エアコンの室外機がうるさい!
うるさすぎて眠れない!
…みなさんはそんな経験ありませんか?
エアコンで快適なお部屋になり、いざ寝ようと思っても、室外機がうるさくて寝付けなかったら最悪ですよね!
今回は、そんな悩みを解消すべく、
・エアコンの室外機がうるさい理由
・エアコンの室外機を騒音を解消する方法
・エアコンの室外機の賢い使い方
・騒音トラブルへの対応
・エアコンの室外機の基本的な仕組み
をまとめてご紹介します!
ちなみに、我々編集部で20~50代の女性100人に「エアコンの室外機のお掃除をしたことがありますか?」と聞いてみたアンケート結果がこちら…!
なんと、YESと答えたのはたったの10%。
想像以上に少なかったです……。
室外機を掃除してあげると、音が解消されるだけでなく、電気代の節約にも繋がるので、ぜひ試してみてくださいね!
目次
エアコンの室外機は一体どうしてうるさくなるのでしょうか!
どうしても理由が知りたかった我々編集部は、エアコンクリーニングのプロに「室外機がうるさい原因は何ですか!それはクリーニングで解決しますか!」とインタビューしてみました!
プロのお話をまとめると、室外機がうるさくなる主な原因は、
この3つが考えられるようです!
屋外に設置される室外機には、葉っぱなどの大きな汚れに加え、私たちの目では見えないレベルに細かいホコリやチリなども付着します。
「塵も積もれば山となる」ってよく言うと思いますが、まさにその通りで、その汚れがフィンなどに蓄積していくんです!
その結果、空気の循環がうまくいかなくなり、音が鳴ってしまうというメカニズム。
カラカラ音がなり始めたら枯葉などがつまっている可能性が高いです!
振動によって、室外機のカバーが壁とぶつかり合うことで音が発生していることもあります。
そんなときは、室外機の周りを片付けたり、位置を変えたりすれば静かになるケースも多いんです!
室外機の位置を確認してみて、壁と近すぎないか確認してみてください!
室外機は、置く場所を間違えると音の原因になるだけでなく、ゴミもたまりやすくなるので注意してくださいね。
ゴミもしっかり掃除したし、置く場所も見直した!
それなのに、なぜか騒音が改善されない…。
そんなときは、経年劣化してしまっている可能性が高いです。
経年劣化とは簡単に言えば故障ということですから、実はお掃除のプロも解決は難しいです。
一度プロの方に相談してみるのもいいですが、交換する必要があるかもしれません…。
それぞれの回答はこちら
室外の騒音の原因が分かったところで、その解決策をご紹介します!
その方法は、この2つ。
ここから詳しく解説していきます。
室外機がうるさいと感じたとき、まず試しておきたいのが室外機の掃除。
原因に関係なく、室外機を掃除するだけで騒音が小さくなることも少なくないようです。
今回は、
この2箇所のお掃除をご紹介していきます。
それぞれ家にあるものでお掃除できるので、試してみてくださいね!
まずは、室外機の外側の汚れと、吹き出しグリルのお掃除。
まずはほうきで軽く掃いて、枯葉やホコリを綺麗にしましょう。
小さめのブラシなどで掻き出しても良いですね!
場合によってはクモの巣や枯葉がひっかかっている場合もあるので、払い落としちゃってください!
ほうきで室外機内部の機械を壊してしまう恐れがあるので、押し込まず、表面だけ優しく触れるようにしてあげてください!
フィン部分は意外と鋭利で手を切る危険性がありますし、モーターなどに水がかかったら、とても危険なんです…。
自分で分解できるものもありますが、分解する必要が出てきた場合は無理せずにプロにお願いしましょう!
続いて、ほうきでは綺麗にできなかった細かい汚れ、ちょっと奥の方に入りこんだ汚れを、掃除機で吸い取って綺麗にします。
泥汚れなど、ほうきではとりきれない汚れが気になる場合は、濡れ雑巾でまわりを拭いてください!
内部は水に弱い部品が多いですが、外側は水に弱いということはないので、水をたっぷりつけても問題ありません!
これで完了です!
室外機の故障にも繋がるので、注意しながらささっと済ませちゃいましょう!
続いて、室外機の裏側にあるフィンをお掃除していきましょう!
繊細な部品なので、丁寧に優しくお掃除してくださいね。
掃除機のブラシの部分だけが室外機に触れるようにしてください。
フィンはデリケートなので、近づけすぎると故障の原因になってしまいます!
注意
室外機の後ろの金属の板は、優しく触れましょう!
室外機の後ろの金属は壊れやすいので、優しく触れてあげてください!
中でも、室外機の裏にある細かい金属の板は特別繊細です!
プラスチックなどの硬い部分がガツンと当たっただけで倒れてしまう恐れもあるので、特に気を使って対応してくださいね!
掃除機を使った後は、ブラシで細かい汚れもキレイにして完了。
このときもブラシの部分だけが室外機の後ろに触れるよう注意してくださいね。
ちなみに、網目の向こう側、手の届かない部分を掃除しようとして、スプレーを使用するのは厳禁!
ホコリが詰まったり、カビが発生する原因になります。
詳しいことは、こちらの記事をご覧ください!
正直なところ、自分でできる室外機のお掃除はここまでが限界。
繰り返しになりますが、あまりに凝ってしまうと故障の原因となるので、気をつけてくださいね!
徹底的にお掃除したい場合は、プロに頼むのが吉かもしれません!
エアコンクリーニングをもっと詳しく!
室外機の騒音の原因が、その土台にある場合もあります。
振動を防いで、室外機を固定してあげることで解決するかもしれません!
なんか室外機のガタガタが大きいな…。
そんなときにオススメしたいのが、こちらの「防振パット」というアイテム!
