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更新日 :2021年02月23日

サッシから雨漏りならビニールテープで応急処置!原因5つをチェック

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雨の日。
窓のあたりが、なんだか濡れている……なんてこと、ありませんか?

意外と多い、サッシからの雨漏り。
大したことないから……なんて、タオルで拭いているだけで済ませているかもしれません。

でも、サッシからの雨漏り、放っておくと本当によくないのです。
毎回拭くのも面倒ですし、実はお家に大きなダメージを与えているかも!

今回は、サッシからの雨漏りの応急処置のしかた、5つの原因、そしてどう対処したらいいのかを紹介します。
雨の日でも、雨漏りなんか気にせずに生活できるようにしちゃいましょう♪

とりあえずの応急処置のしかた

まずは、「いま、まさに雨漏りしている!」というあなたのために、応急処置のしかたを紹介します。

サッシの雨をいったん止めてからじゃないと、これからどう修理するのかなんて考えられませんよね。
雨でお家の中がびしょびしょになる前に、ささっと簡単な手当てをしちゃいましょう。

サッシからの雨漏りは、ビニールテープを使って応急処置をします。

丈夫で、粘着も強い、補修用のビニールテープ。ポリエステルメッシュという素材が入っていて、とても破れにくいです。
きちんと防水してくれるので、雨漏りの補修にもぴったり。それ以外にも、洗濯機のホースやゴム靴の補修、窓の隙間ふさぎなど幅広く使えます。
48mmと幅も広いので、多少の隙間ならばっちり覆ってくれそうですね♪

こちらのテープをペタっと貼って、穴を覆ってしまいましょう。

これで、とりあえずの処置は完了。
ここからは、サッシの雨漏りの原因と対策のしかたを考えていきましょう!

こんなに便利!防水テープって知ってる?

補修用ビニールテープの他にも、雨漏りの応急処置にオススメのアイテムがあります。それは「防水テープ」!

水漏れ対策に特化した防水テープは、雨漏りのときの強い味方です。

さきほどご紹介したビニールテープは多目的用なので色々な使い方がありますが、「とにかく水漏れを防ぎたい」「雨対策で主に屋外で使いたい」という方は、防水テープを検討してみるものいいですよ。

防水テープとは?

防水テープは、防水加工されている強力なテープです。

けれど、使い方はガムテープと同じ。力仕事が必要ないので、女性でも簡単に雨漏り対策ができるのが特徴です。雨漏りは突然起こるものですから、軽くて場所も取らない防水テープを家に用意してあると便利で安心ですね。

水漏れの応急処置をしたいときには、とても助かりますよ。

防水テープの使い方

防水テープが用意できたら、自分でサッシの周りに貼ってみましょう。ここで大事なのは、貼る順番を間違えないこと。

雨水が防水テープの中に入ってこないようにするには、「下」から順番に作業する必要があるんです。次の手順を参考にしてくださいね。

用意するもの

・防水テープ
・はさみ(防水テープを切るため)
・掃除用具(雑巾や洗剤など)

手順
1
サッシの周辺の水分を拭き取る

サッシから雨漏りしている場合、その周辺は濡れていると思います。防水テープを貼っていくにしても、その内側に水が入ったらいけません。粘着力も落ちてしまいますし、家に水分がしみこんでしまいます。

そのため、まずは粘着テープを貼りたい場所から、水分を拭き取ります。ついでに、粘着力を維持するためにも、サッシ周りをお掃除してしまいましょう。

雑巾などでしっかり抜いて、乾燥させてから防水テープを貼っていきます。

2
防水テープを貼る

ここで作業の順番に注意しましょう。

まず、サッシの下側に防水テープを貼り付けます。次に、サッシの両サイド(左右)に貼り付けてください。最後に、サッシの上側に防水テープを貼っていきます。

「下」→「左右」→「上」の順番です。

もし、上から防水テープを貼ってしまうと、テープの継ぎ目が逆目になってしまいます。そうなると、雨水が防水テープの内側に入ってきてしまうんです。

プロでも、この順番を守らないと、結局雨漏りの原因を作ってしまいます。施工ミスにならないよう、下から順番に作業を行いましょう。

サッシの雨漏り5つの原因

窓のサッシからの雨漏り。
実はサッシの雨漏りの原因には、いくつも種類があるのです…!

