単身の引越し丸わかり!気になる費用から部屋探し、必要な手続きまで

YOURMYSTAR STYLE編集部

更新日:2021年03月12日

転勤、就職、入学…家族と離れて単身で新しい場所に引越しをする場面。

引越しの準備はどのように進めたらよいのでしょうか。

転勤などでは急に引越しが決まることもありますね。

単身で引越しをする際に必要な準備を、気になる費用・部屋探しの方法から必要な手続きまで丸ごとご紹介します!

単身の引越しでかかる初期費用は?

単身の引越しにかかる費用として、主なものは以下のとおり。

・賃貸契約にかかる費用

・引越し費用

・家具家電

・生活用品

一人暮らしの初期費用の相場は、家賃の4~6か月分程度といわれています。

賃貸契約にかかる費用

初期費用のうち大きな割合を占めるのが賃貸契約にかかる費用です!

・敷金

・礼金

・仲介手数料

・前家賃

・管理費・共益費

・賃貸保証料

・鍵交換費用

・火災保険料  など

ただし単身の場合、「敷金・礼金・仲介手数料無料」や、「家具家電付きの物件」などもあるので、全ての費用がかかるというわけではありません。

「家具家電のレンタルサービス」などを利用すると初期費用を抑えることができますね。

引越し費用

初期費用のうち、引越しにかかる費用も見逃せません!

料金の相場の平均は以下のとおりです。

・通常期(5月~1月)の引越し料金平均相場
単身(荷物小)41,926円
単身(荷物大)54,132円

・繁忙期(2月~4月)引越し料金平均相場
単身(荷物小)48,849円
単身(荷物大)68,272円

※出典:SUUMO引っ越し見積もり

荷物を運ぶだけかと思いきや、意外と家賃と同じくらいかかる…!

なんて驚いた方も多いかもしれません。

ちなみに、繁忙期とは引越し屋さんの繁忙期のこと。いわゆる「引越しシーズン」は高いということですね。

このほか、梱包にかかる費用やエアコン取り外し取り付け費用などもかかってきますので、気をつけておきましょう。

単身の引越しまでの準備

引越しまでの4ステップ

・部屋探しをする

・荷物の準備をする

・引越し業者の手配

・公的手続き、ライフラインの変更手続き

家族での引越しと違い単身の引越しは、新しく準備が必要なものもあります。

リストを作って漏れのないように準備を進めましょう。

部屋探しをする

単身赴任などで会社から住居の準備がある場合を除いて、まず部屋を決めなければなりません。

情報収集して条件に合う物件を見つける

引越し先の地域の不動産会社に直接訪問するというのも一つの方法ですが、遠隔地の場合は難しいですね。

まずは賃貸情報サイトにアクセスし、希望のエリアや路線、駅、希望の間取、家賃、駅からの距離などの条件を選択して条件に合う物件を検索してみましょう。

気になる物件が見つかったら不動産会社に内見(物件の見学)予約をします。

内見をして申込み、契約する

人気の物件は内見する前に契約が決まってしまうこともあるので、物件の状況を確認しておくと安心ですよ。

内見の予約が取れたら、物件の見学をします。

お部屋をチェックするのはもちろんですが、建物の共用施設(ゴミ捨て場や駐輪場)が清潔か、使いやすそうかについても確かめておきましょう。

また、単身で暮らすなら、周辺に遅くまで開いているスーパーはあるか、生活に必要なお店はひととおり揃っているかなども要チェック!

特に、女性で一人暮らしをする方は、夜の帰り道が危なくないか、セキュリティ面がしっかりしているかについても忘れずに確かめてくださいね。

物件が決まったら申込みをし、契約を結びます。

短期間と決まった引越しであれば、マンスリーマンションなどの方が費用を抑えられる場合もありますよ!

荷物の準備をする

新居で必要な荷物をリストアップします。

引越し業者に依頼するために、引越し先に運ぶ荷物の量を見積もりましょう。

引越しでは荷物の量により引越し料金が異なります。

特に単身の引越しでは大型の家具や家電は単身用の引越しパックには収まらず、別途費用が発生する可能性があるので、現地での購入も検討しておくとよいでしょう。

新居で必要なもの

生活必需品
・衣類など日々生活で使用しているもの
・仕事、学校などで必要なもの

家具
・テーブル
・収納ケース
・カーテン
・寝具(ベッド・布団セット) など

家電
・洗濯機
・冷蔵庫
・電子レンジ
・テレビ
・照明 など

日常品
・洗濯用品
・バス用品
・食器、キッチン用品
・洗面台まわり
・生活用品(ティッシュペーパー、トイレットペーパー、ゴミ箱) など

引越し業者の手配

引越し先に運ぶ荷物の目安がついたら、なるべく早く引越し業者の手配をします。

新居の住所が決定していなくてもおおよその場所が決まっていれば手配を進めることができますよ。

特に引越しの繁忙期(3月~4月)などは混み合うため、早めに依頼しましょう!

