ウォシュレットって、とっても便利ですよね。
お湯が出てお尻を綺麗にしてくれるだなんて、斬新な発明だと思いませんか?
今や、日本国内の一般家庭におけるウォシュレットの普及率は、約80%!
私たちの生活に欠かせないものとなりつつあります。
そんなウォシュレット、気になるのはその汚れ……。
便器や便座だけでなく、ノズルも綺麗にしなければなりません。
こまめに掃除しないと、水垢やカビにまみれてしまっているかも!
汚れに気づいたら、一刻も早く掃除を始めましょう!
今回は、ウォシュレットを掃除する方法を紹介していきます!
目次
そもそもウォシュレットって何?
改めて、確認をしてみましょう。
ウォシュレットとは、TOTOが発売する温水洗浄便座の商品名。
LIXIL(INAX)が製造したものの場合には、「シャワートイレ」と呼ばれます。
しかし、TOTOが温水洗浄便座界の圧倒的No.1!
高いシェアを誇っています。
そのため、一般的に温水洗浄便座全般のことを「ウォシュレット」というようになりました。
この記事でも、温水洗浄便座全般のことをウォシュレットと表現しています。
温水洗浄便座とは、ノズルから出る温水で肛門を洗浄することができる便座のことです。
より前方を洗浄するものがビデと呼ばれ、基本的に女性に使われます。
海外の方にも驚かれるウォシュレット。
元々は、アメリカで開発されました!
現在では、肛門を綺麗にする基本的な機能だけでなく、脱臭・室内暖房・音楽再生など様々な機能が盛り込まれたものも販売されています。
ウォシュレットについている脱臭フィルターは、お尻に近い便座あたりで臭いをチャッチします。
そして、その臭いをクリーンエアに戻してくれちゃいます。。
床やカウンターに置かれた脱臭剤や芳香剤よりも効率が良く吸収するんですよ。
すごいですよね!
しかし実際にフィルターを見たことないという方、多いと思います。
それは意外なところにあります。
便座の脇あたりのカバーを開けると、裏側につまみが付いていて、キューブ状の本当に小さいものが、脱臭フィルターなのです。
こんな小さなものが臭いをとってくれるなんて驚きですよね!
続いて汚れの原因について見ていきましょう。
「綺麗にすること」を目的とする、ウォシュレット。
それなのに、ウォシュレット自体が汚れているのはなぜなのでしょうか…?
その原因を2つ紹介します。
1つ目の原因は、水垢です。
ノズルから温水が噴射するわけですから、当然といえば当然。
他の水回りと同じように、常に水が触れていれば、水垢汚れがびっしり溜まってしまいます。
特に、使わない時間が長かった場合は、しつこい汚れがこびりついてしまっているかも。
水回りの汚れといえば、こちらも定番のカビ。
ノズルが黒ずんでしまっていたら、カビが原因です。
便器と同じように黄ばむこともあります。
ウォシュレットのノズルにも汚れが溜まるということを知ると、使って大丈夫なのか不安になりますよね?
しかし、今までのところ、ウォシュレットの肛門洗浄が原因で病気になった、という例はないようです。
信頼できる医学文献検索サイト」で調べてみると、温水洗浄便座(というより、女性器を洗浄するビデ)の使用により、本来膣を酸性に保ち病原菌をブロックしている正常細菌叢が破壊されるというような趣旨の文献はありましたが、温水洗浄便座を介して病原体が感染したというものはみあたりませんでした。
ただし、ウォシュレットの肛門洗浄に危険はなくても、ビデを使うときには注意が必要なようです。
女性の方は注意してくださいね。
ウォシュレットの基本がわかったところで掃除の頻度を確認していきましょう。
「あなたのマイスター」では、のプロに「ウォシュレットの掃除はどのくらいの頻度でどのように行えばいいですか?」と聞いてみました。
たくさんのプロの方の意見の中から、一部を紹介させていただきます。
ナカヤマハウスクリーニングさん(埼玉県)
ハウスクリーニング町田さん(東京都)
やはり、簡単なお手入れは週1回、そしてノズル全体のお掃除は年1~2回が目安のようです。
「あなたのマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。
そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。
自分でお掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!
