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更新日 :2024年07月16日

エアコンの結露が起こる原因とは?ひどい水漏れになる前に対策方法をチェック!

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エアコン内の結露。目に見えないので気づかないことも多いですが、放置すると水漏れに原因になってしまいます。エアコンの吹き出し口を見て結露が確認できたらすぐに対策が必要!今回はエアコンの結露の原因と、水漏れしてしまう前にやっておきたい対策方法を紹介します。

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エアコンに結露ができる原因って?

エアコン内は目に見えないので、あまり意識したことないかもしれませんが、実はエアコン内が結露してしまうのは当たり前のこと。その結露を放置しておくことが、水漏れの原因になってしまいます。まずはエアコンにどうして結露ができるのか原因をチェックして、しっかり対策をしていきましょう。

エアコン内の結露の原理は、窓ガラスや冷えた飲み物が入ったグラスに結露ができるのと同じ

結露ができる原理は、温かい空気と冷たい空気のそれぞれが含むことができる水分の量に差によるもの。

温かい空気の方が、冷たい空気より多くの水分を含みます。よって冷房により温かい空気が冷やされると、空気中に含むことができなくなった水分が結露として出てくるという仕組み。そのため、設定温度を低くすればするほど、たくさんの結露が出てきてしまうんです。

ただ、そもそも空気を冷やす機能のあるエアコンにとって結露ができるのは想定内。結露がたまらないような「結露防止運転」などの機能があったり、結露への対策が施されています。

そんな対策がされていても、多くの結露が発生してしまうのはなぜでしょうか。

エアコンの結露がひどい…その原因とは

水漏れに繋がってしまうようなひどい結露の原因として、4つの事象が考えられます。

・ドレンパンの異常
・フィルターの汚れ
・エアコンの傾き
・ドレンホースの詰まり

ドレンパンの異常

長年エアコンを使っていて、ひどい結露が起こった場合は、ドレンパンが原因の可能性があります。

エアコンの冷房は、室内の温かい空気をエアコン内で冷やして、外に送り出す仕組み。この温かい空気はフィンを通ることで冷やされます。このときに温度差による結露が発生。フィンにたまった水滴をキャッチしてくれるのがドレンパンです。

しかし、長年エアコンを使っていると、このドレンパンに水垢ができて、水滴を溜めることができなくなってしまいます。

フィルターの汚れ

フィルターのお掃除をさぼっている…という場合は、フィルターの汚れが原因かもしれません。

エアコンフィルターは、エアコン内に取り込まれた風の通り道。このフィルターが汚れていると、外へと風が排出されにくくなり部屋が冷やされるのに時間がかかります

すると、エアコンは設定温度より冷たい風をたくさん出して、部屋を冷やそうと頑張ります。その結果、温度差が生まれて多くの結露が発生してしまうのです。

エアコンの傾き

結露がひどく室内にまで水漏れしてしまうのは、エアコンの傾きが原因かもしれません。自分でエアコンを設置した場合、傾いてしまっていることも。するとエアコン内にできた結露が流れ出てしまいます。

買ってすぐに結露が発生、水漏れするというときは、エアコンの傾きを疑ってみましょう。

ドレンホースの詰まり

エアコン内部の状態やエアコンの傾きをチェックしてみても異常がないときは、 ドレンホースが原因かもしれません。

ドレンパンが水滴をキャッチしてくれますが、 キャッチした水滴は室外機のドレンホースをつたって排出されます。しかし、ドレンホース自体にほこりや異物が詰まっていると水が排出されず、 ドレンパンに水が溜まった状態になってしまいます。

汚れだけでなく、ドレンホース自体が破損していたり折れ曲がったりしていても水がうまく排出されません。

エアコン吹き出し口の結露対策

先ほど紹介した結露の原因に対する対策としては「掃除」です!それぞれの掃除方法をチェックしていきましょう。

ドレンパンのお掃除

ドレンパンは、エアコン内の水分を溜めておく大切な役割を果たしています。このドレンパンに水垢が溜まってしまった場合は、しっかりと掃除していきましょう。

ただ、このドレンパンはエアコンから取り外すのが非常に難しいもの。自分で無理に外して壊してしまっては元も子もありません。自分で無理に外さず、プロにお任せしてしまいましょう。

プロに頼んだことがなくてわからないという方は、ぜひこの記事をチェック。おすすめのサービスや、それぞれの料金や内容を比較しているのでぜひ参考にしてみてください。

フィルターのお掃除

エアコンフィルターはドレンパンと違い、自力で簡単に掃除ができる部分。なので定期的に掃除をして、空気の通りをよくしましょう。

まずは、エアコンの外側のカバーを外し、中にあるフィルターを取り外します。掃除機でホコリを吸い取ってから、お風呂場や庭などでシャワーを使って、汚れをしっかりと洗い流しましょう。最後に乾かせばフィルターの掃除は完了です。

より詳しい掃除方法や注意点を知りたい方は、ぜひこの記事も参考にしてみてください。

エアコンの傾き

エアコンが傾いている場合は、エアコンを水平に設置することで改善されます。自力で直すことができますが、プロに頼んだ方が確実に直せるでしょう。

ドレンホースの掃除

ドレンホースは割りばしや古い歯ブラシを使って、可能な範囲でゴミを取り除きましょう。ある程度取れたらドレンホースの先に布を巻きつけてゴムで留め、排出口に掃除機をぴったりつけて中のゴミを吸い取ります。意外と簡単にできるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

エアコンの結露を放置しておくとどうなる?

