■冷蔵庫に霜がついたときはタイプを確認!直冷式なら必ず霜取りを
■霜が付く原因は、ドアを開けっ放しにすることと、冷蔵庫の故障!
■冷蔵庫の霜取りをするときはヘラが必須!電源を落として霜を溶かそう
冷蔵庫を使っているうちに、いつのまにか溜まっていく霜。
悩んでいる方も多いかもしれません!
冷蔵庫の霜取りって、意外と大変です。
なるべくならやりたくないのが、本音だと思います。
実は、冷蔵庫に霜がつきにくくなる使い方があるのです。
知っているだけで、なんか得した気分になれちゃいますよ!
というわけで今回は、冷蔵庫に霜がついてしまう原因から取り方まで徹底解説します♪
冷蔵庫には、
の2つの種類があります。
直冷式とは、庫内を冷蔵庫の壁全体で冷やしていくタイプ。冷却パイプが壁の奥にあり、壁越しに冷気が伝わります。
霜がつきやすいのは、「直冷式」の冷蔵庫。冷却パイプが通る壁の周りに霜がつくことが多いです。霜は自分で取り除く必要があります。
ファン式とは、ファンを使って冷気を庫内に送り込むタイプ。ファンは、扇風機のようなもので、回転して冷気を循環させます。冷気によって、庫内をひんやりさせるわけです。
ファン式の冷蔵庫は霜がつきにくく、自動霜取り機能もついています。自動霜取りでは、定期的に庫内の温度を0℃以上にするため、ファン式の冷蔵庫は長期保存にはあまり向いていないとか。
直冷式冷蔵庫に霜がついてしまったとき、そのまま放置しておいてはいけません。必ず霜取りをしましょう。
霜は、熱や冷気を伝えにくくする性質を持っていて、放っておくと冷蔵庫の中が冷えにくくなります。冷蔵庫が効率よく冷えないと、無駄な電気代がかかったり、冷蔵庫の寿命が縮んだりといった問題が起こります!
霜の厚さが1cmを超えたら霜取りをするようにしましょう。放っておくと、霜はどんどん大きく厚くなっていきます。冷蔵庫が開かなくなってしまうことまであるのです。そうなる前に、霜をしっかり取っておくことが必要です。
なぜ冷蔵庫に霜がついてしまうのでしょうか?
原因は、大きく分けて
の2つあります。
ドアが開けっぱなしであったり、ドアに隙間があったりすると、そこから部屋の空気が冷蔵庫の中に入り込みます。空気が冷蔵庫の内部で冷やされると、空気中の水分が氷となって冷蔵庫に付着します!これが霜です。
開けっぱなしは言語道断ですが、ドアに隙間ができてしまう原因にはいろいろ考えられます。
たとえば、よくあるのが
の3つ。
・食品を詰め込みすぎている
冷蔵庫に詰める食品は容量の70%ぐらいが目安です。ドアが閉まらないぐらい食品を詰め込むのはやめましょう。
・引き出しにレジ袋などが挟まっている
引き出しタイプの冷蔵庫の場合、レジ袋が挟まってしまうこともあると思います。レジ袋1枚分の隙間も要注意!霜は発生してしまいます。引き出しを閉めた後に確認すると安心です。
・ドアのパッキンが故障している
ぴったりドアを閉めているはずなのに、霜がたくさん発生してしまうという場合には、ドアパッキンがダメになっている可能性もあります。修理や点検をお願いしましょう。
急に霜が発生するようになったときには、ドアがしっかり閉まっていないことが多いようです。まずは、冷蔵庫の使い方を見直してみましょう。
冷蔵庫の使い方は間違っていないはずなのに、なぜか霜が大量発生してしまう。そんな時には、冷蔵庫の「冷やす」という機能がうまく働かなくなっていることが原因かもしれません。
特に、庫内に霜がついているのに、冷凍食品は溶けているという場合は、冷却機能が故障している可能性が高いです。冷蔵庫の大きさにもよりますが、修理にかかる値段は、6万円近くなることもあるそうです。ぜひ一度メーカーさんに相談してみましょう。
ファン式ならともかく、直冷式の冷蔵庫は、霜取りをしなければなりません。
そのやり方を紹介します。
用意するもの
・タオル 数枚
・クーラーボックス
・ヘラ(プラスチック製または木製)
*必要に応じて*
