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更新日 :2024年01月20日

レッドウィングの靴はお手入れ必須!初心者もできる手順で長く大切に

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ワークブーツを代表する、アメリカのブーツブランド「レッドウィング(RED WING)」。男前はみんな履く憧れるブランドです。その魅力は見た目のカッコよさだけでなく、長く履ける耐久性にも。でも、いくら頑丈でも悪い状態で放置されれば、レッドウィングといえどもすぐに傷んでしまいます。キレイに長く履き続けるためには日々のお手入れが不可欠なんです!今回は、このレッドウィングの革靴のお手入れ方法について紹介。

・お手入れに必要なアイテム
・革の種類別のお手入れの仕方
・オイルレザーのお手入れの基本手順
・保管の方法

を解説していきます!

レッドウィングにもお手入れは必要

レッドウィングは「履き込むほどに自分の足に馴染む」と言われるほど、人々に長く履き続けられる靴を作っています。履けば履くほど足に馴染み、使い込んだ頃には「自分だけの一足」になる。素敵ですね!

そんな、普段使いで長く履ける丈夫さが売りのレッドウィング。しかしレッドウィングといえども、革靴という性質上、

・汚れ
・水、湿気
・乾燥

といったものには弱いんです。でもきちんとお手入れをし、キレイを保てば、レッドウィングの革靴を10年以上履き続けている人もたくさんいるんですよ。

みなさんも、手持ちのレッドウィングの革靴に合ったお手入れをして「自分だけの一足」を履きこなしましょう!

お手入れに必要な基本アイテム

レッドウィングに限らず、革を使った製品ってちょっと扱いが難しそうですよね。そこで、まずは革靴全般のお手入れに必要なアイテムを確認してみましょう。

靴用のブラシは持っておこう

靴用のブラシは、あらゆる靴のお手入れをする時になくてはならないものです。毛の素材によって、それぞれ得意とする役割が違います。

・馬毛
(毛がしなやかで、ホコリや土などの汚れを払い落とせる
・豚毛
(毛のコシが強く、クリーナーを均一に塗り広げられる
・山羊毛
(毛が柔らかく、靴の磨き上げに適している)

馬毛と豚毛が主流で、靴のお手入れをするならどっちも欲しいところですが…
一つだけ買うとしたら馬毛ブラシを選ぶべきです。外出や帰宅の時に、革靴についたホコリをサッとひと拭き。これだけでも革靴の寿命が変わるはずですよ。

靴用ブラシのお手入れ方法が気になる人はこちらの記事もチェックしてみてくださいね!

クリームは素材に合ったものを

革靴のお手入れには、靴用のクリームが欠かせません。革に栄養を与え、乾燥を防ぐなど、革靴にとってなくてはならない効果を与えてくれるのがクリームです。このクリーム、種類は大きく分けて3つ。

・乳化性クリーム
(程よいツヤを出し、革に栄養を与え、保湿する効果がある)
・油性クリーム
(豊富な油分で革に栄養を与え、革靴にしっかりとしたツヤを出してくれる)
・ワックス
(革靴を鏡のようにピカピカに仕上げる「鏡面磨き」をするためのもの)

自分の好みのツヤ感によって使い分けてみてくださいね。革の素材に合ったお手入れアイテムはこの記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。

クロスは古着の切れ端でもOK

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[レッドウィング] REDWING 97195 Boot Care Cloth 純正品 ブーツ ケア クロス

革靴にクリームを塗ったり、磨いたりする時に、指に巻いて使うのがクロス(布)ウエスとも言います。

靴のお手入れをきちんとしようとすると、お手入れ用のアイテムをいろいろ買い揃えなければなりません…が、クロスは大丈夫!使い古しのTシャツを切ったもので十分使えるんです!

靴磨き専用のクロスとして売っているものもありますが、たいていの商品が安価なので、手元になかったとしても安心して買えます。もし柔らかい綿の布が家にあれば、それを使いましょう。

家の布を切ってクロスにするときは、10×30cmほどの、長めの布に切っておくと、指に巻きやすくておすすめです。

一番靴に合うのは、やっぱり純正アイテム

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[レッドウィング] オールナチュラル レザーコンディショナー

革靴専用のクリームにはさまざまな商品がありますが、レッドウィングの靴に一番合うのは、やはりレッドウィングが作る純正のアイテムでしょう。たくさんある革靴のお手入れ用品の中で、レッドウィングのためだけに開発されているからです。

色付きのブーツクリームも、レッドウィングの独特の色合いを出せるのは純正品に違いありません。「靴とクリームの色が違っていた」なんてことも起こりませんね。

靴の種類別のお手入れ方法

レッドウィングはたくさんの靴を作っており、その材質によってお手入れの仕方や使う道具が違います。合わないやり方で靴をお手入れしてしまうと、かえって劣化を早めてしまうかも。そんなことがないよう、手持ちの靴に合った方法を学びましょう!

