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更新日 :2022年03月07日

車のエアコンをお掃除で徹底消臭!臭いの原因となるカビを撃退せよ!

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車に乗って「暑いな!」「寒いな!」と感じる時、まずエアコンをつけますよね。

そんなエアコンからなんだか酸っぱい臭いが…これでは運転に集中できません。

「家のエアコンなら掃除できるけど、車のエアコンって仕組みもよくわからないし……」

そういう声が聞こえてきそうですね!

とは言え、お掃除のプロやガソリンスタンド、ディーラーなどで掃除を頼むと、お値段が高くつくんじゃないか……と、料金の面が心配になってきます。

家のエアコンなら掃除できるけど、車のエアコンって仕組みもよくわからないし、壊れたら嫌だって思ってそのままにしている方も多いと思います。

実は、車のエアコンって正しい方法を学べばちゃんと自分でお掃除できるんですよ♪

そこで今回は、車のエアコンが臭くなる原因と正しいお掃除方法を紹介します!

エアコンの臭いの原因はカビ

どうして車のエアコンが臭くなってしまうのか、それはずばりカビです。

車のエアコンの仕組みを簡単に図にするとこんな感じ。

エアコンの臭いの元となっている場所は、フィルターエバポレーターです。

それぞれの役割と臭いの原因について、もう少し詳しく解説していきましょう♪

フィルター

エアコンに取り入れる空気は、フィルターを通って装置内に入ってきます。

そして、空気に含まれるホコリや花粉といった不純物を取り除いてくれるんです。

家庭用エアコンにもついているので、イメージが沸きやすいかもしれませんね。

そういう役割を果たしてくれているフィルターですから、どうしても汚れが溜まってしまうんです。 その、たまった汚れが臭いの元になります。

車やエアコンの使用頻度にもよりますが、だいたい12,000kmぐらい走ると、 エアコンフィルターも交換時期になると言われていますよ。

フィルターは、掃除をするよりも新品と交換してしまうのが吉!

簡単な上に、新品の方がやはり性能も良いですからね。 交換方法は、後から紹介しますよ♪

エバポレーター

エバポレーターは、一言で言うと空気を冷やす役割の部品です。

家庭用のエアコンフィルターを外すと、奥に金属性の細かいパーツが見えませんか? その部分が車で言うとエバポレーターに当たります。

取り込んだ外気や内気を冷やすとき、エバポレーターには結露が発生してしまうんです。

カビは結露が大好物! しかも、フィルターで取り除けなかった不純物はカビのエサとなり、カビが発生・増殖してしまうことに……

エアコンのカビくさい臭いの原因、メインはこのエバポレーターの結露によるものです。

エバポレーターは掃除によって自分でキレイにすることができます。

方法は、後からお伝えしますね。

芳香剤はカビには効かない

臭いを消臭するために、エアコンの送風口に芳香剤を取り付ける方は多いと思います。

エアコンの空気の香りが良くなるので、これで全部解決!って気分になりますよね。

ですが、芳香剤を取り付けるだけでは、臭いの根本的な原因となるカビを退治することはできません

また、カビの胞子が車内に充満してしまうことになるので、健康上も良くないです。カビを吸い込んでいることになりますからね。

そのため、フィルターとエバポレーターをキレイにして、しっかりとカビを除去する必要がありますよ!

車のエアコンのカビをお掃除しよう!

エバポレーターの位置は車の種類によって異なります。そのため、自分の車の取扱説明書を読んでエバポレーターの位置を事前に確認してくださいね♪

今回使用した車のエバポレーターは、エアコンフィルターの奥にありました。そこで、エアコンフィルターを外すエバポレーターを洗浄するという順序で作業を行っていきます!

エアコンフィルターについては、この機会に交換するのがおすすめです。

新しいエアコンフィルターを買って用意しておきましょう♪

カーショップやネットで、2,000円ぐらいから入手可能ですよ! 車の型番に合うものを選んでくださいね。

エアコンフィルターを外す&交換する

まずは、エアコンフィルターを外すところから!

