■自宅で洗濯できる敷布団は水洗い可・キルティング加工されているもの
■敷布団の洗濯方法は手洗い・コインランドリー・クリーニングの3択
■敷布団を自宅で洗濯する時は浴槽にぬるま湯を張って踏み洗いする
皆さんが普段寝ている敷布団は一見キレイに見えますが、実は目に見えない汗・におい・ダニは確実に溜まっています。
前回敷布団を洗ったのはいつだったでしょうか?
その時から溜まった汚れは相当のものになっていると思います。
でも早速、敷布団を洗おうと思ったけどクリーニングは高そうだしなぁ…と感じる方は多くいると思います。
そうなんです、敷布団をクリーニングに出すと結構かかりますね。
じゃあ自分で洗おうとしてもなんか大変そう…そう思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は自宅・コインランドリーでの敷布団の洗濯方法をご紹介していきます!
さらに、自宅でも洗濯できる敷布団の見分け方から、大切なポイントまでお伝えしていきます。
目次
敷布団って、そもそもお洗濯するべきなのでしょうか?
実は、敷布団はいくら定期的に干したりと敷布団のケアをきちんと行っていても、何年も使っていれば、汚れが蓄積していきます。
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われていますし、毎日その汗が蓄積されていくと思うと…恐ろしいですよね。
また、子供がおねしょしたり、何かこぼしたり、と洗わなければならない状況に陥ることもあるはずです。
少なくとも年に1度は敷布団を自宅で洗うなり、クリーニングに出すなりすることをオススメします。
寝ている間にコップ1杯分の汗の汗をかくということを先ほど言いましたが、実は布団に隠れているダニも厄介なのです。
ダニはとても生命力が高い生き物。軽く洗濯したり、天日干しをするだけではあまり効果がありません。
ダニは私たちに、どんな害を与えるのでしょうか?
実は、ダニのフンや死骸は、アレルギーの原因になります。
これらが原因でアトピーや鼻炎、喘息になってしまう可能性があるんです。
特に赤ちゃんはまだ耐性が低いので、こうした症状が発症しやすいといえます。小さいお子さんのいるご家庭は、特に注意したいところですね。
そんな無敵に感じるダニたちですが、もちろん弱点はあります!
それは熱。ダニは50℃以上の熱に弱いのです。
あとでご紹介しますが、コインランドリーなどの乾燥機でしっかりと乾燥させてダニを撃退しましょう。
洗濯できる敷布団とそうでないものの見分け方は、まず洗濯表示を見ることから始まります。
ということで、まずは敷布団をくるんでいるそのシーツをザーーーッ!とはがしましょう。
はがしたシーツもしっかり洗うようにしてくださいね。
せっかく敷布団を洗濯しても、シーツが汚れていては全く意味がありません。
「シーツ洗濯の方法をご紹介!夏・冬の頻度は?汚れと一緒にダニも退治」を読んでシーツの洗濯頻度なども覚えておくようにしましょう。
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さて、敷布団の洗濯表示、出てきましたか?