レッドウィングの靴の種類

レッドウィングの靴は、使われている革の加工の仕方によって、3種類に分けられます。

・オイルドレザー
・ヌバック/スエード
・光沢のあるスムースレザー

1つ目のオイルドレザーは、革の中に油分を仕込み、しなやかな質感に加工したもの。

レッドウィングの靴は、このオイルドレザーの加工をされた靴が半数以上を占めています。「アイリッシュセッター」や「エンジニア」「アイアンレンジ」など、たくさんの人気モデルがオイルドレザーで作られており、レッドウィングに欠かせない加工方法です。

2つ目のヌバックスエードは、どちらも起毛革のこと。

ヌバックは革の表側を、スエードは裏側を、ヤスリでこすって毛を起こしたものです。あたたかな雰囲気のある質感が魅力で、レッドウィングの幅広いモデルに取り入れられています。

3つ目の光沢のあるスムースレザーは、製造される中で丹念に磨かれ、ツヤを出すコーティングをされた革です。

「ベックマン」や「ポストマン」といったモデルに取り入れられ、その光沢が一番の特徴です。きちんと感とカジュアルさを両立させた、さまざまな場面で履ける靴となっています。

どんなお手入れが合っているの?

革の種類によって、どんなお手入れをしたらいいのでしょう?それをまとめるとこんな感じ。

[1]オイルドレザー

オイルドレザーの靴は、革の中に油分が入っているため、お手入れをする時は油性クリームの一つである「保革オイル」で油分を足してあげましょう。保革オイルは、革に油分を補給し、マットな質感にしてくれる、オイルドレザーのお手入れの必須アイテムです!

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ただ、油分は多すぎると、靴に汚れを付きやすくしたり、革の通気性を悪くする原因になります。お手入れの頻度は多すぎず、「革のしっとり感がなくなってきたら」というタイミングを心掛けてください。

保革オイルを薄めに塗ったら1時間以上置き、足りないオイルが革に浸透してから余分なオイルを拭き取るようにしましょう。

[2]ヌバック/スエード

起毛革の靴は、細かい毛の間にホコリや汚れが付きやすいので、丁寧なブラッシングで払ってからお手入れをしましょう。革靴用のクリームやオイルを起毛革に塗ると塗りムラができやすく、表面の毛が寝てしまうかもしれないので、必ず起毛革専用のケア用品を使ってください。

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また、起毛革の靴は撥水性が悪く、水を吸いやすいので、防水スプレーを靴に必ず吹いてあげるようにしましょう。

[3]光沢のあるスムースレザー

「ベックマン」や「ポストマン」といった光沢感が大事な靴は、靴に合う色の乳化性クリームを使って、ツヤを出しつつ保湿してあげましょう。

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ムを塗った後は、余分なクリームを拭き取りつつ丁寧に靴を磨いてあげると、ツヤツヤとした存在感が出ます。ときどき保革オイルで油分を足すと、革が乾燥せず長持ちします。

オイルドレザーをお手入れしてみよう!

それでは、レッドウィングで多くの靴が作られているオイルドレザーのお手入れを見ていきましょう!お手入れの基本手順は、大きく分けてこの3つ。

[1]ブラッシングする
…革靴表面の汚れやホコリを落とす
[2]保革オイル(クリーム)を塗る
…革に栄養を与える
[3]拭く・磨く
…余分なクリームを取り除き、革靴にツヤを出す

失敗しないよう、コツや注意点なども交えながら解説していくので、初心者の人も安心してくださいね。

今回はレッドウィングのエンジニアブーツ「2268」をお手入れします。

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オイルドレザーは、革のしっとり感がなくなった頃に、油分を補充してあげる必要があるんでしたよね。

ということで今回は、保革オイルの一つである「ミンクオイル」を使い、ブーツの革に油分を足すお手入れをしていきましょう!

用意するもの

[1]靴用馬毛ブラシ
[2]タオル
[3]布
[4]ミンクオイル

  手順   

1. 靴紐を外す

まずは靴紐を外すところから始めましょう。うっかり忘れてしまうと、靴紐が邪魔になってうまくクリームやオイルが塗れなくなってしまいます。

今回のエンジニアブーツは、靴紐ではなくベルトが付いています。これも同じように、外してからお手入れを始めましょう!

