緑青の落とし方を解説!お酢や重曹であらゆるモノのサビを徹底除去!

雪の宿

更新日:2022年06月14日

『緑青』……耳馴染みのない言葉かもしれませんね。みどりあお…じゃありません。「ろくしょう」と読みます。

これは銅や真鍮(しんちゅう)に発生する、まぁようするにサビのことで、被害にあうのはアクセサリーよりもアンティーク系の家具が多いでしょう。

銅の色合いとか、真鍮の扱いやすさは好まれますからね。誰もが知っているというと……十円玉の表面はほぼ緑青で覆われてますよねー。さて、今回はアイツの落とし方を紹介しましょう。

とはいえ、使い古された知恵袋ですし、緑青の原因や防ぎ方もいっしょに書いておきますね。

緑青とは?

とはいっても「緑青」ってイメージしづらいですよね!一体何なんだ緑青!!上に写真がありますが、鎌倉の大仏様や自由の女神の色を想像してください。なんとなく緑っぽくなっていませんか?

あれがまさに緑青なのです。昔はキレイな銅色だったんですよ?また、銅が酸化することで発生する有毒な錆びに!…と昔は考えられていたそうですが、この話はまた後ほど。

緑青の基本情報

まずいろいろ話しましたが、緑青は要するに「錆び(さび)」のことです。銅が空気中の硫黄と反応して、だんだんあの色になっていくんだとか…。

悪いイメージがありますが、表面がサビびることで、内側が腐食しないよう守ってくれているという効果もあります!

つまり、大仏や自由の女神などが時間を経っても無事なのは、緑青が頑張っているおかげもあるということなんです。

他にも芸術的にキレイな色として、わざと緑青を使うこともあるんだとか…!悪いものと捉えられがちですが、この緑青、意外と役に立っているんですね..

緑青が有毒ってホント?

そんな意外と便利な緑青ですが、昔は有毒とされていました。もしかしたら聞いたことがある方もいるかも知れませんね。

しかし現在ではしっかりと研究され、ほとんど無毒だということが解明されています!でもなぜ、有毒なんて噂が流れてしまったのでしょう?いくつか説があるなかの1つが「省略した説」

世の中には、「花緑青」「唐緑青」という有毒な錆びがありますが、これらを衛生局が「緑青中毒」と省略して通告してしまったといいます。「緑青は有毒!」という間違ったイメージはここから…なのかもしれませんね。

また、80年代に厚生労働省の正式な発表で「緑青は人体には無害である」ということが明らかになりました。よって触っても問題はないので安心してお掃除しましょう。

緑青はプラスの効果がある

緑青は無害に等しい以外に、ヌメリや雑菌を防ぐ抗菌効果を持っています。これは緑青が持っている銅イオンの力のおかげです。人体にも必要な栄養素として、栄養機能食品も追加されています。

発生場所は?

基本的に銅を含んでいるものであれば、発生します。後程説明しますが、緑青は銅に水分が残ることで発生します。

そのためアクセサリーはもちろん、衣類のファスナー、菜園用の銅管や蛇口、やかんなどに発生します。炊飯釜に銅が含まれているものもありますが、炊飯器は緑青が発生しない加工がされていることもあるので、発生しないようです。

緑青の原因って?

では、そもそも緑青ができる原因ってなんでしょう。実は、緑青の原因って一概には言えず、ざっと挙げると酸、塩分、湿気などがあります。これらと銅で化学反応が起きることで緑青は発生してしまうんです。

酸、塩分、湿気。これらすべてに当てはまっているもの、ありますよね。そう、汗です

つまり、銅のアクセサリーやメガネを身に着けた後、そのまましまうと、汗や皮脂が残ったままになるため、緑青が発生する原因になってしまいます。

また、緑青のやっかいな点は、放っておくと何もしなくてもどんどん広がってしまうこと。どこかのタイミングで緑青を除去しないと、全体に広がってアクセサリーが大仏さんみたいに

というのはちょっと大げさですが、そういう可能性もあるのです。では、どうすれば除去できるのでしょうか?早速見ていきましょう!

緑青の落とし方は3つ!

緑青は、水で拭いただけで落ちる汚れではありません。しかし、家にある身近なもので落とすことができるので3つの方法を紹介します。

それぞれがどんなものに使えるのか表にまとめたのでこちらを見ながら覚えていきましょう!

お酢

服、電池、硬貨やメガネ

重曹

風呂・蛇口、硬貨やメガネ

市販のサビ取り剤

重曹と酢で落ちない緑青

以上のようにお酢と重曹はそれぞれ適した場所で使うとより効果が期待できますね!特に重曹はカビにも有効なので水回りと相性がいいという理由もあって風呂・蛇口に向いているといえます。

それでも落ちないという時はサビ取り剤で頑固な緑青を丸ごと落としましょう。

重曹を使ったお掃除

重曹と水で簡単に落とす方法です。

用意するもの
・重曹
・タッパーなどの容器
・綿棒 または 歯ブラシ
・布2枚
手順
1
重曹に水を加える

重曹に水を加えてシャーベット状にします。このとき、水と重曹を1:2の割合で混ぜます。

量はそれぞれアクセサリーなどの小さいものなら少量、蛇口など大きめなものには水を大さじ1杯、重曹を大さじ2杯くらいで構いません。タッパーなどの容器の中で混ぜると使いやすくて便利です。

おすすめ 商品

商品画像
自然にやさしい重曹 お徳用 1kg

緑青まで落とせるなんて、本当に万能ですね。もちろん、茶渋や水垢などの普通の汚れや消臭にも使えますよ。こちらは、1kg入って500円以下。

コスパも◎で、家中の掃除に使うことができるので1つは置いておいてもいいのではないでしょうか?