用意するもの
・新しいエアコンフィルター

花粉除去できるものや、抗菌・抗ウイルスのものなど、モノによって機能が違うのでほしい機能で選んでくださいね。

フィルター外しのために特に必要な道具はありません。それでは始めましょう!

手順
1
エアコンフィルターのカバーを外す

エアコンフィルターのカバーは助手席の足元右側にあります。

中を覗くとこんな感じ。この白いやつがエアコンフィルターのカバーです。この奥にエアコンフィルターがあり、そしてさらにその先にエバポレーターがあります。

矢印で示すように、カバーの底面は出っ張りが。そのため、下に押しながら引っ張ると簡単に取ることができますよ!

2
エアコンフィルターを外す

つまみがあるので、それを引っ張ります。

引っ張り続けると、こんな感じで出てきました!

このあと、エバポレーターを洗浄しますが、作業が終わったらこの場所に新しいフィルターを入れましょう。

エアコンフィルターについての作業は、以上です♪

エバポレーターを洗浄しよう!

エバポレーターのカビは、専用のクリーナーでお掃除します。カビを徹底的に除去し、消臭してくれますよ!

スプレータイプで、使い方も簡単です。

用意するもの
・エバポレータークリーナー
・タオル

おすすめ 商品

商品画像
DRIVE JOY クイックエバポレータークリーナーIII V9354-0005 60ml
手順
1
エアコンを設定する

洗剤を吹きかける前にエアコンの設定を行います。設定方法とその理由は下の表にまとめました!

2
吹き出し口を全開にする

洗剤を吹きかけるときに、空気と洗剤がエアコン内部で滞留することを防ぐために、吹き出し口は全開にしましょう!

3
タオルを敷く

エバポレータークリーナーが車のシートにかからないように、タオルを敷きます。

4
クリーナーを吹きかける

エアコンフィルターを取り出した口に、エバポレータークリーナーを吹きかけます。エバポレータークリーナーの準備方法は、購入した商品の説明書に従ってくださいね♪

5
A/CボタンをONにする

その状態で5分間、エアコンを回し続けましょう。これにより、エバポレーターに付着した汚れを洗剤とともに洗い流します!

これで完了です。お疲れ様でした!

エアコンの掃除は、定期的に行うのがオススメです。

お掃除をこまめにしていても、エアコンの不調を感じた時はガス漏れが起こっているかもしれません。

そんな時は、こちらの記事を見てみてください♪

カビの発生を防ぐたった一つの方法

せっかく苦労して除去したカビはできればもう発生させたくないですよね。ここでは、カビの予防方法を紹介します!

簡単な予防方法はたった一つ。

エンジンを停止する5~10分前に、エアコンを消して強風を送る。

車のエアコンのカビが発生してしまう主な原因は、エバポレーターに付着した結露にありましたね。

そのため、風を送り続ければ、結露が乾いてなくなるので、カビの予防につながるのです。目的地に着く直前に操作するだけなので非常に簡単ですよ♪

車のエアコン掃除の効果は?

車のエアコン掃除は、臭いがなくなる以外にもメリットがあります。

頑張って掃除をした後、どんな嬉しい効果が得られるのか、合わせてチェックしてみましょう。

カビ臭さがなくなる!

