ご家庭の掃除での難所といえばトイレ。
いつの間にかこびり付く、頑固な黄ばみや黒ずみが掃除の悩みの種…。
なんて方も多いのではないでしょうか。
トイレって汚くなりやすいけど、いちいち掃除するのも面倒…。
こまめに掃除しなくてもキレイなままの素敵なトイレってどこかにないの…!?
そんな声に応えてくれる便利なアイテム、それがトイレ用コーティング剤!
トイレに塗ることで、表面を樹脂コーティングし、汚れから守ってくれる優れものなんです。
今回はみなさんに、トイレを長期間キレイに保つトイレ用コーティング剤について、
をどどんと紹介していきます!
このトイレ用コーティング剤には主に、
この3つの効果があります。
まずはトイレに汚れが付きにくくする効果。
トイレ用コーティング剤は、成分として含まれるフッ素やシリコンといった樹脂がトイレ表面の小さな凸凹に入り込み、ぴったりと吸い付いて膜を張ります。
これがバリアとなって汚れを弾き、水と一緒に流してくれるのです。
あとは柔らかいふきんやスポンジでさっと拭くだけで、水垢すら残りません。
次に特徴的なのが、汚れを防ぐ効果が長く続くこと。
トイレ用コーティング剤は、トイレ表面にぴったりと吸い付きます。
コーティング剤に含まれるシリコンが硬化して、簡単には剥がれません。
そのため、スプレータイプのコーティング剤で1ヵ月、液体・クロス(布)タイプで3年という長期間の防汚効果を発揮することができるのです。
汚れを防ぐ効果が長い間続くけど、そんなコーティングを自分でできるの…?
難しそう、プロに頼んだほうが良いのでは?
そう感じる方もいるのではないかと思います。
確かに、効果が強く長く続くものほど、塗り直しができず失敗が利かないので敬遠しがちかもしれません。
しかし、トイレ用コーティング剤は、プロでなくてもできるように開発されています。
初心者でも上手に塗ることができるよう、コーティング剤の種類ごとに工夫がなされているのです。
また、この記事の基本手順でも、商品共通のコツについて説明していきますから、安心してくださいね!
トイレ用コーティング剤には、効果の持続時間によって2つの種類があります。
効果自体に大きな差はないので、自分が使いやすいものを選んでみてくださいね。
それではこの2つについて見ていきましょう。
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1つ目はスプレータイプ。
こちらは効果の持ちが1ヵ月程度と短めで月ごとの塗り直しが必要ですが、簡単にトイレのコーティングができます。
賃貸などの住宅設備の管理が厳しいお宅では、効果の長い、膜が厚くしっかりとしたコーティングをトイレにすることができない場合があるので、スプレータイプが最適です。
また、自分で塗って失敗してしまわないか心配な方にもおすすめですよ。
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2つ目は液体・クロス(布)タイプ。
液体タイプは、ふきんにコーティング剤をつけて塗るもの。
そしてクロス(布)タイプは元からコーティング剤が染み込ませてある布を使い、トイレに塗るというものです。
その防汚効果も強力な上に、3年という驚きの効果の長さを可能にしているのがこのタイプ。塗り直しができないので、塗る際は注意が必要です。
トイレをこまめに掃除するのが面倒、しっかりとコーティングをして後を楽にしたい…という方におすすめです。
日々のトイレのお手入れがぐっと楽になるコーティング剤。これ、どう使えばいいのでしょうか?
それでは、自分でできるトイレコーティングの手順を説明していきます。実践ですね!
手順は大まかに2つです。
紹介したように、スプレー・液体・クロス(布)といった種類がありますが、基本的な手順は全て同じなので参考にしてみてください。
ここでは液体タイプのコーティング剤を使って説明していきます。
コーティングを始める前に、まずはトイレを掃除しましょう。
トイレの表面が汚いままコーティングしてしまうと、汚れがさらに取れにくくなってしまうので大変です。
汚れを取ろうと無理にこすってしまうと、せっかくのコーティングが剥がれて無駄になってしまいます。
事前にしっかりと、お手持ちの掃除用具でトイレをキレイに掃除しておきましょう。
このひと手間が、ぐっとトイレのピカピカを長持ちさせますよ。
掃除が終わったら水を流し、トイレがキレイな状態になっていることを確認しましょう。
掃除できたらいよいよコーティングです。
まずはトイレ表面の水分を全て取り去り、そこにコーティング剤を塗っていきます。
ちなみに、コーティング剤を塗る「トイレ表面」とはココのこと。
トイレの便座の下に当たる、陶器部分の内側を指します。
それでは始めていきましょう!
