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更新日 :2023年07月23日

エアコンの取り外しは自分でできる?ガスを室外機に回収する方法とは

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引っ越しに伴ってエアコンを取り外したいとき、室内機から外の室外機へ繋がっているエアコンは、どこからどう取り外したらいいか悩みますよね。

買い替えの場合は、取り外しから設置まで業者に依頼する方は多いと思いますが、取り外しなら自分でできそう!とチャレンジする方もいるのではないでしょうか。

エアコンについての知識がないまま取り外してしまうと、機械の故障や事故、ケガにつながってしまう恐れがあるので、心配な方は業者へ依頼する方が安心です。それでも、自分でエアコンを取り外ししたい、そんな方に!今回は、エアコンの取り外しについて、紹介していきます。

エアコンの取り付け、取り外しに資格はいるの?

エアコンの取り付けには特に資格は必要ありませんが、取り付け工事には難しい作業が多い上に、付随するコンセントなどの工事には電気工事士の資格が必要です。

また、壁上部への取り付けに慣れていないと、ケガやエアコンの故障、事故を引き起こす可能性もあります。

事故の中でも多いのが、エアコンのコンプレッサの破裂です。配管を締める作業の際、取り扱いを誤ると、室外機が破裂してしまいます。室外機の破片でケガをしたり、窓ガラスが割れてしまうことも。安全面を考えても、やはり業者へ依頼するのがおススメ。

エアコンの取り外し方

エアコン取り外しには資格が必要な作業はありませんが、ガスのポンプダウンなど、専門的な作業が伴います。手順をしっかりと把握してから自分で行えるか判断しましょう。

また、エアコンを取り外したものの、設置場所から玄関に行きつくまでの経路に邪魔なモノがあると運び出せない可能性もあります。どのように運び出すのか、シミュレーションして事前に片づけておくようにしましょう。

エアコンの取り外しに用意するもの
・脚立やイス
・ニッパ
・ワイドモンキー
・プラス、マイナスドライバー
・六角棒レンチ
・カッター
・ビニールテープ
・ゴミ袋
・養生用マットなど
・パテ

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今回紹介した工具はホームセンターなどで購入できるものなので、取り外し前に用意しておきましょう。

エアコン取り外し方法
 
1
室外機の側面にあるカバーをプラスドライバーを使って外して、配管の接続口を出す

2
接続部の横にある六角キャップをワイドモンキーで外す

3
冷房運転をかけて細い配管の方に六角を入れて止まるまで時計回りに回して、3分ほど待つ


室外機へエアコン内部の冷媒と呼ばれるガスの回収のため、冷房運転をします。

ポンプダウンは強制冷房とも呼ばれ、方法はメーカーによって異なりますが、たいていはエアコン本体の「自動」か「応急運転ボタン」の長押しで行えます。詳しいやり方は、室内機のパネル内や室外機の側面、取扱説明書などで確認してくださいね。

4
太い配管に六角を入れて、止まるまで時計回りに回して、3分ほど待つ
5
冷房運転を停止して、室外機も完全に停止したら、コンセントからプラグを抜く

6
室外機の細い配管をモンキーを使って外す

ポンプダウンがしっかりできていればガスは出てきません。
もし、ガスが出てくるようであれば、3からやり直してみてください。

 
7
室外機の電源ケーブルを抜く
8
配管の化粧テープをつなぎ目からはがして、室内機、室外機から配管パイプを取り外す

9
配管と室外機の接続部分をモンキーで外す
10
室内機を壁から外して、壁に固定されている背板も外す
11
運ぶための準備を行う

エアコン内部や配管にホコリやゴミが入らないように大きめのゴミ袋などにいれてしっかりと養生して、傷がつかないようにマットや毛布などで保護しましょう。

 
12
配管貫通穴は、専用のキャップをするか、パテを使って壁の穴を閉じる

手順にそって作業をすれば、自分でエアコンを外すことは可能ですが、室内と室外で作業をして、室内機の取り外しは高所になります。室内機、室外機ともにそれなりに重量があるので、作業をする際には、ケガに注意をしてください。

入居時の状態への回復の注意

賃貸での引っ越しに伴い取り付けていたエアコンを外す場合、退去の際には入居時の状態へ回復する必要がありますよね。そこで、気を付けてほしいのが、コンセント交換や電圧切り替え。

取り付けたエアコンの電圧が既存のコンセントの電圧と違った場合、取り付け時にコンセント交換や電圧切り替えをしている場合があります。その場合には、もう一度電圧切り替えをして元の電圧へ戻すことになりますが、コンセントや電圧切り替えには電気工事士の資格が必要です。

業者にもよりますが、コンセント交換と電圧切り替えで1万円程度かかります。すぐに工事ができないこともありますので、退去日まで余裕をもって、業者へ依頼するようにしましょう。

エアコンを処分するには?

取り外したエアコンを処分する場合、以下の4つの選択肢があります。

1 エアコン取り付け業者へ処分を依頼

新しくエアコンを購入して業者に取り付けをしてもらう場合、古いエアコンは無料で回収してくれる場合があります。取り外しも一緒にやることが条件になる場合がありますので、業者へ相談してみてください。

2 不用品処分業者へ依頼

エアコンの処分には家電リサイクル料金がかかります。業者によって値段が違うので、いくらで処分できるのかを確認して処分を依頼しましょう。

3 エアコン買取業者に買取を依頼

5年以内の比較的新しく状態の良いエアコンであれば、リサイクルショップやエアコン専門の買取業者へ買取を依頼してみましょう。

4 自治体のサービスを利用

自治体によってはエアコンの処分を行っているところもあります。回収を担当している窓口に電話すると、自宅までエアコンを回収しにきてくれます。自分で運び出さなくてもいいのがメリット♪

エアコンの処分には家電リサイクル料金のほかに、収集運搬料金がかかります。家電リサイクル料金はメーカーによって変わるので、申し込み時に聞いておきましょう。

こんな場合はプロに依頼を!

自分でエアコンの取り外しはできますが、以下のケースはプロに頼んだほうが安全ですよ。

・室外機が2階以上の高い場所に設置されている ・室内機と室外機が別の階に設置されている ・特殊な手順で取り外す必要がある(配管が見えないなど)

上記に当てはまらなくても、エアコンの取り外しに慣れていなかったり、自信がなかったりする場合は、プロに依頼することをおすすめします。

プロに依頼した場合の料金相場は?

プロに依頼する場合、いくら料金がかかるか、気になりますよね。編集部が調べたところ、エアコン取り外しの料金相場は10,000円以内です。ただし、以下の場合、追加料金が6,600円~発生します。

屋根に室外機がある場合

屋根の高さによっては、さらに高所作業料金がプラスされることもあります。

マンションなどのベランダの天井にある架台に室外機がある場合

室外機が設置されている場所によっては作業員1名では取り外せないことも。作業員が2名必要になる場合は、1名分の人件費としてさらに追記料金がかかります。

ラック式の架台に室外機を2段置きしている場合

1段目に設置されている室外機を取り外すには、まずは2段目の室外機も取り外す必要があります。作業量が増えるため、追記料金がかかるんです。

マンションなどの外壁にある架台に室外機がある場合

料金で不明点があれば、見積もりの際に聞いてみましょう。

まとめ

エアコンを取り外す作業は特に資格がなくても、エアコンの仕組みを理解して作業すれば、自分で取り外すことができます。高所での作業や、室内機や室外機は重量がありますので、作業に不安がある場合には、プロの業者へ取り外しを依頼するのがおススメです。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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