お風呂の天井・壁・床を見渡してみてください。
天井の四隅、壁の下の方、床のパッキンなどに、「カビ」生えていませんか?
今回、編集部では、20代~60代の女性100人に「お風呂の天井、壁、床を見たとき、もっとも気になる汚れは何ですか?」と聞いてみました!
すると、半分以上の方が「カビ」が気になると答えました。「水垢」が気になると答えた人と合わせると、なんと80%超え!
使ったあと、壁や床なんとなくシャワーをかける……そうしてバスタイムを終える方が多いと思います。
しかし、その程度で「カビ」や「水垢」は防げないのです!むしろ、中途半端な掃除はカビの発生に繋がります。
四方をカビに囲まれているなんて、考えただけでもぞっとしますよね。
ということで、今回はお風呂の天井・壁・床のお掃除方法を紹介します。特に、カビや水垢を撃退するやり方を解説!
簡単にお風呂のカビを予防する方法も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね♪
目次
お風呂の天井掃除を始める前に、知っておきたいことがあります。
それが、掃除をサボってしまった場合のトラブルと、天井掃除の注意点です。
まずは、掃除の大切さや正しいはじめ方、注意点を見ていきましょう!
お風呂の天井は、毎日水をかけたり、雑巾で拭いたりする場所ではありません。
そのため、掃除をしないと、どんどん汚れが溜まってしまいます。
お部屋の天井は乾いた環境にあるので、それほど汚れが目立ちませんが、湿気の多いお風呂場の天井は、ほこりがつきやすい状態。
お手入れしないとあっという間に水垢やカビが増えてしまうでしょう。
水垢やカビを放置してしまうと、どんどん頑固な汚れとなり、場合によってはプロの手を借りなくてはいけなくなります。
「一日の汚れをさっぱり落としたい!」
そう思ってお風呂に入っているのに、繁殖したカビを吸い込み、体調を崩してしまった……では意味がありません。
定期的な天井掃除で、気持ちの良いお風呂場をキープしたいですね!
お風呂の天井を掃除する場合、いくつかの注意点があります。
安全に掃除を行うためにも、気をつけるべき点を覚えておきましょう。
天井掃除は、上からほこりやカビなどが舞い落ちてきます。
ほこりやカビが含まれた空気を吸い込んでしまったり、目に入ったりしてしまったら、健康に影響を及ぼす可能性があるでしょう。
お風呂の天井掃除をすると決めたら、目を守るためのゴーグル、口や鼻を覆えるマスク、手はゴム手袋で保護する必要があります。
しっかり防護していれば、万が一上から洗剤が降ってきても安心です。
塩素系の洗剤を使用する場合は、目元口もとのガードだけでなく、色落ちの心配がある洋服を避けるようにしましょう。
最近の家は、お風呂場に換気扇がついている場合が多いですよね。
24時間換気システムは、カビや湿気予防に大変便利なのですが、天井掃除を行う場合はオフにしておきましょう。
電源を入れたまま掃除をしてしまうと、せっかく掃除したほこりが再び舞い上がってしまったり、フィルター内に水分が入ってしまったりする心配があります。
また、「天井掃除をしたのに、すぐに汚れてしまう」という場合は、換気扇汚れが原因の場合もあります。
天井掃除をするなら、換気扇も合わせて掃除すると、よりピカピカにできそうですね!
この場合は天井よりも先に、換気扇掃除を行うようにしましょう。
お風呂の天井って、背が低いと届かないので、お掃除もちょっとサボりがちですよね。
放っておくと、いつの間にかカビだらけになってしまうのです。
最初にも紹介した通り、天井のカビはとても危険。
工夫すれば、簡単に綺麗にできるので、さっそくお掃除の方法を解説していきたいと思います。
キッチンペーパーにカビ取り剤を2、3回吹き付けましょう。
1か所に偏らないように、全体にまんべんなくスプレーするのがポイントです。
カビ取り剤は、強い塩素系の洗剤。
天井に直接スプレーしようものなら、洗剤が自分の身体に降りかかってくる危険があります!
