外に出て歩くときには欠かせない、靴。
雨の中歩いたり、ちょっと地面が土のところを歩いたりすると、すぐに汚れてしまいます。
そんな靴の汚れの落とし方を、徹底紹介。
靴の素材が布か、革か、そして長靴のようにビニールやゴム製のものか、で分けて解説していきます♪
そんなに難しくないので、ご安心を。
ただ、放置すればするほどよくないのは覚えておいてくださいね。
まず最初に紹介するのは、布製の靴の洗い方。
スニーカーなど、多くの靴は布製ですよね。白い靴も布でできているものが多いです。
布の靴は、がっつり水洗いできるので、嬉しいもの。まるっと綺麗にしちゃいましょう♪
用意するもの
・靴ブラシまたは歯ブラシ
・中性洗剤(台所用など)または石けん
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手 順
1. 靴紐・中敷を外す
洗う前に、靴紐と中敷を外しましょう。洗うときの邪魔になります。
外した靴紐と中敷は、洗濯機で洗うことができます。
靴紐を洗うときは、色落ちチェックを忘れないようにしましょうね♪
2. ゴシゴシ洗う
洗剤とブラシで、靴をゴシゴシ洗っていきます。
歯ブラシは、靴のこまかい隙間の汚れを落とすのにぴったり。お家にあると思うので、活用してみてくださいね♪
3. 洗剤を流す
洗い終わったら、洗剤を流していきます。すすぎ残しがないよう、ブラシも使ってしっかりすすいでください。
洗剤残りは、黄ばみの原因になります。
4. 水気を取り、干す
洗い終わったら、タオルなどで水気を取ります。水分が残っていない方が、速く乾きますよ♪
靴は、風通しの良い日陰で干します。完全に乾くまでに時間がかかる場合もありますが、確実に乾かすようにしましょうね。
ちなみに、靴は洗濯機で洗うこともできます。知ってましたか?
知ってるけど靴を洗濯機に入れるなんて嫌だし…というあなた。ポイントを押さえれば、洗濯機が壊れたり汚れたりする心配はないんです。
洗濯機を使った方法は「8割の人が知らない!靴を自宅の洗濯機で洗う正しい方法を解説」をチェックしてみてください。
そして、スニーカーのより詳しい洗い方は「スニーカーの手入れには中性洗剤!レザー製はブラシとクリームでケア」をチェック。
汚れがひどいときなんかは、ぜひ汚れがひどいとき用の洗い方を試したいものです。浸けおきも凄くよく効きますよ♪
「ユアマイスター」では、靴のお手入れのプロに「オススメするスニーカーのお手入れ方法とその頻度について教えてください。」と聞いてみました。
たくさんのプロの方の意見の中から、一部を紹介させていただきます。
靴磨き専門店Burnishさん(大阪府)
服部靴修理店さん(東京都)
素材にもよるようですが、水洗いでキレイにする、また防水スプレーを使うことで、雨の日の汚れを少しでも減らすことができるみたい。
あまり水洗いをしすぎないようにすることも、靴を傷めないためのポイントみたいですね。
「ユアマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。
そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。
自分でお手入れするときも、プロにお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!
続いて、革靴です。
革靴は普段のお手入れでもちょっと大変ですが、それがもし汚れてしまった時は途方に暮れてしまいますよね。いったいどうしたらよいのでしょうか?