2
緑青部分をこする

水と混ぜた重曹をつけて、緑青が落ちるまでこすりましょう。細かいアクセサリーなどの場合は綿棒で、蛇口などは歯ブラシにつけてこすり洗いします。

3
水拭きする

こすり洗いが終わったら、水で濡らしたタオルで、重曹でこすった部分を拭きます。

4
乾いた布でしっかり拭く

乾いた布でしっかり拭きましょう。ここが一番大事です。

注意
湿気が残ってしまうと新たな緑青の原因になってしまいます。

もし拭いても湿っていると感じる場合は、ドライヤーで乾かすのもおすすめです。とにかく湿り気をとりましょう。どうですか?重曹、とっても万能でしたね!

ここで、「こんなに簡単にサビが落とせちゃうなんて…!」と重曹のことが気になって仕方がないアナタのために、とっておきの記事をご紹介します。

これを読めばサビの汚れだけでなく、家中が重曹でキレイになっちゃいますよ〜!

12箇所のキレイを写真でドドンと紹介した記事は読み応えたっぷりなので、ぜひチェックしてみてくださいね!

お酢と塩を使ったお掃除

食用のお酢を使ってお掃除することも可能。成分に含まれているクエン酸がサビを溶かす働きをして緑青を落とします。

お酢のみでも十分ですが、塩を加えるとよりサビを溶かす「酸」としての力が強くなるので、できれば塩と一緒に使ってみてください!

用意するもの
・食用酢(もしくはレモン汁でも可)
・塩
・台所用の中性洗剤
・タッパーなどの容器
・布2~3枚
手順
1
酢と塩を混ぜる

食用の酢(またはレモン汁)と塩を1:1の割合で混ぜます。この際も緑青を落としたいもののサイズに応じて量は判断しましょう。タッパーなどの容器の中に混ぜると便利です。

2
布につけて拭く

混ぜた酢と塩を布につけて緑青が気になる部分を拭きます。細かいアクセサリーの場合は、手順1で塩と混ぜた酢の中にしばらくつけてから拭くのもOKです。

3
中性洗剤で洗う

酢は少しにおいが強いため、中性洗剤で酢をつけた部分を洗いましょう。細かいアクセサリーなどの場合は、中性洗剤を布につけてこすり洗いするのがおすすめ。

POINT
においが残る場合は、お湯を沸かして、熱湯にしばらく浸けて消臭しましょう。
4
乾いた布でしっかり拭く

乾いた布でしっかり拭きましょう。お酢と塩を使う場合も、乾かすことがとっても大事です。湿気が残る場合は、ドライヤーで乾かしましょう。

こちらの記事では銅に似た真鍮(しんちゅう)の汚れもお酢・重曹で落としているので、是非チェックしてみてください!

市販のサビ取り剤で落とす

酢や重曹で落ちなかった頑固な緑青に対しては、専用のアイテムを使って落としていきましょう。早速、サクッと緑青を落としたい方にいくつかアイテムをご紹介します!

ピカールケアー

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ピカールケアー 150G

マイクロアブレーシブ配合でより傷つきにくいクリーム。

銅、真ちゅう、アルミ、錫に使用可能で、柔らかい布に適量をつけ、汚れがとれるまで磨きます。十分磨けたら、別の柔らかい乾いた布でよく拭き取ってくださいね。

高森 さびとりつや之助

おすすめ 商品

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高森 さびとりつや之助 140g TU-03BP

キッチンやリビングの金属製品だけでなくあらゆるサビやオイル汚れなどガンコな汚れ向きのクリーナー。手荒れやかぶれの心配もないので安心して使えます。

ホーロー製品、流し台シンクなどの作業の場合は強く擦るとキズをつけてる恐れがあるので、優しく使いましょう。

青サビ・カルキ除去剤ミラクル酸S

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青サビ・カルキ除去剤ミラクル酸S 50ml

ガンコなさびをキズもつけずにすっきり落とし、つけ置きの必要がなく拭きあげればワックス効果も。

磨いたあとは、空拭きを行います。さび止め効果も発揮し、手に液が付いても手荒れ、カブレの心配がありません

緑青を防ぐには?

では、そもそも緑青ができるのを防ぐには一体どうすればいいのでしょうか?緑青ができる原因は、酸、塩分、湿気だったので、定期的にそれらを除去することが大切ですね。

また、空気中の酸素に触れることも緑青ができる原因のひとつ。主にアクセサリーに使える具体的な緑青予防を3つご紹介します。

使った後に水洗い

アクセサリーなどは、使った後に付着した汗を拭いただけでは、皮脂などは落ちません水洗いをしましょう。水で洗った後は、しっかり拭いて湿気を除くこともお忘れなく!

アクセサリーはケースに入れる

緑青ができる原因に、空気中の酸素に触れることもありましたよね。空気中の酸素に触れさせないために、プラスチックのケースなどにアクセサリーを入れることも予防になります。

重曹またはお酢でこまめに手入れ

これはアクセサリーに限らず蛇口など家庭の銅製品も。重曹またはお酢を使って、先ほど紹介したお手入れをこまめにすることで、緑青予防になります。日常的なお手入れでキレイな銅を保ちましょう!

まとめ

以上のように意外と簡単に落とせてしまうのがこの緑青です。鉄のサビはぜんっぜん落ちないのに、銅のはすぐ取れますからね。その辺も、昔から銅や真鍮が愛される理由なのかもしれません。

大抵のものなら、ここに書いた方法で落とせてしまいますが、シャンデリアみたいな大きな物はさすがに厳しいですかね。時間もかからないので、週末にでも試してみては?