■シーツの洗濯頻度は夏場は1週間に1度、冬場は2週間に1度が基本
■シーツを洗濯する時は洗濯機かコインランドリーで中性洗剤を使う
■洗濯したシーツはM字干し、またはコインランドリーで乾かすのも手
私たちの快適な睡眠を支えるシーツ。
日本人は、海外の人よりシーツを洗っていないって知ってましたか?
日本人のうちシーツを週に1回以上洗うのは、全体の4割であるのに対して、
アメリカでは6割、メキシコではなんと8割の人が洗ってるというデータもあります。
参考文献:National Sleep Foundation
「https://www.sleepfoundation.org/bedding-information/how-often-should-you-wash-your-sheets」
さすがにシーツの汚れが目立ったり、においが気になったりしたときには洗濯せざるを得ませんよね。
しかし、実際は汚れやにおいが目立っていない時からシーツは汚れているので、こまめに洗濯する必要があります。
シーツの汚れが、肌荒れやアレルギーの原因になっていることも。
前に洗ったのはいつだっけ、と思い出せない方も今すぐ洗いましょう。
そこで今回は、シーツの洗濯について紹介します。
目次
シーツは、なぜ洗う必要があるのでしょうか?
実は、私たちが寝ている間にかく汗に理由があるんです。
私たちは一晩の睡眠中にどのくらいの量の汗をかいているか、ご存知ですか? その量、なんと約300ml。とくに夏場などは、汗の量がさらに増え、疲労蓄積の原因になることもあるのだそうです。
引用元:ナムジム「睡眠中の汗が疲労蓄積の原因に?!汗の量もチェックしよう」
引用文からわかるように、わたしたちは寝ている間にもたっぷりの汗をかきます。
シーツは、その汗を吸収しているんです。
また、寝ている間に剥がれ落ちた皮膚やフケ・皮脂もシーツにたまって、それがにおいの原因になったりしますが、それだけではありません。
実は、汗やフケはダニ(特にチリダニ)を引き寄せるんです。
フケやアカ、汗1gで約300匹のダニが生息できます。
引用元:アース「ダニを知る」
ダニの死骸や糞はアレルギーの原因になることもありますし、中には人を噛むダニもいます。
やはり快適な睡眠には、シーツを定期的に洗濯するのが大切なんですね。
シーツを洗うべきであることはわかっても、実際にどのぐらいの頻度で洗ったらいいのかって、わかりづらいですよね。
人間は、暑い時ほど汗をかくので、夏と冬で洗うべき回数に違いがあります。
夏は、たっぷり汗を掻くので、1週間に1回は洗濯しましょう。
洗濯ができない場合には、シーツの替えを持っておくと良いですね。
冬は、2週間に1回ほどシーツを洗いましょう。およそ夏の半分です。
もちろん、1週間に1回でもOKですよ。
シーツもこまめに洗濯して、清潔に保つことが大切です。
いよいよシーツの洗い方を解説します。
シーツは、自宅の洗濯機で洗うことができます!
順を追って、洗い方を説明します。
洗濯を始める前に、洗濯できるかどうかを確認しましょう。
洗濯できない場合には、無理せずプロに任せましょうね。
シーツの隅には、ホコリがたまっていることが多いです。
ホコリがついたまま洗濯すると、洗濯後のシーツにもホコリが残ってしまうので、洗濯する前に取り除いておくといいですね。
特にマットレスや布団に被せるボックスシーツは四隅にホコリが溜まりやすいので、取り除いておきましょう!
