ほぼ毎日入るお風呂。1日の疲れを癒しリフレッシュする空間として、いつもキレイにしておきたいですよね。そんなお風呂なのですが、なんだか床の汚れが気になるなぁと感じることはありませんか?お風呂の床につく汚れの性質を知って、賢くお掃除しちゃいましょう。今回は、お風呂の床掃除について解説していきます♪
目次
みなさんは「酸性」「中性」「アルカリ性」という言葉に聞き覚えはありますか?中学校で習いましたよね?これらは水溶液(物質を水に溶かした液)の性質の名前です。
例えば、お酢やレモン汁のようにすっぱい味のものは酸性、水道水は中性、石鹸水はアルカリ性です。実は、汚れにもこのいずれかの性質があります。それぞれの性質に合わせた洗剤を使うことが、賢くお掃除するポイントです!お風呂の床につく汚れは、主に
の4種類があります。それぞれの汚れについて説明していきます。
水道水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が含まれています。床が水に濡れたり乾いたりすることを繰り返すうちに、ミネラル分が堆積して水垢となるのです。水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤が効果的です!
人の肌や汗は、弱酸性なので、皮脂汚れも酸性です。そのため、皮脂汚れの掃除にはアルカリ洗剤や重曹が効果的ですよ。
石鹸カスは酸性で、金属石鹸と酸性石鹸の2種類があります。金属石鹸は、石鹸の成分に含まれている油脂と水道水に含まれるミネラル分が反応することででききる白っぽい汚れです。酸性石鹸は、石鹸の油脂と皮脂汚れが合わさることでできる黒っぽくベタベタした汚れです。
床や壁に黒ずんで見えるものがカビです。水垢、皮脂汚れ、石鹸カスなどの汚れがカビの栄養源となり、カビが繁殖します。浴室は温度(10~35℃程度)・湿度(70%~99%程度)・酸素といったカビにとって快適な環境が揃いやすい場所なため、カビが発生しやすいと言えます。カビも酸性の汚れなので、アルカリ性洗剤や重曹が効果的です!
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日々のお掃除であれば、素材を傷めにくい中性洗剤でも十分汚れを落とすことができます。しかし、時間が経って蓄積してしまった汚れは、先ほどの説明のように、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が効果的です。
市販の洗剤には、ボトルの裏などに洗剤の性質が表記されています。購入する時や使用する時に確認してみてください。洗剤の中には、「まぜるな危険」と表示してあるものがあります。混ぜて使用すると有毒なガスが発生してしまうため、使用する際には十分注意しましょう。
使用後にしっかりと洗い流すことも大切です。安全面を考慮すると、酸性の「クエン酸」とアルカリ性の「重曹」がおすすめです。どちらも100均で買うことができますよ♪次は汚れ別のお掃除方法を紹介していきます!
軽い汚れと頑固な汚れ、それぞれの落とし方を紹介します。
・クエン酸
・スプレーボトル
・スポンジやブラシ
水またはぬるま湯200mlに対してクエン酸を小さじ1杯の割合で溶かします。作ったクエン酸水をスプレーボトルに入れて使いましょう。
作ったクエン酸水をスプレーを使って床にまんべんなく吹きかけます。
まんべんなくクエン酸水をまいたら、スポンジやブラシで水垢を擦って落としましょう。
最後にシャワーで汚れをしっかりと洗い流したら、お掃除完了です!
・クエン酸
・キッチンペーパー
・洗面器
・スポンジやブラシ
まず初めに、床を乾かしてほこりやゴミを取り除きましょう。
洗面器にクエン酸の粉末を大さじ1杯と水またはぬるま湯を200mlを入れ、キッチンペーパーを浸してクエン酸パックを作ります。作ったクエン酸パックを汚れている部分に貼り付け、半日ほど置いておきます。
半日ほど置いたらクエン酸パックを剥がし、スポンジやブラシを使って水垢を擦って落とします。
最後にシャワーで汚れをしっかりと落としましょう。以上でお掃除完了です!
