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更新日 :2020年07月08日

革靴の臭いの原因は雑菌!除菌方法やにおいの予防策、お手入れ方法を伝授

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突然ですが、足の臭いって、本当にきついですよね。

暑い日なんかに、飲み会でお座敷の居酒屋さんに連れてこられて、靴を脱ぐはめになったらもう…!たまったもんじゃありません。
こういう状況に陥って、焦った経験のある方も多いのではないでしょうか?

いくらピカピカに磨かれた革靴を履いていたとしても、イヤな臭いがしていたらちょっと残念です。
いえ、かなり残念です。

ところで皆さんは、このような足の臭いは、革靴の臭いが原因かもしれない、と考えたことがありますか?

靴を脱いだ時の臭いというと、自分の足そのものが臭っているのではないか、と思う人がほとんどだと思います。

でも実は、「足」が臭っているというよりも、「革靴の中」が臭っているのです。

そのため、イヤな臭いを除去するには、革靴の中をきれいにしてあげることが大切

ということで、今回は革靴の中から放たれる、イヤな臭いを除去する方法、また、臭いを予防する方法を紹介していきます。

臭いを消す方法

ではさっそく、イヤな臭いとお別れする方法を紹介していきますね!

まずここで、知っておいていただきたいことがひとつ。
それは、臭いを消すには雑菌を除去する必要がある、ということ。

恐ろしいことに、靴の中は雑菌たちが生きていくのにもってこいの場所なのです。

まず、雑菌の食べ物になる「汗・皮脂・垢」が靴の中には詰まっています。

なんと、足が1日でかく汗の量はコップ1杯分。それに加えて皮脂も多く出て、歩く時に靴の中で足が擦れることによって垢もたくさん出ます。
目には見えないかもしれませんが、足って本当に汚いのです!

さらに、汗による湿気、そして温度も雑菌にとって絶妙。

そんなわけで、靴の中には雑菌が繁殖しやすいのです。
そしてその雑菌の排泄物によって、革靴の中が臭くなってしまうのです。

ということで、イヤな臭いは雑菌のせいだということがわかったと思います。
つまり、消臭するには除菌しなければいけない、ということ!

ではここからは、どうしたら雑菌の除去ができるのかをみていきましょう。

消臭剤を使う

消臭剤とは言っても、なんでもいいわけではありません。

ちゃんと除菌の効果がある消臭剤を選びましょう。そうじゃないと雑菌がいなくならないので、意味がありません。

また、香り付きのものもあまりオススメはしません。
消臭剤の香りって独特じゃないですか?だから苦手な人も中にはいるのです。
相手に不快な気分にさせないためにも、無香料のものがオススメです。

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ドクターショール 消臭 抗菌 靴スプレー 無香料 150ml 靴消臭

こちらの消臭スプレーはしっかり雑菌を除去してくれて、瞬時に臭いを消してくれます。さらに、その効果は24時間続くので、1度スプレーして消臭しておけば安心です。無香料なので、とても使いやすいですし、オススメの商品です。

エタノールで内側を拭く

消毒用エタノールを使うことで、除菌ができます。
無水エタノールだと除菌はできないので、注意してくださいね!

方法も簡単で、布に少しエタノールを染み込ませて、革靴の中を拭くだけ。
カビの予防にも効きます。

木製のシューキーパーを使う

木製のシューキーパーには、消臭効果があり、さらに湿気まで吸収してくれます。
天然の木が使われているものも多いので、シューキーパー自体から木のいい香りがします。

また革靴のように、形が崩れてシワになりやすい靴は、シューキーパーを使うときっと長く使えるようになりますよ♪

しかし、シューキーパーにもいろいろなものがあって、おそらくどれを選んだらいいかわからないという方も多いと思います。そんな方に、この記事をオススメします。
靴磨きのプロの方々にオススメのシューキーパーを聞いた結果をまとめた記事です。
これを読めば、どのシューキーパーが自分にピッタリなのか、きっとわかりますよ。

10円玉を入れる

え、10円玉?どういうこと?
そんな声も聞こえてきそうですね。

実は、10円玉に使われている「」が、除菌に効くのです!

脇の制汗剤なんかにも、銅が使われているものがあることは聞いたことがあるのではないでしょうか?
銅には殺菌する力があるので、靴の中に入れると雑菌を除去してくれます。

その方法は「置くだけ」。
10円玉を左右3枚ずつくらい靴の中に入れておきます。
時間が経って、黒ずんできたら、交換です。
強いて言えば、入れる10円玉をきれいにしておくと効果が出やすくなるので、クエン酸を溶かした水などにつけて、サビをとておくと良いかもしれません。

10円玉があれば、お金もかかりませんし、使った10円が買い物で使えなくなるわけではないので、とても気軽に試すことができます♪

臭いを予防する方法

イヤな臭いが一瞬だけ消えてもしょうがない。
ずっと臭わないでいてほしいですよね。

臭わないようにするには、通気性がカギになってきます。

革靴は、スニーカーなどに比べたら、靴の中が密閉されています。
同じ空気が充満していて、もわっとしてしまい、通気性が悪いのです。

なんと、革靴を履いて10分が経つと、靴の中の湿度は100%。これは驚きです。

履いていると、中の温度も上がってきます。
しかし、足が汗をかいてもそれを蒸発させて、汗を逃がす場がないのです。

そうすると上で書いたように雑菌も増え続けて、臭くなってしまいます。

 

