HOME

更新日 :2023年09月15日

パッキンのカビは塩素系漂白剤で除去&50度のシャワーと換気で予防

この記事をシェアする FaceBook X LINE Pinterest

いつの間にか、黒いポツポツがいたるところに…。白いゴムパッキンに生えた黒カビって、とても目立ちますよね。お掃除して、綺麗になった!と思いきや、すぐにカビは復活してきます。お掃除した成果が無になる、あの虚しさたるや…。

というわけで今回は、パッキンのお掃除方法はもちろん、カビの予防方法まで解説します!お風呂のパッキンのカビを撃退し、綺麗を長持ちさせましょう。

パッキンのカビのお掃除方法

汚れの落ち具合

手軽さ

安全性

塩素系漂白剤
+ティッシュ

塩素系漂白剤
+片栗粉

重曹+クエン酸

上の表は今回紹介する3つの洗い方の特徴をそれぞれ表したものです。表の記号は上から順に【☆>◎>○>△】となっています!では早速それぞれのパッキンのカビのお掃除方法をチェックしていきましょう♪

ティッシュを使ってパック

まずは定番の方法から紹介します。塩素系漂白剤ティッシュを使って、カビをじっくりと撃退する方法です。

用意するもの
・ゴム手袋
・マスク
・塩素系漂白剤
・ティッシュやキッチンペーパー
・サランラップ
・歯ブラシ
手順
1
換気をする

塩素系漂白剤を使うときは、窓と扉を開けて換気をしましょう!空気の通り道を作ってあげるといいですよ。

2
ゴムパッキンを乾拭きする

塩素系漂白剤が水で薄まると、効果も下がってしまいます。最初に乾拭きをして、しっかり水分を拭き取っておきましょう。

3
ゴムパッキンに塩素系漂白剤を吹き付ける

ゴム手袋ははめていますか?準備が整ったら、カビが生えているところに直接、塩素系漂白剤を吹き付けましょう!

4
ティッシュでぴったりとパックする

塩素系漂白剤が垂れて流れていくことを阻止するため、ティッシュでパックをしていきます。
ティッシュの上から、さらに塩素系漂白剤を吹き付けるのも効果的です!

注意 
塩素系漂白剤に直接、皮膚が触れないように気をつけてましょう!

塩素系漂白剤に触れると、肌が荒れてしまうことがあります。万が一ついてしまったら、すぐに水で流しましょう。

5
上からサランラップを貼る

サランラップを貼って、塩素系漂白剤が蒸発することを防ぎます!

6
1時間以上放置する

ティッシュとサランラップをつけた状態で、1時間以上放っておきます。その間に、塩素系漂白剤がカビの根の奥にまで入り込み、カビを除去してくれるというわけですね。

7
歯ブラシでこすり洗いをする

時間が経ったら、歯ブラシでこすり洗いし、カビを落とします。
このときには、すでにカビは死んでいる状態なので、軽くこするだけでも落ちるはずです。

注意 
長い間放置されていたカビは、色素沈着をしている可能性があります!

長年放置されたカビは、カビ自体は除去出来ても色だけ残ってしまうことがあります。色素沈着はほとんど落ちないので、潔く諦めましょう…。そうなる前にお掃除するのが重要ですよ!

8
洗い流す

シャワーでしっかり洗い流したらお掃除完了です♪

片栗粉を使えば片付けも楽チン

ティッシュでパックをすると、お掃除が終わった後にティッシュを処分しなければならず、ちょっと手間がかかります。そこで片栗粉を使った方法なら、そのまま水で流すだけでよいので、後片付けが楽ちんです。

用意するもの
・ゴム手袋
・マスク
・塩素系漂白剤
・片栗粉
・歯ブラシ
手順
1
換気をする

ティッシュでパックするときと同様に、まずは窓と扉を開けて換気をします。

2
片栗粉を塩素系漂白剤で溶かしペースト状にする

片栗粉と塩素系漂白剤は、1:1の分量で混ぜ合わせましょう。とろっとしたペースト状になったらOKです。

3
ペーストをカビに塗る

作ったペーストを、直接カビに塗っていきます。たっぷり塗りましょう。

4
1時間以上放置する

そのまま1時間ほど置いておきます。

5
歯ブラシでこする

ペーストを塗りこむようにやさしくこすりましょう。

注意
強くこすると、ゴムパッキンが傷ついてしまいます!

