みなさん、エアコンのドレンパンって知っていますか?
「初めて聞いた」という方が多いと思います。
それもそのはず。
だって、エアコンを分解しないと見ることができないから!
しかし、このドレンパンがないとエアコンが水浸しになってしまうんですよ。
一体どんなものなのか気になりますよね。
一緒に見ていきましょう!
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目次
そもそも、
エアコンのドレンパンってなに?
と疑問に思う方が多いと思うので、まずはそこから。
上の図で言うと、青の部分。
前と後ろに1つずつあります。
どんな役割をしているのかというと、水分を集めて外に流しています。
ドレンパンの上にある赤色のフィン(熱交換器)は、冷房をつけるときに水滴が出てきてしまいます。
その水滴を受け止めてくれるのがこのドレンパンなんです!
イメージとしてはこんな感じ。
水滴を受け止める受け皿のようなものだと思ってください。
水滴が出るフィン(熱交換器)は前と後ろにあるので、ドレンパンも2つその下に設置されています。
ドレンパンはエアコンの中で、大事な役割を果たしていることが理解できましたね。
しかしこのドレンパンは、かなり汚れています。
なぜ汚れているのかというと、溜まった水に菌が繁殖していたり、ホコリが積もっていたりするからです。
この汚れをそのままにしておくと、
このような悪影響が起きてしまうんです!
みなさん、1度は「エアコンがにおう…。」ということを体験したことはありませんか?
その原因はドレンパンかもしれません。
ドレンパンは分解しないと見ることはできず、特に背面側のドレンパンは奥の場所にあるため、お掃除が大変。
そのため汚れが集中してしまって、においが発生してしまうんです。
「エアコンにカビが!」という声もよく聞きますよね。
そもそもカビって、どういう条件で生えてきてしまうのか知っていますか?
ザックリいうと、こちらになります。
この2つの条件が揃うとカビの原因に。
フィン(熱交換器)は冷房をつけるときに水滴がついてしまうため、湿度は高いです。
また、お掃除しにくいのでホコリなどの汚れが溜まってしまいます。
まさに上の条件にピッタリですね!
ドレンパンはドレンホースというものに繋がっていて、受け取った水を外に流す仕組み。
しかしドレンパンの汚れが溜まってしまうと、その汚れが外に流れずにドレンホースの中で詰まってしまいます。
そのため汚れた水が逆流し、エアコンの吹出口から水漏れしてしまうんです!
ちなみに、水漏れはドレンパンだけが原因ではありません。ドレンパンをお掃除しても治らない場合はほかに原因があるかもしれません。
ドレンパンが汚れたままだと臭いやカビ、水漏れの原因になることがわかったと思います。
それでは、ドレンパンはどうやってお掃除すればいいのでしょうか。
自分でお掃除する方法とプロに依頼する方法がありますが、プロに依頼する方がおすすめです。
というのも、先ほど説明した通りドレンパンはエアコンの奥にあるパーツなので、お掃除するには、エアコンを分解しなければなりません。
エアコンの分解はとても難易度が高く、素人が行うと故障の原因になることも…。
事実、エアコンの分解掃除についてエアコン掃除のプロはこのように指摘しています。
株式会社アイ・コーポレーション千葉店さん(千葉県)
有限会社松竹リホームさん(栃木県)
エアコン内部の分解掃除は故障のリスクが高いとプロは指摘していますね。
さらに、分解掃除による故障はメーカーの保証範囲外になるのも注意です!
プロのエアコンクリーニングの詳細はこちらから見に行けますよ♪
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ドレンパンのお掃除には、自分でやる方法とプロに頼む方法があることがわかりましたね。
自分でお掃除してみたい方のために、ここからはエアコンのドレンパンの取り外し方とお掃除方法をご紹介します。
故障の危険性が伴うので、細心の注意を払って作業を進めてください!
プロに頼む方法の詳細は自分でやる方法の後で説明するので、自分でお掃除するのは大変!という方は読み飛ばしてOKです!
エアコンカバーを固定しているネジを外して、取り外します。
ネジが隠れている場合があるので、確認しながら行いましょう。
カバーを取り外したら、フィルターとフラップ(エアコンの風向きを調整する板)を取り外します。
ここからはドライバーなどの工具が必要になります。メーカーによって違いますが、説明書に従って外すと確実です。
外したパーツがどの位置にあったのか、しっかりと覚えてきましょう。
いよいよドレンパンを外します。水が溜まっているので、バケツなどを用意しておきましょう。
特にシーズン中は量が多いので注意。
メーカーによっては水が流れやすいよう斜めに配置されている場合もあります。
再び取り付ける際に必要な角度なので、測っておくと安心です♪
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取り外したドレンパンは、シャワーでホコリを洗い流してキレイにしましょう!
モーターが付きっぱなしだと壊れてしまうので、外してあるか要確認です。
洗う際はカビキラーを使うと効果的!全体的に吹きかけてブラシなどで擦っていけば、かなりきれいになりますよ♪
頑固な汚れが残る場合は、塩素系漂白剤でつけ置きしてもいいですね。
洗い終わったらしっかり乾かすのもお忘れなく!
洗剤が残っていないのを確認したら、ドレンパンやその他分解したパーツを元に戻します。
パーツを傷つけないように最後まで十分注意を払って作業しましょう。
ドレンパンのお掃除の流れがわかったと思います。
ここからは、お掃除する上での注意点を確認しておきましょう。
なんといっても、気を付けたいのが故障です!いろんなパーツを外していきますが、きちんと取れるように設計されています。
弱い部分もあるので、無理に作業を行うことだけは避けましょう。
この作業を行うのが夏の場合、ドレンパンに大量の水が溜まっていると思います。作業手順の中にもありましたが、バケツの用意は必須です。
夏以外の場合でも、念のため用意しておくと安心ですね。
最後に各パーツを元に戻しますが、特に注意したいのが排水ホースです。この取付けが甘いと、運転時の水漏れに繋がります!
ドレンパンとホースがしっかりと結合しているか、よく確認しましょう。
自分でドレンパンを掃除するのは難しそうだし、故障させちゃいそうで怖い…という方は、お掃除のプロにお任せするのがおすすめ。
専用の道具や洗剤を使用することで、汚れたエアコンがここまできれいになるんです。
専門知識を持ったプロの手にかかれば、故障のリスクを最小限に抑えつつエアコンをピカピカにしてくれますよ♪
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ぜひエアコンのお掃除をプロに依頼してみてくださいね♪
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いかがだったでしょうか。
エアコンのドレンパンのお掃除方法がわかったと思います。
自分でお掃除するのが難しい場合は、プロにお任せするのがおすすめですよ♪
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