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更新日 :2020年05月22日

革靴の紐は通し方で印象・履き心地が変わる!解けない結び方もご紹介

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いつも履いている革靴。

なんかちょっと飽きてきた。
靴紐がすぐに緩んでしまう。

こんな風に思っているあなたは、靴紐の通し方結び方を見直してみましょう!

男性のみなさんだけじゃなくて、女性のみなさんもファッションアイテムの一つとして革靴を持っている人もいますよね。

通し方を変えてみるだけで、いつもの革靴のはき心地が、ぐんとよくなるので、ぜひチェックしてみてください♪

革靴にぴったりの靴紐の通し方は2つ

シングル

パラレル

印象

フォーマル

カジュアル

特徴

紳士的

伸縮性

革靴のデザインにはこだわってきたけど、靴紐の通し方なんて気にもしてこなかった。

こういう人ってたくさんいると思います。

でも実は靴紐の通し方によって、はき心地も変わるし、見た目の印象も変わってくるのです。

ちょっと雰囲気を変えたいな、という人も、今のはき心地にあんまり満足できていない、という人も、ちょっとここで靴紐の通し方を変えてみましょう!

革靴にぴったりな靴紐の通し方は、こちらの2つ。

シングル 
パラレル 

シングル

1つ目はシングル

シングルは上に書いた通り、フォーマルな印象です。
トラッドなので、紳士的で、きちんとしたイメージを持たせることができます。

パラレル

2つ目はパラレル

シングルと比べたら、少しカジュアルです。
より伸縮性がある結び方なので、営業などで長い間歩き回ることがあっても、疲れにくくなりますよ!
仕事の中でアクティブに動き回る方におすすめの通し方です。

ではそれぞれの通し方を詳しくみていきましょう。

「シングル」でフォーマルに

まずはフォーマルな印象のシングルの方法から。

今回はわかりやすくするために、紐の両はしに赤と白のマスキングテープを貼りました。

手順がわからなくなってしまいそう!という方は、同じようにマスキングテープを貼って手順を追っていくと、もっとわかりやすくなりますよ♪

   手 順  

1. つま先側の左右の穴に外側から通す

まずはつま先のほうの穴に紐を外側から通します。
ここでは、写真のようにつま先を自分の方に向けて、左の穴に通したほうが白のマスキングテープ、右の穴に通したほうが赤のマスキングテープです。

この時、つま先を自分の方に向けて白のテープの紐(左の紐)を、少し長めに取っておくのがポイント。
そうすると、完成した時のバランスがよくなります。

だいたい右側の2倍くらいの長さを残しておくと、感性が綺麗です!

近づいて見てみると、こんな感じ。

2. 赤のテープがついたほうをくるぶしに一番近い左の穴に内側から通す

赤のマスキングテープがついたほうを、今度はくるぶしに一番近い左の穴に内側から通します。

通すと、こういう状態になります。

これで赤のマスキングテープのほうは、最後に結ぶまでそのまま、触りません

3. 白のテープのほうを斜め上の右の穴に内側から通す

白のマスキングテープのほうを、ひとつ右斜め上の穴に内側から通します。

つまり右の下から2番目の穴、ということです!

通すとこんな感じ。

4. 白のテープのほうを左隣の穴に外側から通す

今度は手順3で通した穴のすぐ左の穴に、外側から通します。

通すとこんな風になります。

5. 手順3・4を繰り返す

ここからは、手順3・4を繰り返します。

つまり、

1. 右斜め上に内側から通す
2. 左隣に外側から通す

を繰り返していくんです。

くるぶし側の右の穴に紐を通したら、繰り返すのをストップしましょう。

あとは赤いマスキングテープの方と一緒に蝶々結びをすれば、完成!

「パラレル」で動きやすく

続いてシングルに比べて少しカジュアルパラレルの通し方をみていきましょう。

革靴を履いてアクティブに動き回る人は、ぜひ試してみてくださいね!

ここでも結び方を分かりやすくするため、赤と白のマスキングテープをつけてあります。

   手 順  

1. つま先側の左右の穴に外側から通す

まずはつま先側の穴に外側から通します。左右どちらともです。
ここでは、左の穴に通したほうが白いマスキングテープ、右の穴に通したほうが赤いマスキングテープです。

近くでみると、こんな感じです。
左右の長さは均等になるようにしましょう。

2. 赤いテープのほうを左の一つ斜め上に内側から通す

赤いマスキングテープを貼ったほうを、左の一つ斜め上の穴に通します。
内側からです。

通したらこんな感じ。

3. 赤いテープのほうを右隣の穴に外側から通す

手順2で通した赤いテープのほうの紐を、今度は右隣の穴に外側から通します。

通すと、こういう状態になります。

4. 白いテープのほうを右の二つ斜め上に内側から通す

今度は白いテープをつけたほう。
これを右の二つ斜め上の穴に通します。

こういう感じになりますね。

5. 白いテープのほうを左隣の穴に外側から通す

手順4の白いテープの紐を、今度は左隣の穴に通します。

通すと、点線のように紐が通ります。

6. 赤いテープのほうを左の二つ斜め上に内側から通し、右隣の穴に通す

赤いマスキングテープがついたほうを左の斜め2つ上の穴に通します。

次にその右隣の穴に通します。

6. 赤いテープ側と白いテープ側を交差させるようにして、くるぶし側の穴に通す

右の穴から出ていた赤いマスキングテープがついたほうの紐は、左の一番上の穴に通します。

反対に、左の穴から出ていた白いマスキングテープがついたほうの紐は、右の一番上の穴に通します。

通したら、こういう状態になります。
そしたら最後は二本を結んで、完成!

