毎日使うキッチンのシンク。
使い続けるからこそ、汚れは溜まってきてしまいますよね。
特に水垢やヌメリ・サビなどは放置すると、さらに汚れが落としにくくなってしまうもの。
今回はシンク掃除の総まとめ!ということで・シンク掃除に必要なもの
・シンク掃除の手順
・シンク掃除の頻度
・シンク掃除の注意点
などを徹底解説!まずは汚れの原因から見ていきましょう!
目次
頑固なシンクの汚れの正体は4つ!それぞれ見ていきましょう!
・水垢
・サビ
・ヌメリ
・石鹸カス
水垢は水道水に含まれるカルキという成分が、水が蒸発した後に白くなってしまったもの。
できたばかりの水垢はスポンジなどでかんたんに落とせますが、時間が経つとそれが固まって頑固になってしまうのです。
シンクはステンレスでサビにくい材質ですが、空き缶や鉄で出来た製品を置きっぱなしにする、そのサビが移ってしまうのです。
「もらいサビ」と言われています。
シンクがヌメっとしていると気持ち悪いですよね…。
ヌメリは食べ残しや生ごみなどが腐って菌が繁殖することで、発生してしまうもの。特に夏場は非常に早く繁殖してしまうので、特に注意が必要です。
石鹸カスは食器用洗剤や水道水のカルシウムやマグネシウムが混ざり合って結合した汚れ。
見た目は水垢同様白く見えますが、水垢がアルカリ性なのに対して、石鹸カスは酸性の汚れ。お掃除方法が異なるので注意してくださいね!
次は洗剤に関する注意点。
まずは汚れの種類別に洗剤を見ていきましょう。
水垢
クエン酸
サビ
重曹
ヌメリ
中性洗剤
石鹸カス
重曹
簡単にまとめるとこんな感じ。ではそのほかの洗剤はどうでしょうか。
キッチン掃除といえば漂白剤が思い付く方も多いのではないでしょうか。
ひと口に漂白剤と言っても漂白剤にも種類があります。
塩素系漂白剤とは、その名の通り、対象物を白くするための商品。衣類などの漂白に使用されたり、カビや雑菌などを殺菌するために使われたりします。
プールの殺菌にも使われるツンとした臭いが特徴です。
塩素系漂白剤はシンク掃除にはNG!
ステンレスは傷に強く丈夫な素材に見えますが、塩素の力はもっと強力!表面にある膜を破壊し、どんどん錆びてしまいます。
万が一錆びてしまったら、ひどくなる前に重曹や中性洗剤でサビ部分を擦り落とします。掃除後は、水で汚れを流し、水分をしっかり拭き取りましょう。
お次は酸素系漂白剤。こちらはシンクに使ってOK!
酸素系漂白剤の一つであるオキシクリーンを使って、シンクを「オキシ漬け」してしまえば、放置するだけで綺麗に汚れを落とせます。
こちらの記事ではオキシクリーンを使って、お家のあらゆる場所をお掃除しています!
シンク掃除はもちろん、その他の掃除方法もチェックしてみて下さい!
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ほかにも4つ、お掃除に使える意外なものを紹介します。
リモネン、ペクチン、クエン酸の3つの成分が汚れに効きます。シンクの汚れには、皮の内側(白い側)が使えます。
じゃがいもの皮でもシンクのヌメリ掃除に役立てることができます!剥いた皮はまだ捨てず身が付いた方の部分で擦ることで効果あり。
じゃがいもに含まれるサポニンという成分が、市販の石鹸などに使われている界面活性剤の働きとよく似ているので、洗剤の代わりになるみたいですね。
シンクだけでなく、蛇口や鏡などにも効果的で、仕上げに乾拭きすればピッカピカになるので、試してみる価値はありそうです!
炭酸水には、汚れを浮かす効果があります。
シンクの掃除に使うと、水垢などが綺麗に落ち、ピカピカになります。ただ、甘味料がはいった炭酸飲料は、逆にべたべたにしてしまうので、注意しましょう。
スポンジの代わりに丸めたラップやアルミホイルでシンクを磨くことができます!
ただ、力を入れすぎて磨くとシンク自体を傷つけてしまう可能性もあるので、気を付けて磨くようにしましょう。
掃除に使う洗剤がわかったところで実際のお掃除頻度を見ていきましょう。
シンクの掃除は「2~3日に1回」と他の掃除に比べて、頻度が高いです。ちなみに、シンクのお掃除と同じくらいの頻度でおこなうのがおすすめなのが、排水口掃除。
排水口も、詰まる前に週に2~3回が適切な頻度なのです。
めんどうになりがちな排水口掃除、シンク掃除とまとめて一度でキレイにしてしまうのがおすすめです。
洗剤や頻度がわかったところで掃除を始めましょう!