インターネットで一括見積もり

インターネットの「引越し一括見積もり」のサイトから見積もり依頼をします。

引越し業者によりプランやサービスは様々。

一括見積もりなら、自分の引越しに最適な業者を見つけることができます。

また相見積もりを取ることで、業者によって変わってくる料金の比較もできますよ。

単身者の引越し方法

・単身者向けパック

トラックを貸し切って引越しをするのではなく、決められたサイズの「コンテナボックス」と呼ばれる台車に荷物を積み、他の依頼者の荷物と一緒に運ぶ方法(混載便)です。

荷物量が限定されますが、安く引越しをすることができますよ。

コンテナボックスのサイズは業者により異なりますが「横幅105cm・奥行105cm・高さ175cm」程度が目安です。

・単身者向けプラン

「単身者向けプラン」は荷物の多い人や大型の家具を運びたいという単身引者向けの引越しプランです。

荷物の量に応じて車両の大きさも変わってくるため、荷物が多いと料金も上がります。

・宅急便

荷物が少ない場合(段ボール2~3箱)は、引越し業者よりも宅急便で荷物を送った方が安く済むこともあります。

単身の引越しを安く抑えるコツ

何かと物入りな引越しの時期。できることなら引越し費用は安く抑えられると嬉しいですよね?
少しでも安く抑えるためのコツは、以下を試してみてください♪

・引越しの時期を繁忙期からずらす

引越し費用は、通常期か繁忙期かによって料金が変わってきます。
もし時期をずらすことができるなら、繁忙期や土日を避けることで安く抑えることができますね。

・相見積もりで比較する

インターネットの一括見積もりなどで相見積もりをすると、業者ごとに費用の比較ができます。
見積もりをもとに交渉すると、自分に合ったプランを値引き価格で提供してもらえることも多いですよ。

・荷物をできるだけ減らす

取り急ぎ生活必需品のみを運んで、細かいものは現地で調達する、あとから必要に応じて宅配で送ってもらう…というのも一つの方法。
新しい部屋に慣れてから色々なものを買い揃える方が、実はムダなく必要なものだけを選べるかも。

なるべく荷物の量を減らして安いプランに収めるのが、引越し費用を抑えるコツです。

公的手続き、ライフラインの変更手続き

引越し先が決まったら、公的手続きとライフラインの変更を行いましょう。

公的手続き

住所変更手続きリスト
・転出届
・転入届(または転居届)
・会社や学校での住所変更
・国民年金・国民健康保険(※会社で加入している場合は不要)
・印鑑登録
・パスポート

転出届は14日前から申請可能です。

また、転入届は引越し後14日以内に手続きを行わなければなりません。

ライフラインの変更手続き

インフラ
・電気
・ガス
・水道

引越しの前に必ず連絡をしておかなければなりません。

マンションなどによっては管理会社が一括して管理をしている場合があるので、不動産会社に確認をしましょう。

情報
・NHK
・新聞
・電話、インターネット回線

生活関連
・郵便物の転送届
・銀行
・クレジットカード
・各種保険
・通販サイトの設定

自動車・自転車
・運転免許証
・車庫証明
・バイク
・自転車(防犯登録

公的手続きは役所に行く必要がありますが、インターネットで手続きできるものが大半です。

インターネットで電気・ガス・水道などの住所変更をまとめて行える引越しサイトなどもあるので活用しましょう!

まとめ

初めての一人暮らしとなると、あれもこれもそろえなければ!と心配になってしまいますね。

ですが、荷物の多い引越しは費用もかかってしまいます。

身軽に進められる単身での引っ越しなら、必要最低限のもので引越しをして、現地で必要なものを買い足していくという方法も一つです。

引越しはやらなければならないことも多く大変ですが、リストアップして慌てずに順番に進めていきましょう!