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更新日 :2023年07月23日

エアコンの取り付けを自分でする方法とは?プロとの違いも解説

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新しいエアコンを購入すると早く試したくてワクワクしますが、直面する課題が、どうやって取り付けるのか問題。インターネットで購入してみたはいいものの、取り付けまでは考えておらずに悩んでしまった方、意外と多いらしいんです。

プロの業者さんにお任せという人が多いと思いますが、実は、エアコンは自分で取り付けることもできなくはありません。そこで今回は、自分で取り付ける方法からプロに頼む際の料金相場まで、エアコン取り付けに関する情報をまるっと紹介します!

エアコンの取り付けはプロに頼むべき?

まず気になってくる問題。それは、エアコンの取り付けは自分ですべきかプロに頼むべきかどうか、ですよね。自分でチャレンジしてみたいけど、不安だし、プロに頼んでみようかなという方も多いはず。まずは、それぞれのメリットデメリットを考えてみましょう。

自分で取り付けるメリット・デメリット

DIYが好きなら、自分で取り付けてみようと意気込む人も多いはず。ズバリ、自分で取り付けるメリットは、設置費用がかからないことでしょう。必要最低限の工具を揃えればできちゃうので、予算をかなり抑えられます。自分でやりきった達成感もありますよね!

ただし、施工がかなり難しく自分の思い通りに設置できない可能性はあります。自分でチャレンジしてみる際は、必ず事前に設置方法をよく調べて、本当に自分でできるのかを判断する必要があります。

プロにお願いするメリット・デメリット

プロに取り付けてもらうメリットとしては、やはりエアコンの稼働に適した場所に、正確に設置してもらえる点があげられます。自分で作業するはずだった分の時間が浮きますね!ただし、プロへの依頼は、人件費を含んだ設置費用になるため、DIYよりは高くなるのは当然。

安い買い物ではないし、エアコンの取り付けはかなり難しいので、DIYの腕に相当な自信のある上級者以外は、プロにお願いするのが吉です。

もう一度言います。エアコンの取り付けはプロにお願いするのが吉ですよ!

エアコンの取り付けに必要な道具は?

エアコンを取り付けるのに必要な工具はさまざまですが、エアコンの設置のためだけに使用する一部の工具はレンタルすると良いでしょう。

・トルクレンチ

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・電気ドリル(コアドリル)

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TOPELEK 電動ドリル


・エアコンダクトカッター

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ネジ締めのときに使う「ドライバー」や、配管のナットを締め付けるための「モンキーレンチ」などは、日常生活でも使えるので購入しておいても損はないでしょう。

また、エアコンを設置するにあたっては「ドレンホース」「ボードアンカー」などの部材も必要です。詳しくは、エアコンのメーカーや専門の業者さんに相談してみて、しっかり道具を用意してから作業を始めるのがいいですよ!

自分でエアコンを取り付けてみよう!

それでは、実際にエアコンを取り付ける方法を解説します!

繰り返しにはなりますが、エアコンの取り付けは失敗する可能性も高いので、自信がある方のみ、自己責任の範囲でチャレンジしてみてください。

手順
 
1
養生する

まずは室内機まわりを養生していきます。作業スペースとなるところは全体的に柔らかい布などで覆い、傷や汚れを防ぎましょう。

2
背板を設置する

エアコンの本体を引っかけるために、背板と呼ばれる金属を壁に貼り付けます。斜めにならないよう、水平に設置することを意識してください!また、壁の材質になって取り付ける方法が違います。

・木材の場合
電動ドリルを使ってネジで固定しましょう。

・石膏ボードの場合
壁内部で傘のように開くカサ式のボードアンカーを使って固定します。

・土壁の場合
縦桟という金属製の部材を取りつけて壁に強度をつけます。それから壁に固定します。

・しっくいの場合
壁に合板で石膏ボードを貼るための下地をつくってから、固定します。

・鉄筋コンクリートの場合
背板にグリップアンカーを打ち込んで、ボルトで固定します。背板がしっかりしていないと事故にも繋がるので、注意してくださいね!