・ドライヤー または 扇風機
・サラダ油
手 順
1. 冷蔵庫の周りにタオルを敷く
冷蔵庫の霜取りを行うと、溶けた霜で冷蔵庫の周りが濡れてしまうことがあります。作業を始める前に、タオルを敷いておきましょう。
2. 冷蔵庫の中身をすべて取り出す
冷蔵庫の中に食品が入っていると、霜取りができないので、一旦すべて取り出します。クーラーボックスなどを活用しましょう。
3. 冷蔵庫の電源を切る
霜を溶かすために冷蔵庫の電源を切ります。霜取りモードなどがあれば使ってください。
4. 冷蔵庫のドアを開けたまま、しばらく放置する
しばらく放置して霜を少しずつ溶かしていきます。
霜が厚く、なかなか溶けない場合や、早く作業を完了させたい場合には、道具を使って霜を溶かしましょう。
ドライヤーの風を当てると、霜が早く溶けます。熱風を使うと、冷蔵庫の寿命を縮めてしまう可能性もあるので、なるべく冷風や送風を使うようにしてください。ドライヤーの代わりに扇風機を使うのもOKです。
また、温めたタオルを霜に当てて溶かす方法もあります。熱すぎると、冷蔵庫を傷めるので、40℃ぐらいのお湯につけてしぼったタオルを使うようにしましょう。
ドライヤーやタオルは、1か所を集中的に溶かすように使います。1か所が溶ければ、そこから霜を剥がしやすくなるのです。
5. ヘラを使って霜を剥がし取る
霜が溶け始めたらヘラを使って霜を削っていきます。ヒビがはいれば、そこにヘラを差し込むようにして霜をとっていきましょう。うまくやれば、塊で霜が取れるようになります。
道具を使って溶かした部分にヘラを差し込むのも効果的です。
金属製のヘラを使うと、冷蔵庫を傷つける恐れがあります。冷蔵庫内部の壁を破って冷却パイプを傷つけると、冷蔵庫が使えなくなります。
プラスチックや木など、比較的柔らかい素材のヘラを使うようにしましょう。
6. 内部をしっかり乾拭きする
霜取りが終わったら、最後に冷蔵庫内部を乾拭きして仕上げます。
完成形はこちらです。違いがわからない人のために、Before、Afterの写真も載せちゃいます!
その差は歴然ですね。霜がごっそり取れました。
乾拭きの後、サラダ油を薄くつけておくと、霜がつきにくくなり、霜がついても取りやすくなるのでオススメですよ。
冷蔵庫の霜取りが完了したところで、霜がつきにくくなるオススメの使い方をチェックしましょう。
の4つの使い方を紹介します。
・ドアはしっかり閉める
ドアが少しでも開いていると、霜が発生する原因になります。パタンと閉めた後に、優しくドアを押してぴったり閉めるのがオススメです。
・食品は詰めすぎない
どんなに押してもドアがぴったりしまらないというときには、冷蔵庫に食品を詰めすぎているのかもしれません。目安はだいたい7割です。食品を溜め込むのもほどほどに。
・ドアの開け閉めはすばやく行う
ドアを開け閉めするときは、素早く行うようにしましょう。冷蔵庫の中にはなるべく部屋の空気が入らないように意識するのが大事です。
・食品の水分は切る、またはラップをかける
冷蔵庫の中に食品をしまう時にできる工夫もあります。食品から水分が出ないようにすると、霜がつきにくくなるのです。しまうときには、食品の水分を切るようにしましょう。
それだけでは心配な場合には、ラップもかけましょう。これで安心です。
どれも今すぐできそうですよね。冷蔵庫の使い方を見直すだけで、霜がつきにくくなるのです。
冷蔵庫に霜がついてしまったとき、霜取りは面倒臭くてどうしても後回しにしてしまいがちですよね。
でも、放っておくと霜はどんどん厚く大きくなっていきます。しっかり霜取りをするようにしましょう。
霜の原因は、ドアの隙間であることが多いです。しっかり閉めるように習慣づければ、霜がつきにくくなります。ぜひ使い方を見直してみてください。
異常なぐらい霜が発生する、霜が発生しているのに冷凍物は溶けている。そんな異常がある場合には、ぜひメーカーさんに問い合わせてみてくださいね。