洗濯機の排水口掃除の仕方を解説。排水ホースや排水トラップの外し方や掃除方法、パイプユニッシュや重曹&クエン酸を使った排水口掃除のやり方をまとめました。また、「掃除頻度は?」「汚れの原因は?」「掃除をしないで放置するとどうなる?」などの気になる疑問点についても解説します。
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洗濯機の排水口汚れの原因は?放置するとどうなる?
洗濯機の排水口が汚れてしまう主な原因は、「洗剤カス」「衣類についた垢や泥」「髪の毛や糸くず」です。これらの汚れを放っておくと下記のようなことがおきてしまいます。1ヶ月に1回くらいの頻度を目安に掃除をしましょう。
・洗濯機の脱水中にエラーが出る
・洗濯機の排水口から悪臭がする
・排水が逆流する
洗濯機の脱水中にエラーが出る
排水口に汚れが溜まると脱水中に排水がうまくできず、洗濯機が異常を感知してエラーになってしまいます。完全には排水口がつまっていない場合はエラーが解消されることもありますが、同じようなエラーが何度も出る場合は、排水口のつまりを疑ってみましょう。
洗濯機の排水口から悪臭がする
排水口の汚れが溜まりつまると、排水トラップの水がなくなったり、水そのものが腐敗したりして悪臭を放つようになります。洗濯機を使っていて少しでも異臭を感じた場合は、排水口のつまりを確認しましょう。
排水が逆流する
排水口が汚れでつまると、排水が外へ流れないため逆流してくることがあります。少しでも水が漏れていることに気づいた場合は、排水口のつまりを疑いましょう。
洗濯機の排水口掃除前の準備
・洗濯機のコンセントを抜く
・水道の蛇口を締める
洗濯機の電圧は非常に高く危険です。排水口掃除をするときは、洗濯機の電源を切り、念のためコンセントを抜いて感電予防をしましょう。
また、水道の蛇口を締め忘れていると、洗濯機を動かした際に給水ホースが外れ、周囲が水に濡れてしまう原因になります。必ず蛇口を締め、水が出ない状態にしておきましょう。
洗濯機の排水ホースの外し方と掃除の仕方
掃除頻度:1ヶ月に1回程度
所要時間:1時間程度
用意するもの
・塩素系漂白剤または漂白剤
・歯ブラシのような細いブラシ
・じょうろまたはやかん
・バケツまたは洗面器のような桶
・ラップ
・輪ゴム
・ゴム手袋(あると便利)
手順
まずは排水ホースを取り外します。中に残っている水が流れ出ることがあるので注意しながら外しましょう。
洗濯機の排水ホースに、漂白剤を水で50倍ほどにうすめた液を入れましょう。じょうろまたはやかんに入れるとこぼれづらくなります。作業中は必ず換気を行いゴム手袋も忘れずにつけましょう。
洗濯機の排水ホースの口にラップをかぶせませてゴムで留め、30分ほど放置します。その後排水ホースをシャカシャカ振って汚れを落としましょう。
中の汚水を流したら、さらにホースの中を2〜3回ほど水で洗い流して完了です。このとき、ホースの先端の汚れが気になる場合は、歯ブラシなどでこすり洗いしましょう。
下記の記事ではより詳しい手順やつけおきでの掃除方法も紹介しています。気になる方は合わせてチェックしてみてくださいね。
洗濯機の排水トラップの外し方と掃除の仕方
掃除頻度:1ヶ月に1回程度
所要時間:30分程度
用意するもの
・バケツまたは洗面器のような桶
・バスマジックリンなどの洗剤
・歯ブラシ・ゴム手袋(あると便利)
手順
洗濯機の排水口は主に3つのパーツに分解できます。洗濯洗剤などが流れる場所なのでかなりヌルヌルしています。ゴム手袋を付けて、順番に取り外していきましょう。
排水口トラップや蓋など3つのパーツをバケツに移して洗います。黒ずみなどが付いている場合はバスマジックリンなどの洗剤と歯ブラシで汚れを落としましょう。
ビフォーアフターはこんな感じ。全体にこびりついていたカビやぬめりがスッキリきれいになりました!