車のエアコン掃除を行うと、室内にこもった臭いや、タバコ臭だけでなく、カビ臭さも軽減できます。

エアコン内部にカビが発生してしまっている場合、エアコンを使うたびに、カビが社内へ放出されてしまうでしょう。

そのカビを吸い込んでしまうと、呼吸器系の病気になってしまうことも……。

その他にも、のどが痛くなったり、頭が痛くなったり、身体へ不調を感じるケースもあります。

自分や大切な家族の健康を守るためにも、カビ臭で嫌な思いをしないためにも、車のエアコンはこまめな掃除を心がけたいですね。

アレルギー対策にも

エアコンが汚れた状態のまま放置してしまうと、その中に花粉がこもってしまう場合があります。

花粉症ではない人でも、花粉でいっぱいになった車に乗る機会が多い、という場合は要注意。

アレルギー性鼻炎結膜炎を発症してしまうケースがあり、大変危険です。

もとから花粉症、という人の場合は車に乗るたびにくしゃみが止まらなかったり、涙があふれたり、そんな辛い状況になってしまう場合もあります。

車に乗るとアレルギー症状がでる
そう感じたら、自分が何のアレルギーなのかチェックして、スギやヒノキ、イネなど、アレルゲンの花粉が舞う季節は、特に丁寧に掃除しましょう。

・車に乗る前に洋服や荷物を手で払っておく
・できるだけ窓を開けないようにする、
・花粉対策に特化したエアコンフィルターを選ぶ
・花粉がつきやすいセーターなどは着ない

といった対策も良い方法です。

また、花粉はエアコン内だけでなく、車内のあちこちに付着しています。

エアコンフィルターだけでなく、車内も定期的に拭き掃除しておくと、花粉を減らせるでしょう。

車内がどのくらい汚れているのか気になったら、空気汚染測定器で測ることもできます。

おすすめ 商品

商品画像
Dienmern 空気汚染測定器

空気汚染測定器を 一つ持っていれば、車内のカビや花粉量を測定するだけでなく、お部屋の空気や屋外の空気などを測ることもできます。

掃除前に測定しておいて、掃除後にどのくらいきれいになっているのか、確認するのも良い手段です。

車のエアコンを掃除するタイミング

エアコン掃除に適した、決まった時期というのは特にありません。

基本的には、臭いや汚れが気になったタイミングで掃除するようにしましょう。

・エアコンから出る風に臭いを感じたら
・エアコンからホコリが飛び出してきたら
・エアコン内部を覗いて、汚れが見えたら

「あ、ちょっと臭うかな?」と思ったときに、できるだけ早く掃除をするのが良いですね!

その状態から放っておくと、どんどん汚れが溜まってきてしまいます。

汚れが少ない方が、掃除も楽ちん♪

また、アレルギーなどが自分や家族にある場合は、症状を悪くしないためにも早めの掃除が肝心ですよ!

エアコン以外もお掃除がしたくなったあなたへ

車の中でお掃除したい部分ってエアコンだけではありませんよね。ということで最後に他の箇所のお掃除方法を紹介します!

車のシートのお掃除

食べこぼしやタバコのヤニなどで車のシートは汚れてしまいます。ダニやカビ・雑菌も繁殖してしまうので、臭いの原因にも…

でも安心してください!不安なあなたのための、こちらの記事を読んで、車のシートをピカピカにしてくださいね♪

車のフロアマットのお掃除

汚れが奥に入り込む構造になっている車のフロアマット。表面に汚れが付着してもあまり目立ちませんよね。

しかし、これも車のシートと同様に放置しておくとダニやカビが発生します。

そんな時は、こちらの記事から、お掃除の方法を学びましょう!

車の水垢のお掃除

車の水垢の原因は水道水や雨水なので、よく発生します。放置しておくと頑固な汚れになってしまうので、しっかり除去しましょう。

詳しいお掃除方法は、こちらの記事をチェック!

お酢や食器用洗剤といった身近なものでお掃除できますよ♪

車のホイールの洗浄

最後は車の見た目をよく魅せるのに大切なホイールです。泥やブレーキダストと呼ばれるものが汚れの原因を引き起こしています。

このような汚れには専用クリーナーが有効です。

こちらの記事を読んで、ホイールを徹底的に洗浄しちゃいましょう!

まとめ

お部屋のエアコンならまだしも、車のエアコンってどうしてもお掃除を忘れがち。

でもそのままにしておくと、気づかないうちにカビを吸い込んでしまっています!

今回は、そんな車のエアコンに発生したカビを除去・予防する方法を紹介しました。しっかりとお掃除をして、綺麗な空気を吸いながら、快適なドライブを楽しんでくださいね♪


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