革靴のシワはスチームアイロンで復活!ヒビになる前に日々伸ばそう!
スーツに合わせた革靴。
せっかくビシッと決めたつもりでも、シワシワの革靴から普段のお手入れを怠っていること、ばれちゃってますよ?
革にシワが入るのは必然的なことで、シワがあるから味が出て格好いいんだ!なんて言葉もよく聞きます。
ただ、それはきちんとメンテナンスした靴のシワに限ったお話。
シワを放置しすぎて、ヒビが入っていたり、艶がなくなっている革靴はただ汚いだけです。
それでは、1度シワが入ったらもう消すことはできない、と言われている革靴。
どのようにメンテナンスすればいいのでしょうか?
今回は、シワができる原因から、シワができた時の対処法や普段のメンテナンス方法まで、詳しくお伝えしていきます!
革靴にシワができる5つの原因
革靴は履くだけでシワができるものです。
ただ、靴が履けなくなるほどシワシワになったり、深いシワができるのには、
・乾燥
・栄養不足
・履く頻度
・革の種類
・サイズ感
の5つの原因が考えられます。
乾燥
革は、ある程度表面に潤いがないといけません。
人間でも、唇が乾燥しているとシワが目立ったり、伸ばした時に唇にヒビが入ることありますよね。
革もそれと同じような感じです。乾燥して固まった表面を無理矢理曲げれば、当然シワができてしまいます。
栄養不足
もともと革は動物の皮膚ですから、栄養不足になると、劣化が早まります。
普段からクリームなどでメンテナンスするのを怠っていると、シワシワになってしまいます。
ただ、大量にクリームを塗りすぎると、革が硬くなりヒビ割れすることもあるため、適切なメンテナンス方法を知っておくのが重要です。
履く頻度
同じ革靴を毎日履き続けている方、多いと思います。頑丈なように思える革靴ですが、同じ物をずっと履いていれば、寿命は短くなってしまいます。
できれば、革靴は3足をローテーションして履くのが理想です。
1日履いたら、2日休める。その2日で、革が湿気を飛ばす、などのリセットする時間を与えられるのです。
もし難しいのであれば、最低でも2足は用意するようにしましょう。
革の種類
色々な革がありますから、硬い革や柔らかい革などが存在します。
硬い革だと、曲げた時に特にシワがクッキリ残りやすいです。
そのため、購入する際は、できるだけ柔らかい革を選ぶといいでしょう。
サイズ感
少し大きめのサイズを履いていたり、先の尖っている靴を履いていませんか?
革靴の場合、足に触れていない面積が大きいと、その部分にシワがよりやすくなってしまいます。
初めは硬いですが、履くうちに段々と伸びて足にフィットするようになります。
そのため、買う時は少し小さめのサイズを買っておくと良いですよ♪
革靴にできてしまったシワの取り方
すでに革靴にシワができてしまっているという方に、まずはシワを取る方法をお伝えしていきます。
シューキーパーをはめる
まず初めにしてもらいたいのが、シューキーパーをはめるということです。ついてしまったシワを取り除くことはできませんが、とりあえずこれ以上シワが増えることを防ぐことができます。
地面を蹴る動作を繰り返した革靴は、足の先の部分が反り返ってしまいます。そのため、その反り返りを防ぐためにも、シューキーパーをはめる必要があるのです。
シューキーパーなんて使ったことないかも…そんなに意味があるの??なんて疑問に思っているみなさんのために、職人さんの意見を紹介します。
「ユアマイスター」では、靴修理・靴磨きの職人さんに「シューキーパーを使用するメリットとその役割について教えてください。」と聞いてみました!
たくさんのプロの意見の中から、一部を紹介します。
bootsbellさん(京都府)
靴磨き専門店Burnishさん(大阪府)
他にも多くの職人さんが、シューキーパーはシワ伸ばしや、型崩れ防止に必要、と答えていました。
シューキーパーの大切さがわかったら、さっそく使うようにしてくださいね♪
おすすめの商品
天然のレッドシダーを使っているため、木が持っているアロマの香りで、殺菌・脱臭・消臭・防臭できるのがポイントです。前後伸縮に加え、つま先、かかと部分も可動するため、靴にぴったり合わせることができます。また、かかと部分が折れ曲がりシューキーパーの脱着が簡単なので、忙しい朝や、疲れている夜には助かりますよね♪
スチームアイロンを使う
正直あんまりおすすめはできない…けど、シワが目立たなくなるという定評のある方法は、スチームアイロンを使うこと。
洋服のシワ取りができるなら、革靴のシワ取りもできるだろ!っていう考えでしょうか。
アイロンのかけすぎは革をダメにしてしまうため、どうしても緊急でシワを目立たなくしたい!という時だけの、最終手段と考えておきましょう。
・新聞紙
・スチームアイロン
・革靴用のクリーム
・タオル
・シューキーパー
・クリームを塗る布
いらない新聞紙などを靴の下に敷き、靴の中にも新聞紙を詰めましょう。
タオルを1枚、水で濡らして絞ったら、靴のシワがある部分にかけましょう。
アイロンの温度設定を「中」に設定し、少し浮かせながら、濡らしたタオルの上からスチームでシワを伸ばしていきます。
長い間かけていると革が傷むため、5秒×3回くらいを目安にアイロンがけしていきます。
終わったら、すぐに革靴用のクリームを塗り込みます。
専用のクロスなどがなければ、いらないTシャツなどを使っても大丈夫です。
布に少量のクリームをとり、シワ部分を中心に磨きましょう。
シューキーパーをはめて、水分を飛ばしましょう。
革靴のメンテナンス方法
革靴のシワを防ぐには、日頃からこまめにお手入れすることが大事になってきます。
基本のお手入れ方法は下にある記事を読んでくださいね。ここではさらっと手順や必要なものを紹介します。
・ブラシ
・布
・クリーム
・ワックス
このような丁寧なメンテナンスを月1回のペースで行うように心がけましょう。
また、新品を履く前にもこの手順で革を柔らかくすると、シワができるのを防ぐこともできますよ♪
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まとめ
革靴にできたシワは基本的に消せません。職人さんによる修理も、新しい革を張ってシワを隠す、といった方法が主流になってきます。だから、乾燥を防いだり、シューキーパーで形を保ったりなどの注意が必要なのです。
それでも、日頃のケアを怠っていて、ついにヒビが入ってしまった…という方は「革靴のひび割れは日々我々のケアにかかっていると、ここに宣言します」の記事も読んでみてくださいね。
防げるシワは日頃からのメンテナンスで防ぎ、それでもダメな場合は、プロにお任せしちゃうのがベストです。
革靴を自分でお手入れすることで愛着がわくのはもちろんですが、本当に大事にしている人は、年に1、2回はプロにメンテナンスしてもらっている方が多いそうですよ。
革靴を大事に使い、シワも愛着のあるものに変えて、格好よく履きこなしてしまいましょう!