■トイレのタンクのお掃除を3ヶ月サボると、黒カビが繁殖し始める!
お家のトイレのタンク、開けたことありますか?
冷蔵庫のように、頻繁に開ける場所ではありませんよね。
1年開けてない、なんて方もいるのではないでしょうか。
ですが、トイレのタンクは非常に汚れが溜まりやすい場所です。
もし何ヶ月も掃除していないなら、あなたのお家のタンクは汚れでびっしりかもしれません。
最近トイレのにおいがひどい。
そんな現象に心当たりのある方は、今すぐトイレのタンクの蓋を開けてみてください!
思わず目を背けたくなるような光景が広がっているかも……。
今回は、タンクの掃除をしていないあなたのために、自分でできる掃除の方法を紹介します♪
目次
なぜ、トイレのタンクを掃除しなくてはいけないのでしょうか?
それは、タンクがトイレの臭いの原因になっているかもしれないからです。
「きちんと便器を掃除しているのにトイレが臭い……。」という方は、トイレのタンクを開けてみてください。
タンクの内側や蓋の裏に、黒ずみがたまっていませんか?
その黒ずみの正体は、黒カビです。
黒カビがたまり続けると、ドブのような悪臭の原因になります。
その黒カビが原因で、タンクから嫌な臭いがしてしまうのです。
タンクの汚れは、便器の汚れに繋がる可能性があります。
トイレを流すとき、タンクに溜まった水と一緒に、タンク内で繁殖したカビが便器に流れていくからです。
そのままカビが便器にはり付き、繁殖してしまうのです。
カビが水垢の汚れと合わさると非常に頑固な汚れに変化してしまいます。
3ヶ月以上そのまま放置した黒ずみは、すでに水垢の汚れと合わさって頑固になっているかもしれません……
なぜ3ヶ月という時間かというと、黒カビは3ヶ月ほどで繁殖し始めるからです。
トイレタンクには、常に水が溜まっているので、カビにとって最適な環境。
黒カビは、最終的には肺炎や喘息、アレルギーの原因となります。
もちろんその手前の段階で「くさいな」という被害が出てきますが、最悪の場合として体に悪影響もあるよ、ということも意識してみてください。
だから、タンクの掃除はきちんとするべきなのです。
便器が黒ずむのを防ぐためにも、勇気を出してタンクの掃除をしましょう!
今すぐトイレタンクを掃除したいところですが、一旦ストップ!
掃除を始める前に、いくつか注意してもらいたいポイントがあるのです。
カビや臭いが解決しても、壊してしまったり不具合が出ては元も子もありませんよね。
一見便利そうな道具の中にも、注意点が潜んでいるのです。
まず注意したいのが「カビキラー」になります。
カビを綺麗にしたい時、無意識に使いたくなってしまいますよね。
カビキラーの強い効果は「塩素」によるもの。
これらの「塩素系漂白剤」と呼ばれる洗剤は、トイレタンクに使ってはいけません。
タンクの中には、鉄の配管やゴムのパッキンが使われており、塩素の強い効果は、これらの部品を傷めてしまうのです。
最悪の場合、水漏れなどの原因になるので、気をつけてくださいね。
でも、水だけでは綺麗にならないのも事実。
そこで、洗剤を使いたい場合は「中性洗剤」を選びましょう。
その名の通り中性ですので、鉄やゴムなどの部品も傷めずに済みます。
トイレタンクの汚れは、頑固なものが多いです。
ついつい夢中になって、力が入りすぎてしまうもの。
落ちない汚れって、本当に腹が立ちますよね!
でもここにも注意点が。
単純なことですが、力み過ぎると「トイレタンクが割れる」なんてことになりかねません。
あんなに固いトイレなら、大丈夫だと思いますよね?
今みなさんが使っているトイレの多くは「陶器」で作られています。
ご存知の通り、劣化しづらく長持ちすることがメリットです。
でもタンクを掃除するときフタを外しますよね?
