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更新日 :2020年03月14日

ベースのメンテナンスを手軽に!簡単お掃除方法で初心者でもきれいに

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新生活が始まる春。
せっかくだから新しい事を始めたいという人もいると思います。

その中で、楽器を始めてみようという人も多いと思います。

でも、メンテナンスがめんどうくさそう・・・

そう思っている方に今回の記事はオススメ!
楽器の中でも重低音を担うベースのメンテナンス方法について説明していきたいと思います。

ベースの事を知らないという人も基礎知識から説明していくので、安心して読んでみてください!

ベースの基礎知識

今回はメンテナンスの事について話しますが、ベースを知らない人は、「ベースってどんな楽器?」と思うでしょう。

そこで、まずはベースの基礎知識から紹介していきたいと思います。

ベースってどんな音が出るの?

ベースは楽器。もちろん音が出ます。

どんな音かというと、低く太い音です。

ベースはその低く太い音を生かして、バンド全体の土台としての役割を果たすことが多いです。

なので、ギターよりは目立つ事が少ないですが、曲全体の迫力や安定感といった演奏全体の雰囲気を作る楽器です!

ベースの部位の名称説明

次はその音を出すベースの部位について説明します。

とは言ったものの、ベースの部位を全部理解するのには時間がかかります。

そこで今回は、部位の中でもメンテナンスをする為に知っておくべき部位を説明します!

ボディ

まず1つ目に説明するのは、一般的なベースで1番大きな部位であるボディです

写真の囲われた部分を指します。

ネック

2つ目に紹介するのはネックです

弦を押さえる部分で、ギターと比べてベースの場合はここが長いことが特徴です。

指板

 

3つ目は指板です。

写真の濃い茶色の部分で、ネックの表面部分に張り付けられている板のことです。

フレット

4つ目に紹介するのはフレットです。

枠で囲われた、弦とネックの間に打ち付けてある金属の部品です。

ベースは、指板指で押さえることで弦がフレット部分に固定されます。

フレットがあることで、指で直接弦を固定する時よりも正確な音程が出るようになっているんです!

ヘッドとペグ

最後に紹介するのはヘッドピッグです。

ベースのネックより上の部分をヘッドといい、写真では赤く塗装されている部分を指します。

そのヘッドにゼンマイ型の金属の部品がついています。

これがペグで、巻かれている弦の音程を合わせるのに使います。

ベースのメンテナンスに必要な道具

ベースのメンテナンスを説明する前に、メンテナンスに必要な道具について説明します!

クリーニングクロス

弦やボディに溜まった汚れを磨いて取るための道具です。

市販のマイクロファイバーでも代用することができます。

ポリッシュ

ボディの部分を磨く時に使うことで、ツヤを出すことができます。

使うことで汚れが付き辛くなる効果もあります。

学校で教室の床に使うワックスの様なものだとイメージしてください!

オイル

オイルは、ボディやネック表面部分に付いた指紋や汚れを落とすための道具です。

また、塗った部分を乾燥から守る効果もあります。

研磨剤

フレット・ペグ・ブリッジなどの各金属パーツをメンテナンスするときに使用します。

使用するときは金属ではない部分を研磨しないように注意しましょう!

ストリングクリーナー

弦を綺麗にするためのオイルです。

弦に付着した汗や脂汚れホコリなどを取り除き弦の滑りを良くして、錆を防止してくれます!

マスキングテープ

フレットを掃除するときに使います。

指板を研磨剤で削らないように保護する目的で使います。

ボディのメンテナンス

まず1つ目に紹介するのがボディのメンテナンスです。1番目立つ部分なのでしっかりキレイにしましょう!

用意するもの

クロス×2(乾拭き用とオイル・ポリッシュ用)
オイルまたはポリッシュ

  手順   

1. ボディを乾拭きクロスで拭く

ボディのメンテナンスで1番目にするべきなのが、ボディの乾拭きです。

クロスでボディを乾拭きするだけでも、汚れや手汗などを拭き取るのに十分な効果があります。

練習した後にはこの工程だけでも行うのをおすすめします!

2. オイル・ポリッシュをクロスに数滴染み込ませ、汚れを拭き取る

2番目にするべきなのが、オイル・ポリッシュを使った磨き上げです。

オイルやポリッシュを使うことで、クロスだけでは取れない汚れも取れたり、光沢が出たりします。

しかも、オイルは保湿効果、ポリッシュは汚れ防止の効果があるのでキレイにする他にも利点があります。

オイル・ポリッシユのつける量はクロスに数滴染みこませる位で、磨いた後、指板に薄く伸ばせていたらとてもいいです!

ですがここで1つ注意点

ポリッシュにはボディの塗装を剥がしてしまう危険性があります。

じゃあどのポリッシュを使えばいいの・・・?

そういう人のために万能ポリッシュを紹介します!


Ken Smith ケンスミス Pro Formula Polish

天然の素材で作られているので、塗装を絶傷めない、汚れ落ちが良い、艶だし効果があるといった特徴があります

ベース以外にもドラムやピアノ、管楽器にも使える便利なポリッシュ。
なんと、家具にも使うことができるのだそう。ぜひ試してみてください!

指板のメンテナンス

2つ目に紹介するのは指板のメンテナンスです。指板は直接指が当たるので、弦と同じくらい汚れやすいです。

しっかりメンテナンスをして、ベースも手も清潔に保ちましょう!

 用意するもの 

クリーニンググロス
オイル
マスキングテープ

   手順   

1. ベースの弦を緩ませる

指板の上にはベースの弦があるので、そのまま汚れを取ろうとすると、弦が邪魔になります。

そのため指板をメンテナンスする前に弦を邪魔にならない程度まで緩ませましょう!

