近くに家を購入したり、子供の通う学校を変えずに引っ越しをしたりと同じ市内で引っ越しをすることも多いですね。
新居にかかる費用に加え、家具や家電を購入したり、粗大ごみを処分したり、引っ越しは何かとお金がかかります。
できるだけ「引っ越し費用」は抑えたいものですね。
今回は市内や近距離への引っ越しで費用を安く抑えるポイントや注意点について解説します!
引っ越し料金は「基礎運賃」「実費」「オプション」の3つを元に算出されています。
市内や近距離の引っ越しで、距離が近いのに思ったより高いと感じるかもしれません。
それは近距離の引っ越しの場合は作業にかかった時間で料金が決められるからなのです。
「基礎運賃」とは国が定めた運賃の基準です。
基礎運賃には「時間制」と「距離制」の2種類があり、100km以内の引っ越しの場合は「時間制」が適用され作業にかかった時間で運賃が決められます。
実費は人件費、トラック、梱包資材費、交通費などから算出される料金です。
オプションとは、不用品の処分やエアコンの取り付け取り外しなど、引っ越し以外に追加で発生する作業です。
作業内容によっては依頼した引っ越し業者からさらに専門の業者に委託する場合もあります。
引っ越し料金は引っ越し業者に依頼が集中する時期ほど人員やトラックの手配が必要となり高くなります。
時期や時間帯を変えることで引っ越し料金が変わってきます。
引っ越し料金の中でも大きな影響がでるポイントです。
新生活が始まる3月から4月は引っ越しの繁忙期といわれています。
また9月も社会人の転勤や転職などにより値段が上がる時期です。
土日や祝日、縁起のいいといわれる大安は引っ越しが集中する日程。
賃貸契約が切り替わる月末、月初も希望が多く値段が高く設定される傾向にあります。
午前中は希望者が多いので値段が高く設定されています。
引っ越し業者のプランには時間帯を指定しない「フリー便」というプランがあります。
「フリー便」は引っ越し業者の都合に合わせるため値段が安くなります。
長距離の引っ越しでは当日中に引っ越しを終えるために午前便を指定しなくてはいけない場合がありますが、市内や近距離の引っ越しでは移動時間が少ないので、フリー便は利用しやすいサービス。
荷物がそれほど多くない近距離の引っ越しの場合「ミニ引っ越しプラン」というサービスがあります。
荷物量に応じた少人数のスタッフが作業を担当するため、低めの料金設定となっています。
ダンボール10個程度から畳1畳~3畳のスペースに収まる程度
※引っ越し業者により内容は異なります
市内や近距離の引っ越しの場合、レンタカーの乗り捨て料金や高速道路の利用料金などがかからないため、引っ越し業者より安くなる場合があります。
繁忙期などでも自分のタイミングで引っ越しをすることが可能です。
荷物量が少なく、すべての荷物を規定のダンボールに梱包できる場合は、宅配便を使うと引っ越し料金を安くできることもあります。
宅配便は割増料金もなく、時間指定ができるので繁忙期でも時間を気にせずに荷物の輸送ができます。
大型の家財のみ、引っ越し業者に依頼することもできます。
1点から依頼できる業者もあるので、小さな荷物は自分で運び、大型の家具や家電のみ頼むことで料金を抑えることができます。
梱包や搬出搬入まで業者にお願いできるので安心ですね。
利用するトラック大きさにより料金が変わってくるため、新居で不要なものは処分をしておくことで料金を抑えることができます。
トラックの積載量に影響を与える不要な大型の家具や家電は計画的に処分しておきましょう。
特別なものを輸送する場合はオプション料金が発生します。
自分で対応できるものは自分で行うことで料金が抑えられます。
引っ越し業者の料金が高いと感じたら、近距離の引っ越しなら地元の業者を探すのも一つの方法です。
・小物の荷造り、荷解き
・エアコンの取り外し、取り付け
・洗濯機の取り外し、取り付け
・テレビ、アンテナの配線
・ピアノや絵画など特殊品の輸送
・不用品の処分 など
引っ越しの相場を知る上でもいくつかの業者から見積もりを取りましょう。
市内や近距離であっても、引っ越し業者により料金もサービス内容も様々です。
インターネットの「引っ越し一括見積もり」では、一度の登録で複数社に見積もりを依頼でき、大手の引っ越し業だけでなく地域に密着した業者なども検索できるので、市内や近距離を得意とする業者が見つかることもあります。
また、複数の業者の見積もりを比較しながら価格交渉をすることで、料金を下げることができます。
市内や近距離の引っ越しであっても、引っ越し業者から見積もりを取りましょう。
引っ越しはいろいろな方法で料金を抑えることができます。
ご自分の引っ越しスタイルにあった引っ越し方法を見つけてくださいね!