そう、このフタこそが最も注意してもらいたいポイント。
もうお分かりかと思いますが、フタを滑らせてぶつけてしまうとでひび割れることがあります。
重さもありますので、ご自分の足などに落とさないよう、十分注意してくださいね。
また、熱湯も使用してはいけません。
カビは熱湯でやっつけることができますが、トイレタンクには不向きです。
陶器に熱湯を使うとひび割れてしまうので、合わせて注意しましょう。
タンクの中を掃除する前に、タンクの蓋を掃除しましょう。
手洗い器がついているかいないかで、することが少し変わります。
を紹介します。
汚れは、水に浸かっている部分にもついていることがあります。
タンクを掃除する前に水を抜くのは、そんな場所まで手が届くようにするためです。
・トイレの機種にあった工具
工具を使って、トイレの止水栓を回して閉めます。
この後、洗浄レバーを回して水を流す手順があります。
止水栓を閉めずに、タンクの蓋を外したまま洗浄レバーを回して水を流すと、給水ホースから水が出てきてあふれてしまいます。
タンクの蓋を外す前に、必ず閉めてください!
止水栓を閉めたら、レバーを回して水を抜いていきましょう。
こうすることで、タンクの中の水がなくなっていきます。
この作業をすることで、お掃除がグッと楽になりますよ♪
タンクの中の水が抜けたら、いよいよタンクのお掃除です……とその前に!
タンクの蓋も掃除しちゃいましょう♪
・ゴム手袋
・スポンジ
・雑巾
・トイレ用中性洗剤
・新聞紙
両手でしっかり持ち上げて、慎重に取り外しましょう。
手洗い器がついていない場合は、蓋はただ被さっているだけなので、すぐに外れます。
手洗い器がついている場合には、一度、蓋を持ち上げた後、給水ホースを外さなければなりません。
持ち上げただけでホースが外れる場合もありますが、ナットを回すなどのひと手間が必要な場合もあります。
蓋を外すときには、2人で作業すると安心です♪
スポンジに、トイレ用の中性洗剤をつけて、蓋の裏側をこすります。
洗剤が残らないように、水で濡らした雑巾で蓋の裏を拭きます。
蓋の掃除が終わったら、新聞紙の上に置いて乾かしておきましょう!
手洗い器がついたタイプの蓋は、手洗い器も一緒に掃除しましょう!
手洗い器の蛇口部分や、水受けには水垢がたまりやすいです。
水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸が効果的!
・クエン酸
・スプレー容器
・ゴム手袋
・雑巾
クエン酸を水に溶かして、スプレー容器に入れるだけ。
クエン酸は、水100mLに対して小さじ1/2いれましょう!
水垢の汚れが気になるところに、クエン酸スプレーをたっぷりとかけましょう。
この間に、タンクの中の掃除をするといいですね!
乾いた雑巾で、クエン酸スプレーを拭き取ります。
クエン酸の臭いが残るようなら、水で濡らした雑巾でもう一度拭くといいですよ。
それでは、いよいよタンクの中を掃除をしていきます!
はじめに、カビ汚れは水垢と合わさるとより頑固な汚れになる、と言いました。
そのため、落としやすい黒ずみと頑固な黒ずみでは、掃除する方法も変わります。
汚れのレベルがわからない方は、ひとつひとつ試してみるのがいいかもしれません!
を紹介します。
3ヶ月以内にタンクを掃除した!
という方は、黒カビがついていても、まだ落としやすいかもしれません。
ささっと簡単に掃除しちゃいましょう♪
Let’s try!
・ゴム手袋
・スポンジ
・トイレ用中性洗剤
・歯ブラシ
タンクの中を洗い始める時には、ゴム手袋をしましょう!
黒ずみがこびりついた内側の表面を、中性洗剤をつけたスポンジでこすります。
広いところはスポンジを使った方が効率がいいですよ♪
タンク内は、パイプや溝が多く細かいところにも汚れがたまります。
そんな汚れは、歯ブラシを使うのがおすすめ!
ただ、タンクの中には色々な部品が入っています。
壊さないように慎重に作業しましょう。
閉めていた止水栓を緩めると、タンクの中に水が溜まっていきます。
元の水位まで水が溜まったら、乾かしていた蓋を閉めます。
閉めすぎると、水を流した後にタンクに水が溜まらなくなってしまいます。
逆に緩めすぎると、排水が追いつかず、タンクから水が溢れてしまいます。
水があふれないように止水栓を調整して、元の水位まで溜めましょう。
こうすることで、掃除した時についた洗剤が流れていきます。
もう一度、トイレの水を流して、しっかりと洗剤を流しましょう。
3ヶ月以上タンクの汚れを放置している場合は、水垢などと混ざってさらに頑固な黒ずみになっていることがあります。
そんな時に使えるのが重曹とサンドペーパー!