実は、革靴も水洗いができるものもあるんです。起毛革とその他一般の革に分けて、汚れの落とし方を解説しますね。
まずは、一般的な本革の靴から。スエードなどの起毛したものの革はまた違ったお手入れになるので、この後をチェックしてくださいね。
多くの汚れは、水洗いをせずに落とすことができますよ♪
革靴の汚れを、汚れ落としクリームで綺麗にします。
用意するもの
・汚れ落としクリーム
・革用クリーム
・布
手 順
1. 汚れ落としクリームで全体を拭く
汚れ落としクリームは、革靴についた汚れはもちろん、古い油も取り除きます。
実は古い油も、汚れの一つ。定期的に取り除いてあげることが大切なんです。
汚れていなくても、月に1回は汚れ落としクリームを使うのがおすすめです。
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2. 革用クリームで革靴を保湿する
汚れを落としたら、しっかり革用クリームで革靴を磨きましょう。
軽い汚れや、傷ならこれで目立たなくなるんです。水洗いに踏み切る前に、試してみてくださいね。
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汚れ落としクリームだけでは汚れが落ちなかったという場合には、水洗いをしましょう。
革靴を水洗いするときには、靴を直接濡らさないのがポイント。
え、そんなのどうやってやるの?と思うかもしれませんが、意外と難しくないのでご安心を♪
用意するもの
・サドルソープ(ボディソープを薄めたものでも代用可)
・汚れ落としクリーム
・布
・柔らかめのスポンジ
・新聞紙、またはシューキーパー
手 順
1. 靴紐を外す・汚れを落とす
靴を洗う前に、まずは紐を外します。
汚れ落としクリームと布を使って、汚れを落としましょう。
クリームを全体に塗ることで、古いオイルを取り除く効果もあります。
2. 全体を濡らす
水で濡らしたスポンジをつかって、全体を濡らします。
靴を直接濡らすのではなく、濡れたスポンジから水分を移していくようなイメージで、濡らしていきましょう。
3. 泡で洗う
靴の全体を濡らしたら、靴を洗います。
スポンジで洗剤を泡だて、優しく洗いましょう。
4. 泡を拭き取る
サドルソープには、革の潤いを保つための成分が含まれているので、洗い流す必要はないんです。
スポンジや柔らかいタオルを使って、泡を拭き取りましょう。
5. 乾燥させる
新聞紙やシューキーパーをいれて乾燥させます。
直射日光には当てずに、風通しの良い日陰で乾かしてください。
より詳しく、革靴の洗い方を知りたい方は「革靴の洗い方を解説!臭いの落とし方と普段の手入れ方法とは?」をチェック。
革靴を洗う前に確認したいことや、普段のお手入れについても詳しく紹介しています。
起毛革としてすごく人気なのは、やはりスエードですね。
起毛革は、毛羽だった繊維の間に汚れがたまりやすいです。その溜まった汚れは、ブラッシングで綺麗にできます。
ブラッシングでも汚れが落ちなければ、水洗いがおすすめ。スエードは洗えなそう…と思われがちですが、ポイントを押さえれば洗うこともできるんですよ♪
まずスエードの汚れ落としには、ブラッシング。
ブラッシングの方法をご紹介しましょう…といいたいところですが、ブラッシングするだけなので、おすすめのブラシを紹介しておきますね。
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ゴムブラシは、ゴムがスエードの繊維の奥の汚れも吸着して綺麗にしてくれます。
毛のブラシを使って毛並みを整えるのも忘れないでくださいね。
ブラッシングをしてもどうにもならなかった汚れは水洗いで綺麗にすることができます。
水に弱いと思いがちなスエードですが、実は、ポイントを押さえれば水洗いできるんです。
用意するもの
・ゴムブラシ
・スポンジ
・シャンプー
手 順
1. 靴紐を解く・ブラッシングする
靴紐が付いている場合は、靴紐をはずします。
ホコリを取るために、先ほど紹介したブラッシングをします。
2. 靴を湿らせる
濡れたスポンジを用意し、起毛革に水分を移すように濡らしていきます。
3. シャンプーで靴を洗う
シャンプーは、普段髪を洗っているものでOK。
スポンジにシャンプーをつけ、十分にあわ立ててから洗っていきます。
4. シャンプーをスポンジで取り除く
濡れたスポンジを使って、シャンプーを吸い取るように流していきます。
5. 乾燥させる
風通しの良い日陰で乾かしましょう。