エアコンの結露を放置しておくと、やがて受け皿であるドレンパンで結露が溢れて、水漏れを起こす恐れがあります。

また、水が長時間同じ場所に留まることで臭いやカビの原因になってしまうことも。そうならないためにも、しっかりと対処していきましょう。

エアコンの結露を少しでも改善するためにできること

どんなエアコンでも発生してしまう結露。ここからはできるだけ少なくする方法を4つご紹介します。それぞれチェックしていきましょう。

設定温度を調節する

結露ができる原因は、温かい空気が冷やされ、空気中に含むことができなくなった水分が出てしまうこと。そのため室内の温度と設定温度の温度差を小さくすると、結露の量は少なくなってきます。

暑い夏ではありますが、設定温度を高く設定することで結露を抑えられますよ。

風量を上げる

冷房の温度設定を低くしているのに風量が弱いと、エアコンは弱い風量でも頑張って冷やそうとするため、低い温度の風をたくさん出します。

結果室内の温度との差が生まれてしまい、結露が多く発生します。このような事態を回避するためにも、エアコンの風量をコントロールすることが大切です。

ルーバーの角度を変える

ルーバーとはエアコンの吹き出し部分にある羽根のこと。上下の風向きを調整するルーバーが下向きになっていると、エアコンの冷風がずっとルーバーに当たり続けるため結露が発生しやすくなります

ルーバーに結露が確認できた場合は、ルーバーの角度を上げてみるといいでしょう。

エアコンの結露対策機能を使用する

エアコンには結露を防止する機能がついているものもあります。白くまくんで知られる日立や、シャープ、ダイキンなど、メーカーによって機能名は違いますが、一般的に「除湿機能」や「内部クリーン機能」などと表示されています。これらの機能は、エアコン内部を除湿するはたらきがあるので、結露やカビの発生を防いでくれるでしょう。

エアコンのスイッチを切る前に「除湿機能」や「内部クリーン機能」を使用して対策してくださいね。30分程度が目安なので、切タイマーをかけておくと切り忘れがなくなりますよ。

結露ができるのはエアコン内だけじゃない?

ここまではエアコン内にできる結露について紹介しましたが、実は結露ができるのはエアコン内だけではありません。エアコンの外で起こる結露についてもチェックしてみましょう。

エアコンの室内配管

エアコンは配管を通して外の室外機とつながっています。 この配管にも結露が発生することがあるんです。

室内のエアコンから壁につながっている室内配管がありますが、この室内配管は冷たい空気の通り道。エアコンを使っているときは通常5~10℃くらい温度が下がります。そのため、冷たくなった室内配管と部屋の温度の差が原因で、結露ができてしまいます。

室内配管の結露を防ぐには、配管に断熱材を巻くのがおすすめ。断熱材をすでに巻いているのに結露する場合は、巻き方の問題や劣化の問題で結露が発生しているかもしれないのでチェックしてみましょう。

部屋の壁

エアコンの使用により、壁の中などにも結露ができてしまうことがあります。

夏の室内は、湿度も温度も高くムシムシしています。この状態で1つの部屋だけ冷房を付けてしまうと、壁の左側と右側で温度差ができ、壁の中の結露の発生に繋がっていきます。

エアコンによる結露によって家が傷んでしまったり、シロアリやカビの発生の原因になることも。そんな壁間での結露を防ぐためには、1か所ではなく他の部屋でもエアコンをつけるようにしましょう。

冬のエアコンでも結露する?暖房を使うときの結露対策

冬に暖房を使うときは、エアコンの結露というよりは窓の結露に悩まされる方が多いのではないでしょうか。最後に、冬のエアコン使用時の窓の結露対策におすすめの結露吸水テープを紹介します。

結露吸水テープってなに?

窓の結露対策に便利なのが「結露吸水テープ」「結露防止テープ」と呼ばれる商品。雨の日や冬場の結露、エアコンの温度差による結露を受け止めてくれるアイテムです。

取り付けが簡単

初心者にうれしいのが、作業が簡単なこと。気になる窓の枠に、買ってきた結露防止テープを貼り付けるだけ。通販でも購入できますが、最近では100均でも購入できるのでぜひチェックしてみてください。

長持ち

使用期間の目安は結露防止シートによって違いがありますが、短いものでも2~3ヶ月長いものなら半年というものもあるので、面倒な手間が少ないのがポイントです。

バリエーションが豊富

結露防止テープはシンプルなタイプもありますが、バリエーションが豊富。かわいい動物がプリントされたものや、形自体がおしゃれなものまであります。部屋の雰囲気に合ったものを選んでみてくださいね。

購入しやすい価格

結露防止テープは比較的安価なものが多く、取り入れやすいのがポイント。1,000~2,000円程度で買えるものがほとんどで、温度調節や水滴取り、その他もろもろの手間を考えるとコスパの良い商品と言えそうです。

おすすめの結露吸水テープをチェック

ニトムズ 強力 結露 吸水テープ

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ニトムズ 強力 結露 吸水テープ

ニトムズの強力吸水テープ。シンプルなデザインでカラーバリエーションもシルバー、ブロンズ、ブラック、ホワイトの4色展開。サッシの色とそろえれば違和感なく使えます。使用期間の目安は6か月です。

UTST 結露防止シート 窓

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UTST 結露防止シート 窓

こちらはデザインがかわいらしい結露防止シート。冬をイメージしたデザインが多い中、オールシーズン使えそうなデザインがうれしいですね。窓ガラスはもちろん、コンロやシンク周り、便器周りにも使用可能なアイテムなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

エアコンの結露対策をして快適に過ごそう

今回はエアコン内で結露が起こる原因やその対策方法をご紹介しました。しっかりと対策をすれば、エアコン水がポタポタ垂れてくる…ということも、防ぐことができます。簡単にできることばかりなので、しっかりと対策をして快適に過ごしましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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