2. 馬毛ブラシでブラッシングする

馬毛ブラシで、靴全体をブラッシングしていきます。靴の表面に付いた大まかな汚れを、ブラシで払う作業です。しなやかで細い馬毛が、細かいホコリや土を掻き出してくれます。

3. 絞ったタオルで靴全体を拭く

水で濡らし、よく絞ったタオルで靴全体を拭きます。ブラシで払えなかった汚れを取る作業です。

拭き終えたら、靴の革が乾くまで日陰に置いておきましょう

注意
タオルで拭くときは強くこすらず、手早く済ませる

革靴は湿気に弱い性質があるので、湿ったタオルで靴を拭くのは手早く終わらせましょう。

汚れが取れないからとゴシゴシと力を入れて拭くのは絶対にやめてくださいね。皮を傷つけてしまいます!落ちない汚れがある場合は「クリーナー」を使って、優しく汚れを取ってあげましょう。

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靴用のクリーナーは、革靴の表面の汚れを取るだけでなく、古いクリームも落としてくれます。

4. クリームを塗る

クロスを指に巻き付けた上からチョンチョンと少量、ミンクオイルを取り、靴の表面に薄く塗り広げていきます。

ステッチ(縫い目)やコバ(図のオレンジ色の丸の部分)にも忘れず、ムラや塗り残しがないようにしましょう!他のクリームの場合も同じようにして塗ってくださいね。

豚毛ブラシがあれば、ブラッシングで均一にクリームを浸透させることができます。

注意
色付きのクリームはステッチ(縫い目)に付かないように!

ステッチ(縫い目)と革靴の色が違う時は、クリームをステッチに塗らないようにしましょう。もしステッチに色が付いてしまった!という場合は、クリーナーを使って色を落としましょうね。

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この独特な形の「ペネトレィトブラシ」があると、細かい部分にもクリームが塗りやすいです。

5. 30分~1時間、靴を日陰に置いて待つ

ミンクオイルが塗り終わったら、風通しの良い日陰に靴を置き、30分~1時間ほど待ちます。革の内側に油を含むオイルドレザーに、ミンクオイルの油分が浸透するのを待つための工程です。

注意
乳化性クリームの場合は、すぐに拭き取る!

保革オイルではなく、乳化性クリームを塗る場合は、拭くまでにクリームが乾いてしまうと、厚塗りになってしまい染みの原因になります。乳化性クリームは、塗ったら乾燥を待たずに拭き取りましょう。

6. 拭く・磨く

革に浸透しきらず余ったミンクオイルを、クロスで拭き取り、磨いていきます。
余ったクリームが靴の表面に残ると、染みや、ホコリなどの汚れが靴に付きやすくなる原因になります。

全体を拭いたら、今度はクロスを指に巻いて、靴を磨きましょう。ホコリを払うのに使った馬毛ブラシでサササーッとブラッシングしても、キレイに磨けますよ。

靴の表面ににツヤが出たら、これで完成

クリームを塗った上から防水スプレーなどをすると、革靴の撥水効果が高まり水に強くなるのでおすすめです。

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お手入れをしたら、正しい保管を

革靴のお手入れをする時に最後に忘れてはならないのが、大切に保管すること
「お手入れ?」と思うかもしれませんが、レッドウィングの革靴を長く履く為にはきちんとした保管が必須です。

みなさんは靴を一日履いて過ごした後、ポイッと靴箱にしまうだけにしていませんか?

スニーカーやサンダルならこれでも大丈夫。ですが、革靴だとカビや型崩れを引き起こすかもしれません。長ーく履き続けたいレッドウィングだからこそ、少しのポイントを取り入れてしっかり保管しましょう。

汚れはすぐに落とす

靴の汚れは、カビだけでなく悪臭や色のくすみなど、さまざまな傷みの元になります。汚れが靴にこびり付くと、後から汚れを落とす際にゴシゴシと強くこすり、革そのものに傷をつけるかもしれません。一回履いたら革靴をすぐにブラッシングすることを習慣づけましょう!

靴箱には乾燥剤を

革が傷む代表的な原因が、湿気靴箱には乾燥剤を置いて、適度な湿度が保たれるようにしましょう。

靴を買った時の箱に、靴を乾燥剤と一緒に入れておけば安心です。この場合、箱に小さな穴をいくつか空けておくと通気性も確保でき、臭いの予防にもなります。

シューキーパーで型崩れを防ごう

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革靴を保管する際は、シューキーパー(シュートリー)を靴に入れておきましょう。シワや型崩れの防止になります。

ただ、このシューキーパーが革靴のサイズと合っていないと、かえって型崩れを起こしてしまいます。手持ちの革靴に合ったシューキーパーを入れておきましょう。

シューキーパーは主に木製とプラスチック製に分かれますが、木製のシューキーパーなら、革靴内部の湿気を吸収してくれるのでおすすめです。

まとめ

今回は、レッドウィングの革靴のお手入れの仕方について解説しました。長くカッコよく履き続けたい、レッドウィングの革靴。丈夫だからこそ、日頃のお手入れをしっかりとして、5年10年…と付き合っていきたいですよね。

ちなみに、ずっと履いていると、靴底がすり減ったり革が傷ついてくることも。
そうしたら、早いうちに修理を職人さんにお願いするといいですよ!素材に合わせた修理やソール交換をしてくれます。プロの技を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

長く履き続けたレッドウィングの革靴は、時が経つごとに色合いや深みを増し、「自分だけの一足」になるに違いありません。大切なレッドウィングの革靴を、いつまでも大切にし続けましょう!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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