洗濯表示をみて、コインランドリーで洗えるかどうかを確かめてみましょう。
自宅で手洗い、またはコインランドリーで洗える洗濯表示は、
の2つです。
手洗いのみ可となっている場合は、自宅の浴槽で手洗いし、洗濯機も可と書いてある場合はコインランドリーでも洗濯できます。
一方、
の場合はクリーニングに出すほかありません。
そもそもどの表示が何を表しているのかわからない!という方は「洗濯表示、進化したものと変わらないものをイラスト付きで完全網羅!」を見ながら表示をチェックしてくださいね♪
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羽毛、綿、ウール、ウレタンなど、敷布団には様々な素材があります。
洗濯表示を見れば洗濯できるかできないかはわかりますが、それぞれの素材を知っておくとさらに安心ですね。
手洗い
コインランドリー
クリーニング
ポリエステル
◎
◎
◎
羽毛
○
△
○
ウール
△
×
○
綿
△
×
○
ウレタン
×
×
×
キャメル
×
×
△
◎→良 ◯→可 △→推奨しない ×→不可
素材によって洗濯の可否をまとめるとこのような表になります。
基本的にポリエステルと羽毛は洗濯可能と思っておいてよいでしょう。
ウールや綿に関しては洗濯すると縮んでしまう可能性があるため、どうしても自分で洗いたい場合は手洗いにしましょう。
ウレタンなどの低反発素材や、キャメルなどの獣毛は基本的には洗濯不可となっています。
ここで紹介したものはあくまでも素材自体が洗濯できるかどうかという問題です。
外側の生地がシルクなどの洗えない素材の場合は、中の素材が洗えるものでも洗濯はできないので注意しましょう。
必ず洗濯表示を確認すること、わからない場合は布団を購入した店舗に問い合わせすることをオススメします。
いくら洗える素材でも、キルティング加工されていない敷布団は自分で洗濯できません。
キルティング加工とは、布団の裏、表の生地の間に、綿などをはさんでミシン縫いをする加工のことです。
中の素材が動かないので、洗濯しても布団が型崩れしにくいという利点があります。
キルティング加工されていなくても、洗う時に布団をしばるなどして中の素材が動かないように固定することはできますが、型崩れしないという保証はありません。
特にコインランドリーなどを使う場合は、中の素材が大きく偏ってしまう可能性があるので、自分で洗濯するのは控えましょう。
自宅で洗濯する場合は、浴槽で洗っていきます。
三つ折りにして洗いましょう。
自宅で洗う場合、準備だけでなく、干す日数も気にする必要があります。
自宅で手洗いする場合、脱水がきちんとできないため、敷布団を完璧に乾かすには2、3日はかかります。
生乾きの状態のままだとカビが発生する原因となってしまいます。
布団を洗濯する日から少なくとも3日間は晴れの日が続くように、事前に天気予報を確認してから洗濯する日を決めるようにしてください。
洗濯する時期としては、夏が一番オススメ。
気温が高く、日差しも十分にあるため、冬などに干すよりよっぽど乾きやすいのです!
洗濯する前に目立つような汚れがある場合は前処理しておきましょう。
布巾などに中性洗剤をしみ込ませ、汚れた部分を軽く叩くようにして拭き取ります。
カビが生えている場合は、「布団のカビ撃退にはエタノール!対処法を座布団・マットレス別に紹介 」を読んでカビを撃退してから洗濯しましょう。
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敷布団を自宅で洗うには一日中かかることを覚悟しておいた方がいいです。
そのため、洗濯する日は朝から取り掛かるようにしましょう。
・おしゃれ着用中性洗剤
・物干しざお
おすすめ 商品
組み立て式ですが、ネジや釘を使わずに簡単に組み立てることができます。
こちらは、20kgまでの重さのものを干すことができます。
つまり、布団が4枚分干せちゃうんです!
また、布団を干す枚数によって伸縮できるので幅を取りません。
布団だけでなく、毎日の洗濯干しとしても使うことができます!
ちなみに大きいバスタオルが4枚・シャツが30枚干せるので、大家族のご家庭でも安心して洗濯物を干すことができます♪
まずは敷布団の表面をシャワーで流してホコリを取ります。
ぬるま湯を浴槽に半分くらい貯めましょう。
目安としては折りたたんだ布団がスッポリお湯に浸かるくらいです。
そこに液体の中性洗剤をキャップ1杯分程度加えます。
ただ、布団の大きさなどによって使う洗剤の量は変わってくるので、洗剤の容器にある説明書をきちんと確認してから入れるようにしてくださいね。
洗剤液の中に折りたたんだ布団を浸けましょう。
浴槽のサイズに合わせて折りたたみますが、基本的には3つ折りくらいにすれば収まりきるはずです。
布団全体に洗剤液を行き渡らせるために、30分~1時間程浸け置きしておきましょう。
浸け置きした後は、足で踏み洗いしていきます。
最初に折りたたんだ面だけを踏んでいると一部分しか綺麗にならないため、全ての面をまんべんなく踏み洗いしていく必要があります。
普段干すときですら持ち運ぶのも一苦労の敷布団、水を吸い込むとさらに重たくなってしまいます。
踏ん張りすぎてひっくり返って頭を打つ…なんてことにならないように気を付けながら動かしてくださいね。
手伝ってくれる人がいる場合は布団を動かす時だけはなるべく協力してもらうことをオススメします。
全ての面を踏んだら、洗剤液が布団に溜まっていた汚れで黒っぽくにごっているはずです。
すすぎに移る前に汚れた水を全て捨てましょう。
この時も栓を防いでいる布団を持ち上げるのに力がいるので、助っ人を呼ぶようにしましょうね!
