最近のお風呂掃除グッズの売り場がかなり充実していることを知ってましたか?
壁、床、浴槽、鏡、排水溝。
それぞれの場所に特化したブラシやスポンジがずらりと並んでいます。
それに加えて洗剤の量もすごい。ドラックストアでもお風呂洗剤はかなりのスペースを占めています。
こんな状況だと、正直何を選べばいいかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、お掃除グッズ選びの基本をお伝えします!
目次
洗剤の種類が多すぎて、どの汚れに何を使えばいいかわからない!
という人多いんではないでしょうか。
お風呂の汚れは、それぞれの「性質」を知って、その性質に合わせた洗剤を使うことで落としやすくなります。
洗剤を選ぶとき、パッケージに「液性」「アルカリ性」「酸性」のうち、どれが記載してあるかチェックしてみましょう!
酸性洗剤は、アルカリ性の汚れを得意とします。
反対に、酸性の汚れを落とすのは得意ではありません。
強い酸性(pHが3位階)の洗剤は、刺激が強いため、肌に直接付かないように注意が必要です。
さらに、塩素系の洗剤・漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、一緒に使う洗剤にも要注意。
さらに、金属や天然石を溶かす性質を持っているため、ステンレス浴槽・大理石の浴槽やアルミの洗面器に使うと跡が残る可能性があります。
アルカリ性洗剤は、酸性の汚れに効果的。
一方で、アルカリ性の汚れを落とすのは不得意です。
強いアルカリ性(pHが11以上)の洗剤は刺激が強いため、使用時にはゴム手袋をして肌を守る必要があります。
中性洗剤は、酸性とアルカリ性の中間の性質を持っています。
そのため、酸性の汚れ・アルカリ性の汚れのどちらも落とすことができます。
ただし、酸性でもアルカリ性でもないため、汚れを落とす力は酸性洗剤・アルカリ性洗剤より劣ってしまいます。
お風呂場の汚れは、酸性もしくはアルカリ性なので、酸性洗剤とアルカリ性洗剤を1つずつ持っておくことで、ほとんどの汚れを落とすことができます。
それでは、具体的にどの汚れが酸性・アルカリ性で、どの洗剤が適しているのか、見ていきましょう。
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まずは、アルカリ性洗剤には何があるのかを紹介します!
重層は自然由来の成分で、環境に優しい。
もちろん汚れもしっかり落とします。重曹で漬けたり、重曹でパックしたりするとより効果が表れますよ。
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カビキラーはアルカリ性の漂白剤で、頑固な黒カビにとても効果的です。
かなり強力なので、使用前に必ず注意書きをよく読み、用法をしっかり守って使ってください!
それでは、アルカリ性洗剤が効く汚れを見ていきましょう!
パッキンなどのゴム部分に多くある黒い斑点、これが黒カビです。
お風呂の汚れの中で一番頑固な汚れで、深く根を張ってしまうとなかなか取れない事も。
先程紹介した重曹は、ペースト状にしてパックすると効果的なんです。
こちらがその様子。
詳しい使い方が気になる方はこちらの記事を見てみてください!
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始めに、どんな酸性洗剤があるのか紹介していきますね。
クエン酸は食品にも含まれる自然由来の成分なので、肌や口に入っても大丈夫!環境にも優しいです。
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こちらは、かなり強力な酸性洗剤です。汚れを完全に溶かしてしまうほどの絶大な効果があります。シャワーホースなどの汚れも落とせますよ。
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こちらはジェル状になっており、気になる箇所をピンポイントでカビ取りしてくれる商品です。
頑固なカビ汚れも一発で退治してくれます!
カビとり一発についてもっと知りたい方はこちら!
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こちらの商品は煙によってカビ汚れを除去してくれます。
浴室内全体のカビ対策ができ、手間もかからないのでオススメです!
しかし、取り扱いには注意が必要なので気をつけましょう。
おふろの防カビくん煙剤についてもっと知りたい方はこちら!
それでは、酸性洗剤が効く汚れを3つ紹介します!
シャンプーボトルなどについている白く粉っぽい汚れのことです。
石鹸カスをもっと綺麗にしたい方はこちら!
蛇口や鏡についている半透明のうろこのような汚れのこと。水道水中のミネラルが固まって出来上がります。
水垢をもっと綺麗にしたい方はこちら!
シャンプーボトルを持ち上げて、そこに赤い模様ができていたら、それは赤カビです。こすれば簡単に落ちますが、繁殖力が強くすぐに復活してきます…。
赤カビをもっと綺麗にしたい方はこちら!
これらの汚れには、酸性洗剤を使って戦っていきましょう!
ちなみにこれは、クエン酸とクッキングペーパーでパックをした時の写真です。
水垢や石鹸カスはこんなに綺麗になります。!
