更新日 :2023年07月25日

ネズミの嫌いな音とは？音を使う駆除のメリットとデメリット

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天井裏からネズミの足音がした、キッチンでネズミのフンを発見した…。ネズミの存在を感じたときにはすぐにネズミを退治したいですね。

ネズミが家に住みついてしまうと人間の健康に被害を及ぼしたり、家屋や家具に被害を与えることもあります。ネズミは繁殖力も高いため早めの対処が必要です。ネズミを駆除することになりますが、トラップを仕掛けたり、薬剤を使ってネズミを駆除することは素人ではなかなか大変です。

まずはネズミの嫌いな音でネズミを追い出す方法を試してみましょう。音で撃退を狙うメリット・デメリットと、音をネズミ対策に使う方法について解説します。

1 ネズミの嫌いな音とはどんな音？
2 ネズミを音で退治するメリット・デメリット
3 音を使ってネズミを撃退する方法
4 ネズミ退治用のおすすめ超音波器3選
5 まとめ

ネズミの嫌いな音とはどんな音？

ネズミは優れた聴覚を持っており、人間が聞き取れない音も聞くことができます。ネズミの苦手な音を流すことで、罠や薬剤を使わずにネズミを家から追い出そうという狙いです。

周波数の高い音

人間は一般的に20kHz未満までしか聞こえないのに対し、ネズミはかなりの高音域まで拾えます。人間には聞こえない24kHz～45kHzくらいの高い音を出すとネズミにとっては不快な音になるため、退治に使えると考えられます。

天敵の鳴き声

体の小さなネズミは自然界にいる肉食動物が天敵です。ネズミは敵の鳴き声に敏感で、実際に姿が見えなくても鳴き声に反応して逃げ出す可能性があります。ネズミの天敵であるフクロウ・タカ・ワシなどの鳴き声を流すという方法もあるでしょう。

ネズミを音で退治するメリット・デメリット

ネズミをネズミの嫌いな音で駆除する方法にはメリットとデメリットがあります。

メリット

人への影響が少ない

一般的なネズミの駆除剤である毒餌や燻煙剤を使わないため、小さなお子さんやペットが誤って毒餌を食べてしまったり、燻煙剤の臭いで気分が悪くなることを避けられます。

ネズミの死骸を処理しなくていい

毒餌やトラップなどを使うとネズミの死骸の処理が必要になります。死骸が屋根裏などで発見されると処理が大変です。ネズミの嫌な音を流すことでネズミを追い払うので、死骸を見ることがなく、精神的な負担もありません。

手軽にできる

ネズミが出るたびにトラップを仕掛けたり、駆除剤や毒餌の散布方法などの知識を必要としないため、簡単に設置できます。音を出すグッズを置くだけなので、屋根裏や床下などでも設置が簡単です。

デメリット

ネズミが戻ってくる可能性がある

音を使って退治する方法はネズミを一時的に追い払うだけなので、ネズミの好物のエサがある場合や巣ができてしまっている場合はまた戻ってくる可能性もあります。

ネズミが音に慣れて効果がなくなる可能性がある

同じ音を聞き続けるとネズミが音に慣れてしまい、効果が薄れる場合があります。定期的に周波数を変える、音を変えるなどの対策が必要です。

周波数によってはペットの体調に影響が出る

犬や猫、ハムスターなども聴覚が優れているため、超音波で体調が悪くなる可能性があります。ペットを飼っている場合は注意が必要です。

全てのネズミに有効ではない

ネズミの中には音を気にせずに生活をするネズミもいます。また、ネズミによって苦手な音域が異なることもあり、全てのネズミに有効とは限りません。

音を使ってネズミを撃退する方法

「超音波器」を使う方法と「アプリ」を使う方法の2種類の駆除方法をご紹介します。

超音波器を使う

超音波器はホームセンターやインターネットで購入することができます。価格は1,000円台が目安。ネズミを追い払いたい場所に設置しましょう。

設置時の注意点

超音波器は商品によって効果範囲が異なります。設置したい場所の広さに合わせて超音波器を選びましょう。効果範囲が狭いものの場合はいくつか台数を置きます。また、コンセントタイプと電池式があります。コンセントのない屋根裏や床下に設置をしたい場合には電池式がおすすめです。

アプリを使う

スマートフォンのアプリには動物を撃退する音を流すアプリがあります。アプリでは超音波やネズミの天敵であるタカやフクロウの鳴き声を出してネズミ対策をします。超音波の周波数を自動で変えたり、超音波と合わせて動物の鳴き声を流すことができるアプリなどもあるので、試してみるのもおすすめです。スピーカーに接続して使うと広範囲に響きますよ。

ネズミ退治用のおすすめ超音波器3選

まとめ

ネズミを追い払うためにネズミが嫌いな音を使う方法は、設置するだけなので手軽です。ただし、ネズミが音に慣れてしまったりすると、効果が一時的なものになってしまう場合もあります。ネズミが音に慣れないように工夫して音を使っていきましょう。また、ネズミはエサがあると戻ってきてしまうので、ネズミのエサとなるようなものを置かないことも大切です。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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