器具には、絶縁といった電気が漏れないような対策が施されているのが普通です。

しかし、雨水が絶縁体の隙間に入り込んでしまうと、そこから電気が漏れてしまいます。

漏電は、家電の故障や停電の原因となるだけでなく、必要以上の電力消費から電気代が高くなってしまうことも!

一刻も早く対処して雨漏りを解決しましょう。

屋根の雨漏り工事は自分でできる?

突然の雨漏り、費用も抑えたいし、できれば自分でなんとかしたいですよね。

ここまで雨漏りの被害についてみてきましたが、これらを防ぐために自分で雨漏りを対処することはできるのでしょうか?

できても応急処置まで

結論から言ってしまうと、自分で雨漏りを完全に直すことはできません

自分でできるのは、せめて業者さんが到着するまでの間の応急処置までです。

雨漏りが発生してしまったら、必ず業者さんに頼んで、自分では無理しないようにしましょう。

自分でやらない方が良い理由は、

・原因の特定が難しい
・自分でやるのは危険

からです。
その2つの理由について、詳しく解説していきますね。

原因の特定が難しい

屋根からの雨漏りの原因って職人さんでも判断するのが難しいんです。

それなのに自分で下手にいじってしまったら、逆に状態を悪化させてしまう…なんていうことも!

修理のお値段も、3万円程度で済む簡単なものから、100万円ほどかかってしまう大掛かりなものまでさまざま。

一度業者さんに状態を確認してもらってから、見積もりを出してもらうのがおすすめです!

自分でやるのは危険

屋根の雨漏りですから、当然屋根に登らなくてはならない場面も出てきます。

屋根の上という高所作業を慣れていない素人がやるのはとっても危険です!

ここはプロの業者さんに任せておいた方が安心ですよ。

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屋根の雨漏りの主な原因

先ほども書いた通り、雨漏りの原因は判断するのが難しく、自分で簡単に特定できるものではありません。

だからこそ業者さんに見てもらうのが一番なのですが、だからといってそれまで原因が何もつかめないまま過ごすのも不安ですよね。

今回は数多くある雨漏りの原因のうち、

・屋根本体の劣化
・防水シートの劣化
・板金の損傷
・施工不良

の代表的な4つの原因について、詳しく見ていきます。

屋根本体の劣化

屋根材にはもちろん寿命があります。

素材が古くなればどんどん水を吸収するようになってしまい、最終的に水を通すようになってしまいます。

素材によってはひび割れの原因となったり、雨や雪の影響でサビが生じて穴が空いてしまうことも!

防水シートの劣化

ふつう、屋根には防水シートといって、屋根の劣化などによって入り込んできてしまった雨水を通さないためのシートが貼られています。

しかし、防水シートの寿命は長くて20年前後と言われているため、劣化すると雨漏りの直接的な原因になってしまうんです。

日々のメンテナンスを欠かさず行うようにしましょう!

板金の損傷

すべての屋根には、防水施工のために板金が取り付けられています。

板金は、もっとも水が溜まりやすい屋根の弱い部分に取り付けられているので、一番雨による影響を受けやすい部分なんです!

この板金の経年劣化によるサビ凹みが雨漏りの原因となってしまいます。

施工不良

原因となることはかなり少ないですが、ゼロではありません。

特に、お家を建てて1年以内の場合は施工不良の可能性がかなり高いです。

このような場合は、施工業者さんに連絡して、もう一度施工し直してもらいましょう。

屋根の雨漏りの応急処置の方法

自分では完全に直すことはできないとお伝えしましたが、業者さんを待っている間はどうにか自分で対策しなければなりません。

そんな時にできる応急処置をご紹介します!

バケツを置く

まず一番最初にできる簡単なことは、バケツを置くことです。

雨水が滴ってくる場所に置いて、床を濡らさないようにするだけでも、床へのダメージを防ぐことができます!

ビニールシートで覆う

大きめのブルーシートなどを用意して、屋根の広範囲を覆うことで対処します。

この際、シートが飛ばないように土嚢(どのう)袋を置いておくなど、工夫してください。

しかし、この方法は一度屋根の上に登る必要があって危険なので、あまりおすすめはできません。

防水テープでふさぐ

雨の侵入場所が特定できている場合は、防水テープを貼って一時的に防ぐこともできます。

この時、屋根が濡れていると粘着力が弱まるので、必ず雨が上がって屋根が乾いてから行うようにしましょう。

しかし、この方法も屋根の上に登る必要があって危険なので、おすすめはできません。

まとめ

いかがでしたか?

屋根からの雨漏りを放置すると、カビやシロアリの繁殖など、悪いことだらけ。

大切なマイホームを守って長く暮らしていくためにも、自分では無理せずに業者さんの力を借りて、しっかり修理するようにしましょう!

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