室外機の底と地面の間に設置することで、室外機の振動が騒音にならないように振動を抑制する効果があります。
おすすめ 商品
こちらは、カッターナイフで切るだけで簡単に加工ができ、室外機の角に置くならもってこいの商品。
室外機の重さにも耐えられる耐久力もあるので、荷重の大小にかかわらず安定した防振効果が得られますよ!
これを図のように室外機の下の部分つけるだけで設置完了。
ちなみに、防振パットの代わりに、発泡スチロールを使用する方もいるそう。
振動を吸収する一定の効果はありますが、室外機用の防振パットと価格に大きな差はないので、素直に防振パットを購入することをおすすめします。
また、室外機はコンクリートやプラスチック製のブロック型の土台の上に設置されることがほとんど。
そのため、その土台自体を変えるという対策方法もありますよ。
例えば、同じプラスチック製の土台でも形のことなる土台に変えただけで、室外機の騒音が小さくなることもあるとか。
プラスチック製のものであれば、数百円から購入可能。
気軽に試すことができそうですね♪
ここまで紹介した方法で騒音が解決できない場合は、業者さんに連絡したり、エアコンの買い替えを検討してみましょう。
実は、室外機の使い方を工夫すれば、電気代の節約にも繋がるんです!
2つの方法でお得に使えるようになるので、ぜひ試してみてください!
まず一つ目は、室外機の周りを片付けてすっきりさせる方法。
室外機の周りにものがたくさん置いてあると、熱を放出する効率が悪くなるんです。
そのため、室外機の正面や半径20cm以内には物を置かないようにしてみてください!
室外機の置き方も、実は節約に繋がるんです!
具体的には、夏は室外機が日陰になるように、冬は日光が当たるようにするのがGOOD!
室外機も人間と一緒。
夏は涼しいほうが嬉しいですし、冬は暖かいほうが気持ちいいんです!
熱を排出する効率が良くなり節約に繋がるので、ぜひ試してみてくださいね♪
エアコンの室外機があまりにもうるさいと、ご近所トラブルに発展する可能性もあります!
そこで、エアコンがうるさいと苦情が来たときはどう対処するべきなのか、その極意を一緒に学んでいきましょう!
住宅の種類によって対応も変わってくるので、
この2つにわけてご紹介しますね!
ちょうど自分でも気になっていたなど、あきらかに音が気になる場合は、原因を解明して修理するなり対策する必要があります。
しかしごく稀に、そこまで音がうるさくないはずなのに苦情が来ることもあると思います。
その場合は、自治体の騒音対策課に連絡して「騒音」とされる地域の基準値(デシベル)を確認し、それをクリアしているか確認してみてください!
お住いが賃貸物件の場合、
それぞれで対応が異なります!
契約内容にもよりますが、基本的には賃借人が管理する事になっています!
もしクレームが来たら、まずは管理会社に相談して、不良箇所がないかチェック・修理して欲しい旨を伝えましょう。
管理会社が対応し、近隣住民に報告までしてくれるはずです!
もともとエアコンの室外機がなかったけど、欲しくなって自分で取り付けた!
そんなときは、一軒家と同じ対応をする必要があります。
管理会社も責任を取ってくれないので、自分で解決するようにしてくだい!
騒音トラブルで、無駄なお金を使いたくないですよね。
適切に対処して、お財布にも、ご近所さんにも優しい対応をしましょう!
室外機の音は解決されたと思いますが、最後にエアコンの室外機の基本的な仕組みと主な部品を興味ある方向けに解説しますね!
エアコンの室外機の役割とは、「外部との熱のやり取りをする」こと。
あまりピンとこないと思うので、冷房を運転したケースで考えてみましょう!
図のように、エアコンは室内機と室外機がパイプでつながっています。
室内機(エアコン本体)は、部屋中の暖かい空気を吸い込み、その際に発生した熱は、パイプを通って室外機の方にどんどん流れていきます。
その際室外機では、
この2つの工程が行われており、これこそがエアコンの室外機が存在する意味なんです!
ちなみに、一般的には冷房と暖房では、暖房の方がより多くのエネルギーを必要とするため大きな音がすると言われています。
冬場の方が室外機がうるさくなりやすいと覚えておきましょう!
ここからはエアコンの室外機についている4つの部品を紹介します!
エアコンの室外機は大きく分けて、
この4つの部品から成り立っています!
熱交換器とは、その名の通り熱を交換するところのこと。
実際に空気を温めたり冷やしたりする室外機の核となる部分になります!
室外機だけでなく、室内機にも入っている部品で、エアコンにとって必要不可欠です。
基本的に室外機は、ファンとモーターがセットになっており、ファンモーターの力でファンを回転させ、風を起こす部品のこと。
室外機を正面からみたときに、扇風機のようにぐるぐると回転しているので、ある意味室外機の顔ともいえる部品かもしれません!
熱を効率良く外に出すうえでは欠かせない部品です。
コンプレッサーとはなんぞや!と思うかもしれませんが、日本語でいうと「圧縮機」のこと。
冷媒ガスと呼ばれる熱を運んでくれるガスを圧縮し、高温にさせる部分なんです!
あまりイメージも湧きにくいし、目にも見えにくい部分なので、室外機の裏方的な役割を果たしています。
室外機を正面から見たときに見える、金属の網状の部分のこと。
室外機の内部にゴミが入り込むのを防ぐ役割があります!
蜘蛛の巣や枯葉など大きな汚れがつきやすいので、一番お掃除のしがいがあるところかもしれません…!
エアコンの室外機の仕組みとうるさくなる原因は分かりましたか?
自分でできる解決策は、
この2つ!
どちらもとても簡単にできますが、意外と効果的なので試してみてくださいね♪
それでも解決できない場合は、業者さんに相談するようにしましょう。