重曹は弱アルカリ性なので、タンクの掃除に使ってもOKです!
細かい粒子の活躍で、汚れをこすり落とします。
・ゴム手袋
・歯ブラシ
・重曹
・サンドペーパー
ちなみに、サンドペーパーのおすすめはこちら。
おすすめ
商品
こちらはサンドペーパー、と耐水ペーパーがセットになっているもの。タンクの掃除には、サンドペーパー。
ブラシで擦ってもどうしても落とすことができない汚れには、水に濡れても大丈夫な耐水ペーパーが便利です。
サイズも大き目なので、少しずつカットして使いましょう♪
歯ブラシに重曹をつけ、頑固な黒ずみをこすります。
タンクの中の全体が汚れている場合は、重曹をそのままふりかけちゃいましょう!
重曹を使っても落ちない、しつこい汚れは、紙やすりでけずり落としてしまいましょう。
紙やすりを使うと、タンクに傷がついてしまうので、なるべく使わないようにしましょう。
タンクに傷がつくと、その傷に汚れがたまりやすくなります。
紙やすりを使わずに綺麗にできるように、定期的に掃除をするのが大切です。
ちなみに、サンドペーパーについて詳しく知りたい!というあなたは、「サンドペーパー・紙やすりの失敗しない選び方!種類と使い方もご紹介」を参考にしてみてください!
サンドペーパーには、種類があります。トイレ掃除に使うものは、耐水ペーパー。
耐水ペーパーは、当て木をして目を水で流しながら使います。
タンクの中が綺麗になったら、蓋を閉めます。
そして、止水栓を緩めてタンクの中に水を溜めましょう。
この時も、必ず止水栓の緩め方を調整してくださいね!
溜まったら、レバーを引いて一度水を流しましょう。
ここまで、トイレのタンクを掃除する方法を紹介しました。
タンクを綺麗にすれば、便器も汚れにくくなります。
「止水栓を閉める」などと聞くと「大変そうだな」と思ってしまいますが、意外と簡単です。
ぜひ一度、挑戦してみてください。
トイレのタンク掃除には、中性洗剤がおすすめ。
「どの中性洗剤を選ぼう……」
と迷っているなら、普段のお掃除にも使える、トイレ掃除用の中性洗剤を選びましょう。
ここでは、トイレ中の掃除に使えるおすすめアイテム3選を集めてみました。
それぞれの特徴をチェックしながら、自分に合った商品を手元へ置いてくださいね。
「トイレマジックリン ツヤツヤコートプラス」
おすすめ
商品
トイレの中でも、タンクの掃除は蓋を外す作業があるなど、ちょっと面倒ですよね。
「できるだけ、掃除の回数を減らしたい」
それなら、お掃除後に汚れをつきにくくしてくれるタイプの、中性洗剤を選びましょう。
トイレマジックリンのツヤツヤコートプラスは、その名の通り防汚効果の高い商品。
タンク掃除だけでなく、便器内の汚れ防止にも使用できます。
普段トイレを使う前に、シュッと一噴きして汚れを予防する、という使い方も可能です。
使用後は、心地よいエレガントローズの香りが広がるので、掃除しながら消臭も可能!