コーティング剤は体に有害な臭いを発します。
コーティング剤を使用する前は必ず換気状態を良くし、密閉空間で作業をしないようにしましょう。
※手袋やふきんはコーティング剤商品に同梱されている場合があるので、事前に商品内容を確かめてください。
底の部分に溜まっている水をポンプでバケツに汲みだし、できるだけ空の状態にしましょう。
次に、トイレ表面に残った水分を雑巾で拭き取ります。
乾燥させたらバッチリ!コーティング剤を使うための準備が整いました。
手袋をして、コーティング剤をふきんに広くたっぷりつけましょう。
ふきんでトイレの表面全体に、均一に塗っていきます。
※スプレータイプの場合は、まずトイレ表面にコーティング剤を吹き付け、それから均一に塗り広げましょう。
便器の底や裏側に塗ることも忘れずに!
コーティング剤を塗る際は、往復させず重ね塗りにならないように気を付けましょう!
奥から手前にふきんを動かすと均一に塗りやすいですよ。
トイレ表面の全体に均一にコーティング剤を塗れたら、後は硬化するのを待つだけです。
商品に記載されている硬化時間を守り、硬化前にトイレを使用することは控えましょう。
およそ3~6時間が目安です。
これで完成!
コーティングを、トイレ本体に傷を付けずにキレイに剥がすことはご家庭では難しく、おすすめできません。
万が一コーティングに失敗してしまった時には、プロの方に相談してみましょう。
専用機材を使って、トイレ表面のツヤを取り戻しつつ、キレイにコーティングのやり直しをしてくれますよ。
プロの技をもっと詳しく!
長期間の防汚効果を実現するトイレ用コーティング剤ですが、一度塗れば明記された持続期間の間、絶対に落ちないということではありません。
せっかく手間をかけて施したコーティングがすぐに剥げてしまったら嫌ですよね。
そこで最後に、トイレのコーティングを長持ちさせるコツをまとめました。
コーティングしたトイレといえども、汚れが全く付かないということはありません。
流しきれずに残ってしまった汚れは、やはり手で落とす必要があります。
しかしその際、ゴシゴシと強い力でトイレ表面をこすったり、メラミンスポンジやスチールウールといった表面を削りやすい道具を使うことはやめましょう!
コーティングが剥がれ、防汚効果がなくなってしまいます。
コーティング剤は、塩素系の台所用漂白剤や洗剤など、酸化力の強い成分を含む液体に弱いという性質を持ちます。
これがトイレ表面にかかると、コーティング剤そのものが分解され、コーティングが落ちる可能性があります。
必ず商品の表記を確認し、コーティング剤に合った方法でお手入れをしましょう!
コーティングしたトイレでも、キレイに保つためには日々の拭き取りなどのお手入れが欠かせません。
トイレに黒ずみや水垢が定着しないよう、週に1~2回は拭き掃除をしましょう!
表面を拭く時は、柔らかい布でやさしく拭いてください。
使い古したタオルやTシャツなどを使えば経済的ですね。
黄ばみ、黒ずみ、水垢…こびりついたら、なかなかしづらいトイレの掃除。
今回はトイレを長くキレイに保つための、トイレコーティングについて紹介しました。
トイレの表面に吸着し、長い期間汚れや水を弾いてキレイな状態を保ってくれる、そんな便利なアイテムがトイレ用コーティング剤です。
ちょっと手間をかけて、丁寧な掃除とコーティングをしてみれば、その後のトイレのお手入れがとっても楽になりますよ。
日々のこまめな拭き取りを取り入れるだけでも、汚れが付着してしまうことを防げます。
毎日使う場所だからこそ、キレイにして日々にハリをプラスしましょう!
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