春になると日本人の4割をも悩ませる症状。それが花粉症です。
鼻はムズムズするし、目は痒くなり真っ赤に充血。
花粉症の方達にとっては、試練ともいえる季節がやってきました。
そこで1番頭を悩ませるのが、洗濯の問題です。
花粉症の方にとって、洗濯物を外に干すのはまさに自殺行為。
でも部屋干しすると臭いが気になるし…どうしたらいいの!
そんな方も多いのではないでしょうか!
そこで今回は、洗濯物を花粉から守る極意を伝授。
・外干しのコツ
・部屋干しのコツ
・日常でできる花粉対策
・家の中で花粉がたまりやすい場所
までドドンと紹介していきます!
毎年のひどい花粉の症状も、これでおさらばです!
目次
最初に言っておきますが、花粉シーズンに洗濯物を外干しするのはあまり好ましくありません。
ですが、花粉が気になると言っても、いい匂いになるし、乾きやすいし、天気が良い日はお外で洗濯物を干したい!
そんな方も多いと思います。
洗濯物を外に干しても、花粉がつきにくくなる技は主に、
・柔軟剤で静電気を除去
・天気を見極める
・干し始めは早朝が狙い目
・取り込む前に振り落とす
・素材に注意
の5つです。それぞれ見ていきましょう!
柔軟剤って、衣類を柔らかくしたり、いい匂いにさせたり、そういう目的で使っている方も多いかと思います。
ですが、実は花粉対策にも効果があるんです!
あまり知られていませんが、花粉を引きつける主な原因は衣類同士の静電気。柔軟剤にはその静電気を防ぐ効果があるんです。
花粉は、実は天気によってかなり散布量が変わってきます。
花粉が大好きな天候は
・晴天
・湿度が低く乾燥している
・気温が高い
・風が強い
・雨の日の翌日
主にこの5つ。
この条件が揃うと花粉は喜んで出てくるので、洗濯物を外に干すのは控えた方が良いかもしれません。
狙い目は、風が弱く気温が比較的低い、曇りの日です!
花粉の散布量は、時間帯によっても変わってきます。
特に、お昼の12時頃と日没後の18時頃にピークです。
なので、その時間帯には、洗濯物を外に出さないのが理想です。
また、濡れていると花粉はさらにつきやすくなります。
花粉の飛散がピークを迎えるお昼頃には洗濯物がある程度乾いているようにするためにも、干し始める時間帯は早朝をねらいましょう。
え、そんなことで変わらないでしょ!
と思う方もいるかもしれませんが、実はこれ、かなり効果があるんです!
洗濯物を取り込む前にしっかりはらうことで、30〜40%も花粉の量を減らすことができちゃいます!すごいですよね。
濡れているうちについてしまったものは生地に粘着してしまうこともあるので、掃除機で吸うか、コロコロなどのカーペットクリーナーではがし取ると効果的ですよ〜!
布団叩きを使うと力が入りすぎるため、花粉をはらうというよりは、内部に浸透させてしまいます。
はらう際は布団叩きは使わず、しっかり振り落とすイメージで行いましょう!
花粉のつきやすさは、素材によっても異なります。
ポリエステルや綿などの素材は一度花粉がついてしまっても比較的落としやすく、逆にウールやフリースなどのふわふわの素材は落としにくいです。
どうしても外干ししたい場合は、花粉がつきやすい素材は避けて干すようにしましょう!
布団やタオルはダイレクトに人の肌に触れる機会が多く、繊維の構造上花粉を吸収しやすいので、外干しはNGです!
確実に花粉から守るにはやはり部屋干しが最適。
でも部屋干しというと、どうしても臭いや菌の繁殖が気になるところ。
・なかなか乾かない
・嫌な臭いがする
・雑菌が気になる
・壁やカーテンなどへのカビの繁殖が気になる
…。ざっと理由を
挙げただけで部屋干しの心配事はこんなに出てきます。
実際にこんな理由から
「部屋干し」を敬遠してる方も多いのではないでしょうか!
