中古エアコンの取り付けはプロに任せて!見積り時伝えるべきことは?

YOURMYSTAR STYLE編集部

更新日:2021年05月01日

 

引っ越しで、前の住居で使っていたエアコンを持ち込む場合や、リフォームで一時的に外したエアコンの再設置、中古のエアコンを購入したり、譲り受けたりした場合など、自分でエアコンの取り付けをしたいと思いますよね。

中古のエアコンを取り付ける場合には、注意する点があるんです。

今回は、中古のエアコンの取り付けについて、詳しくお話していきます。

自分でエアコンの取り付けはできるか?

エアコンの取付作業は知識がないととても大変ですし、コンセント工事が必要な場合「電気工事士」の資格がないと行えません。

室外機や室内機は重量があり、ケガの心配もありますし、設置方法を間違えると、エアコンの故障や漏電、火災の危険性もあるんです。

よほど知識と資格があり、自己責任で自信がある方以外は、エアコンの取り付け作業はプロに依頼することをおススメします。

中古エアコンの取り付け工事の相場は?

プロの業者へ依頼する場合、中古エアコンの移設・引っ越しで、8,000円~20,000円程度、中古エアコンの取付のみで、7,000円から15,000円ほどが標準工事の相場となります。

標準工事とは?

一般的には、室内機の取り付け、配管類の取り付け(配管パイプ4mまで)、室外機の取り付けのことを指します。

エアコンの設置には、設置場所や環境によって標準工事の他に、配管パイプや冷媒ガスの補充、真空引き、専用コンセントの設置など、追加工事料金が必要になる場合があります。

工事料金は、業者によって大きく異なりますので、複数の業者へ見積もり依頼しましょう。

また、業者によって標準工事に含まれる工事内容は異なります。

依頼業者の標準工事にはどこまで含まれるのか、見積もりの際に確認することが大切です。

取り付け作業は標準取付作業で1時間から2時間ほどですが、追加工事があればもう少しかかるので、工事日は時間に余裕をもって日程調整してくださいね♪

真空抜き施工

取り付けの際には「真空引き」作業が標準工事で含まれる業者と別途追加工事に設定している業者がありますので、見積もりの際にはぜひチェックして欲しいポイントです!

「真空抜き」とは、室内機と室外機を設置した後、真空ポンプを使って配管内の空気と水分を抜く作業で、行うと冷暖房の効率が良くなり、異常故障を防ぐことができるので、行う業者が多いです。

エアコン取付依頼前にチェックしておく項目

業者へ見積もり依頼をお願いする際に、前もって把握しておきたい項目があります。

前もってわかっていれば、追加工事、オプションも含めた見積もりを依頼することができますね。

中古エアコンの品番

中古エアコンのポンプダウンがしっかりと行われているか

中古エアコンを取り外し作業をした際に、機器に充填されている冷媒というガスを回収する作業ができていないと、ガスの充填が必要な場合があります。

設置場所

室内機から室外機までの距離

標準工事では一般的に室内機から室外機までの距離は、壁1枚を挟んで配管の長さ4mまでとなります。

同じ階に室外機を置けない場合や、専用の器具を使って設置しなければいけない場合には業者へ相談しましょう。

室内と室外化粧カバーが必要かどうか

外壁にすでに設置済みの化粧カバーがあるか

配管用の穴があるか

エアコンの設置に、は配管を外にある室外機へ通すために、壁に配管用の穴が必要となります。

賃貸物件で、エアコンを取り付けていない場合には、粘土状のパテや専用のキャップで穴を塞いでいたり、リフォームなどで壁紙で覆われている場合もあります。

外から穴があいているかチェックしてみましょう。

以前使用していた配管をそのまま再利用できるかどうか

前に使用していた配管の長さが足りなかったり、劣化、破損している場合には、新しい配管へ交換する必要があります。

配管パイプは1mあたり2,500円~4,500円程度が相場で、通常3~4m必要となります。

エアコン専用のコンセントがあるか

エアコンは使う電圧が大きいので、通常の家庭用コンセントからの延長などではなく、分電盤から直接専用回路をひくエアコン専用コンセントが必要となります。

エアコン設置場所の近くにこのエアコン専用コンセントがない場合には、「電気工事士」の資格のある業者にコンセント設置工事をしてもらう必要があります。

エアコンの取り外し作業があるか

中古エアコンの配管の左右の向きを変える必要があるか

エアコンの冷媒ガスの補充

中古のエアコンは、取り外しや取り付けの不備や、配管の破損や劣化、エアコンの寿命などで、エアコンの内部で循環して空気を冷暖してくれる冷媒ガスが漏れてしまっていることがあります。

冷媒ガスが不足すると、冷暖房機能が効かなくなってしまうので、その場合には冷媒ガスの補充をすることができます。

冷媒ガスの補充は専門の知識と技術が必要になり、取扱い方を間違えると爆発・火災につながる恐れもありますので、プロの専門業者へ依頼しましょう。

エアコンの冷媒ガス補充は、15,000円程度が相場となります。

エアコンの寿命はどのくらい?

大手メーカーがエアコンの修理に使う部品の保有年数は約10年。

その後は部品がなく修理対応ができなくなるので、エアコンの寿命は10年くらいが目安と言われています。

エアコンを中古で譲り受けたり、購入する場合、どんなに外観がキレイでも、製造年月をチェックしておかないと、設置してすぐに寿命をむかえてしまうなんてことも。

ちなみに、最新エアコンは省エネ機種が多く、旧式エアコンよりも稼働時の電気代を節約することができます。

異音がしたり、冷風温風がでない、室内機から水が漏れるなど正常なエアコン操作ができない場合には、修理するか新品を購入するか、寿命や電気代を目安に総合的に検討してみてくださいね。

まとめ

エアコンの取り付けには、専門的な知識や技術、資格が必要な作業がありますので、専門の業者へ依頼するのがおススメです。

また、エアコンには寿命がありますので、中古のエアコンを設置する際には製造年月もチェックしてみてくださいね。

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