2. オイルを吹きかけたクリーニングクロスで磨く

オイルを少量吹きかけたクリーニンググロスで指板を磨きましょう。

3. 元に戻して出る音を合わせる

緩んだままでは、演奏も保管も適しません。そのため、ベースの弦を張り戻し、実際に弾いてみて調節しましょう!

ただ、保管する場合はペグを1~2周程度緩める方がいいので、ご注意を!

フレットのメンテナンス

フレットは長く使用していると黒くくすんできます。指板と同じように手直接あたる場所なので清潔にしましょう!

 用意するもの 

クリーニンググロス
研磨剤

   手順   

1. ベースの弦を緩ませる

指板の時と同じく、弦がメンテナンスの時邪魔になるので緩ませましょう。

2. 指板の木材部分をマスキングテープで保護する

フレットは金属部分なので、キレイにするには研磨剤で磨き上げる必要があります。

その一方で、指板部分は木材で出来ていることが多いのです。

そのため、研磨剤で指板部分が削れるのを防ぐために指板の木材部分をマスキングテープで保護してください。

3. 研磨剤を含ませたクリーニンググロスでフレットを磨く

ネックの金属部分をクリーニンググロスで磨いてください。

クリーニングクロスに研磨剤を少量含ませたもので磨けば100点です!

4. 元に戻してチューニングをする

指板のメンテナンスと同様に弦を張りなおす必要があります。

保管の際はペグを緩めて保管するのを忘れずに!

弦のメンテナンス

弦のメンテナンスは、弦の劣化を抑える為に重要です。

特にベースは、ちゃんとした弦を買おうとすると、大体2,000円程かかってしまいます・・・

出費を抑えるためにも練習後に毎回行うのをオススメします!

 用意するもの 

クリーニングクロス
ストリングクリーナー

   手順   

1. クリーニングクロスにストニングクリーナーを少量含ませる

クリーニングクロスにストリングクリーナーを少量含ませてください。

2. 弦をクリーニングクロスで磨く

1で用意したクロスで弦を磨いてください。

弦を包んでスライドするように磨いてください。

修理したいときはどうすればいい?

ベースのフレットが浮いてしまったり、ペグや部品を交換したかったり、配線の調子が悪かったり……自分ではメンテナンスできない、ベースのトラブルもありますよね。

そんな時にはプロへ修理を依頼しましょう。
頼める場所や、頼み方をくわしくご紹介いたします!

どこに頼めばいいの?

ベースの修理には大きく分けて2つの修理方法があります。
まずは、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

楽器店へ持ち込む

ベースを販売している楽器店の多くが、修理にも対応しています。
修理したい部分を直接伝えられる点や送料がかからない点が、持ち込みの大きなメリット。
反対に、見積価格に納得できない場合、断りづらい……というデメリットもあります。

宅配修理を依頼する

ギターショップへ、ベースを送り修理してもらう、という手段もあります。
近場にベースショップがない、お願いしたい職人がいる、仕事で忙しく持ち込む暇がない、という人に便利なサービスです。
デメリットとしては、サイズの大きいベースは送料が高くなりがち、梱包が面倒、という点が挙げられます。

どうやって頼めばいいの?

楽器店へ持ち込むのか、宅配修理を依頼するのか、方法が決まったら早速依頼してみましょう。実際にお願いする場合の、手順をご紹介いたします。

楽器店へ持ち込む場合

手順
1
ホームページや電話で料金を確認する

店舗へ持ち込む場合も、事前にホームページをチェックして、大体の金額を把握しておくと安心です。小さなお店の場合、修理担当者が不在の場合もありますので、持ち込んで良い日時を事前に問い合わせておきましょう。

2
お店で見積もりを依頼

実際に店舗へベースを持ち込み、修理に必要な金額を計算してもらいます。
ベースはできるだけケースに入れて、持っていくようにしましょう。
金額が折り合えば、その場でベースを預け、修理に入ります。

3
ベースを引き取る

修理完了の予定日以降に、楽器店へ足を運び、修理の終わったベースを引き取りましょう。
店員さんと一緒に、直した箇所を確認したら、修理完了です。

宅配修理を依頼する場合

手順
1
見積もりもしくは修理依頼を行う

宅配修理に対応している楽器店に、電話やメールで修理依頼を行います。
正式な見積もりは、ベースが到着してからになりますが、トラブルを防ぐためにも、大まかな金額を先に聞いておきましょう。

2
楽器店へベースを送る

修理したいベースを楽器店へ送ります。
ベースを傷つけないように、緩衝材を入れた段ボールで発送しましょう。

3
見積もりを確認

ベース到着後、楽器店から修理費用の連絡がきます。
金額に問題がなければ、店舗指定の方法で入金を行いましょう。
見積もり金額に納得できない場合は、返送手続きを依頼します。

4
ベースの到着を待つ

修理完了後、楽器店からベースが発送されます。
希望の到着日時がある場合は、事前に伝えておきましょう。

ベースの宅配修理は当サイト、あなたのマイスターでも可能です。
複数の職人さんから見積もりが取れる、職人さん選びのサポートを受けられる、といったメリットがありますので、
「どこで修理しよう……」
と迷っている方は、是非ご相談ください!

まとめ

今回はベースのメンテナンス方法についてまとめました。

今回紹介したメンテナンス方法は、比較的簡単なものです。めんどくさがりな方も、1〜2ヶ月に1回は実践してみてくださいね!

毎回ベースを弾いた後にクリーニングクロスで拭いてあげれば、きれいな状態を長く保つことができます。

メンテナンスをしていると、楽器に愛着が湧いてきて、音楽がもっと好きになってくるはず。

ぜひベースに愛情をもって、音楽活動を楽しんでくださいね!