今回紹介するのは、雨漏りのよくある5つの原因。

窓枠のコーキング
外壁のひび割れ
窓の上のほうの換気扇、配管
窓の近くの屋根
引き違いサッシ

の5つです。くわしく話していきますね♪

窓枠のコーキング

窓枠にはコーキング、という隙間を埋め、水や汚れが入ってくるのを防ぐものが施されています。
シーリング、と呼ばれていることもあります。

そのコーキングが、実は5~10年ほどで劣化していくのです。
原因は、紫外線や雨、風など。地震のときにも破損する壊れてしまうことがあります。

隙間を埋めていたコーキングが劣化・破損してしまうと、できた隙間から雨が入ってきてしまいます。
お家が築5~10年を過ぎているなら、コーキングの劣化・破損がサッシからの雨漏りの原因かもしれません。

外壁のひび割れ

次によくある、けれど厄介なのが外壁のひび割れ。

外壁のひび割れから家の中に雨水が入り込んで、サッシのあたりで雨漏りしているのかもしれません。
ちょっと家の外壁を見てみて、雨漏りしているあたりの外壁にひびが入っていれば、外壁のひび割れが原因の可能性は高そうですね。

ちなみにひび割れの幅が3㎜以上になっていると、かなりひび割れが進んでいると言えます。
どんどん外壁の内側へと水分が浸透していってしまうので、早めに対策が必要です。

窓の上のほうの換気扇、配管

窓の上のほうにある、換気扇や配管。家の外と繋がっている部分ですね。
普通は雨水が入らないようにきちんと対策がされているのですが、台風でありえない角度から水が入り込んでくることがあるのです。

また、窓の上部の換気扇、配管の隙間を埋めているコーキングが劣化して、雨が入り込むこともあります。

サッシのところから水が入っている……と思っても、実はさらに上のところから水が入り込んでいないか、確認してみましょう。

窓の近くの屋根

さらに上のほう、屋根が原因のこともあります。

窓の近くの屋根と、屋根にくっついている壁の境目から、雨がつたって入ってきてしまうこともあるのです。

引き違いサッシ

最後に、サッシそのものに問題があるということもあります。

サッシの種類が「引き違いサッシ」という後ろと前にサッシがあるものだと、どうしても横から雨が入ってくるのを防げないのです。
台風などで雨が横から吹き付けてくるときだけ雨漏りが……というときは、サッシの種類を確認してみましょう。

雨漏り修理は業者さんに!

さて、雨漏りの原因は確認できましたか?
といっても、自信を持ってこれが雨漏りの原因でした!と言える方は少ないのではないかと思います。

サッシの雨漏りの原因の診断、そして修繕は、やっぱり雨漏りのプロに任せるのが一番おすすめです。
簡単に、その3つの理由を説明しましょう。

実は自分でやると、「原因がわかりにくい」「作業そのものが危ない」「雨漏りが悪化する」というデメリットがあるのです。

原因がわかりにくい

まずは、どこを修理すればいいのかがわかりにくいということ。

さっき、5つの雨漏りの原因のパターンを紹介しましたが、そのどれが自分の家の雨漏りの原因なのか?というのは意外とわかりにくいものです。
原因が1つだけでなくて、いくつも問題があることもありますからね。

修繕する場所がわからなかったら、修繕しようがありません。
とりあえず穴が開いているところにコーキングを……なんてこともできますが、本当はふさいじゃいけない穴をふさいでしまった、なんてことになっても困ります。

お家の構造や雨漏りの仕組みをしっかり理解したプロに、診断からお願いするのが安心ですね。

作業そのものが危ない

直す作業そのものも、実はとっても危険。
高い位置にある窓や壁の部分の作業をするのは、慣れていない人にはとても危ないのです。

屋根の高さからもし落ちてしまうと、交通事故よりもひどいけがをすることもあるといいます。
けがのリスクがすごく大きいことを考えると、やっぱり業者さんにお願いするのが安心ですね。

雨漏りが悪化する

自分でできるような修理、というのは、クギをさしたり、コーキングをしたり、といったとてもカンタンなもの。
すぐできる、のは事実ですが、根本的な解決にはなっていないのです。

だから、しばらくしたら雨漏りが再発してしまいます。

そしてそのときには、雨漏りが悪化していることもしばしば。
家の腐食が、知らず知らずのうちに進んでいるかもしれません……。

雨漏りは、早期発見と早期修繕がとても大切です。
自分で直している間にきちんと直すのが遅れてしまうと、大きなダメージにつながります。

……と、自分でなんとかするのって、おすすめできないのです。
雨漏りかも……と思ったら、雨漏り修理のプロの業者さんに、診断からお願いしてみてくださいね。

まとめ

サッシからの雨漏り、いやですよね。雨の日、落ち着きませんもんね。

サッシからの雨漏りでよくある原因は、
・窓枠のコーキング
・外壁のひび割れ
・窓の上の方の換気扇、配管
・窓の近くの屋根
・引き違いサッシ
の5つでした。

そして、雨漏りを止めるには、自分で直すのではなくてプロにお願いするのが圧倒的におすすめなのです。
原因がわかりにくくて直しようがないし、作業も危ない、そして自分で直しても悪化するだけかもしれないとなると、あんまり自分で直したくありませんよね。

どうか、もう雨漏りで雨の日がゆううつ…なんてことが無くなりますように!