アルカリ性洗剤は酸性の汚れに効く!油汚れやカビを効率よくお掃除!
トイレ・お風呂掃除や洗濯に欠かすことのできないものと言えば洗剤。
その中でもよく使われているのがアルカリ性洗剤です。
洗剤にも特徴があり、アルカリ性洗剤には良いところがたくさんあります。
今まで何となく使っていた方もいると思いますが、その特徴をしっかりと理解すると、効率的にお家をお掃除できるようになるんですよ♪
そこで今回は
・アルカリ洗剤にはどんな商品があるの?
・アルカリ性洗剤を効果的に使う裏技は?
そんな疑問にお答えしますので、最後までご覧下さい!
目次
アルカリ性洗剤とは?
まずはアルカリ性の洗剤について、基本的なところから抑えていきましょう!
液体の性質の強さを測かりたい時は、pHという指標を用います。そして、pH6~8を「中性」、pH6未満を「酸性」、pH8以上を「アルカリ性」と呼んでいるのです。
アルカリ性の中でもさらに2つに分けられます。
pH8~11は「弱アルカリ性」、pH11以上は「強アルカリ性」です。名前の通り、pHが大きい成分を使用すると、洗浄力は強くなります。
アルカリ洗剤が落とせる汚れ
そんなアルカリ性の成分が含まれる洗剤は、pHの指標で反対側に位置している酸性の汚れに有効的です。
酸性の汚れにはこんなものがあります!
・焦げつき
・食べ物の食べこぼし
・血液
・手垢や皮脂
普段生活していて発生する汚ればかりですね。
キッチンや換気扇、そして洋服など、油汚れはいろんな箇所で発生しています。
アルカリ性洗剤は、私たちの気づかないところで大活躍しているんですよ!
アルカリ性洗剤にはどんな商品がある?
先ほどお伝えしたように、アルカリ洗剤には弱アルカリ洗剤と強アルカリ洗剤の2つがあります。
それぞれ説明していきますね♪
弱アルカリ性
pH8~11が弱アルカリ性でしたね。洗剤の洗浄力はあまり強くはないものの、人体に影響を与える可能性が少ないんですよ♪
それでは実際に見ていきましょう!
重曹
おすすめ
[PR]
小さい子供は、テーブルや壁・床などあらゆるところを舐めてしまいがち。
それゆえ、アルカリ性洗剤を使用するのは、少しためらいますよね。
そんな小さい子供がいる方におすすめなのがこの重曹。
人の体に害がない成分でできているので、安心してお掃除できますよ!
そして重曹は油汚れや焦げに効果的です。
「電子レンジの掃除は重曹をチン!頑固なカビ・油汚れを驚くほど落とす」という記事でも電子レンジの油汚れを除去するのに大活躍してますよ!
あわせて読みたい
セスキ炭酸ソーダ
おすすめ
[PR]
セスキ炭酸ソーダとは、セスキ炭酸ナトリウムが含まれている洗剤です。入浴剤にも使われています。
そのため、重曹と同様にとても安全性の高い洗剤なんです!重曹は油汚れや焦げのお掃除が得意でしたよね。
一方、セスキ炭酸ソーダはタンパク質の分解ができるため、血の汚れや皮脂・垢を除去するのに向いています。
また、実際に「血液の洗濯は応急処置が効く!確実に染み抜きをする簡単な3つの方法」でも血液の除去にセスキ炭酸ソーダが大活躍しています。
あわせて読みたい
強アルカリ性
pH11以上は強アルカリ性です。
こちらは、弱アルカリ性の洗剤では落とせないとても頑固な汚れに有効ですよ!
塩素系漂白剤
おすすめ
[PR]
塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムという成分の強力なアルカリ性洗剤です。
カビキラーが有名ですよね。汚れやシミを、色素を分解することでお掃除します。
塩素系洗剤がよく使われるのはやっぱりお風呂。
「お風呂掃除大特集!洗剤選びで効率的に水垢とカビを完全除去する方法」の記事でも、排水口や天井のカビを徹底的に除去していますよ!
あわせて読みたい
アルカリ性洗剤を使用する時の注意点
「アルカリ性洗剤って有能すぎ!もう全部これでお掃除すればいいじゃん!」
そのように感じている人も多いと思います。ですが、3つだけ注意が必要です。
ゴム手袋をつける
アルカリ性洗剤は油分を落とすことが得意ですが、それが肌に触れてしまうと肌の油分を過剰に落とし、肌荒れの原因に…。
特に、pHが高いほど洗浄力が増すので、より肌荒れしてしまう可能性が高まります。
これを防ぐために、アルカリ性洗剤を使うときには、ゴム手袋をつけましょう!強力な洗剤から、肌を守ってくれますよ!
目に入ったら病院へ
アルカリ洗剤が目に入ると、最悪の場合、失明する恐れがあります。
まぶたや顔にアルカリ洗剤が付着した場合は、水で洗い流してください。また、目に入ってしまったら、すぐに応急処置を行い、必ず眼科医の診察を受けてください。
使えない製品に注意
・木製品
・やわらかいもの
には使えません!
特にアルカリ性洗剤で、アルミを洗う時は、「腐食」に気を付けてください。
よく落ちるからと言って、アルカリ性洗剤でアルミを洗うと、腐食、サビの原因になります。
アルミを洗うときは中性洗剤がおすすめ!
中性洗剤とはこちらのような食器洗い用洗剤のことです。
おすすめ
[PR]
アルミ製品は、中性洗剤で充分に汚れを落とすことができます。
中性洗剤をキッチンペーパー湿布したり、漬け置きすれば、アルミ製品の汚れは十分に落とすことが出来ます!