ウォシュレットの汚れの原因や掃除の頻度がわかったところで、さっそくお掃除の仕方を紹介します。
トイレ掃除を毎日真剣にやるのは大変ですよね。
そこで毎日できる簡単なものを紹介します!
まずは1日に1回はやりたい、普段のお掃除です。
便座や蓋をトイレ掃除用のティッシュで拭きます。
ない場合は、中性洗剤をつけた布でもOKです。
・布
・中性洗剤
これらの代わりに、トイレ掃除用ティッシュを使うと楽ですよ。
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トイレ掃除用のシートとしては、トイレクイックルは定番ですよね。ニオイを予防する成分も入っているため、消臭にも役立ちます。
厚手のシートたった1枚でしっかり綺麗にできるので、手軽な掃除に最適ですよ。
布を濡らして十分に絞ります。
絞ったら、薄めた中性洗剤をつけて便座の表側を拭き掃除。
安全のために、トイレの電源は切っておきましょう。
ホコリがたまっている部分は、重点的に拭きましょうね。
汚れがひどい事もあるので、最後に拭くのがオススメ。
湿ったまま放っておくと故障の原因になるので、しっかりと乾かして終わりです。
1週間に1回ぐらいの頻度でやってほしいお掃除です。
ノズルの内部など、主に臭いの原因になってしまう部分をしっかり対策しましょう!
ノズルを簡単に掃除しましょう。
多くのウォシュレットには、自動洗浄機能が付いています。
しかし、それはあくまで、水を軽〜く流す程度。
定期的なお手入れは必須です。
ノズルのお掃除にも、トイレ掃除用ティッシュを使うと便利ですよ。
・ゴム手袋
・布
・中性洗剤
・綿棒
・割り箸
ノズル掃除用のスイッチがない場合は、手で引っ張り出しましょう。
衛生面を考慮して、ゴム手袋の着用を強く推奨します。
上下に拭くだけです。
汚れがこびりついていない限り、充分、綺麗になります。
頑固な汚れがあるからって、ゴシゴシ力を入れてこすってはダメですよ。
手が届かないようなところには、ひと工夫。
綿棒を活用したり、割り箸に布を巻きつけて使ったり!
隅々まで綺麗にできますよ。
リモコンは、意外と埃がたまりやすいです。
汚れが気になったときには、軽く水拭きをしましょう。
スイッチの調子が悪い場合には、電池を交換すれば直ることが多いです。
・布
これだけです。
もしスイッチの調子が悪い時は、電池が切れていないか確認してくださいね。
脱臭フィルターは、月に一度のお掃除でOK!
忘れがちな場所ですが、しっかりと綺麗にしましょう。
また、脱臭フィルター掃除と共に1か月~3か月に1度はおこなってほしいのは、トイレのタンクのお掃除。
トイレのタンクって放置していると、水垢がたまってしまい、トイレ全体の汚れにもなってしまいます。
たまにはお掃除してあげてください!
・歯ブラシ
多くの場合、スライドして引き出せるようになっています。
汚れがひどいときには、歯ブラシを使えば綺麗になります。
こすり落とすように掃除すると、簡単に汚れが取れますよ。
水洗いをするとさらに効果的です。
カードリッジと一体になっているタイプの場合は、水洗いはできないので注意してくださいね。
再び取り付けるときには、水気をとりましょう。
濡れていると、汚れがつきやすくなります。
よりしっかりお掃除する方法もあります。
1年に1回はウォシュレットの便座と蓋を取り外して綺麗にしましょう。
もちろんここでも、トイレ掃除用ティッシュを使うと楽チンですよ。
・布
・中性洗剤
・綿棒
・割り箸
「本体ワンタッチ着脱機能」がついているウォシュレットであれば、取り外しもとても簡単です。
根元の左右にボタンがあります。
ボタンを押すことで、取り外すことができます。
「リフトアップ機能」のついたウォシュレットもあります。
根元を手で持ちあげると、便座取り付け部にスペースができます。
そういった機能がない場合には、ドライバーを使って取り外す必要があります。
ウォシュレットのタイプによって外し方も異なります。
取扱説明書を確認するか、品番を確認してネットで検索しましょう!