パーツを元に戻したら排水口のお掃除は完了です。このとき、水が溜まっている状態が正常で、水が入っていないと下水の臭いがあがってきてしまうので気をつけましょう。
注意
排水トラップを戻すときは必ず水を入れてロックをかける。ロックをしないと臭いや水漏れの原因になります。
【洗剤別】洗濯機の排水口掃除の仕方
1. 【パイプユニッシュ】洗濯機の排水口掃除の仕方
2. 【重曹&クエン酸】洗濯機の排水口掃除の仕方
ここからは排水口の掃除の仕方を、上記の2通りに分けて解説します。
1. 【パイプユニッシュ】洗濯機の排水口掃除の仕方
掃除頻度:1ヶ月に1回程度
所要時間:40分程度
手軽さ:★★★
洗浄力:★★★
パイプユニッシュは、排水口や排水管の汚れ・臭いの原因となる髪の毛やヘドロ汚れを分解し、詰まりや臭いを解消・防止する商品です。非常に強力な薬剤であるため、使用には注意が必要ですが、排水口に注ぐだけで簡単にお掃除できるのでおすすめです。
用意するもの
・パイプユニッシュ
・コップ
・ゴム手袋(あると便利)
手順
1
排水口にパイプユニッシュを4~5メモリ分入れる
排水ホースと排水トラップを外したら、排水口にパイプユニッシュを4~5メモリ分入れましょう。30分ほど放置すると溜まった汚れを溶かしてくれます。
POINT
商品の裏面に使用方法が記載されています。用法や使用量を守って使いましょう!
排水口にパイプユニッシュを入れて30分が経ったら、何回かに分けてコップなどを使い水を流しましょう。外したパーツを元通りにつければ完了です。
パイプユニッシュ パイプクリーナー 液体タイプ 800g×3本 パイプ掃除 排水口
2. 【重曹&クエン酸】洗濯機の排水口掃除の仕方
掃除頻度:1ヶ月に1回程度
所要時間:20〜30分程度
洗浄力:★★☆
手軽さ:★★☆
重曹とクエン酸を使った洗濯機の排水口掃除の方法もおすすめです。ひどい汚れは落とすのが難しいですが、人体への刺激を抑えて掃除ができます。
手順
排水ホースや排水トラップを外したら、排水口に重曹を1カップをふりかけて10分ほど待ちます。
お湯(1カップ)にクエン酸(小さじ2)を溶かして、排水口に注ぎます。クエン酸の代わりにお酢を使っても構いません。お酢の場合は重曹の半分ぐらいをかけましょう。
泡が出てきた状態を10~30分ほど放置したらお湯を流します。これだけで少しの汚れなら落とすことができます。外したパーツを元に戻したら完了です。
NICHIGA(ニチガ) 国産重曹1kg 重炭酸ナトリウム/炭酸水素ナトリウム
シャボン玉 クエン酸 掃除 300g 水アカ 黄ばみ ナチュラルクリーニング
洗濯機の排水口掃除は業者に依頼するのもおすすめ!
排水トラップがない場合や、洗濯機の真下に排水口があり外せない場合、掃除してみたけどつまりが解消しない場合など、自分では難しいと思った場合は業者への依頼を検討しましょう!
マンションなど他の家との共有部分がある場合、まずは管理会社に連絡してください。建物の設備が原因の場合、管理会社から業者を手配してくれることもあります。
自分で業者を手配する場合、地域の水道設備業者に依頼するか、広告などで見かける水周りの修理業者に依頼することになります。地域の水道設備業者なら、市町村が指定工事店にしているところを選ぶと安心です! 全国対応の修理業者は、出張費用がかさんでしまい余計に高額になることもあるので注意しましょう。
業者さんに排水管洗浄をしてもらうと、業者さんによりますが費用は17,000~25,000円ぐらいが目安です。その分かなりキレイになるので、大掃除のときなどは頼んでみるのはありですね。
ユアマイスターでは、洗濯槽・洗濯機のクリーニングをプロにお願いすることができます! 洗濯機の中の見えない汚れやカビまできれいに掃除してもらえるのでおすすめです。詳しい情報は以下のリンクから見ることができるので、洗濯機の臭いが気になっている方などは、ぜひ一度チェックしてみてください。
実際にこのような嬉しい声も頂いているので、口コミも一緒にチェックするといいですね!
事前の確認で、できる事や当日様子をみてオプションの追加が可能な旨など、事前の連絡もスムーズで丁寧でした。当日も、清潔感のある方が担当して頂き、丁寧な養生で汚れ具合の確認も仕上がりの確認もしっかりして頂き、凄く綺麗になりました。ホコリが信じられない位溜まっていて、ビックリしましたが綺麗になって、臭いも無くなり凄く満足です。
こちらの記事では、
自分で行う洗濯機クリーニングとプロが行う洗濯機クリーニングを実際に比較してみて、どちらの方がいいのかを検証しています。ぜひ参考にしてみてください!