先ほど紹介した「クエン酸」を使って、効率良く掃除しましょう。
キッチンペーパーをたくさん用意して、水垢が目立つ部分を覆います。
キッチンペーパーの上から、クエン酸スプレーを吹きかけます。
キッチンペーパーがしっかりと濡れるように、たくさんスプレーしてくださいね。
スプレーが蒸発しないように、ラップで蓋をします。
水垢にクエン酸を浸透させるために、そのまま1時間ほど置いておきましょう!
1時間ほど経ったら、スポンジでクエン酸を吹きかけた部分を掃除します。
これで完了です。
こちらの記事では、クエン酸やお酢を使ったシンクのお掃除について詳しく紹介しています!
ぜひ見てみてくださいね♪
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シンクがさっぱりきれいになっても、排水口にヌメリ汚れが残っていたら……気分がすっきりしませんよね。
シンク掃除のタイミングで、排水口のヌメリも一緒に掃除しちゃいましょう!
排水口の掃除にはいくつかの方法がありますが、ここではシンク掃除と同じ、重曹と酢酸スプレーを使用する方法をご紹介します。
新たに洗剤や道具を用意する手間なく、排水口掃除ができますので、シンク掃除にプラスしてみてくださいね。
排水口のカバーを外し、ゴミ受け、排水トラップを取り出します。
カバーとゴミ受けに重曹をつけ、スポンジで洗います。
細かい部分は、歯ブラシで磨くときれいになります。
カバー、ゴミ受け、排水トラップを外した状態で、排水口内に重曹を入れます。奥のヌメリまで除去できるように、量は多めにするのがおすすめ。
重曹の上から酢酸スプレーをかけましょう。
全体がシュワシュワするくらいが目安です。カバー、ゴミ受け、排水トラップにも、殺菌のため酢酸スプレーを噴きつけておきましょう。
この状態で5~10分ほど放置します。
10分置いたら、排水口へお湯を流し、重曹と酢酸スプレーを落としましょう。
殺菌効果を高めたい場合は、沸かしたての熱湯を使うと、よりきれいになります。重曹が残っていると、つまりの原因になるため、たっぷりのお湯で洗い流しましょう。
カバー、ゴミ受け、排水トラップを水できれいにすすいだ後、元の位置に戻して掃除完了です!
これで排水口内部のお掃除も完璧。ヌメリ汚れともこれでおさらばです!
こちらの記事では、排水口のお掃除から、排水口を清潔に保つための方法を紹介しています!
よく使う場所だからこそ、常に綺麗に保っておきたいですね♪
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水垢・サビ・ヌメリ以外にも、石鹸カスのついた白くて見た目の悪い汚れもサッパリお掃除してしまいましょう!
シンクを軽く水洗いしてから、重曹を水に溶かさずに、シンク全体に重曹をまぶします。
重曹をまぶしたところを、歯ブラシを使って磨いていきます。
重曹を綺麗な水ですすいだら、お掃除完了です!
お疲れさまでした♪
さて、ここまでシンクのお掃除方法をご紹介しました。
洗剤を使う以外にも、重曹やお酢を使うことで汚れを落とせることが分かりましたね。
ここで1つの疑問が。
「日々しつこい汚れと格闘しているお掃除のプロは、シンクのお掃除に何を使っているのか?」
気になりますね!
そこで最後に「あなたのマイスター」では、のプロに「シンクの水垢のお掃除に困っています。プロは特別な洗剤などを使われるのですか?」と聞いてみました。
たくさんのプロの方の意見の中から、一部を紹介させていただきます。
ぴかッとクリーンサービス – 前橋オフィスさん(群馬県)
ブルーポートさん(東京都)
水垢は、アルカリ性の性質を持っているため、やはり酸性の洗剤がいいようですが、酸性洗剤はシンクを傷めてしまう可能性も。
そのため、やはり酸性度数の低いクエン酸を使う、またひどい場合はお掃除のプロに任せる、というのが無難なようです。
「ユアマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。
そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。
自分でお掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!
また、せっかくお掃除したシンクは、できればキレイなまま保っておきたいですよね。
そんな時は、シンクのコーティングを行うというのも1つの手。
シンクのコーティングについてはこちらの記事で詳しく紹介しています!
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シンクが綺麗になると一気にキッチンの雰囲気も明るくなります。
どうしても汚れやすいシンクですが、身近なもので綺麗にできます。今回紹介した方法で、ぜひシンクをピカピカにしてみてくださいね。
それでも落ちない汚れは、プロに依頼するという方法もあります。