おすすめの結び方はイアンノット!

「いつもすぐ解けてしまうな…」なんて思いながら蝶々結びをしていませんか?

そんなあなたは、ついでに解けにくい結び方も覚えてしまいましょう!
実はとっても簡単に解けにくい結び方ができちゃうんです。

その名もイアンノット

   手 順  

1. 左右それぞれ輪っかを作る

まずは左右それぞれの紐で輪っかを作ります。
この時、重なる紐の方向を左右で同じにしましょう

つまり、写真のように右上になるように輪っかを作るなら、どっちも右上にする、ということです。
2. 輪っかを重ねる

このように少しだけ輪っかを重ねます。

3. 重ねた部分を引っ張る

左手で右の輪っかの一部を、右手で左の輪っかの一部を写真のように持ちます。
そのままグッと左右に引っ張ってみてください!

そうすると、こんな風にきれいな結び目が!

しかもこれが自然には解けにくいんです。
でも自分で解こうとすれば、普通の蝶々結びと同じように簡単に解けるので、とってもおすすめですよ♪

革靴は普段からブラッシングしてお手入れを

靴紐の通し方、結び方はこれで完璧だと思いますが、革靴そのもののお手入れもとっても大切。

普段は少しブラッシングをするだけで大丈夫。

あとは月に1回くらい、クリームを使って保湿してあげれば、本当に完璧です。

このお手入れをしてあげると、いつまでも素敵な革靴のままでいてくれて、長く履くことができますよ!

お手入れについてもっと詳しく知りたいなら、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。

ハトメが壊れてしまったら

愛用の革靴を長く履いていると、ハトメ部分が壊れてしまうことがあります。

「ハトメって何?」
という人や、
「ハトメが壊れてしまったから履くのを諦めてしまった」
という人のために、ハトメの意味や、壊れてしまった時の対処法をご紹介いたします。

ハトメってなに?

ハトメとは、革靴のひもを通す穴にある、金属などでできた輪の部分です。

先ほど、靴紐の結び方で紹介したような、ハトメが見えないタイプのものを裏ハトメ
表からハトメが見えるタイプのものを、表ハトメと呼びます。

表ハトメ、裏ハトメにこだわりがあり、購入した後にハトメを交換する人もいるなど、小さい部分ながら、センスが問われるポイントです。

このハトメですが、靴を履いている途中でハトメが取れてしまったり、壊れてしまったりすることも……。

この状態で履き続けてしまうと、革靴全体の劣化が早まってしまうため、できるだけ速やかに直してあげましょう。

ハトメの取り付け方

壊れてしまったハトメは、自分でも修理できます。

家庭でハトメを治す方法をチェックしてみましょう!

用意するもの
靴のサイズに合ったハトメ
ハトメパンチ
ペンチ

ハトメ、ハトメパンチは100円ショップでも購入できます。

本格的に作業したいなら、手打ち工具を選んでみましょう。

ハトメの種類にこだわりたいなら、ホームセンターや手芸ショップ、通販サイトなどで、好みのアイテムを探してみましょう。

手順
1
古いハトメと取り除く

最初に、壊れてしまったハトメを取り外しましょう。

革靴本体を傷つけないように、ペンチを使用して、慎重に作業を行います。

2
ハトメを取り付ける

ハトメがついていた場所へ、ハトメパンチでハトメを取り付けます。

取り付け方は、ハトメをハトメパンチで挟み、強く握るだけでOK!

しっかりとハトメが固定されているのを確認し、作業完了です。

プロへ修理をお願いする方法も

「専用の道具を用意するのが大変。 」
「革靴のサイズに合ったハトメサイズが分からない。」 
という場合は、プロへ修理を依頼するという手段もあります。

「ハトメ修理は高いんじゃないの?」
と思われがちですが、かんたんな作業のため、150円~500円程度で直してもらえるお店がたくさんあるんです。

材料を用意するよりも安価に修理できるだけでなく、元の雰囲気に近いハトメを用意してもらえるというメリットもあります。

近所に靴修理の専門店がある場合は、いくらくらいで修理できるのか尋ねてみましょう。

短期間で美しい仕上がりをもとめるなら、プロの修理がおすすめです。

まとめ

今までちょっと履きづらかった革靴も、これではき心地がぐんとアップすること間違いなし!

シングルパラレル、気分で変えるのもおすすめです。

おまけに、イアンノットを覚えれば、結び目が解けるなんていうストレスからも解放されますね。
こんなに簡単な結び方なら、周りの同じ悩みを抱えた人たちにも教えたら喜ばれそうです。

ちょっとした自慢にもなりますしね!


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