もっとくわしいやり方が知りたい方は「スエードの靴の汚れの正しい洗い方とは?普段のお手入れ方法も解説」を参考にしてみてください。
ちょっと手間はかかってしまいますが、お気に入りのスエード靴を水洗いしてさっぱりキレイにできるなら、やってみたいですね♪
最後に紹介するのは、ビニール・ゴム製の靴。代表的なのは、長靴です。
長靴を洗いたい!となることはあまりないかもしれませんが、履いていると汗をかきますよね。
それが臭いの原因になってしまうことも…
長靴の臭いを防ぐためには、シーズンに1回は、長靴も洗うことが大切です。
長靴は、ビニールの素材でできていることが多く、汚れも落ちやすいもの。手間もそこまでかからないので、トライしてみてくださいね♪
用意するもの
・重曹
・バケツ
・靴ブラシ
・スポンジ
・タオル
手 順
1. バケツに重曹水を用意する
重曹水は、水250mlに大さじ1の重曹を溶かして作ります。
長靴を洗うので、水はたっぷり目に用意しましょう。
普通のバケツには大体10Lの水が入ります。
そのため、バケツに水をためたときには、カップ3杯分の重曹を加えます。
2. 長靴を洗う
長靴を洗います。バケツの中に長靴を漬け込み、外側はもちろん、内側まで洗いましょう。
内側は、柄の付いた靴用ブラシを使うと楽に洗えます。外側は、スポンジで洗うのがおすすめ♪
擦っただけでは汚れが落ちないという場合には、重曹水につけ置きしましょう。
2~3時間ほど経ったら、もう一度こすり洗いをしてみてくださいね。
3. 水気を取り、干す
タオルで水気をとり、風通しの良い日陰で長靴を干します。
長靴は形が崩れやすいので、干すときには壁に立てかけるなど工夫をしてみてくださいね。
ここまで、靴の種類によって洗い方を紹介してきました。しかし、どの種類の靴でも共通して気になる汚れというのもありますよね。
例えば、ソールの汚れや黄ばみ。
特に気になる部分の汚れの落とし方、紹介します♪
ソールとは、地面に接する靴の底の部分です。地面に接している部分なので、とても汚れやすいもの。
ソールの汚れなんて落ちるわけない…と諦めてしまっている方も多いのでは?
しかし、実は汚れを落とす方法もいろいろあるんです。
おすすめなのは、消しゴムを使う方法。
一家に1つはあるはずの消しゴムで、簡単に汚れが落とせちゃうなら、試さない手はないですね♪
白いスニーカーなど、黄ばみが目立つ靴もありますよね。しかも、その黄ばみが案外落ちにくいです。洗ったはずなのに黄ばみが悪化した、という経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
実は、お酢を使うと黄ばみが綺麗になるんです。
黄ばみは、アルカリ性の汚れですから、酸性のお酢が効果的なんですね。
手 順
1. 中性洗剤とブラシで靴を洗う
靴を洗うときは、黄ばみがない靴と同じ手順です。靴紐、中敷を外すのも忘れないでくださいね。
靴紐を洗うときは、色落ちチェックも忘れずに♪
2. 洗剤を流す
洗い終わったら洗剤を流します。まだお酢は使いません。
3. バケツに水をため、お酢を加える
バケツいっぱいの水を用意し、そこにお酢を200ccほど加えます。
4. バケツの中に靴をいれ、つけ置きする
バケツの中に靴を入れます。
最初は、お酢のにおいが気になりますが、我慢です。
そのまま2~3時間ほど、時間を置きます。
5. 靴をすすいで、乾かす
時間が経ったら、靴をすすぎます。
そのあと水気をとって、風通しのよい日陰で靴を干します。
靴を洗うときのちょっとした工夫で、黄ばみも綺麗に落とすことができるんですね。今度、靴を洗うときには試してみてください!
洗った後には、防水スプレーを使いましょう。
防水スプレーは、水だけではなく、汚れも防止することができます。
使わない手はありません!
新しく買った靴も使い始める前に、防水スプレーをすると、綺麗な状態をキープできますよ。
ここまで、靴の汚れを落とす方法を紹介しました。
自宅にあるもので簡単にお掃除できることが分かったはず。ぜひキレイにしてみてくださいね!
しかし、靴の中には、スエード素材など丸洗いできないものも…。水洗いの際にも、スポンジを使って気をつけて洗うようにしてくださいね♪
また、カビが生えている場合や、洗ってもなかなか汚れが落ちないときも。
そしてお気に入りの靴なら、自宅で洗うのは心配なこともありますよね。
そんなときは、プロにクリーニングをお願いするのがおすすめ。お手入れのプロなら、靴を傷めずにキレイにしてくれるはずですよ♪
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