ゴムパッキンに傷が付くと、その傷に汚れがたまり、カビが生えやすくなります。気をつけてくださいね。

6
すすぐ

ペーストやカビ汚れをしっかり流して、お掃除完了です。

重曹とクエン酸で手軽にお掃除♪

最後に重曹とクエン酸をを合わせた掃除方法をご紹介します。こちらの方法は時々お手入れをしており、そこまで頑固なカビが無いと言った方にお手軽でお勧めの方法です。

用意するもの
・ゴム手袋
・マスク
・重曹
・クエン酸
・霧吹き
手順
1
換気をする

塩素系漂白剤を使う時と同様にまずは窓と扉を開けて換気をします。塩素漂白剤に比べると安全性は高いですが、それでも換気は必要です。

2
お湯、重曹、クエン酸を混ぜ合わせる

40℃程度のお湯500ml重曹:大さじ2杯クエン酸:小さじ1杯を溶かす。

3
先ほどの液体を霧吹きに入れ、該当箇所に吹きかける。

先ほど作った液体を霧吹きに入れてカビの生えた場所に吹きかけます。その後2~3時間ほど放置します。

4
該当箇所を洗い流す

2~3時間ほど放置したら水で綺麗に洗い流しましょう。最後によく水気を乾かしたら完了です!

以上パッキンのカビを落とす3つの方法でした!頑固なカビには1つ目のティッシュを使ったお掃除方法や2つ目の片栗粉を使ったお掃除がおすすめです。逆に普段から手入れをしていたりカビがそこまで進行していたりしない場合には3つ目の重曹+クエン酸のお掃除方法がおすすめです。ぜひ汚れ具合やお好みに合わせて、方法を選んでお掃除をしてみてくださいね♪

お風呂のパッキンを掃除するのに役立つアイテム3選

お風呂のパッキンは意外と細かいところにあるので、お掃除がしづらいですよね。便利なお掃除グッズを使って、お掃除をもっと簡単にしちゃいましょう。

細かいところのお掃除に便利なブラシ

上の2つのお掃除方法では、細かいところを磨くために「歯ブラシ」が登場していました。しかし、歯ブラシでも届かないような汚れもありますよね。細かい部分のお掃除におすすめの、少し変わったブラシを紹介します!それがこちら。

レック ノズル&すき間クリーナー

おすすめ 商品

商品画像
レック トイレ用 ノズル & すき間 クリーナー

トイレのノズルや小さな隙間をお掃除するためのブラシです。真ん中あたりに、半月型の黄色いスポンジが付いていて、先端には小さなブラシと、反対側にはヘラが付いています。あまりにも変な形なので、お風呂掃除でどんな風に使うのか想像できないって声が聞こえてきそうです。というわけで、実際にこのブラシでお風呂の扉をお掃除している様子を動画でご覧ください!

お掃除しているのは、水垢洗剤「茂木和哉」を開発したことで有名な茂木和哉さんです。洗剤のプロも愛用する商品なんですね。

パッキン用のカビ取り洗剤を使うのもアリ

今回は、塩素系漂白剤を使ったお掃除方法を紹介しましたが、パッキンのカビを落とすのにぴったりの特別な商品もあったので紹介します!

カビトルデス

おすすめ 商品

商品画像
カビトルデスPRO 強力ジェルタイプ 防カビ効果約1ヶ月 150g

カビトルデスは高粘度のジェルが密着して、カビを落としますというものです。また、液だれする心配がないので、天井や壁など目より高い位置のカビをお掃除するときにも安心して使うことが出来ます。さらにジェルは赤く色づいているため、流し忘れることもありません。1ヶ月近く続く防カビ効果も魅力の1つですね。

カビキラー

おすすめ 商品

商品画像
カビキラー カビ取り剤 ゴムパッキン用カビキラー ペンタイプ 100g

こちらは一般的なスプレー型とは異なり、ペンタイプのため持ちやすく、細かいところにも塗りやすいのが魅力です。ジェルを塗って15〜30分ほど放置した後、水拭きするだけでカビを除去することができます!とてもお手軽なので、お風呂のパッキンだけでなく、リビングや寝室の窓に生えたカビのお掃除にもおすすめです。ティッシュや片栗粉なしで、すぐにパッキンのお掃除ができるのは魅力ですね。

パッキンにカビが生える3つの条件と除去しにくい理由

まずは、パッキンにカビが生えてしまう原因を知りましょう!また、ゴムパッキンならではのカビの特徴も紹介します。

カビが生える3つの条件

先述した通り、カビは

・温度
・湿度
・汚れ

の3つが揃った時に一気に繁殖します。ではそれぞれの条件を具体的に見てみましょう!