ということで、臭いを予防するには通気性を確保することが大切

少しでも空気に触れさせておくにはどうしたら良いのでしょうか。

1日履いたら、次の日は干しておく

1日履いた靴の中は、湿気や汗でもわっとしているはず。
それをそのまま次の日も履いてしまったら、雑菌が増えることは目に見えています。

履いた次の日には、ちゃんと空気に触れさせて、靴の中の空気の入れ替えをしてあげましょう。
風通しが良い日陰に干してください。

靴って、なんとなく毎日同じものを履いても何の問題もないように感じますよね。

でも、イヤな臭いをさせたくないのであれば、なるべく、続けて同じ靴を履くのは避けてください

みなさんは同じ下着を毎日身に付けますか?おそらくそんな方はいないでしょう。
靴も下着と同じように、汚れます。

上でも書いたように、靴の中って本当に汚いのです。
だったら、下着は毎日変えるのに、靴を変えない理由はありません!

中敷を変える

中敷まで汗が染み込んでしまって、雑菌が繁殖しやすくなってしまっているかもしれません。
何枚か中敷を用意しておいて、交互に入れて履いておけば、汗が染み込んだ中敷の入った靴を履かなくて済みます。

1日使った中敷はしっかり干して、次に使うときには汗がちゃんと乾いているようにすると、イヤな臭いがしにくくなります。

中敷を空気に触れさせておくことが大事です。

革靴のお手入れのしかた

イヤな臭いはなくなっても、革靴の外側が汚かったらかっこ悪いですよね。

でも革靴のお手入れってなんだ難しそう…そう思って今までお手入れを避けてきた、そこのあなた。

おそらく、みなさんが思っているよりも方法はシンプルです。
騙されたと思って、ぜひ見ていってください!

用意するもの
・馬毛ブラシ
・靴磨き用クロス×2
・靴用クリーム
手順
 
1
馬毛ブラシを使って、ホコリを落とす

まずは、馬毛ブラシで靴についてしまっているホコリなどの汚れを落としていきます。
縫い目などの小さな隙間にも、ホコリはたまりやすいので、細かいところまでしっかりブラッシングしてあげましょう。

ちなみに、靴磨きのブラシには、馬毛の他にも豚毛や山羊毛などがあります。
でもホコリを落とすには、柔らかすぎず、硬すぎない馬毛がぴったりなので、ここでは馬毛ブラシを選びましょう。

ブラシ選びに悩んだらこちらの記事を参考にしてみてください!

2
クリームを布でなじませる

クリームで保湿していきます。
少しずつとって、まんべんなく伸ばしていきましょう。米粒2つ分くらいが適量です。
ここで注意して欲しいのが、クリームはつけすぎないこと。
つけすぎると、逆に革を痛めてしまいます。

クロスで磨く

靴にクリームがなじんだら、用意したもう一枚のクロスで磨きます。
最後にこうして磨くことで、ツヤが出てかっこよくなりますよ♪

 

ところで、靴のお手入れのグッズって、たくさん種類がありすぎて、どれを選んだらいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そんな方にはこちらの記事がオススメ。
靴磨きのプロがオススメのブラシ、クリームやシューキーパーなどを私たちに教えてくれています。これを読めば、もう迷うことなし!

ファブリーズで臭いは消せる?

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ファブリーズ 除菌消臭スプレー 布用

なんとかして簡単に臭いをとりたい!

というのがみなさんの本音なのではないでしょうか!

そこで気になったアイテムが、みんな大好き「ファブリーズ」です。

これひとつで靴の臭いが消せてしまえば、道具を集めなくていいのでとっても便利です!

気になるその効果ですが…
結論から言うと、ファブリーズなどの消臭スプレーは「効きません」…!

全く効かない、ということはないのですが効果は薄いですね。

理由としては、以下の2つがあげられます!

1.臭いレベル

靴の臭いは、みなさんが気にしているだけあってとても強烈。
それこそ、カーペットやソファーなどの比ではありませんよね?

もはやファブリーズで対応できるレベルではない可能性が高いのです…!

2.靴の形状

靴はドーム型で、先端に行けば行くほど細くなる形状をしています。

この形状のおかげで、スプレーは靴全体には届かないんです!

また、風が通りにくいので、長時間濡れたままになってしまうという懸念点も。

以上2つの理由から、ファブリーズは革靴の消臭には向かないのです。

ファブリーズよりも靴専用の消臭剤を!

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大容量竹炭100g×2 消臭 抗菌 除菌

靴には靴の消臭剤がきちんとあります。

スプレータイプとの違いは、臭いへのアプローチの的確さ。

先ほども言った通り、臭いの原因は「湿気」。

靴専用の消臭剤は、固形物を靴の中に入れておくタイプが多く、湿気を吸ってくれます。

これにより、一日履いたあとでも臭いと菌の繁殖を防ぐことができるのです。

靴の基本的な消臭方法についてはこちらの記事にまとまっているので、参考にしてみてください!

まとめ

いかがでしたか?

きっと足の臭いで悩んでいる方は多いと思います。
自分が靴を脱いだ瞬間イヤな臭いがして、周りが変な空気になったりしたらショックですよね…

でも、しっかり雑菌を除去して、さらに履いていない時には空気に触れさせておけば、きっと臭いは消えます!

せっかくかっこいい革靴なのにイヤな臭いがしていたら残念なので、臭いで悩んでいる方も、悩んでいない方も、臭い対策はしっかり行っていきましょう。

 

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