詳しい使い方はこちらの記事をご覧ください!
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酸性・アルカリ性の洗剤があるとお風呂場がキレイになるのであれば、なぜ中性洗剤が存在するのでしょうか?
ここでは、中性洗剤を使用するシーンについても軽く紹介しておきます。
中性洗剤は酸性でもアルカリ性でもないことから、両方の汚れを落とすことができます。
ということは、中性洗剤さえあれば、お風呂場の汚れに幅広く対処できるのです。
毎日のお風呂掃除で、汚れに合わせて洗剤を変えて、2回掃除するのは大変ですよね。
中性洗剤を使えば、1回でお風呂場全体をキレイにすることができます。
さらに、酸性・アルカリ性は刺激が強いため、使用する物の素材を選ばなければなりません。
しかし、中性洗剤は刺激が小さいため、大理石の浴槽にも使用できます。
肌に付いても肌荒れしにくいため、毎日のお掃除で気軽に使うことができます。
軽い汚れであれば中性洗剤を使い、頑固な汚れは酸性・アルカリ性洗剤を使うのがおすすめです!
汚れに合う洗剤が見つかれば、あとはこすって落とすだけです。
ブラシの種類はたくさんありますが、選ぶときに大事なのは、どれだけ多くの場所に対応できるかです。
平面、局面、凹凸、高い所、低い所。お風呂ってかなり複雑な形をしていますよね。すべてに合わせてブラシを買っていたら大変です。
お風呂場すべてを、なるべく少ない道具でピカピカにしましょう!
最低でも持っておきたいアイテムは、
この3つです!
柄付きブラシに共通するのは、これ1つでお風呂場のほとんどを掃除できるということです。
柄が伸びるので、届かなかった天井も、しゃがんで掃除していた床もかなり楽にお掃除できます。
もちろん、棚や壁にも使えますよ♪
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ユニットバスボンくんはお風呂掃除界では有名なヒット商品ですね。細かいブラシで汚れを絡めとります。
バスボンくんについてもっと知りたい方はこちら!
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こちらも有名な劇落ちくんシリーズ。軽くこするだけでスルスルと汚れが落ちます。
これを使えば、日常的にお風呂掃除をできそうですね。
毎日のお手入れこそが、頑固なカビの予防につながるのです。
手で直接持てるタイプのブラシは、頑固な汚れを取るのに適しています。
力が伝わりやすいのでゴシゴシと擦ることができますね。
オススメはこちら!
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このタイプは、毛先が凹凸に入り込み汚れをかき出すことができます。お風呂の蓋なども掃除できますよ!
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こちらは、研磨粒子が含まれていて頑固な湯垢などを楽に取ることができます!
最後に、これが揃えばお風呂掃除は完璧です。
鏡や蛇口など目につく場所は、ピカピカだと気持ちがいいですよね。
ピカピカ感を出すには、研磨剤の入ったもので擦るのが1番です。
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この商品は鏡などを傷つけず、水垢を強力研磨してピカピカにしてくれます!
お風呂場用品の売り場に行くと迷ってしまいますが、この3つの道具があればお風呂掃除は完璧です。
迷ったら、この3つをまず揃えましょう!
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お風呂掃除道具を買うなら、手軽に買える100均もおすすめ。100均がおすすめの理由や、手元に置いておきたいグッズをチェックしてみましょう。
お風呂掃除グッズを買うのに100均をおすすめする理由。それは何といっても、どれを買っても100円という点です。
「新商品を気軽に試せる」「複数のブラシやアイテムを比較できる」「掃除場所に合わせた専用アイテムを揃えやすい」
など、100円だからこそのメリットがたくさん待っています。
ホームセンターなどで購入するとあっという間に何千円になってしまうお掃除グッズ。お掃除道具は100均で安く抑えて、洗剤にこだわってみるのも良いですね。
100均のラインナップは年々増え、お掃除道具コーナーも充実しています。
「お掃除道具を100均で買うのははじめて」という方必見の、絶対に買うべき商品をご紹介いたします!