こちらも、軽い汚れと頑固な汚れ、それぞれの落とし方を紹介します。
・重曹
・スプレーボトル
・スポンジやブラシ
水またはぬるま湯100mlに対して重曹を小さじ1杯の割合で溶かします。クエン酸とは割合が違うので注意してください。作った重曹水をスプレーボトルに入れて使いましょう。
作った重曹水をスプレーを使って床にまんべんなく吹きかけます。
まんべんなく重曹水をまいたら、スポンジやブラシを使って皮脂汚れや石鹸カスを擦って落としましょう。
最後にシャワーで汚れを洗い流したら終わりです。
・重曹
・洗面器
・キッチンペーパー
・ラップ
・スポンジやブラシ
まず最初に、床を乾かして床のゴミやほこりを取り除きます。
洗面器に重曹と水を2:1の割合(例えば、20g:10ml)で入れ、よくこねて混ぜ、重曹ペーストを作ります。作った重曹ペーストを汚れている部分に直接塗っていきます。
汚れている部分に重曹ペーストを塗ったら、上からキッチンペーパーを被せます。キッチンペーパーを被せたら、さらにその上に重曹ペーストを塗ります。
キッチンペーパーの上にも重曹ペーストを塗ったら、ラップで覆って半日ほど放置します。
半日ほど放置したら、重曹ペーストを全て取り、スポンジやブラシで皮脂汚れや石鹼カスを擦って落とします。
汚れが落ちたら最後にシャワーで汚れを洗い流します。しっかりと洗い流したらお掃除完了です!
酸性の汚れである皮脂汚れや石鹼カスには酵素系漂白剤も有効です。
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カビは酸性の汚れなので、先ほど紹介した皮脂汚れや石鹸カスと同様に重曹や酵素系漂白剤を使うことで除去することができます。しかし、それだけでは落ちない頑固なカビ汚れは塩素漂白剤を使うことをおすすめします。カビに効果的な塩素系漂白剤を使う際は、「片栗粉」を使うと、より高い効果を発揮することができます。
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床のお掃除をしたら、ついでに排水口掃除もやってしまうのがオススメです。面倒くさくて後回しにしがちな排水口のお掃除、これを機に習慣付けしませんか?
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お掃除したキレイな状態を保つためには、日ごろのちょっとした心がけも大切です。次の3つのことを意識してみてください!
お風呂上がりにお湯をかけて汚れを流し落としましょう。45℃以上のお湯をかけると、床に残っている皮脂汚れや石鹸カスを洗い流すことができるだけでなく、カビの予防にもなります。
お風呂に窓がついていないお家でも、最後に換気扇を回すことで、浴室内の湿度を下げることができます。最低でも2時間以上は回すといいですね。湿度が下がるとカビが繁殖しにくくなるので、お風呂上がりなどは換気をするようにしましょう。
浴室に水気が残っているとカビや水垢などの汚れの原因となります。お風呂上がりに水切りワイパーやマイクロファイバークロスを使ってできるだけ浴室内の水気を拭き取ることをおすすめします!
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ちなみに、お風呂掃除のプロの方も「乾燥はとても大切!」って言っています。「ユアマイスター」では、エアコンクリーニングのプロに「 自分で日ごろからできるお風呂のカビを予防する方法はありますか?」と聞きました!
Renovation Lifeさん(埼玉県)
おそうじ革命 福岡大野城店さん(福岡県)
株式会社HOTEIYAさん(大阪府)
お風呂をきれいに保つには、乾燥がとても大切ということがわかったと思います。お風呂から上がったら、しっかり水気を切って、きれいに保つようにしたいですね!
お風呂の床の掃除方法は、いかがでしたか?お困りの汚れ、落としたい汚れに合った洗剤を使うお掃除を、ぜひ試してみてくださいね♪それでも、なかなか落ちない頑固な汚れやカビにお悩みの方は、ハウスクリーニングを依頼してみるのも1つの方法です。詳しくはこちらのサイトからご覧ください!
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