逆止弁を設置すれば、エアコンのポコっとした音と虫の侵入の対策が可能。
みなさん、エアコンのドレンホースって知っていますか?
エアコンのドレンホースとは、簡単に言うとエアコン内部の水を外に排出するための排水管のことです。
エアコンの本体の掃除は完璧でも、ドレンホースのことを気にかけたことがある方、あまり多くはないのではないでしょうか!
エアコンのドレンホースは放置していると水漏れに繋がることも…。
そこで今回は、
をどどんと紹介します!
目次
先ほども言いましたが、エアコンの室内機から外へ繋がっている排水ホースを一般的に「ドレンホース」と呼びます。
「排出する」という意味の英単語「drain」が由来。
その名の通り、水を外にはき出す役割を担っています!
エアコンは運転するとき、どうしても水が発生します。
このドレンホースがあることで、その水を溜めず外にはき出すことができるんです!
水をはき出すという性質上、ホースの途中で切れて穴があいているので、室外機の近くを探してみればすぐに見つかるはずです!
エアコンは水漏れの悩みをよく耳にしますが、原因の8割以上がこのドレンホースにあるんだとか。
つまり、ドレンホースもきちんとお掃除しないと、エアコンの水漏れに直結するということです!
また、穴があいているので、ゴキブリなどが中で発生する原因になることも。
本体の掃除は完璧!と思っていても、このドレンホースを掃除しないと、エアコン周りの様々なトラブルの原因になるんです!
ちなみに、こちらの記事では自分でできるエアコンのお掃除方法を紹介しています。
ドレンホースが水漏れや虫の原因になるのは分かりましたよね。
それに加え、ドレンホースはとっても細くて詰まりやすいという一面もあり、きちんとしたお掃除をしてあげないと、すぐに水漏れや虫の原因になるんです!
ですが、肝心の掃除方法がよく分からない!なんて方も多いのではないでしょうか。
ドレンホースが詰まっていると、水が排出されず、ドレンホース内を水が逆流してきてしまいます。
エアコン内部のホコリが引っかかっていたり、外からのゴミが蓄積されたり、詰まる理由は様々ですが、
の2つの方法で、ほとんどの場合ドレンホースのトラブルを解決できるんです!
それぞれの掃除方法を紹介するので、症状にあわせて最適な対策をしてくださいね!
それではさっそく、2つの方法について見ていきましょう!
まず一つ目は、ドレンホースの排出口のふさがりを解消する方法を伝授します!
ドレンホースって普段目にする機会があまりないかもしれませんが、気づかないうちに排出口がふさがってしまっている可能性があるんです…。
そしてそれが、エアコンの水漏れに直結するんです!
…心配になってきませんか?
思い立ったが吉日、今すぐチェックしてみてください!
しかもこの場合、排出口がふさがらないようちょっと作業を行うだけで、簡単に解決できるケースが多いんです♪
実際の作業を見ていきましょう!
ドレンホースは、基本的には室外機の近くにあります。
先端に穴があいた細いホースを見つけてください!
よくあるパターンは、
の2つです!
ホースの口の位置を変えてください!
うまく排水できていないと、本体に蓄積した水が溢れ、水漏れの原因になります。
割り箸や古歯ブラシを使って綺麗にしましょう!
深くまで入り込んだゴミは無理ですが、表面にたまったゴミならささっと取り除くことができますよ!
排出口がふさがっていることで水漏れが発生しているなら、たったこれだけで解決です!
簡単でしたよね?
こちらはすぐに確認できることでもあるので、水漏れに気づいたらまずはチェックしてみてください!
排出口のふさがりを解消しても水漏れが解消されない…。
そんな時は、ドレンホースの内部にゴミがたまってしまっている可能性が高いです。
家にあるものでも簡単にお掃除できるので、ぜひ試してみてください!
やり方は大きく2つ。
です。それぞれの方法を見ていきましょう!
まずは、家にあるものでもできる簡単な方法から!
掃除機を使って、ホースの詰まりを解消しましょう。
ゴムを使って、ドレンホースの先に布を巻きつけます。
下準備はこれで完了です!