そこでまずは、そんな悩みを少しでも解消すべく、部屋干しの際に押さえておきたいポイントを4つみていきたいと思います!
室内の花粉を徹底的に除去するには、綺麗なエアコン×空気清浄機のタッグが最強!
空気清浄機が空気中の花粉を除去しつつ上に巻き上げ、エアコンが残った花粉をキャッチする
という効率的なサイクルで花粉を除去できるんです!
エアコンは基本的に、内部を空気が通る時「フィルター」を通すことで、空気に含まれる埃や不純物を取り除くという仕組みになっており、フィルターがキャッチする不純物には、もちろん花粉も含まれます。
花粉シーズンは、エアコンをつけているだけで室内の花粉をキャッチし、空気をキレイにしてくれるのです!
家の窓が一つでも開いていると、花粉は容赦無く家の中に入ってきます。効率よく花粉を除去するためにも、家中の窓を閉めることをオススメします!
臭いが気になる方は、最初から部屋干し用洗剤を使う効果的です!
また、衣類用の消臭スプレーを半乾きの状態で塗布すると効果的です。
部屋干しは臭いが気になるという方も多いので、そんな方はぜひ実践してみてください!
効率良く洗濯するためにも、衣類の干し方を工夫しましょう。
干し方は「アーチ干し」が1番のおすすめ!
アーチ干しとは
アーチ干しとは、アーチ状に洗濯物を配置する干し方。洗濯物同士にうまく感覚をあけることによって、効率良く乾かすことができます。
アーチ干しは部屋干しの工夫としてはかなり効果的なので、ぜひ実践してみてください!
密着する面積を小さくすることで、乾きやすく、菌も繁殖しにくくなります!
浴室干しは、部屋干しに比べて湿気も臭いも取りやすく、見た目も気にならないのでオススメです!
また、浴室乾燥を活用するとお風呂場が清潔に保たれるというデータもあるので、ぜひ試してみてください!
もっと部屋干しについて詳しく知りたい!そんな方はこちらの記事も読んでみてください!
あわせて読みたい
洗濯物の花粉対策をしっかりしても、なかなか症状が回復しない…。そんな方にぜひ試していただきたい、日常でできる対策をご紹介します!
少しの工夫で、苦しい花粉の時期もへっちゃらになりますよ!
症状を悪化させないためには、そもそも室内に花粉を入れないことが大切です。
室内の花粉の多くは、人の出入りによるものです。家族全員で取り組んで対策をしましょう!
フードの中は特に見逃しがちになるので、注意しましょう!
まずは玄関に入る前に洋服に付着した花粉を払い、上着は玄関にかけて部屋に持ち込まないようにしましょう!
小さいことのようですが、手洗い・うがいも効果的です!
花粉飛散量の少ない深夜か早朝に行いましょう!
どうしても日中に換気したい場合は、窓は10cm程度開け、5分を限度に行いましょう。
また、2ヶ所以上の窓を開けておくと、効率的に換気することができます!
花粉は水拭きすることで、舞い上がりにくくなり、効率的に拭き取ることができます。
室内に入った花粉の多くは床面に付着しているので、朝起きた後などに床や家具を水拭きすることで、前日にたまった花粉を取り除けますよ!
花粉をはじめ、アレルギー症状は、生活習慣、特に食生活の乱れが大きな要因になります。
特に食生活の欧米化は深刻な問題になるので、日本食を中心に、バランスの良い食生活を心がけましょう!
また、アルコールやタバコなども極力控えることで、症状の改善が期待できます!
最後に、洗濯物カバーを紹介します。
洗濯物カバーとは何なのか、どうやって使うのか、さらにおすすめの洗濯物カバーを見ていきましょう!
まずみなさん、洗濯物カバーというアイテムはご存知ですか?
外干しについては上で少し触れましたが、できないことはありません!