絶対にしないようにしましょう。
柄のついたスポンジがない場合は、キッチンペーパーをセットしたクイックルワイパーで代用ができます。
キッチンペーパーなら使い捨てができるので、スポンジよりもお手入れがカンタンかもしれないですね。
カビ取り剤をスプレーしたキッチンペーパーで、天井に洗剤を塗っていきましょう。
このときも、自分の体につかないよう十分に注意が必要です!
洗剤を塗るときは、塗ってる位置と自分が立っている位置はズラしたいもの。
浴室の床に立って、奥の方から浴槽の真上の部分に塗り始めます。
浴槽の真上が終わったら、浴室の外に出て、浴室の床の真上の部分を塗っていきましょう。
途中で洗剤が切れてきたなと思ったら、キッチンペーパーにまた2、3回スプレーをして、洗剤を追加してくださいね。
休憩時間です。
洗剤がカビの奥まで浸透できるように、ちょっと時間をおきます。
キッチンペーパーをきれいな水で濡らして水拭きをします。
拭いていく順番は、洗剤を塗ったときと同じです。
立つ場所を移動しながら、自分に水滴が降りかかってこないように拭いていきましょう。
洗剤が残らないように、2回繰り返します。
柄付きのスポンジにタオルを巻くなどして、乾拭きをしましょう。
これで天井のお掃除は完了です。
柄付きのブラシを使えば、簡単にお掃除できるんですね。
ずっと上を向いてお掃除することになるので、ちょっと首は痛くなりそうです。
でも、頑張った分だけ綺麗になった喜びもひとしおですよ!
少なくとも月に1回ぐらいは、天井のお掃除をするようにしましょう。
お風呂の壁の天敵といえば、カビ!壁の黒ずみって結構目立つんですよね…。
の3つのお掃除の方法を紹介します。
まずは一番簡単な方法から。
浴室お掃除用の中性洗剤を使います。
普段浴槽を掃除する時に使っている方も多いのではないでしょうか?
壁のお掃除にも使えるのです。
手袋をつけてからお掃除を始めましょう。
壁に直接、中性洗剤を吹き付け、スポンジやブラシでこすり洗いします。
洗剤をしっかり洗い流します。
シャワーでザーッと流してしまいましょう。
お掃除の最後には、しっかり乾拭きをします。
水分が残っていると、浴室の湿度が高くなって、カビが発生する原因になります!
スクイージーをお持ちの方は、乾拭きの前に水切りをすると効率的です。
続いて、クエン酸水を使ったラップパックのやり方を紹介します。
クエン酸は酸性ですから、壁の水垢汚れに効果的です。
作ったクエン酸水を使ってお掃除していきます。
まずは手袋をつけて作業を始めましょう。
クエン酸水は、ケチらずたっぷり使うのがコツです。
クエン酸水を吹き付けたところに、上からラップを貼っていきます。
もし、ラップがピタッとくっつかない場合。
ラップを貼る前に、キッチンペーパーを貼り付けましょう。
クエン酸水が、汚れにしっかり染み込むように、2~3時間ほど待ちます。
放置している間にクエン酸水が蒸発して乾いてしまうと、いくら時間をおいても汚れは落ちません。
時間が経ったら、ラップやキッチンペーパーを剥がしてクエン酸を洗い流します。
汚れ落ちが微妙だなと感じたら、洗い流しながらスポンジやブラシでこすりましょう。
壁のしぶとい汚れに一番効果的なのが、クリームクレンザーです。
使い方を紹介します。
おすすめ
商品
ちょっとお値段お高めですが、その価値あり。ペースト状なので、壁のお掃除は使いやすいですね!