ガムテープなどを使うと、簡単に綺麗にできます。
シーツにシミがないか、確認しておきましょう。
シミがある場合には、シミの部分に漂白剤をつけておけば、お洗濯で綺麗になります。
シミがついてから時間が経っている場合には、浸け置きするのがおすすめです。
まずは、洗濯機に綺麗に収まるよう、シーツをたたみます。
縦に三つ折りにしてからじゃばら折りにすると、水と洗剤が染み込みやすくなりますよ。
洗濯ネットに入れる畳んだ後、大きめの洗濯ネットにいれます。
洗濯ネットは、シーツがしわくちゃになるのを防いでくれます。
シーツは大きいので、後からアイロンがけするのは大変ですから、なるべく畳んで洗濯ネットに入れて洗ってください。
厚いシーツの場合には、洗濯ネットに入れずに紐で縛っても大丈夫です。
たたんだシーツを洗濯機に入れ、洗います。
洗濯は、大物洗いコースや毛布コースで行いましょう。
使う洗剤は、中性洗剤がおすすめです。
今回使用している洗濯ネットですが、シーツのように大きな洗濯物もすっぽり入る大サイズ。
小物用の小さいネットや普通サイズがセットになって購入できるので、
洗濯物の大きさに合わせて使い分けられますよ♪
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洗い終わったら、シーツを乾かします。その方法は、次に詳しく説明します。
シーツの洗濯は、コインランドリーを使ってもできます。
シーツをまとめて洗いたい時などは、コインランドリーを使った方が便利かもしれません。
コインランドリーの洗濯機を使う場合も、お洗濯の方法は同じです。
シーツは畳んで、ネットに入れてお洗濯しましょう。
乾燥機に入れるときは、ネットから出してくださいね。
時間の目安は洗濯が30分、乾燥に40分ですが、コインランドリーによって備えてある洗濯機の種類も違うので、確認してから使ってください。
コインランドリーに洗剤は持っていく必要はあるのかなど、基本的なコインランドリーの使い方が以下の記事に書いてあります。
そのためこちらを是非確認ください!
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洗濯が終わったら、シーツを乾かしましょう。
そこで次は、シーツを乾かす方法とポイントをそれぞれ紹介しますね!
シーツを干すときは、やはり日光に当てて、天日干しでスッキリさせたいですよね。
シーツを干す時のポイントは、M字型にすることです。風に当たる面積が増えるため、早く乾かすことができます。
しかし、実はシーツの繊維は紫外線に弱いので、直射日光に当たるとシーツの持ちが悪くなります。
そのため、繊維の痛みが気になる方は室内で部屋干しするという方法もアリですね!
外に干すとなると日光での繊維の痛みが気になる、家を留守にしている間に天気が悪くなる不安がある方は部屋干しをおすすめします。
こちらでも可能であればM字型で干しましょう。
また、外ではないので扇風機などを使い、空気の流れを良くして湿気を部屋にこもらせないようにするとしっかり乾かせますね!
天日干しをしたいという方の中には、一人暮らし・共働きでお昼に自宅を留守にしている方も多いと思います。
留守の間の天気が気になったり花粉が付くのが気になる場合は、やはり部屋干しの方が安心ですね。
部屋用の物干しならコンパクトで収納のしやすいものだと使いやすいのでおすすめです。
室内だと風通しが悪いので、窓を開けておくか、扇風機などを併用して部屋干しするとしっかりと乾かすことができますね!
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物干し竿が一つしかない場合はM字型で干すことができません。
しかしハンガーを使えば物干し竿が一つでもしっかりとM字の形で干すことができます!
バスタオルをかけることのできるハンガーであれば、シングルサイズのシーツを2つ折りにすればかけられます。
そのため物干し竿が一つしかない場合はハンガーを2つ用意して、少し間隔を空けてかけると、うまくM字型で干すことができるので試してみましょう!
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もうひとつの方法は、乾燥機を使った乾かし方です。
生乾きにはならないように、中までしっかり乾燥させましょう。
自宅の乾燥機が使える場合には、ぜひ活用しましょう。
しかし、乾燥させるときに、洗濯物を乾燥機いっぱいに詰めるのは良くありません。
自宅の乾燥機にシーツを入れたとき、余裕がないような場合には、コインランドリーなどを利用しましょう。
乾燥機を使うと、しっかりダニを死滅させることができるのは嬉しいポイント。
ダニは極めて生命力が強く、簡単には死なない。高濃度の洗剤で布団を洗っても、まったく減らない。天日に干しても、表面にいるダニは弱ったり一部死滅するが、布団の中にいるダニは死なない。死滅させるには、摂氏50度以上の温度を30分以上維持しなければならないという。つまり、コインランドリーなどで大型の乾燥機に入れなければ、ダニを死滅させることは不可能に近い。
引用元:ビジネスジャーナル「バカ売れの布団用掃除機レイコップに疑問続出?「ダニ死滅&除去」はデマ?」
ダニは、ただ洗濯したぐらいでは、いなくなりません。乾燥機を使って、徹底的に綺麗にしましょう。
シーツは、普通の洋服よりも大きいので、乾かすのもひと苦労です。
工夫して、乾かしましょう。湿ったまま使うと、においの原因にもなりますから、しっかり乾かすようにしてくださいね!
掃除するのも大切ですが、シーツが汚れないように日頃からできる予防方法があれば、より清潔にシーツを保っていられますね!