アルカリ性洗剤のおすすめ商品5選
ここまでアルカリ洗剤について詳しくご説明してきました!
しかし、店頭にはアルカリ性洗剤が立ち並び、どれを購入すべきかよくわかりませんよね。
そんな皆様のために!
ここからはおすすめのアルカリ性洗剤について、おすすめする理由と共にお伝えしていきます!
セスキの激落ちくん 密着泡スプレー
おすすめ
[PR]
アルカリ電解水の働きで除菌と消臭を実現。
泡タイプなので飛び散らず、狙ったところをピンポイントで吹きかけることが出来ます。
主成分の殆ほとんどが水であるため、キッチンからリビングまで幅広くお使いいただけますよ!
「様々な用途のアルカリ性洗剤がとりあえず欲しい!」そんな方にはセスキの激落ちくん 密着泡スプレーをおすすめします!
魔法のアルカリ電解水
おすすめ
[PR]
キッチンのしつこい油汚れにはコレ!強力アルカリパワーでギトギト油を徹底除去してくれます。
フライパンにこびり付いた汚れもさっと一拭き♪また、野菜の農薬落とし、魚の鮮度維持にも使用できます!
ジョイ コンパクト 食器用洗剤
おすすめ
[PR]
続いては食器用洗剤の決定版、JOYの紹介です。誰しも一度はCM等で見かけたことがあるのではないでしょうか。
実は、食器用洗剤には珍しい弱アルカリ性洗剤なんです。冒頭にもお伝えした通り、しつこい酸性の油汚れもアルカリパワーで中和してくれます!
スクラビングバブル 激泡バスクリーナー
おすすめ
[PR]
浴室掃除用のアルカリ性洗剤ならコレ!浴室の石鹸カスや皮脂汚れをスッキリさせてくれます!
スプレータイプだと壁に吹きかけた後、時間が経つと垂れてきて、掃除しにくいですよね…
しかしこちらは泡タイプ!壁にピッタリ密着するため、広い壁や浴槽でもお掃除がラクラクです。また防カビ効果もあり、浴室を清潔に保ってくれます…!
技・職人魂 油職人
おすすめ
[PR]
賃貸物件の退去後清掃を長年務めたお掃除のプロが開発!
プロが推薦する超強力アルカリ性洗剤です。キッチンに、レンジに、あらゆる油汚れにお試しください!
アルカリ性洗剤でキッチンを掃除してみた!
アルカリ性洗剤の良さや注意点を確認したところで、本当に効果はあるのか気になったので、実際にお掃除してみましょう!
今回はこちらのIHのキッチンをアルカリ性洗剤でお掃除します。
中々汚れているのが分かりますね。
それでは早速キレイにしていきます!
まずは汚れに重曹スプレーを吹き付けます。
重曹スプレーはコップ1杯の水(約200ml)に小さじ2杯の重曹(約10g)を混ぜて作ります。
あとは霧吹きに詰めれば完成になります。
吹き付けた重曹スプレーを数分放置したら、キッチンペーパーで拭き取ります。
拭き取ったところこんなに汚れが取れました!
最終的にはかなりの汚れがしっかりと落ちていてびっくりしました!
このようにアルカリ性洗剤の力はすごいですね。
みなさんもぜひこの効果を体感してみてください♪
アルカリ性洗剤を効果的に使う裏技
最後に頑固な汚れを落とすための、効率的なアルカリ性洗剤の使い方を紹介しますね!
重曹はクエン酸と一緒に使う
クエン酸って酸性だし、アルカリ性の重曹と一緒に使ったら中和されて、汚れを落とす効果なくなりそうって思いますよね。
確かに一緒に混ぜると中和されてしまいますが、実はそれと同時に化学反応を起こして、二酸化炭素が発生し泡になるんですよ!
この炭酸の発砲パワーで汚れがどんどん落ちていきます!
「洗面台のお掃除には重曹とクエン酸!水垢・黒ずみ汚れもスッキリ除去」という記事でもその事例を紹介しているので、ぜひ試してみてくださいね♪
あわせて読みたい
セスキ炭酸ソーダはラップでパックする
セスキ炭酸ソーダは白い粉ですが、お掃除する時はそれを水に溶かして利用します。
そのため、壁などに吹き掛けてお掃除する場合、すぐに液体がたれてきてしまうのです。
そこで使えるのがラップ!
セスキ炭酸ソーダ水をかけた後にすぐラップをしてパックすることで、液体がたれるのを防ぎ、効率よくお掃除ができますよ♪
この方法を使ってシールも剥がしちゃうことができちゃいます!
あわせて読みたい
塩素系漂白剤は保管方法に気をつける
久しぶりに塩素系漂白剤でカビを除去しようとしたら、「あれ、効果があまりないな…」と感じたことはありませんか?
それってもしかしたら、容器が直射日光に晒されていたのかもしれません。
塩素系漂白剤に含まれている成分は光に分解されやすい性質があります。
そのため、直射日光が当たるような場所で保管すると、成分の分解が進み、効果が小さくなってしまうのです。
また、光に当たらなくても自然に成分の分解は進んでしまうもの。
そこで、購入から3ヶ月で使い切ることをおすすめしますよ!
詳しくは「塩素系漂白剤とカビ取り剤は鮮度が命!光に注意し3か月以内の使用を」に書かれているので、是非読んでくださいね♪
あわせて読みたい
まとめ
今日はアルカリ性洗剤の特徴・注意点・おすすめ商品を紹介しました。
普段何気なく使っていると思いますが、その特性をしっかりと理解することで、汚れ箇所にあったお掃除を進められるんですよ♪
アルカリ性洗剤を使ったお掃除事例もたくさん紹介したので、ぜひ実践してみてくださいね!