合成界面活性剤、香料、着色料を使っていない、天然素材でできたクレンザーですから、環境にも、肌にも優しいのです。
お風呂だけでなく、キッチンでも使えますよ♪
お掃除の始まりは手袋をつけるところから。
クレンザーを手に取って、汚れにつけていきましょう。
スポンジで汚れがついている部分をこすります。
頑固な汚れの場合には、ブラシを使ってみるのもありですね。
クレンザーを洗い流します。
洗剤が残らないように、しっかり洗い流してくださいね♪
壁のお掃除には、以上3つの方法を紹介しました。
下に行けば行くほど強力な方法です。上から試してみて、落ちなかった場合に次のお掃除の方法を試すようにしましょう。
続いて、お風呂の床を綺麗にする方法を紹介します。
実は、天井、壁、床とお掃除する場所ごとに、上から下になるように紹介してきました。
お風呂のお掃除をするときは、「上から下に」が基本です。実際にお掃除する時も意識してみてくださいね。
お風呂の床は、重曹とクエン酸をダブルで使うと、汚れが綺麗になります。
重曹とクエン酸はそれぞれ違った汚れを落としてくれます。
二つの中和反応を活かしつつ、一気に汚れを落としましょう。
お風呂の一部分が大理石や木でできているときは、重曹がかからないように、気を付けてくださいね。
手袋をつけてから作業を始めましょう。
まずはクエン酸水を吹き付けます。
たっぷり使いましょう。
クエン酸水を吹き付けた上から、重曹を振りかけます。
もうその瞬間から、しゅわしゅわと泡が出始めます。
泡を軽く広げます。
ブラシなどで軽くさっさと広げる感じです。
手袋をしていれば、手を使ってもOKです。
しゅわしゅわ発泡するということは、なんらかの気体が発生しているということ。
洗剤によっては、「まぜるな危険」と書いてあるものもあります。
泡が出てくると、ちょっと心配になりますよね。しかし、重曹とクエン酸は、まぜても安心です。
なぜなら、発生するのは二酸化炭素!呼吸すると排出される気体なので、安心ですね。
ただ、念のために換気をしておくことをおすすめします。
泡の上からラップをかけます。
なるべく空気が入らないようにしましょう。
時間をおいて、重曹とクエン酸の力で汚れを落とします。
時間が経ったら、ブラシでこすり洗いします。
汚れの部分をゴシゴシ洗っていきましょう。
洗い終わったら、重曹とクエン酸を洗い流します。
重曹やクエン酸が残っていると、乾燥したあと、床に白い結晶が残ってしまいます。
しっかり洗い流してくださいね。
最後に床を乾拭きします。
重曹がなくても、クエン酸だけあればお掃除できます。重曹をふりかける手順を除けばOKです。
つまり、クエン酸パック状態ですね!水垢汚れが気になる床には、効果抜群ですね。
お風呂の床の汚れを徹底的に落としたい!という方は、こちらの記事も見てみてくださいね!
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最後にちょっと番外編をご紹介。
なんと、お風呂の床のお掃除には、シール剥がしが使えるのです。
汚れが気になるところに、シール剥がしをスプレーして、ブラシでこすります。
最後に洗い流せば、床もピカピカになっているはずです。
ちょっと驚きですが、シール剥がしなら100円ショップでも購入できます。
試しにやってみる価値ありですね!
床が一通りキレイになったら、もう1つ気になることがありますよね。
お風呂の中でも特に掃除が厄介な、あそこです。そう、排水口。
天井、壁、床ときたら、ついでに「お風呂の排水口・排水パイプのお掃除術!臭いと髪の毛詰まりを解消!」をご参考に、排水口もキレイにしてしまいましょう。
汚れの程度に合わせて、ビニール袋を使った簡単なお手入れ方法やカビ取り剤と歯ブラシを使った方法をご紹介しています。
また、重曹とクエン酸を使って排水管をキレイにする方法もご紹介♪
お風呂を綺麗にしたら、そのまま綺麗なお風呂をずっと使っていたいですよね。
実は、カビが発生しやすい条件は3つあります
これらの条件が整わないようにすることが必要なのです。
お掃除で汚れをなくしたら、普段のお手入れで温度と湿度の条件をクリアしましょう!