どちらも、掃除機の故障を防ぐために必要なことです!
大きなゴミが入り込むと掃除機が詰まってしまいますし、水分を吸ってしまうと掃除機が故障してしまいます。
布を巻きつけているからと安心せず、冷房を使わないで数日経ってからお掃除するなど工夫してください!
掃除機をオンにして吸い取っていきます。
水が溜まっている場合は2秒〜3秒で水を吸い取るような「ザザッ」という音がしてくるので、そしたらすぐに掃除機を離してください!
ゴミが溜まっていたらゴミが布に付着しており、水がたまっていたらホースから水が出てくるはずです!
…手順はたったこれだけ。
意外と簡単ですよね!
今回はフェイスタオルをヘアゴムで巻きつけてみたのですが、正直あまり吸い取れている感じはしませんでした…。
てぬぐいやガーゼなど、もっと薄い布を使うべきでした…。
手軽な方法ではありますが、慎重にやらないと掃除機を故障させるというリスクもあります。
やるときは慎重に、自己責任でお願いしますね!
掃除機よりもよりダイレクトに、パワフルにゴミを吸い取る方法があります!
それが、ポンプを使ってドレンホース内のゴミを吸い上げて、詰まりを解消する方法です!
おすすめ 商品
ドレンホース専用に開発されており、口の部分が一体化しているので、小さな部品を無くしにくいのが最大の特徴です!
トイレの詰まりなど他の用途には使いにくいという欠点はありますが、ご家庭に1つあって損はないアイテムです!
頑丈な作りで、吸引力も抜群ですよ!
ポンプの口とホースの排出口を隙間なくぴったり合わせます。
掃除機のように故障する恐れはないので、あらかじめゴミを取り出す必要もなく楽チンです!
ポンプのハンドルを押したり引いたりして、ホース内に詰まったゴミを取り除きましょう。
ドレンホース用のポンプと聞くと扱いが難しく感じるかもしれませんが、特別難しいわけではありません。
自転車や浮き輪などの空気を入れる感覚で、手軽に使ってみてください!
掃除機を使うより簡単にお掃除できるので、楽に確実に解決したい時はこちらの方法がオススメですよ!
ハンドル手を無理に押し込むと、ホース内の汚水がエアコン本体に逆流していく恐れがあります。
ホース内の汚水が室内に飛び散って、部屋が汚水で汚れたら最悪ですよね…。
ハンドルは、「写真の4番」のように、必ずドレンホースから取り外してから押し込むようにしてください!
ここで日ごろのドレンホース管理を手助けしてくれるおすすめグッズを紹介していきます!
ドレンホースを放置すると、水漏れだけでなくゴキブリなどの虫の原因にもなるんです!
また、その虫が悪さしてエアコンが漏電したり、虫のフンが原因でエアコンが故障したりするケースもあります。
ですが、そんなときに活躍してくれるアイテムがこちら!
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エアコンのドレンホースにつけるだけで虫の侵入防いでくれるアイテムです!
虫が侵入してくるなんてめったに起こらない!と油断しているとそこのあなた。
案外虫の被害に直面するかもしれませんよ…!
また、このアイテム以外にも排水口用のネットの使用がおすすめです。
排水口用ネットは目が粗く水通しもよいため、 ゴミやホコリなどの詰まりを気にする必要もありません。
ドレンホースの先端に排水口ネットを被せ、ゴムで止めることでカバーとして利用できます。
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逆止弁を設置すれば、エアコンのポコっとした音と虫の侵入の対策が可能。
逆止弁は外の空気がドレンホースから戻るのを防ぎ、音対策をしながらスムーズな排水をサポートします。
マンションに多いエアコンのポコっとした音は、部屋と外の気圧差で生まれるもの。
ホースを切ってから逆止弁をビニールテープで巻けば取付完了です!
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排水レールを使うと、ドレンホースからの排水でベランダが水浸しになるのを防げます。
特にマンションのベランダに有効で、排水によるシミや臭いも解決。
排水がレールに沿って、排水溝まで流れるようになるため、ベランダをキレイに保つことができます。
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ドレンホースを取り替えたり、延ばす時に役立つのはこちら。
使い方もシンプルで、空気口の大きい方を上にして新しいホースを差して完了!
