車のドア傷を自分で修理!早めの対処で愛車をサビから徹底的に守る!
車の傷。
大変デリケートな問題で、少しのかすり傷程度でも目立ってしまいますよね。
特に多いのは、ドア部分の傷。ドアを開けたときに他の車にぶつけたとか、バックして入庫する際に壁に擦ってしまったなどよくある話です。
そんなときに「修理に出さないと!」と考えていませんか?実は、道具さえ揃えれば、自分で直すことができるんですよ!
目次
車のドアの傷の原因は?
まずは車の傷についておさらいしましょう。今回のテーマはドアなので、ここに付きやすい傷をピックアップ。
主な原因や特徴を書き出していくので、思い当たる節はないか考えてみましょう。
ある程度のあたりが付けられれば、次回からの防止に繋がりますからね。
今まで車の傷について関心が無かった人も、これを機にチェックしてみましょう!それではどうぞ。
引っ掻き傷
特徴
ドアの取っ手部分。手を入れる場所に付きやすい傷ですね。主な原因は私たち、人間の手です。
当然ですが、ドアを開ける際はどうしてもこの部分に手を入れますよね。その時少しずつ削れていくのですが、他の傷とは違い頻度が半端ないんです!!
それもそのはず。家から出掛ける際に1回。家に帰る時に1回。その他移動があればその分だけ傷が付き、回数を数えることはもはや不可能。
特に白い車ほど目立つ傾向にあるので、今一度チェックしてみましょう!
意外と簡単にケアできる?
実はこの引っ掻き傷。意外とあっさりケア出来るんです。後半に引っ張るほどの事でもないので、ここでご紹介しておきますね♪
方法と仕組み
用意するものは、シール剥がしと拭き取り用のタオルだけ。やり方も簡単で、引っ掻き傷にシール剥がしを吹き付けタオルで拭くだけ。
実はこの方法、傷を無くしている訳ではないんです。目立つ原因は溜まった汚れにあるので、それを取り除いてあげただけ。
それでもかなり綺麗になるので、気になっていた方はぜひ一度お試しくださいね!
擦り傷
特徴
冒頭でもちょっとだけお話した、何かに擦れたときに付く傷ですね。
特徴としては、細い線のような傷跡が残っているはずです。一方で、激しく擦ってしまった場合は、広い範囲に擦れた跡がみられます。
ホコリや砂がのった状態で洗車をしたり、入庫のときに擦れるのが一般的。この他にも、運転中の草木や縁石などが原因となることもありますね。
他の車が擦れてできた傷の場合、相手の塗装が付いているだけというケースもあります。
手で触った時に盛り上がっているか、凹んでいるかで判断することもできますよ!
自分でも直せるの?
傷の程度によっては、自分で道具を用意して直すこともできます。しかし、範囲が広かったり傷が深かったりすると、プロにお願いした方が賢明です。
お金は掛かってしまいますが、下手に手を出して悪化させるよりはずっとマシ。
この後にご紹介する方法を一度読んで、ある程度の判断をつけてみましょう!
ドアパンチされた傷
特徴
ドアパンチとは、車のドアを開けるときに隣の車にぶつけてしまうこと。
ドアを開けたタイミングで強風にあおられた場合や駐車間隔が狭い状況で、ドアパンチは起こりやすいのです。
ドアパンチされたら?してしまったら?
わざとではなくても、自分の車のドアに凹み跡ができると、悲しいですよね。
ドアパンチした相手がわからないなら、警察と保険会社に連絡しましょう。
車両保険の内容によっては、相手を特定できなくても修理代を補ってもらえる場合があります。
逆に自分がドアパンチしてしまった場合は、相手に謝罪し、警察と保険会社に連絡しましょう。
どちらの場合も傷の部分を写真に撮っておくと、後々のトラブルを防ぎやすくなります。
自分でできるドアパンチ対策は?
隣に駐車されないようにするのが、最善の対策です。
少し面倒になりますが、お店の入口から遠い場所に停めるのがおすすめ。
どうしても車の隣を避けられない場合は、駐車スペースの広い場所やスライドドアの車の隣に停めると、ドアパンチされるリスクを減らせます。
でも、自分がドアパンチしてしまうかもしれないため、慎重に開閉してくださいね。
また、ドアの長い車や大きな車の隣は避けたほうがよいでしょう。
天候や風の状況もチェックしておいて、風下の場所への駐車は避けるのが無難です。
車のドア傷を放置してしまうと?