お風呂の汚れとカビを予防して、綺麗に保つ方法を紹介します。
熱めというのは、普段、身体を洗うのよりちょっと熱めの45~50℃ぐらい。
しかし、この程度ではお風呂のしつこいカビは死滅しません。
重要なのはここからの作業。
床は、石鹸カスや垢が溜まりやすいです。
ただ流すだけでは不十分…
スポンジで軽く磨きましょう。
床を全体的に磨き終わったら、冷たいシャワーをかけて、一気に冷やします。
カビが大繁殖する20~30℃にならないようにするのがポイントです。
壁は、上から下にスクイージーを動かして、水を落としていきます。
床は、細かい凸凹がついていることが多いと思います。そのため、布で乾拭きをしましょう。
マイクロファイバーの布を使うのがおすすめ。吸水性が抜群です!
意外と拭き残しがちなのが、シャンプーやコンディショナー容器の下の部分。
椅子や洗面器の裏側なども忘れがち。そういった細かいところまでしっかり乾拭きできると、完璧です。
お風呂から上がったら、換気扇を回しておきましょう。浴室内に湿気を残さないことが重要です。
換気扇がない場合には、2箇所以上窓を開けて、風の通り道をつくり、しっかり換気しましょう。
さて、ここまでお風呂の天井・壁・床のお掃除方法をご紹介しました。
最後に「ユアマイスター」では、のプロに「お風呂の天井や壁、床はどれぐらいの頻度でお掃除したらいいですか?」と聞いてみました。
たくさんのプロの方の意見の中から、一部を紹介させていただきます。
ナカヤマハウスクリーニングさん(埼玉県)
FLFクリーンサービスさん(神奈川県)
本当は、週に1回やってほしいところ。しかし、忙しい人は月1回でOK!
2か月以上放置している、というあなたは要注意ですよ。
「ユアマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。
そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。
自分でお掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!
他にも、まだしつこい汚れがあるとしたら、「皮脂や油脂」かもしれません。
体の皮脂や石鹸カスの油脂が溜まると、主に床に汚れとして残ってしまいます。この皮脂や油脂の汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤や重曹が効果的です!
それから、他に汚れが気になる部分があるとしたら、床やドアの境目のゴムパッキン。
ゴムパッキンは素材の関係でカビやすいので、一度カビが生えるとなかなか取れません。 ゴムパッキン専用のカビ取り剤などを使って試してみましょう。
ゴムパッキンについてのお掃除方法はこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
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お風呂掃除において忘れがちなのが、換気扇のお掃除。
壁や天井をお掃除した時には、ついでに換気扇もきれいにしちゃいましょう!
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鏡の汚れも、気になる場所の1つですね。
浴室の鏡は、白く濁ってしまっていることがありますよね。
鏡の汚れは、水垢か石鹸カスの可能性が高いので、クエン酸と重曹でそれぞれお掃除してみましょう。
どうしても取れない頑固な汚れは、ダイヤモンドなどが含まれた鏡用の研磨スポンジが効果絶大です。
また、蛇口などの金属部分が白く濁っていたら、激落ちくんなどのメラミンスポンジでこすると、ピカピカになりますよ!
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ぜひ試してみてくださいね♪
この記事をご覧の皆さん全員が、お掃除が得意だったり、時間に余裕があるわけではないですよね。
そんなときは、お掃除のプロにお任せするという手もあります。
まとまった時間が取れないご家庭が増えている近年、ハウスクリーニングはどんどんメジャーになっているんですよ♪
プロの手にかかれば、汚れたお風呂がたったの約1.5〜3時間で こんなにピカピカになります。
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お風呂の天井・壁・床を掃除するときのポイントをおさらいしましょう。
の3つでした♪
お掃除した後は、スクイージーで水を切るようにして乾拭きまで行えば、綺麗なお風呂を長持ちさせることができます。
最後に。
浴室の天井は高いし、カビや水垢のお掃除は手間がかかります。
自分でやるのはなかなか大変かも、という場合には、プロのお風呂クリーニングがおすすめです。
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