シャワーで表面を流しながら、再び浴槽に水を貯めていきます。
敷布団が浸かるくらい水がたまったら、洗った時と同じように足で踏んですすいでいきましょう。
洗剤の泡が目立たなくなるまですすがないとカビの原因となってしまうため、すすぎは少なくとも2回程繰り返すようにしましょう。
すすぎが終わったら水を捨て、敷布団を浴槽のフチにかけて脱水します。
無理に押したり踏んだりすると布団が傷ついてしまうので、できるだけ自然に水を切るのがオススメです。
脱水を速めるために、浴室の乾燥モードがあれば設定してください。
ない場合は、しっかりと換気をし、1時間程そのまま放置してから外に干します。
お風呂場からベランダなどに持っていく途中、どうしても布団から水が垂れてしまいます。
そのため、廊下などにバスタオルを敷いて、運ぶ前に道を作っておくと楽かもしれません。
物干し竿が2本ある場合は、敷布団を両方にかけ、M字干しにしましょう。
1本しかない場合は竿に何本か丈夫なハンガーをかけ、その上に布団をかぶせるようにしてかけるA字干しで対応できます。
風の通りを良くし、数時間ごとに裏表を返したり向きを変えたりして早く乾くように工夫しましょう。
日が暮れる前には取り込んで、椅子などにかけて室内で干しておきましょう。
翌朝、また同じように外で天日干ししてしっかりと乾かします。
敷布団はとても大きいため持ち運びに不便です。
しかし車などをお持ちの場合、家の浴槽で洗う手間を考えると、コインランドリーで洗濯する方が圧倒的に楽です。
何点か確認するだけで、敷布団のお手入れの手間を減らすことができます。
敷布団の素材を確認することも大事ですが、コインランドリーに敷布団を洗える機械が置いてあるのかという点を確かめておきましょう。
事前に確認しておくと、二度手間にならずに済みます。
店舗によっては洗濯のサポートをしてくれる係の人がいるところもあるので、どのコインランドリーに行くかを調べておくと良いかもしれません。
敷布団の洗濯の仕方は機種によって変わってきます。
洗濯~乾燥までが一台でできる一体型のものがあれば、布団専用の機械など様々です。
ここでは、洗濯と乾燥を別の機械で行う一般的な方法をお伝えします。
なお、お値段は布団のサイズや店舗によって異なりますが、洗濯~乾燥までやって2,000円前後には収まるはずですよ!
浴槽で洗う時と同様に洗濯する前に目立つような汚れがある場合は前処理しておきましょう。
コインランドリーで洗う場合、コインランドリーに着いてから忘れ物に気づくと相当な痛手です。
忘れ物には十分注意しましょう。
・紐
・おしゃれ着用中性洗剤
・布団用洗濯ネット
おすすめ 商品
布団は私たちが思っている以上に形を崩しやすいものです!