新しいホースを差し込んでビニールテープで止める作業を、ワンタッチで接続可能にします。
最後に、ドレンホースに関するよくある、
の3つの疑問について解説していきますね!
ドレンホースがなぜか2本ある!
そんな謎に直面しませんでしたか?
実は、ドレンホースが2本あるのはおかしいことではなく、普通のことなんです!
その理由は、それぞれ室内機(エアコン本体)から一本、室外機から一本でているから。
実は、冷房を使用している時は室内機から、暖房を使用している時は室外機から排水されるんです!
ドレンホースを2本見つけて焦ったかもしれませんが、普通のことなので心配しなくて大丈夫です。
みなさんは、エアコンの配管に化粧カバーをしていますか?
そもそも、化粧カバーとはなんじゃ?
そんな方も多いのではないでしょうか!
化粧カバーとは写真のような配管を保護するカバーのこと。
では、実際エアコンの配管には、化粧カバーをしたほうがいいのでしょうか!
我々編集部がプロの方にインタビューした結果、化粧カバーは絶対にしなければいけないものではないそうです。
ただ、お部屋をすっきり見せたり、ホースの劣化を防ぐ効果は期待できるそう。
自分で取り付けるのは大変なので、必要に応じてプロに相談するようにしましょう!
ドレンホースってあんまり気にしたことないけど、劣化するものなの?
そんな疑問を持っているみなさん、実はドレンホースは経年劣化するアイテムなんです!
一般的には、3〜5年くらいで劣化し、定期的に交換する必要があるそう。
ちょっと調子が悪いな、と感じたら交換すべき合図かもしれません!
兎にも角にも「ドレンホースの不具合がとまらない?」と感じたら、ドレンホースのたるみや劣化を疑いましょう。
劣化やたるみによってその箇所に水が溜まり、水の流れがせき止められてしまいます。
その水が外に排出されずに蓄積すると、水が本体側に逆流してきて、水漏れになってしまうというわけなんです。
劣化したドレンホースは、自分で取り替えるのはかなり難しいです…。
プロに相談するのが吉でしょう。
ドレンホースにカバーをつけたいけど、自分ではどうしても不安!
…その気持ち、分かります。
エアコンが故障してしまったり、誤って壁に穴が開いたりしてしまたら最悪ですよね…。
そんな時は、プロにお掃除を頼んじゃいましょう!
ユアマイスターではプロに化粧カバーの取り付けを頼むことができちゃうんです!
ちなみに、値段の相場は次のような感じ。
室内化粧カバー
6,000~12,000円
室外化粧カバー
8,000円~10,000円
1m追加
1,500円~3,000円
自分で作業を行っても4,000円〜8,000円ほどかかりますし、手間を考えるとプロに頼むのが無難かもしれません。
プロに依頼するとそれなりにお値段はしますが、リスクを考えると、プロに頼む価値はあるはずです!
プロのエアコン取り付けについてもっと詳しく
ユアマイスターでエアコン取り付けを依頼すると、こんなメリットがあります!
・約1〜2時間で取り付け完了&プロの作業なので安心
・早朝、深夜の作業はもちろん、女性のプロにも依頼できる
・万が一故障が発生したら最大5万円の保障※
(※ユアマイスター経由で予約をされた作業が原因で何らかの問題が発生した場合。保証期間はユアマイスターのマイページに記載された作業日から30日以内)
みなさんも、ぜひエアコン取り付けをプロに依頼してみていくださいね♪
初めての依頼でちょっと不安…という方のために、こちらで作業の流れを画像付きで解説しています!
エアコン取り付けをプロに依頼するか迷っている方は、ぜひご覧ください!
いかがでしたでしょうか?
エアコンのドレンホース掃除には
の2つがありました!
また、ドレンホースは年数が経つと段々ボロボロになっていくことも分かりました。
取り替えは自分で行うのは大変なのでそこはプロに頼むのがおすすめ。
エアコンの本体以外も完璧にして、最高のエアコン環境をつくりましょう!
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