えードア傷修理するの少し面倒くさいな〜
なんて思っているあなた、放置すると2つの嫌なことが起こってしまいます…。
サビが発生する
基本的に、車の表面は塗装自体にサビができにくいような加工がされています。
しかし、傷によって塗装が剥がれると、防サビ効果が落ち、車がサビてしまうのです。
これだと見た目も良くないですよね…!
修理代が高くなる
ただの傷であれば、簡単に修理できますが、サビてしまった場合、修理費用が高くなります。
放置してなければ安く済んだはずなのに…なんてことにならないようにしましょう!
事故に発展する可能性も
また「安全面」でもマイナスなことがあります。
小さな傷だと思っていたものが、長年の使用で大きくなり、車の破損にもつながるのです。
もし運転中に車が破損した場合、大事故に発展するかもしれません…!
車のドアの傷に使うアイテムは?
車のドア傷を補修する気になったところで、実際に傷を補修していきましょう。
まずは道具の解説から行なっていきます!
コンパウンド
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コンパウンドは、車体についた傷口を滑らかにするための研磨剤。
「混合物」という意味で、様々な粒子の細かさがあるので、車の微細な傷でもキレイに整えることができます。
リキッドタイプとペーストタイプという2種類があり、それぞれのメリット・デメリットは下の表にまとめました!
また、粒子の大きさにも様々なタイプがあります!
目立つ傷→粗い研磨剤
で使い分けていきましょう!
タッチアップペン
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タッチアップペンは、小さな傷部分などに塗るための塗料のことです。
一般的な筆塗りタイプ以外にもスプレータイプもあり、色も車に応じて選ぶことができます。
また、タッチアップペンのハケは、様々な太さがあるんです!
大きい傷→太いハケ
を選ぶようにしてくださいね♪
耐水ペーパー
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水をつけて使うことができるヤスリのようなもの。傷の部分をならす時に使います。
#の後についた数字が示すのは目の粗さ。この値が大きいほど粒子が細かいという意味を表します!
車のドア傷を自分で直せるか判別する方法
パッと見ただけではよくわからないなら、ドア傷の部分に水をかけてみましょう。
目立たなくなったら、その傷は浅いので、自分で直すことができます。
しかし、水をかけても消えない傷は深いので、直すのは難しいです。
そのため、深い傷はプロに修理してもらうのが安心で確実ということになります。
車のドア傷を自分で修理!
さて、必要な道具を確認したところで、実際にドア傷を自分で修理していきましょう!
・タッチアップペンで修理する
の2つの方法があります。
コンパウンドで修理する
傷が浅いときは、コンパウンドを使って修理を行いましょう。
まずは洗車から行う
一刻も早く傷を直したい気持ちがあるかもしれませんが、最初にしっかりと洗車する必要があります。
汚れが残っていると、わずかな石やほこりがかえって車を傷つけてしまう可能性があるからです。
洗車が終わったら、濡れたスポンジにコンパウンドを付けて作業を行なっていきましょう!
詳しいやり方はこちらの記事に載っています!ぜひチェックしてください!
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タッチアップペンで修理する
タッチアップペンは、コンパウンドでも補修できないような深い傷を扱う際に役立ちます。
まずは、コンパウンドと同じく洗車しておきましょう。
また、傷からはみ出してもいいように、事前にマスキングテープを貼っておくとより安心です。
ここまできたら、実際に作業を行なっていきます!
詳しいやり方はこちら!写真付きで徹底解説していますよ♪
あわせて読みたい
車のドア傷をできないようにするには?
車のドアに傷が付くのを、完全に避けるのは難しいです。
それでも対策方法はあるので、紹介します。
ボディカバーを付ける
車をすっぽりと覆うカバーで、自分の車を守ります。
出先では使いづらいですが、アパートやマンション、月極などの駐車場に停める際には有効です。
ドアディフェンダーを付ける
駐車しているの車のドアにケーブルを挟む、マグネットで貼りつけるなどの方法で、隣の車のドアが当たらないようにします。
カー用品店、ネット通販で購入できます。
ドアガードやドアエッジプロテクターを使う
強風のときなど、「隣の車にドアパンチしてしまうかも」と不安になることがありますよね。
そんな場合は、ドアエッジプロテクターやドアエッジモールがおすすめ。
ドアの角やぶつかりやすい場所に貼っておくことで、開閉時にドアが隣の車にぶつかるのを防ぎます。
ディーラーのオプションや、カー用品店、ネット通販で購入可能です。
まとめ
車ドアの傷は修理に出さずとも、自分で道具を揃えて直すことができます!
お金が無いとか、面倒臭いということで車の傷を放っておいたら、もっと大変なことになることも。
たまにはお休みの日に、自分の愛車を労ってメンテナンスをしてあげるのもいいかもしれないですね♪