洗濯機の排水口をキレイに保つ方法3つ
・お風呂の残り湯の使用を控える
・洗濯機の糸くずフィルターやゴミ取りネットをこまめに掃除する
・洗濯槽を掃除する
ここでは、洗濯機の排水口の汚れを予防する方法を上記の3つに分けて解説します。
お風呂の残り湯の使用を控える
お風呂の残り湯には皮脂や雑菌、髪の毛などが含まれているため、洗濯に使用すると排水口や排水ホースが汚れやすくなります。排水口の汚れを防ぐためには、残り湯での洗濯はできるだけ避けましょう。
洗濯機の糸くずフィルターやゴミ取りネットをこまめに掃除する
糸くずフィルターやゴミ取りネットにゴミが溜まったままの状態だと、あふれたゴミや糸くずがそのまま排水口に流れてしまい、それが排水口の汚れの原因になります。フィルターやネットのゴミはこまめに取り除き、キレイにしておきましょう。
洗濯槽を掃除する
洗濯槽をきちんと掃除すると、洗濯機の汚れも少なくなりゴミも溜まりにくくなります。掃除頻度は1ヶ月に1回ほどを目安にしましょう。以下の記事では、洗濯槽掃除の方法を4つ紹介しています。自分に合った掃除方法を選んで、洗濯槽をきれいにしましょう!
プロの意見は?
ここまで排水口をキレイに保つための方法を紹介してきました。ちなみにプロはどのように考えているのでしょうか?「ユアマイスター」では、エアコンクリーニングのプロに「 洗濯機の排水口の臭いや詰まりを予防するために自分で日頃からできるお手入れの方法はありますか?」と聞きました!
おそうじ革命 柏豊四季店さん(千葉県)
排水口や排水トラップは1ヶ月に1回のお掃除をオススメします。排水口から臭いを吸い込み洗濯物にしみつく可能性があります。また、糸くずフィルターやネットは洗濯の度にお掃除した方が良いのですが、洗濯槽の内部に固形の汚れがつきやすくなります。 すすぎ回数を増やしたり、洗濯槽洗浄機能を使用し流してから洗濯すると詰まりが解消する場合もあるようです。
丸山リペアサービスさん(愛知県)
排水口の詰まりの要因として考えられる事は洗濯物のポケットに入っていた小銭やヘアピンなどが考えられます。洗濯や脱水の時に中に異物が入り込み、ソレが排水口へ流れると異物に糸くずが纏わり着いて詰まりの要因になる事があります。排水口のお手入れは半年に一度程度、中の排水トラップを取り外し異物の除去、水垢のヌメリを清掃すると水捌けも良くなります。 排水時にゴボゴボと排水ホース内を水が流れる音がする状態がベストです。
排水口や排水トラップの掃除は1ヶ月〜半年に1回は行ったほうがいいそうです。掃除をすることで、詰まったり、ヌメりがついたりすることがなくなるので、安心して洗濯機を使うことができますね。
洗濯機の排水口掃除のQ&A
Q1. 洗濯機の排水口のお掃除頻度は?
A1. 月に1回を目安に掃除をしましょう
洗濯機の排水口の掃除頻度は月に1回ほど。2か月以上放っておくと汚れが少しずつ蓄積し、トラブルの元になることがあります。できるだけこまめに掃除して汚れを防ぎましょう!
排水口の掃除だけでなく、洗濯槽の掃除頻度についても気になりますよね。「ユアマイスター」では、洗濯槽・洗濯機クリーニングのプロに「 洗濯槽のクリーニングはどのくらいの頻度で業者さんにお願いした方が良いでしょうか?」と聞きました!
おそうじ革命 福岡大野城店さん(福岡県)
1年に1度の内部クリーニングを推薦しておりますが、使用回数、環境、日常のお手入れ状況によって変わりますので、クリーニングした時に次の実施時期を相談されるとよいと思います。 またいやなニオイや洗濯物に汚れカス(薄茶色のような)が付着するようになるとクリーニングは必要です。
プロの答えによると、最低でも年に1回は洗濯槽のお掃除をしたほうが良さそうですね。また、嫌な臭いがしたり、洗濯物にカスがついていたりした場合はすぐに掃除が必要なようです。異変に気づいたらすぐに洗濯機の掃除をしましょう!
Q2. 洗濯機の排水口のパーツが取れないときはどうする?
A2. マイナスドライバーを使ってみるのがおすすめです
洗濯機の排水口のパーツが取れない場合は、マイナスドライバーを使ってみてください。汚れが溜まっていたりして、パーツが取れない場合は、突起物にマイナスドライバーを押し当てながら回すと、取り外しやすくなるはずです。
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※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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