エアコンを使うこの時期、気になるのはその電気代ですよね。
ビクビクしながら電気代の請求書を待っている方もいると思います。
そんなエアコンの電気代ですが、消費電力から計算することができるのです。
そこで今回は、計算方法をわかりやすく解説します!最後に電気代の節約方法も紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね!
さて、1時間あたりのエアコンの電気代の計算方法ですが、いきなり紹介しちゃいます!
これだけ言われてもわからないじゃん!と思った方に、ここからはそれぞれの用語を解説していきますね。
それぞれの家電製品には、W(ワット)を単位とする消費電力が記載されています。
このようにエアコンの底についているケースが多いです。
そのシールを拡大したものがこちら。冷房・暖房によって消費電力が異なるんですね!
電力量(=消費電力量)は、その消費電力に使用時間をかけたもの。単位はWh(ワットアワー)です。
もちろんエアコンにも消費電力はありますよ!本体についているシールに書いてあることが多いです。
例えば、消費電力が500Wのエアコンを2時間使ったとしましょう!その場合の電力量は、
となります。
エアコンで一番消費電力を使うのは、電源を入れたときです。
部屋の中の温度が34度になっているときに、設定温度を28度にした場合、 6度分の温度を下げようとエアコンはがんばります。
でも、一旦部屋の温度が25度になれば、あとはそれをキープする消費電力は小さくてすみます。
なので、上の計算で出た数値はあくまで参考、目安だと思ってくださいね。
単価とは1kWhあたり、どれくらいのお金がかかるのかを表すもの。
一般的に電気代を計算するときは、三段料金という方法を用います。
図に表すとこんな感じ。
120kWhまでは単価が20円、120kWhから300kWhまでの単価は26円、それ以上は30円という仕組みです。
例えば、エアコンだけで150kWhの電力量を消費したとしましょう!
その場合の計算は、
がエアコンの電気代になるのです。
ここまでは計算方法を紹介してきました。でも、計算方法を知ったところで、電気代をカットできるわけではありませんよね。
そんなわけで最後に電気代の節約方法を5つ紹介します!
例えば、冷房をつけるとき、設定温度を1度上げるだけで、エアコンの消費電力は小さくなります。
消費電力(W)が小さくなると、電力量(kWh)も小さくなるので、電気代が減るというわけです。
ちょっと我慢が必要ですが、電気代を抑えたい方にはオススメ!
反対に冬の暖房は、設定温度を1度下げて上げるといいですよ♪
ちなみに、環境省は夏のクーラー設定は28度までにすることをすすめています。
冬の暖房は設定温度を20度まで、と言っています。
2020年8月の東京の最高気温の平均は約34度だったので、設定温度との差は6度ですみますね。
でも、1月の最低気温の平均は約4度だったので、設定温度との差は、なんと16度!
エアコンは、16度もの差を埋めるために必死で働かなくてはいけないので、冬の暖房代の方が夏のクーラー代よりも高くなってしまうんですね。
エアコン代を安く抑えるためには、つけっぱなしにすべき!
という話を聞いたことがありますか?
実はこれ、場合によってはホントの話なんです。
エアコンは、電源をオンにしたときが一番消費電力を使います。
なので、節約のつもりでこまめに入・切を繰り返すと、逆に電気代がかさむ結果に。
オン・オフする間隔にもよりますが、ちょっと近所に買い物に行く程度なら、つけっぱなしの方が電気代は安くすみます。
時間で言えば、だいたい30分~1時間ぐらいです。
これも、季節によって、時間によって変わることもあるので、目安と考えてくださいね。
ドアが開いていると、せっかくエアコンが作り出した冷たい空気や暖かい空気が逃げてしまいます。
それではもったいないですね!
ドアの開け閉めもなるべく少なく、素早く行いましょう♪
夏場に直射日光が当たると、部屋が温まってしまいます。すると、その分余計にエアコンが頑張らないといけません。
カーテンを閉めて直射日光を防ぐだけで、元々の部屋の温度はだいぶ変わります。電気代の節約につながりますよ!
逆に冬はカーテンを開けておいて、直射日光で部屋を温めておくと、エアコンが消費する電力は少なくなります。
エアコンのフィルターを掃除するのって、ちょっと面倒ですよね。
でも、フィルターがホコリなどで目が詰まり、汚れていると電気代がかさむんです。
フィルターが汚れていると、約20%もエアコンの性能が落ちてしまいます。
すると、その分余計なパワーが必要となるので、エアコンの消費電力が上がることに。
なので、フィルターはできれば2週間に1回ぐらいは掃除をするのがおすすめですよ!
エアコンの使い方だけではなく、エアコン自体を変えちゃおうという話です♪
家電は新しいものほど省エネ性能が高くなっています。
なので、節電、省エネということを考えるならば、古いエアコンを使い続けるのはNGかも…
壊れかけているものをだましだまし使うより、いっそ新しくしてみた方が電気代は安くなることが多いですよ。
今回はとりあえず5つ紹介しましたが、他にもいろんな節約方法があります。
それを「エアコン電気代の節約はまず掃除から!冷房・暖房別に15の術を紹介」にまとめました!
今すぐにできる簡単な方法ばかりを集めたので、ぜひチェックしてください!
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四季がある日本で、エアコンはなくてはならないもの。そんな身近な存在だからこそ電気代は知りたいですよね。
今回は、エアコンの電気代を消費電力から計算する方法と、節約方法について紹介しました。
とても簡単だと思うので、ぜひあなたのお家でも実践してみてください!
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