家中の汚れを落とせるメラミンスポンジ。
知らない方が多いのですが、100均でも幅広いラインナップが取り揃えられています。
切れ目が入ったすき間掃除に最適なもの、使いやすいサイズにカットされたものなど、お掃除する場所にあった商品を選びましょう。
お風呂の中でもやっかいなカビ。
そんなカビをピンポイントで狙えるのが、100均のカビ取りスティックです。
使い捨てタイプのスティック先端に、研磨粒子が入っているため、そのまま水をつけてこするだけでカビをすっきり落とせます。
カビキラーなどの強い薬剤をできるだけ使いたくない方にもおすすめです。
最近のお風呂床は、水切れが良いように複雑な形状になっていますよね。そのため、ただのブラシでは上手に汚れをかき取ることができません。
そんな時に便利なのが、床用のハンディブラシ。持ち手をタオルハンガーに引っ掛ければ、いつでも清潔な状態を保てます。
最近お風呂のお湯がスムーズに流れない。
そんな時には、排水口の内部を掃除できる専用のクリーナーを用意しましょう。
柔らかい棒状のアイテムが、排水口の奥へ入り込み、中に詰まった汚れをかき出してくれます。一部100均で取り扱いがありますので、売り場をチェックしてみましょう。
歯の隙間を掃除する歯間ブラシ。
ですが、お風呂のサッシなど、細かい部分の掃除にも大活躍なんです。
歯間ブラシは高級な商品が多いですが、100均アイテムなら遠慮なくどんどん使えます。普通のブラシでは届かない隙間は、歯間ブラシを利用してみましょう!
お風呂掃除の道具はいろいろありますが、たくさん揃えると大変になるのが「収納」です。
掃除用具をお風呂の床にそのまま置いておくと、ボトルの下に水垢がついたり、ブラシがカビてしまったりといいことはありません。
かえって掃除の手間が増えないようにするため、用具の収納方法も工夫してみましょう。
掃除用具が汚れないようにするためには、水気を切って乾燥させるのが一番です。 そのために、空中に吊して渇かす収納を試してみましょう。
タオルハンガーを上手く利用すれば、いろいろなものを吊せます。
たとえば、100円ショップで買えるS字フックをかければ、「スポンジ」などの軽いものは簡単に吊すことができます。
スポンジも、引っ掛ける部分として紐がついていたり、穴が空いていたりと、最初から吊す収納を意識した商品も売られています。
他にも、スプレー容器に入った洗剤は、引き金部分をハンガーラックにかけられますので、何も用意しなくても大丈夫です。
浴室乾燥機がついているタイプのお風呂の場合、洗濯物用の物干し竿が浴室内にかかっているはずです。ここを利用しない手はありません。
水切りのいい網状のカゴをセットすれば、大容量の収納場所が完成します。 頭の上に洗剤などがあるのは嫌だな、という場合も、洗剤以外のもの(たとえば子どものオモチャなど)を収納できますので、掃除用具以外を入れてもいいかもしれません。
ドラッグストアでよく見かけるのが、お風呂用の吸盤フックです。
特に何もない壁にモノをかけられるようになるので、自分の好きな場所に収納を新しく作ることができるのが魅力。
吸盤のパワーにもよりますが、スポンジや小さなブラシなど軽いものは、特に問題なく吊しておけるはずですよ。
吊す収納が向かないタイプのお風呂の場合、乾燥しやすいラックスタンドを活用するのもおすすめです。
掃除用具以外にも、シャンプーなどのボトルを浮かせて収納することもできるので、汚れにくく水切れがいい収納が実現します。
お風呂場に掃除用具を置いておくと、それだけで通気性が少し悪くなってしまうのは避けられません。
そこで考え方を変えて、掃除用具をお風呂の外に出してしまうのはいかがでしょうか?
たとえばお風呂掃除用のバスブーツは、水が入ってしまっては困るので、脱衣場などお風呂の外に置いてあるご家庭も多いはずです。
同じように、お風呂用洗剤やスポンジ、ブラシを収納ボックスなどに入れて、お風呂の外で保管することで、お掃除用具がカビたり汚れたりするのを予防できます。
浴室も換気が良くなるので、汚れにくくなるはずですよ。
など、工夫してお風呂場からモノを減らしてみるのはどうでしょうか。
ここからは番外編です。
大掛かりなお風呂掃除は、できる限りしたくないですよね。
日頃からお手入れをしていれば、頑固な汚れを防ぐことができます。
毎日のお手入れに役立つグッズを紹介していきますね。
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お風呂場に残った水滴は、カビや水垢の原因となります。毎日これをとるだけでかなり汚れを減らせますよ!
いちいち拭くのはめんどくさいので、水切りワイパーを使ってしまいましょう!
スポンジやブラシ、どこに収納していますか?
床や棚に置きっぱなしにしてしまうと、接した面からカビが発生しやすくなります。これらは吊るして収納しましょう!
吊るしやすい紐付きスポンジなども販売されているので、試してみてください。
いかがでしたか?
私たちの身の周りには、様々なものが溢れていて選ぶだけでも大変ですよね。
でも、お風呂掃除に関しては、意外とシンプルなんです。
汚れに合った洗剤を選べれば、ほとんどの汚れは落とすことができます。
あとはいかにアイテム数を少なくできるかの勝負です。
最適な道具を選んで、賢くお掃除していきましょう!
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