真鍮の手入れはお酢と重曹で!【実証画像】5円玉を綺麗にしました♪
ブラスバンドの『ブラス』は真鍮(しんちゅう)のこと。
300年以上前から使われてた便利な合金です。
むかーしから使われてただけあって、多くの建造物に潜んでいるでしょう。
古い屋敷のシャンデリアや、教会の燭台、その辺の水道管にも使われているかもしれません。
あの何か安心する色合いは、保っておきたいものです。
それなりの長さ、人の文化と共にあったのが真鍮です。
特に取り沙汰されるような金属でもありませんし(丈夫になるように合成されたものですからね)、手入れ用品とかも金や銀に比べると多くないでしょう。
あんまり書くことないので、気楽に読み進めてくださいね。
真鍮について
まずは真鍮自体についての知識をつらつらと。
最初にも書いた通り、ブラスバンド――つまり楽器と関連の深いものです。ほら、トランペットとかトロンボーンなんかの金管楽器と呼ばれるものには、ほとんど真鍮が使われています。
安く作れて加工も楽なので、たくさん金属を使う楽器にはうってつけなんですね。
真鍮は亜鉛と銅を混ぜたもの。あれです、身近なものだと5円玉が真鍮で作られています。そう、あのすーぐ黒くなる5円玉です。
変色しやすいのを利用してアンティーク調のインテリアに使われたり、そもそもの金色を利用してアクセサリーに使うこともあるでしょう。手入れが面倒なのは後者になります。
真鍮の手入れ
汗やら湿気やらですぐ変色しやがるので、アクセサリーとして身につけていると一気に真っ黒になったりします。インテリアとしてなら話は別ですが、やっぱり変色しやすいのは変わりません。
じゃあ解説いたしましょう。
専用のアイテムを使う
クロスを買って磨いてください。 以上!!!!!!!
こちらは、真鍮と銅専用のクロスです。汚れ落としだけでなく、ツヤ出しやキズの除去も可能です。微粒子の研磨剤とワックス自体がクロスに含まれているので、こちらで磨いた後にふきとると〇です♪
お酢を使う
順序立てて説明するまでもないんですけどね、この方法。
手 順
1. 酢に真鍮を浸ける
汚れの度合いによって、5分〜1時間ぐらいの間で調整してください。
2. 真鍮を磨く
布や指で磨きましょう。苦労せず取れるでしょう。
はいオシマイ。書くまでもないですよねぇこれ。
重曹を使う
重曹先生の出番です。
手 順
1. 重曹で汚れを擦る
指や布に重曹をのせ、汚れ部分を擦っていってください。先に濡らしておくとやりやすいかも。
以上。……手順ってなんだっけ。
「えっ!重曹って、サビも落とせるの!?」そんなふうに驚いた方も多いハズ。そう、重曹が高いポテンシャルを持っていることを、みなさんご存知ですか?
実は、家中の汚れを重曹だけで落とせちゃうんです!
ということで、12箇所のキレイを写真でドドンと紹介した記事は読み応えたっぷりなのでぜひチェックしてみてくださいね!
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真鍮製の楽器はほとんどコーティングされているので、専用のアイテムが必要です。あなたが見るべきはここじゃないですよ?
仏具の掃除は種類別に
意外なところにも真鍮って使われているんですよ。
その内の一つがここ。仏壇です。
いろんな道具がありますよね。
名前の分からない物ばかりなのでは??
そんな仏壇ですが、毎日掃除してる方は少ないはず。
年に数回、まとめて大掃除が基本でしょうね。
これを機に、真鍮が使われた道具だけでもお掃除してみませんか。
日常的にお掃除するだけで、大掃除の時に手間も省けるというもの。
大事なポイントは仏具ごとにお掃除方法が違うということ。
今までやったことがないような方でも大丈夫。
大したことはしませんから。
今回は香炉と蝋燭立て(ろうそくたて)について解説しましょう。
香炉の掃除
地域によっては使い方も異なりますが、線香を立てて使うであろう香炉。
使っていくうちに灰が溜まってしまうので、こぼしたら大惨事。
そうでなくとも定期的なお掃除が大切な仏具ですね。
ポイントを強調しながら解説していくのでご安心を。
先ほども言いましたが簡単なことしかやりませんので。
・ふるい
・タオル
香炉のお掃除と言っても、やることの大半が灰の掃除です。
燃えカスや固まった灰を取り除くものですね。
やり方も単純で、袋を広げたら灰をふるいにかけるだけです。
割りばしでチマチマ取ってもいいのですが、手間ですからね。
ふるいも100均の小さなもので十分です。
注意点としては外でやること。
仏間でやると灰が舞って悲惨なことになりますよ!
香炉も単純作業。
ある程度拭き掃除をしてあげればOKです。
水気もない場所なので、灰以外の汚れは付きにくいですね。
たまに蝋燭のカスを香炉に捨てる方がいるようですが、やめましょう。
綺麗になった香炉に、同じく綺麗になった灰を戻しましょう。
香炉の掃除は以上で終了です。
簡単でしょ?
灰の掃除については
・掃除がめんどう
・飛び散ると困る など
このように感じる方は、新しい灰を購入して交換するのもアリ。
圧倒的に早いですし、300~1000円程度で買えるのでオススメです。
蝋燭立ての掃除
こちらのお掃除は溶けた蝋のお掃除ですね。
例によって蝋燭立て自体のお掃除は、拭き掃除で十分です。
しかし今回はお湯を使うので、水気は残さないように。
・タオル
手でとれる蝋は軽く取ってしまいましょう。
ほんとザックリでいいですよ。
よく尖ったもので削り落とす人がいますが、完全にNGなのでご注意を。
仏具が傷みます。
固まった蝋にお湯をかけていきます。
みるみる溶けていくので、あっという間に綺麗になりますよ。
ここで注意したいのはやけど。
蝋が溶けたからと言って、すぐに触ると確実にやけどします。
急がなくとも、冷めますよ。
蝋燭立てが冷めたら、水気をしっかり拭き取りましょう。
気になる汚れも、この時拭いてあげればOKです。
変色させる
いやなんで汚そうとしてるんだよと思ったそこのアナタ。そこが良いってこともあるのですよ。
巧く加工ができればアンティークのような色合いにできるのです。
とはいえ……専門の薬品が必要なので、用意する必要があります。漂白剤でもなんとかなったりしますが、失敗したら(僕が)怖いのでちゃんと買って下さいね。
手順はおそらく薬品に記載されてると思います。
で、薬品をつかいたくない場合。長時間触れてれば勝手に変色するでしょう。色が変わったらクロスで磨いて光沢を出してやるとアンティークゴールドになってくるはずですよ。
あ、むしろ変色させたくない場合はマニキュアのコートを塗るといいですよ。これでも3ヶ月近く持ちますが、本格的に防ぎたいなら
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こういった専用の道具に浸けるといいでしょう。透明なコーティングを付けることで変色しないようにできますよ。
まとめ
真鍮はどうしても変色しやすくなってます。
半分以上が銅で出来てますからね、10円玉を想像してもらえればサビやすさが分かるでしょう。
アンティークとして変色させるのにも役立つ性質なので、それもまた味というやつですね。
普通に使っているうちに変色してしまった、というだけでは変なムラが出来てしまうことでしょう。
一度全てキレイにしてあげた上で、アンティークの衣を着せてあげてくださいね。