エアコン室外機の日除けカバーにはどのようなメリットがあるかご存じですか?
庭を飾るアイテムのひとつとして日除けカバーを設置しているご家庭もありますね。
今回はエアコン室外機の日除け効果や日除けカバーの選び方について解説します。
エアコン室外機の日除けカバーとはエアコンの室外機に直射日光が当たらないよう日を遮ったり、室外機の外観をよくするためのものです。
室外機上部のみを覆う屋根型と、室外機全体を覆う箱型(ルーバー)の2種類のほかに、樹木などで自然に日陰を作る方法があります。
エアコンの室外機は、冷房をつけたときに室内の熱を外に追い出す役割があります。
室外機に直射日光が当たり室外機自体が高温になると、熱が捨てられなくなってしまい、エアコンの効きが悪くなり、電力を多く使うことになります。
室外機に日除けをつけて直射日光を遮ることで、室外機が熱くなるのを防げるので、省エネ効果が期待できます。
省エネ効果を得るためには風通しを良くし、室外機から出る熱がこもらないように設置することも大切です。
もともと室外機が日陰にある場合は日除けによる省エネ効果は期待できません。
暖房は冷房と室外機の機能が逆になるので、室外機に日除けをつけず日光に当てて暖かい環境にした方が節電になります。
室外機の日除けカバーには節電以外の効果もあります。
もともと室外機は雨風に強い作りになっていますが、大量の雨水が入ると故障の原因になります。
日除けカバーがあれば室外機に雨水が侵入するリスクを軽減することができます。
また強風時などには飛来物から室外機を守ることができます。
玄関近くや、ガーデニングを施した素敵なお庭では無機質な室外機がそのまま置かれていると、おしゃれな家の外観を邪魔をしてしまうこともあります。
日除けカバーをおしゃれなものにすることで、室外機をセンスよく目隠しすることができます。
室外機にカバーをつけることで室外機上のスペースを有効活用することができます。
収納棚付きの日除けカバーも多く販売されていますよ。
スペースの限られたベランダなどにも便利です。
日除けカバーは目的によって選び方が変わってきます。
日除けカバーを設置しても角度により日陰にならない場合は効果が得られないので省エネのために設置をする場合は、日があたる角度や時間帯を計算して設置しましょう。
幅が長めの日除けカバーなどもありますよ。
室外機の日除けカバーは屋外で使用するものなので耐久性のあるものを選びましょう。
見える場所に設置する場合はデザインやお手入れのしやすさなども重要ですよ。
木材やアルミ、スチールやアイアンなど、さまざまな素材の日除けカバーがあるので家の外観や、室外機の設置環境に合わせて選びましょう。
室外機の上の空間を有効活用したい場合は収納付きの日除けカバーがおすすめです。
室外機の日除けグッズを室外機の上部分につける「天板タイプ」、 全面を覆う「箱型タイプ」と、植物で自然の日陰をつくる「グリーンカーテンタイプ」の3つのタイプをご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを比較してご自宅の庭やベランダに合ったものを選んでくださいね。
室外機の天板部分に取り付けるタイプの日除けです。
省エネが目的で、費用をかけずに日除けを設置したいという方におすすめ。
設置も簡単です。
上にのせるだけなので、季節や時間帯によっては直接日光があたることもあり、調節が必要になります。
また、玄関や庭などおしゃれに見せたい場所にはむいていません。
室外機全体をスッポリ覆う箱形タイプの日除けです。
室外機全体を覆うので、目隠しができ、見た目がきれいです。
棚にもなるので上に植物を飾ることもできますよ。
収納棚になるタイプのものもあります。
箱形タイプは風通しが悪くなりやすいので、室外機に対してゆとりのあるタイプを選びましょう。
室外機から30cmほど前方に背の高い植物を置いて、自然な日除けを作ることもできます。
夏場にツルになる朝顔やゴーヤなどを植えるのもおすすめです。
ただし、室外機からの熱風や冷風は、植物にとってはあまりいいものではありません。
室外機からの風が強く当たらないように距離をとったり、鉢の向きを時々変えるなどの対策をしましょう。
夏場の冷房使用時にはエアコンの室外機に日除けをすることで、室外機の温度の上昇を防ぎ、節電につながります。
また、室外機の日除けは無機質な室外機の外観を隠したり、室外機の上の空間を利用するためにも便利なアイテムとなります。
ご家庭の用途に合わせて日除けを選んでくださいね!
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