ウォシュレットを取り外したときに見える「便座取り付け部」と、「本体と便器の隙間」は、汚れが激しい部分です。
しっかり綺麗にしましょう。
まずは、中性洗剤をつけた布を使って、拭き掃除をします。
手が届かない細かい部分は、工夫してお掃除しましょう。
隅っこにひそむ汚れも、残さず綺麗に!
洗剤を残さないように水拭きで仕上げます。
しっかり乾かしたら、お掃除は終了です。
黄ばみなどの汚れが激しい場合には、酸性洗剤を使うときれいに落ちますよ。
ウォシュレットを長年使用していると、ノズルが動かない、ノズルから洗浄水が出てこない、といったトラブルが起きることがあります。
ウォシュレットを愛用している人にとって、一刻も早く解決したい大問題ですよね。
このような場合、どう対処するのが正解なのでしょうか? 動かない場合、洗浄水が出ない場合の対処法を、たしかめてみましょう。
ウォシュレットのボタンを押しても、ノズルが動かない場合、いくつかの原因が考えられます。
まずは、問題が起きていないか、次の項目をチェックしてみましょう。
・ウォシュレットの電源が入っていない
・ウォシュレットのコンセントが抜けている
・リモコンの電池が切れてしまっている
・電源ブレーカーが落ちてしまっている
・自宅が停電している
これらのトラブルが起きていない場合は、続いてウォシュレットのセンサーを邪魔していないか、たしかめてみましょう。
便座や便座にカバーをつけている場合や、便座へ浅く座っている場合、センサーが反応せず、ウォシュレットが動かない原因になります。
電源がきちんと供給されている上で、カバーを取り外し、深く腰掛けてみても反応がない場合は、故障の可能性が高くなります。
購入したメーカーや水回りトラブル専門の業者へ、相談してみましょう。
ウォシュレットのノズルから水が出ない場合も、まずはよくあるトラブルが起きていないか調べてみましょう。
以下の問題を抱えていないか、まずはチェックしてみてください。
・工事などで断水している
・水道の配管が凍っている
・水道の元栓が閉まっている
・ウォシュレットの止水栓が閉まっている
・マンションの給水タンクから給水されていない
「水は出るけれど、勢いが弱い……」
という場合は、外気温が低い状態にもかかわらず、水圧が低く設定されている可能性があります。
このケースでは、水圧の設定を強くすることで、解決できます。
これらのトラブルに当てはまらない場合は、給水フィルターのつまり。もしくは、ノズルの詰まりを疑ってみましょう。
フィルターやノズル掃除の方法は、説明書や各トイレメーカーのホームページで確認できます。
トイレが水浸しになってしまわないように、かならず止水栓をしっかり閉めてから、作業してくださいね。
自分では掃除するのが難しい場合や、掃除しても改善されない場合は、プロの出番です。
無理せず専門業者へ依頼しましょう。
ノズル掃除は、家にある中性洗剤などで行えますが、最近はノズル掃除専用のアイテムも販売されています。
より簡単に、清潔に掃除したいなら、これらの専用洗剤を使ってみましょう。
すべてスプレータイプなので手を汚さずにお掃除することができますよ。
どの商品がいいのかで迷ったら、おすすめ3選から選んでみてくださいね。
おすすめ 商品
らくハピのねらってバブルーンは、ノズル部分に1~2秒スプレーするだけで、お掃除完了できる商品。
ノズルだけでなく、格納庫の中までしっかり泡で除菌、洗浄できます。
逆さ向きでも使えるので、フチ裏掃除にも便利に使えるアイテム。
ブラシがセットになっているので、ノズル掃除用に別で専用ブラシを用意する必要がありません。
嫌な菌も、99%除菌できる商品。
汚れをしっかりねらい撃ちしたいなら、噴射しやすいチューブ付きのねらってバブルーンを試してみましょう。
勢いよく出てくる泡での掃除、病みつきになる人が続出しています。
おすすめ 商品
密着するモコモコ泡が、ノズルの汚れを落としてくれる洗浄力のモコ泡わ。
泡が汚れを包み込むので、放置しておくだけでノズルがきれいになります。
ミントの香りがついているので、掃除しながらトイレの臭いもすっきりできるのが嬉しいですね。
除菌効果もあるので、いつでも清潔に使いたいノズル掃除にぴったりです。
「ノズルにはできるだけ触れたくない……」
それなら、しっかり泡が魅力のモコ泡わで掃除してみましょう。
逆さ向きでは使用できない商品なので、しっかり本体を立てて噴射してくださいね。
おすすめ 商品
ノズルの掃除をしながら、汚れの再付着を防ぎたいなら、ピクスのノズルきれいがおすすめ。
汚れを弾いてくれる、シリコンコート成分が、ノズルをコーティングしてくれます。
安心安全の、天然植物由来成分ながら、きっちり消臭、抗菌もしてくれるのが嬉しいですね。
細い先端で、奥の汚れもすっきり掃除できます。
噴射後は、5~6分放置するだけで、お掃除完了!
