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更新日 :2024年07月16日

エアコンの内部クリーン機能とは?カビ対策に使える掃除機能を解説

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エアコンに搭載されている「内部クリーン」機能。自動で内部クリーンが作動する機種もありますが、中には手動のものもあり使ったことがないという方もいますよね。今回はそんな内部クリーン機能がどのような掃除をしてくれているのかを解説。上手に使えばカビ対策になるのでぜひ参考にしてみてくださいね。

エアコンの「内部クリーン機能」にはどんな意味があるの?

エアコンの内部クリーン機能とは、一般的に冷房や除湿運転後に自動的にエアコン内部を乾燥させる機能のこと。

エアコンは冷房や除湿運転をすると、エアコンの室内機内部で空気が冷やされて結露し、湿気がこもりやすい状態になります。その状態を放置してしまうとカビの発生や臭いの原因に。

そのため内部クリーンではエアコンの「暖房」や「送風」の機能を使い、エアコンが自動的に内部を乾燥させてカビや臭いが発生しにくい環境に整えてくれるんです。

内部クリーン機能は、上手に使えばエアコン内部のカビ対策ができます。名前からついエアコン内の掃除をしてくれる機能のように思えますが、そういう意味ではないので注意しましょう。

内部クリーン機能を使わないとどうなるの?

エアコンのクリーン内部機能を使わないまま放置してしまうと、エアコン内でカビが発生してしまいます。カビが生えたエアコンを使用すると、室内にカビの胞子が拡散され、健康に悪影響を及ぼす可能性があるんです。

また、カビが発生するとエアコン内部のフィルターが詰まり、空気の通りが悪くなります。結果エアコンの運転効率が悪くなり、電気代にも影響が出てしまいますよ。

1度エアコン内部に発生したカビは専門業者にクリーニングを依頼して内部洗浄をしなければなりません。そのため、大手エアコンメーカーでは、冷房や除湿運転後には毎回内部クリーン運転することを推奨しています。

内部クリーン機能の上手な使い方

内部クリーン機能は「自動」と「手動」の2種類

内部クリーン機能は機種にもよりますが、「自動」と「手動」の2種類。自動の場合は、冷房や除湿が終わったときに自動で内部クリーン機能が作動します。

一方で手動の場合は、リモコンの「内部クリーン」というボタンを押し、自分の好きなタイミングで対策することができます。

内部クリーン機能を使うタイミング

内部クリーン機能を使う場合は暖房や送風機能を使用するため、外出するときなど、室内に人がいなくなるタイミングで手動で運転するといいでしょう。

室内換気をしながら運転する

人が室内にいるときに運転する場合は、換気をしながら運転がおすすめ。換気をしながら内部クリーン機能を使用すると、生活臭など付着した臭いを改善できる場合もあります!夏は熱中症に気をつけたいので、扇風機などを合わせて使いましょう。

エアコン内部を掃除する

内部クリーン機能も大切ですが、フィルターやエアコン内部を定期的に掃除をしてホコリを除去することも重要。

また表面についたカビならば自分で除去をすることも可能です。詳しい掃除方法や注意点はこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。

エアコン内部にカビが繁殖している場合は、プロにエアコンクリーニングを頼むのがおすすめ。こちらの記事ではおすすめ業者を5つご紹介。さらにサービスや料金を比較しているのでチェックしてみてください。

内部クリーン機能にかかる時間や電気代は?

内部クリーン機能にかかる時間

内部クリーン機能にかかる時間はメーカーや機種により異なりますが、短いものでは60分ほど、長いものだと120分かかる機種もあります。運転時間の目安としては60~90分程度と思っておくといいでしょう。

内部クリーンの電気代

内部クリーンの電気代の目安は1回の稼働で1~4円ほど。運転の頻度や内部クリーンにかかる時間により1か月にかかる料金は異なりますが、毎日1回使用したとしてもそれほど大きな出費にはなりません。エアコンクリーニングをプロに頼むことを考えるとかなりお得ですね。

内部クリーン機能を使うときの注意点

内部クリーン機能を使うときには3つの注意点があります。

・熱気が部屋に充満する
・運転中は他のエアコン機能が使えない
・悪臭が拡散する恐れ

熱気が部屋に充満する

内部クリーン機能はエアコン内部を乾燥させるために、暖房か送風機能を使用します。そのため室内の温度が上がってしまいます。

それだけでなく内部の湿った空気が室内に排出されてくるので、室内にいるときに内部クリーンを使用する場合は暑さ対策や、熱中症対策をしっかりとしましょう

運転中は他のエアコン機能が使えない

内部クリーンにかかる時間は60~90分程度。この間は冷房機能やドライ機能などのほかの機能が使用できません。途中で止めてしまうと、十分に乾燥することができずカビ防止の対策にならないので注意してください。

悪臭が拡散する恐れ

内部クリーンが作動しているときに、ホコリやカビが溜まっているとホコリ臭さや、カビ臭さが拡散されてしまうことも…。

内部クリーン機能は室内機のカビを予防しますが、既に付着している汚れを取り除くことはできません。それだけでなく、内部に染みついた生活臭などのニオイを感じる場合もあるんです。

エアコンのクリーン内部機能は重要だった!

今回はエアコンのクリーン内部機能について解説しました。定期的にしっかりと使用することで、エアコン内のカビ対策ができる便利機能。定期的な内部のお掃除と同様に欠かせない機能です。エアコン内のお掃除は意識的にやる方も多いですが、ついつい忘れがちなクリーン内部機能。ぜひ上手に活用して、エアコンをキレイな状態に保ちましょう!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。


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