3
室内機を準備する

リモコンからの信号を受け取るFケーブルと呼ばれる部品を室内機に取り付けます。また、

・コード
・配管2本
・ドレンホース

を取り出すための穴を室内機に書いてある切り取り線に沿って開け、取り出し口を確保してください。

4
配管を通す

壁に穴を開け、冷媒ガスの通り道となる配管を、室内から屋外へと通します。この段階では壁に通すだけで、室内機・室外機の配管を繋ぐ必要はありません。

室内機に溜まる水を外に排出するためのドレンホースやFケーブルも、配管と同じように通してください。

5
室内機を設置する

すでに設置してある背板にひっかけるようにして、室内機を取り付けます。このとき、室内機の裏側には、配管・ドレンホース・電源コード・Fケーブルがあると思いますが、それらは室内機の裏にしまいこんでくださいね!

6
配管やドレンホースを室内機に繋ぐ

壁に通した配管を室内機の配管に繋げます。

実はドレンホースは、トラブルが起こりやすいパーツです。以下の3点に気をつけましょう。

・室内機から水滴が落ちないようにする
原因はパイプ内の詰まりにあります。ごみを取り除けばOKです。

・ドレンホースを通じて、外から害虫が入らないようにする
ドレンホースの端にドレンキャップを取りつければ、害虫の侵入を防げます。

・ドレンホースから異音がしないようにする
原因はパイプ内の気圧差にあります。消音用逆止弁を取りつけることで気温差がなくなり、異音がしなくなります

ここは少し大変な作業になりますが、根気よく頑張ってください!

7
室外機を設置する

外の配管をテープなどを使って整えます。室外機はプラスチックの台の上に設置し、配管を繋げてください。

8
真空引きをする

室内機から室外機まで繋がった配管内の空気や水を抜くため、真空引きという作業を行います。だいたい20分ほどかかるので、根気よく待ちましょう。ここを怠ってしまうとエアコンの故障の原因にもなるので、慎重に作業してください!

9
試運転する

真空引きが終わったら、室外機の配管のバルブを回してみてください。室外機に溜まっていた冷媒ガスが配管を通って循環するはず!試運転のときは以下の点をチェックしましょう。

・冷暖房中にエアコンの吹き出し口から風が送られてくるかどうか
・外に出したドレンホースから、きちんと排水されているかどうか
・室外機のファンが回っているかどうか
・冷房中の室内機の熱交換器が冷たいかどうか
・室内機から水滴が落ちてこないかどうか

以上の点で問題なければ、エアコンの取り付けも終了です♪

プロが取り付けた場合の費用は?

新品エアコンの取り付け工事の費用相場は、一般的に14,000~18,000円程度です。一方、購入する工具の数にもよりますが、自分で取り付ける場合の費用は、20,000円前後だと考えられます。

つまり、1台だけエアコンを設置するときは、プロに依頼したほうがお得となる可能性があるのです。ただし、2台以上エアコンを設置するのであれば、購入した工具は使いまわしがきくので、自分で取り付けたほうが費用面ではお得になります。

ただ、やはりプロにお願いしたほうが確実に施工してもらえるでしょう。というのも、壁の穴開けに失敗してプロに修復を依頼する場合、壁穴の修理に16,000円〜、クロスの張替え(20㎡)に20,000円~の費用がかかってしまうからです。

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プロのエアコン取り付けについてもっと詳しく

プロが取り付けた場合の所要時間は?

プロにエアコンの取り付けを頼むと、約1時間半かかります。ただし、これは標準工事にかかる時間。 標準工事とは、配管パイプ用の穴あけと取り付け、室内機・室外機の設置、真空引きの作業(エアコンの内部を真空にして水分を除去すること)、チェックのための試運転を指します。

標準工事には含まれない追加工事が必要になる場合は、さらに時間がかかります。たとえば、室外機を天吊りや屋根置きなど通常とは違った設置の仕方をしたり、エアコン用のコンセントを新しく開設したりする場合です。

まとめ

今回は、エアコンの取り付けを自分でやる方法を解説しました。しかし取り付けの段階で失敗してしまうと故障の原因にも繋がりますし、やはりエアコン取り付けはプロに頼むのが吉ですよ!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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