泡が液体になって流れ落ちていくので、作業後は待つだけでOKです。
本体には、2種類の噴射ノズルが用意されています。
掃除する場所に合わせて、使いやすい方を選びましょう。
ノズルやノズルの奥、フチ裏など、手が届かないけれど汚れが気になる……という部分の掃除に便利な商品です。
塩素系漂白剤は、お風呂掃除の最終手段。
とはいえ、塩素系漂白剤と聞いて、一番に思い浮かぶキッチンハイターなどのアイテムは、お風呂で使うイメージではないですよね。
一体なぜ、塩素系漂白剤が汚れに効くのでしょうか?
漂白、というと洋服や食器などを白くするイメージですが、塩素系漂白剤はその力で頑固なカビも分解します。
お風呂掃除に使われることが多いカビキラーも、塩素系ですが、一般的なカビ取り剤には漂白剤が入っていません。
そのため、カビは除去できても、別の汚れが残る場合も。
その点、塩素系漂白剤は、カビを分解しながら、周辺の漂白もしてくれるので、1回の掃除で幅広い汚れにアプローチできるという特徴があります。
塩素系漂白剤は、お風呂掃除に最適だと分かりました。
掃除を行うために、お風呂掃除に特化した商品も販売されていますが、自宅にあるキッチンハイターやブリーチを使っても構いません。
高価なカビ取り剤を購入しなくて良い点も、塩素系漂白剤を使うメリットです。
それでは早速、お掃除方法をチェックしてみましょう。
片栗粉と塩素系漂白剤を1:1で混ぜ、ペーストを作ります。
ゴム手袋をした手で、そのまま混ぜると手間いらずです。
汚れの面積に応じて、必要な量を作りましょう。
汚れが気になる部分に、片栗粉ペーストを塗りましょう。
片栗粉ペーストは強力なので、5分程度で汚れを落とせます。
パッキンやゴムなどの弱い部分は、傷んでしまう可能性があるため、放置し過ぎないように注意しましょう。
片栗粉ペーストを塗った部分を、掃除用ブラシで擦ります。
すでに、塩素系漂白剤の成分が浸透しているため、やさしい力でOKです。
掃除が終わったら、片栗粉ペーストをシャワーでしっかり流し切りましょう。
塩素系漂白剤の成分が残っていると、浴室を傷める原因になります。
熱めのお湯を使って流すと、カビ予防にもなり一石二鳥です。
ここまで色々な掃除方法について解説してきましたが、中々落ちなかったり、キレイになっているか不安だという方もいますよね。
そんな時はプロの力を借りて不安を取っ払いましょう!
ユアマイスターならあなたにピッタリのプロが見つけられますよ。
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いかかがしたか?
ウォシュレットの定期的な掃除は、欠かさず行いましょう。
とっても覚えやすいですね!
細かい部分は、綿棒や歯ブラシ、割り箸を使って掃除しましょう。
黄ばみの汚れは、酸性洗剤を使って撃退です。
毎日使う場所なので、清潔な状態にしておきたいですよね。
どうしても落とせない汚れがある場合には、プロにトイレクリーニングを頼むのもオススメですよ!
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