トイレ掃除の手間を省くなら、コーティング力のある洗剤がおすすめです。
「ルック まめピカ 抗菌プラス」
おすすめ
商品
トイレットペーパーでさっと掃除できる、便利なルックのまめピカ。
ボロボロ防止成分が入っているので、トイレットペーパーの屑を出すことなく、お掃除できます。
掃除しながら除菌できるので、タンク内を衛生的に保ちたい人は使ってみましょう。
一般的なトイレお掃除シートは、どうしてもコスパが気になるもの。
でも、この商品なら必要な時に必要なだけ、お掃除シートを作れるので、経済的に◎です。
掃除が終わったら、そのままトイレに流すだけでOKなのも嬉しいですね。
できるだけ必要な道具を持たず、楽にタンクやトイレの掃除がしたいなら、まめピカを頼ってみましょう。
「緑の魔女 泡タイプ トイレ用」
おすすめ
商品
天然成分でできた、環境のやさしい洗剤を選びたいなら、緑の魔女シリーズがベスト。
タンク掃除には、泡タイプが便利です。
洗剤に含まれたグロスファクターが、配管内の微生物を元気にして、汚れを食べてもらうパイプクリーナー的働きもあります。
緑の魔女シリーズは、香りの良さでも有名。
ほのかなミントの香りは、匂いにこだわる人も安心して使用できます。
汚れを減らし、水質を良くする力があるので、タンク掃除が終わったら、定期的にタンク内へ洗剤をプッシュしておきましょう。
こまめな掃除を行わなくても、微生物の力で楽々お手入れできちゃいます。
トイレの臭いが気になったら、トイレのタンクをお掃除しましょう!というのがここまでのお話でした。
しかし、自分でのお掃除に限界を感じることもあると思います。汚れがなかなか落ちない、掃除をしてもすぐに汚れる、なんてときは、お掃除するのが嫌になっちゃいますよね。
そんな時におすすめなのが、プロのトイレクリーニングです!
あなたのマイスターでは、トイレクリーニングのプロに「トイレがどのような状態になったらトイレクリーニングを業者さんにお願いしたほうが良いのでしょうか、分かりやすい目安などがあれば教えてください。」と聞いてみました!たくさんの回答の中から一部をご紹介します!
京都クリーンクラブさん(京都府)
整理収納アドバイザーMOGIさん(東京都)
汚れの感じ方は人それぞれなので、汚れが気になったタイミングでお掃除するのがおすすめという意見が多かったです。
また、プロしか気づかない汚れもあるので、一度トイレクリーニングをしたほうが良いと語るプロもいました!
トイレのタンクを綺麗にしても臭いが残っているとき。
特に、トイレ独特のアンモニア臭がトイレ全体から臭っているような場合には、トイレクリーニングがおすすめです!
「あなたのマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。
そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。
自分でお掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!
タンクを掃除したら、その綺麗な状態を長く保ちましょう。
そのためにできることが2つあります。
一番お手軽な方法が、タンクに重曹を入れておくことです。
一度、綺麗にしたタンクは、重曹を入れておくだけでも綺麗な状態を保てるのです。
月に1回ほど、タンクの中にカップ1杯の重曹を入れて、6時間ほどつけ置きします。
その間はトイレを使えないので、出かける前や寝る前に重曹を入れておくのがおすすめです。
つけ置きが終わったら、洗浄レバーを回して水を流せば、お掃除は完了です。
手洗い器に置くことで、便器を綺麗にする洗浄剤がありますよね。
便器を綺麗に保てるので確かに便利です。
だたし、気を付けたいことが2つあります。
酸性やアルカリ性の洗浄剤を使うと、便器を綺麗にすることはできます。
でも、タンク内の器具を傷めてしまう恐れがあるのです。
置き型の洗剤を使いたい時には、中性の洗剤を選びましょう。
色付きの洗浄剤は、タンクの蓋や底に色が残ってしまうことも。
タンクの掃除が大変になるので、注意が必要です。
おすすめ
商品
置き型洗浄剤のおすすめは、こちら。流すたびに汚れを吸着。
ながれる水は無色なので、便器に着色してしまう心配もご無用です。さわやかな石鹸の香りがしますよ♪
便器には3種類の汚れがあります。
それは、水垢、黄ばみ、黒ずみ。水垢や黄ばみは酸性の洗剤を使えばキレイに落とすことができます。
一方で、黒ずみの正体はカビです。そのため、酸素系漂白剤がおすすめ。
汚れに合わせたお掃除方法で、便器をキレイにしていきましょう♪
トイレのタンクの汚れの正体は、黒カビ。
黒カビを放っておくと、嫌な臭いの原因になってしまいます。
便器をお掃除だけでは、トイレの臭いは解決しないのです!
少し勇気がいるかもしれませんが、一度自分でお掃除してみてください!
自分で掃除してみて、臭いが取れたら嬉しいですよね。
でも、どうしても自分でやりたくないという方は、プロにお任せするのがおすすめです。
想像を超えるくらい、徹底的に掃除してくれますよ♪
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