むしろこのアイテムを活用することで、花粉問題も解決できます。
雨などから洗濯物を守ってくれる便利アイテムです。
テントタイプやシートタイプなどいろんな形があり、それぞれ特徴は異なります。
今回は花粉対策なので、袋タイプについて紹介していきましょう。
他のタイプは洗濯物がむき出しになっている部分があるので、花粉対策には不向き。
その点このタイプは名前の通り、袋状の形をしている洗濯物カバーなので大丈夫。
花粉から洗濯物をしっかり守ってくれます。
でも袋に入れて干すって、少し乾きづらくなってしまうような気がしますよね。
そこもご安心ください!
洗濯物カバーは基本的に通気性が良くなるように作られています。
なので湿気はしっかり逃がして、花粉や雨などはブロックできるんですね。
袋タイプは布団や枕などに向けて作られたものです。
ですが、袋を開いて洗濯物を包み込むようにして使えば普段の洗濯物にも十分使えます。
それほど有名なアイテムではないので、使っている方は少ないかも知れません。
性能は優秀なので、これを機に一度チェックしてみましょう!
それでは具体的な使い方の説明をしていきましょう。
とは言っても、本当に簡単な手順しかありません。
ご家庭の外干しスペースをイメージすると、購入後も違和感なく使えますよ♪
まずは普通に洗濯物を干していきましょう。
この時注意したいのが、洗濯物を干す範囲。
洗濯物カバーからはみ出してしまう場所まで広げないように気を付けましょう。
洗濯物がしっかり隠れるようカバーをかけていきましょう。
表裏だけ間違えなければ大丈夫です!
商品によっては、かけた後ヒモで固定できるものがあります。
手すりなどに固定しておけば、風が吹いてもめくれたりする心配がなくていいですね♪
布団干し袋(デュポン社タイベック使用) 【シングル用】(花粉や粉塵・排気ガスから布団をガード)
先程の説明であったように、もともとは布団用の商品です。
概要にある写真のように、開くことで洗濯物カバーとして使えます!
もちろん布団の花粉対策として使ってもOKですよ。
手順の3にあった固定用のヒモもきちんとついているので、その点もオススメポイント♪
横幅が2mもあるので、干す範囲としてもちょうどいいですね。
購入前に、ご家庭のスペースと合うかどうかチェックしてみましょう。
ここまでは、正規の商品を買った場合でお話してきました。
できるだけコストを抑えたい方は、代用できるものはないか気になりますよね?
代用例としては以下の数点。
・大きなビニール
・複数枚のポンチョ
・大きな不織布
どれも洗濯物にかぶせることで、ある程度は花粉を防ぐことができます。
しかし、通気性などの問題で乾きにくくなる可能性も。
その点も踏まえ代用品としてオススメなのは不織布ですが、買うとなると意外と高いんです。
その場限りであれば代用もよさそうですが、そうでなければ正規品の方がいいと思います。
花粉がたまりやすい箇所を覚えておけば、ある程度対策もしやすくなると思います。
ここでは、場所と、その対策法を合わせて紹介していきます!
家の中で最も花粉がたまりやすいのはカーペットです。
カーペットは静電気が発生しやすいので花粉を吸収しやすく、また1度捕まった花粉は繊維に絡まって取れにくくなるので、花粉を逃がさないというわけです。
掃除機をかけるとある程度除去することができますが、静電気で掃除機本体にも花粉が付着するので、拭き取る必要があります。
意外と花粉がたまりやすいのが、トイレのマット。
効果的な対策方法等は特にないので、定期的に洗うなどして対応しましょう!
濡れたぞうきんやウェットタイプのシートなどで舞い上がらないようにして拭き取りましょう!
その後細かい花粉は掃除機で吸い取ることで対応できます!
畳は目に沿ってじっくり掃除機をかけましょう!
濡らすと花粉を吸収するだけでなく、カビにもなりやすくなるので、注意してください!
テレビや電気など静電気が起こりやすい家具の他、タンスなど、大きくて動かす機会が少ない家具も花粉はたまりやすくなります。
こちらもウェットシートなどで定期的に拭き取ることで対応できます!
今回は、花粉から洗濯物を守るコツを紹介しました!
この時期になると多くの人の悩みの種となる花粉。
少しの工夫で大幅に花粉を抑えるととができるんです。
うまくコツを抑えて、つらい花粉の時期を乗り越えましょう!