温度

温度は20〜30度の時、カビがどんどん繁殖するようになります。浴室ではお湯を使うので、温度が上がりがち。家の中の他の場所よりもずっとカビが喜ぶ環境になるのです。

湿度

湿度は60%を超えると、カビが生えやすくなります。では浴室内の湿度はどれくらいになるのかと言うと、なんとお風呂に入っているときには湿度が90%にもなるのです!使っていないときでも65%以上になっているとか。これはカビも大喜びするジメジメさですね。

汚れ

カビにとって汚れは栄養分。お風呂に溜まった皮脂汚れや石鹸カスが、カビを育んでいるわけです。しかもゴムパッキンは、ちょうど汚れが溜まりやすい場所。浴室内でも特にカビが成長しやすい環境なんです!

ゴムパッキンにカビが生えやすいのは、温度・湿度・汚れのちょうど3つの条件が揃っているから、ということですね。

パッキンのカビはなぜ頑固なの?

ゴムパッキンに生えたカビは、排水口など他のところに生えたカビに比べて、かなり頑固です。その理由はゴムパッキンが柔らかいことにあります。例えばプラスチックに生えるカビと、ゴムパッキンに生えるカビでそれぞれを例えると、金属の塊に釘を打つのと、豆腐に釘を打つようなものです。豆腐の方が釘がどんどん奥に刺さっていきますよね。

ゴムパッキンの奥深くにまで根を張ったカビは、表面を軽くこすったぐらいでは、びくともしません。お掃除するときには、しっかり時間をかけてカビの根っこまで綺麗にする必要があります!お風呂のパッキンのカビには、お掃除のプロも悩まされているなんて話もあるぐらいです。

そこで「ユアマイスター」では、お風呂クリーニングのプロに「プロのお掃除業者さんでも落とすことが難しいお風呂の汚れはありますか?」と聞いてみました!たくさんのプロの意見の中から、一部を紹介します。

おそうじ革命 奈良学園前富雄店さん(奈良県)

お風呂の壁や床の素材によっては水あかを除去しにくいものがあります。また、パッキン(コーキング)に深く浸潤したカビ汚れは黒ずみが完全に除去できないことがあります。

ハウスクリーニング町田さん(東京都)

しつこいカビは取れない場合があります。

やはりお掃除のプロでも、ゴムパッキンの汚れを落とすのは大変なのですね。自分でお掃除するのが大変なのも納得です。このように「ユアマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。自分でお掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!

アスクマイスターはこちらから

パッキンのカビを予防するための4つの工夫

パッキンのカビが綺麗になったら、そのピカピカな状態を長持ちさせるためにこれから紹介する4つのことをやってみてください。

お風呂上がりに50度のお湯をかける

なんとカビは50度のお湯を浴びると死滅するのです。お風呂上がりにササッと熱めのお湯を浴室全体にかけるだけで、カビが予防できます。カビが死滅するだけでなく、壁や床に溜まった汚れを流すことができるので、お風呂を清潔に保つことにも繋がります。

換気をする

お風呂の湿度を下げるためには、やはり換気が大事。窓を開けたり、換気扇を回したりして、なるべく湿気を逃がすようにしましょう。できれば1日中換気をしておきたいところです。

お風呂の水を切る

お風呂から上がる時、浴室の壁には水滴がついていますよね。その水滴がお風呂の湿度を上げ、カビが生える原因の1つになっています。そのためお風呂から出るときには、壁や床の水を切るようにしましょう。水切りワイパー(スクイージー)を使えば一瞬です。

水切りワイパーを持っていないという方は、こちらの記事で紹介しています!水分を集めることができたり、可愛いデザインだったり、いろいろな種類があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

2週間に1度お掃除する

綺麗な状態を保つためには、こまめなお掃除が重要です。お掃除といっても、カビ取り剤をスプレーして、時間を置いてから流すだけのとっても簡単なもの。これは、洗剤のプロである茂木和哉さんが実践するやり方なんです!試してみる価値ありですね。

まとめ

今回は、お風呂のゴムパッキンのカビを落とす方法を紹介してきました!今回紹介した塩素系漂白剤とティッシュ、または片栗粉を使って、ぜひお掃除してみてくださいね。パッキンのお掃除に役立つ便利グッズも紹介しました。お掃除するときに役立つこと間違いなしです。

またカビを予防するには、カビが生えやすい温度・湿度・汚れの条件を揃えないこと!小さな工夫の積み重ねが大切です。カビがない、ピカピカなパッキンを目指しましょう!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がYOURMYSTAR STYLEに還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。


口コミ80,000件以上
しつこい水垢はプロにお任せしませんか?
お風呂掃除は毎回しっかりしているはずなのに、カビや水垢などがとれない。ゴムパッキンの汚れやヌメヌメも残ったまま。そんな汚れもユアマイスターのプロの依頼すればキレイになります!専用の道具や洗剤、プロの技でお風呂場をスッキリしませんか?保障付きだから安心して依頼できます。
お風呂クリーニングの相場
13,000 円(税込) 〜

お住まいの地域から選ぶ