お手入れする際は、おしゃれ着用 中性洗剤を使いましょう。
カタチコントロール洗浄で着用の伸び・ヨレが整うため、洗うたび袖・首回りまでキレイになり、 毛玉・縮み・色あせを防ぎます。
長持ちしてほしいやお気に入りの衣類や、型崩れが気になるシャツなど、衣類のみならず、布団も形を崩さず洗浄します。
敷布団の大きさによって、使用するドラムのサイズを選びましょう。
シングルサイズの敷布団の場合は、15kg前後のドラムが目安です。
敷布団を縦長のロール状にします。くるくると丸め、数カ所を紐でしっかり結べばOKです。
ただし、乾燥機にかける前に紐を解かなければ上手く乾かすことができないので注意しましょう。
また、生地を傷めないようにするためにも、布団用の洗濯ネットに入れて洗濯することをおすすめします。
敷布団を含め、布団を洗濯する時の基本はおしゃれ着用の中性洗剤です。
中が羊毛や羽毛でなければ、通常の洗濯用の弱アルカリ性洗剤が使用可能。
しかし、布団を傷めないようためにおしゃれ着用の中性洗剤を使うことをおすすめします。
コインランドリーを回したら、終わるまで待ちます。
洗濯し終えた敷布団を、乾燥機に入れます。
乾燥機のサイズは、できる限り大きめのサイズを選びましょう。
小さい乾燥機を使用すると、時間がかかったり、乾ききらない部分ができてしまいます。
また、洗濯時に結んだ紐は必ず解いておいてくださいね。
敷布団は厚いので、最低でも1時間は乾燥してください。
乾燥後の布団は熱くて、多少濡れていても「乾いた!」と勘違いしがちなので、少し時間を置くなりして入念にチェックしましょう。
敷布団のコインランドリーを使った洗い方がわかってくると、掛け布団の洗い方も気になってくる方もいるかもしれませんね。
そんな方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
掛け布団の洗濯を3つの方法で紹介していますよ♪
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また、こちらの記事では自宅での羽毛布団の洗濯方法を解説しているので是非ご覧ください!
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自分で洗濯できるとは言っても、できれば敷布団の洗濯の回数は減らしたいところですよね。
そこで敷布団を汚れから守る予防法をいくつかご紹介します!
敷布団のマットレスにシーツやカバーをすることで、汚れ・汗・においが直接マットレスに付くのを防ぎます!
シーツやカバーの方が洗濯しやすいのでこまめに洗って、キレイを保ちましょう!
シーツやカバーをしたマットレスの上にさらに敷きパッドを敷くことで、より汚れ・汗・においが敷布団に付きにくくなります!
汗をしっかり吸い取るタオル生地、夏はヒンヤリ感のあるクール素材パット、冬にはあったか素材の敷パットなど多くの種類があり、季節によって使い分けやすいのも嬉しいポイント。
こちらも軽くて乾きやすいので洗濯に向いており、簡単にキレイを保つことができますね!
敷布団マットレスについているダニは掃除機をかけることで、減らすことができます。
シーツや敷きパッドを洗濯している間に掃除機をかけて、ダニ対策までしっかりと行っておきましょう!
ここまで自分で、敷布団を洗濯する方法をご紹介してきました。
しかし、やっぱり布団の洗濯は大変だし、面倒くさいと思う方も多いと思います。
そんな時はプロに洗濯を頼むのが、一番楽で布団をキレイにできる方法ではないのでしょうか?
ユアマスターではプロの布団クリーニングを12,800円でご紹介しています!
家やコインランドリーでは落としきれない汚れまでしっかり落としてくれて、抗菌や防ダニの加工まですることも可能。
家から配送するだけなので、お店まで持っていく必要もありません!
プロの布団クリーニングで隅々までキレイにしちゃいましょう!
もっと詳しく
敷布団を自分で洗濯する時に一番重要なことは素材の確認です。
洗えるのか洗えないのか、どの方法でなら洗っていいのかという点をしっかりと確認してから洗濯していきましょう。
自宅のお風呂で洗う方法は干す時間が多く必要なので、晴れが続く夏に行うのがポイント。
コインランドリーで洗う方法は慣れると自宅より楽で、乾燥機でダニまで退治できるので挑戦してみる価値はありますよね。
ただ、洗えない素材が多いというのも事実ですし、年に1回の出費、と考えればプロのクリーニングに頼む選択もいいと思います!
自分に合った方法で、敷布団をキレイにして、快適な睡眠をとりましょう!