そこでいくつかシーツ汚れの予防方法をご紹介します。
シーツが汚れる原因に汗や湿気というものがありました。
そのため、起きてすぐにシーツの湿気を取ることで清潔に保つことができるようになります。
布団であれば畳んで片づけて、ベッドであればかけ布団や毛布を外すことを習慣にしましょう。
床に敷いたままの布団は床との間に湿気がこもってしまい、ベッドに掛け布団をかけたままだとシーツが覆われて湿気がこもります。
ちょっとした行動ですが、少しでも乾きやすくするだけで、シーツが黄ばんだり汚れたりすることを防ぐことができますね。
汗による湿気を抑える方法に除湿シートを利用する方法もあります。
マットレス・シーツの下に挟ませたり、たたんだ布団に挟んだりもできるので一枚持っておくと湿気をしっかりと吸収することができますね!
洗えるタイプのものであれば清潔に使えるのでオススメです!
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最後の手段としてシーツ自体を買い替える選択もあります。
もしシーツが痛んでいて買い替えるタイミングにある方は、抗菌・速乾タイプのシーツを買うのがオススメ。
汗の湿気を減らしたり、雑菌の繁殖を防ぐことができるので布団を畳んだり、ベッドの掛け布団を外すなどの湿気を防ぐ習慣と合わせるとより効果的ですね!
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かさばるシーツを自分できれいに洗濯するのは、ちょっと手間ですよね。
そんな時には、シーツ洗濯サービスを利用するという手段もあります。
洗濯をプロに頼むメリットや、おすすめサービスをチェックしてみましょう。
シーツ洗濯サービスの多くが、シーツ以外の洗濯もお願いできます。
専用のバッグに詰められるだけ詰めて〇〇円、というシステムを採用している業者が多いので、家中の洗濯物をまとめて送り、後は受け取るだけの手軽さで人気です。
預かった洗濯物は、他の家庭の洗濯物と混ざらないように洗い上げてくれるだけでなく、しっかり乾燥してもらえるので、臭いや雑菌をすっきりできます。
中にはクリーニング士の資格を持つスタッフが洗ってくれる専門店もあり、自分で洗うよりも仕上がりが良くなります。
コインランドリーは、前の人が洗濯を終えたらそのまま使用するケースが多いです。
しかし洗濯サービスの場合は、洗濯するたびに洗濯機を消毒しているなど、衛生面でも安心!
手ごろな価格の業者が増えていますので、楽にシーツを洗濯したいなら、選んでみましょう。
シーツ洗濯サービスを行っている業者が、年々増えています。
そのため、
「どこにお願いするのが良いの?」
と迷ってしまうことも……。
初心者さんでも安心してお願いできる、人気のお店を見てみましょう。
ふっくらガス乾燥で人気のランドリーアウト。
シーツだけでなく、タオルケットやアクリル毛布、枕パッドなどをまとめてお願いできます。
レギュラーサイズでもたっぷり40L入って3,000円から。
ヤマト便を利用して、日本全国どこからでも利用可能です。
洗濯物の一つ一つを、熟年の技で丁寧にたたんでくれるWASH&FOLD。
環境にやさしい洗剤で洗ってくれるのも、支持されている理由です。
宅配にも対応しているので、どこに住んでいても安心!
持ち込みなら1,650円から。
当日仕上げ可能なので、近くに店舗がある場合は是非利用してみましょう。
お湯洗いと高温乾燥機で花粉やダニ、ウイルス対策ができるしろふわ便。
最速なら夜預かり、翌夜届けの宅配システム、月額制プランが用意されている点も魅力です。
初回価格は2,420円なので、まずはその実力を試してみましょう。
現在は東京23区周辺のみですが、順次エリア拡大中です!
ここまで3つのサービスを確認しましたが、簡単に表にまとめたのでこちらもご覧ください!
値段
特徴
Laundry
OUT
40L・3,000円から
ヤマト便で
全国対応OK
WASH&FOLD
持ち込み1,650円から
当日に仕上げる
ことが可能
しろふわ便
月5回10,780円
初回1回は2,420円
月額の会員制
入会すると35Lの
専用バッグがもらえる
シーツを洗濯する方法を紹介しました。
シーツの洗濯って意外と盲点ですよね。私もこれまでは、そこまで頻繁に洗うことはありませんでした。
でも、今回の記事をきっかけに、こまめに洗濯をして、シーツを清潔に保ちたいと思います。
ですが、やはり大変だし、時間も手間もかかります。
今すぐ、簡単に綺麗にしたい、そんなときにはプロにクリーニングを依頼。
そして、清潔なシーツで気持ちよく眠りましょう!