エアコンファンの掃除方法や手順を紹介!送風ファンのカビとサヨナラ

YOURMYSTAR STYLE編集部

更新日:2023年03月30日

みなさん、お家のエアコンのファンはきれいにしていますか?ファンはエアコンの奥の方にあるパーツなので、カビやホコリが溜まり放題…なんて方もいるのではないでしょうか。カビやホコリが詰まったままのエアコンは病気の原因になる可能性があるので早急に対策しちゃいましょう!そこで今回は、エアコンのファン掃除について解説していきます!

注意
本記事では、エアコン内部の洗浄方法について紹介しています。
ただし、誤った方法で洗浄すると火災事故が発生する恐れがあるので、正しい知識を持った業者に依頼することを推奨します。
ご自分でエアコン内部を掃除する場合は、次の2点に十分注意して作業してください。
・エアコン内部の洗浄を行う際は、絶対に電気部品に洗浄液がかからないように注意してください。
・発火、破損のおそれがあるため、消毒用アルコールなどの可燃性の溶液や次亜塩素酸ナトリウムなど腐食性のある溶液で掃除しないでください。

エアコンのファンは自分で掃除可能?

結論から言うと、ファンは自分でお掃除することができます!そして自分で行うことのメリットデメリットは以下のようにまとめられます。

メリット
→費用が安く済む

デメリット
→ファンのような奥の部品掃除は故障や危険の不安がある

このようにファンのお掃除は、素人がむやみにいじると故障したり、洗剤を扱う危険なども伴うので、基本的にはプロの業者に頼むことをオススメしています。それでも、自分でお掃除したい時は次の2点を絶対に守るようにしてください!

むやみな分解はしない

エアコンファンの掃除方法を調べると、「分解する」という情報が多いですが、素人の場合、むやみな分解はおすすめできません。たしかにエアコンの内部を徹底的に掃除するなら、分解して磨いた方がきれいになります。

しかし、知識がない状態で分解すると元に戻せなくなる可能性があるので、注意が必要です。もし、分解してエアコンを完璧にきれいにしたいのであれば、プロに依頼するのがおすすめです!

洗剤に直接触れない

エアコンのファンを掃除する時は「洗剤に直接触れない」ことを意識しましょう!洗剤には刺激が強い成分が含まれているため、素手で触れてしまうと「かゆみ」や「かぶれ」を引き起こす可能性があります。スプレータイプの洗剤を使う場合は基本的に直接触れる心配はありませんが、掃除をする際は必ずゴム手袋をして作業しましょう。

また、スプレータイプの洗剤は、お掃除のプロたちも指摘するように、デメリットもあるんです..!

トータルクリーンサービスさん(大阪府)

洗浄スプレーは危険です。
お客様が自分でエアコンクリーニングをする場合、スプレーをかけてはいけない部分にかけてしまい、火災に繋がる危険もあります。

エーティークリーンさん(大阪府)

スプレーは、かけたあと洗い流さないので、ホコリなどがそのまま残り、目詰まりを起こして、かえって悪くなります。
また、流れなかった泡がサビの原因になる可能性もあります。

エアコンクリーナーを使用すると、汚れが十分に落ちなかったり、故障に繋がったりするというデメリットがあるとのことですね。エアコンクリーナーの危険性はこちらの記事で解説していますよ!

エアコンクリーナーは危ないけど、カビキラーなどの洗剤なら掃除できるかもという方もいると思います。ただ、カビキラーは使うこと自体が良くないので、気になる方はこちらでチェックしてみてください!

エアコンのファン掃除【準備編】

ここからは、自分でファンをお掃除する方法を見ていきましょう。今回は、エアコンクリーナーを使用した方法をご紹介しますね。まずは、掃除の準備をしていきます。

手順
1
エアコンのコンセントを抜く

エアコンのコンセントを抜いた画像

大きな電力を使う家電なので、万が一掃除中に感電をしてしまったら大変です。作業を始める前に、まずはコンセントを抜きます。コンセントが見当たらない場合は、ブレーカーを落としましょう!

2
エアコンの養生をする

掃除を始める前にとっても大事になってくる養生。養生をしないとファンについているカビやホコリが床に落ちてしまうので、しっかり養生していきましょう。

用意するもの
・45Lゴミ袋 4~5枚
・ビニールテープ or 養生テープ
・ハサミ
・ゴム手袋
・ファン掃除用スプレー
3
エアコン周りを養生する

ファンのお掃除では、汚水がエアコンからたくさん出てくるため、まずは念入りに養生しましょう!45Lのゴミ袋を裂いて広げ、数枚をエアコン周りの壁・床に養生テープで貼り付けます。

4
エアコンに汚水受けをくっつけて養生する

さらに、エアコンから漏れた汚水で床がびちゃびちゃになってしまわないよう、エアコンから垂れてくる汚水をキャッチするシートも作りましょう。養生と一緒で、45Lのゴミ袋で簡単に作ることができます!

エアコンの養生の仕方を解説している図

45Lゴミ袋の長い辺の片方をはさみで切り、図の右のような形を作ります。

エアコンの養生が完成したときのイメージ図

そしてこのように、エアコンの下部分にくっつけましょう!エアコンに沿うように壁にテープを貼り付ければ、エアコンにテープ跡を残す心配がありません。

取り付けたシートの先っぽを少しだけ切り、ビニール紐などをつければ、汚水が紐を伝ってバケツに入る仕組みを作ることができます。ビニール紐がない場合は、シートの先端に穴を開けるだけでも大丈夫ですよ。

5
エアコンの下にビニールシートをひく

養生をしていても、洗剤や水などが床に落ちてしまう恐れがあります。念のため、床にビニールシートをひいておきましょう!これで養生は完成!汚水でお家が汚れることなくエアコンのお掃除できるので、安心ですね♪

エアコンのファン掃除【実践編】

それではさっそく、ファンの掃除の仕方を見ていきましょう!まずカビの色素がこびりついているほどひどい場合はスプレーでの洗浄をおすすめします。

スプレー編

用意するもの
・ゴム手袋
・ファン掃除用スプレー
・霧吹き
・掃除機
・歯ブラシ

ファン掃除用スプレーの中でもおすすめなのが「くうきれい」です。

おすすめ 商品

商品画像
くうきれい エアコンファン洗浄剤 (エアコン洗浄剤送風ファン用 養生シート付き)

「くうきれい」は、長いノズルがついていて、エアコンの内部を掃除するのにとっても便利な商品です。また、ニオイをとる効果もあります。今回は、こちらの「くうきれい」を使って、ファンの掃除をしていきましょう!

手順
1
ホコリを掃除機で吸い取ろう!

ある程度のホコリは先に掃除機で吸い取りましょう!ホコリをとっておくことで、ファンにこびりついている汚れを確認しやすくなるんです!

2
ルーバーを外してファンにスプレーをしよう!

ルーバー(吹き出し口)を取り外して、ファンにまんべんなくスプレーをしましょう!特定の場所に多くスプレーをしてしまうと、薬剤がなくなってしまうので要注意です。初めは少量ずつスプレーをして、残りを確認してから再度噴射するように心がけましょう!

スプレーの危険や使い方はこちらでも紹介しているので、まずはチェックしてみても良さそうですね!

3
ファンを回転させよう!

送風口に手を入れて、ファンをゆっくりと5~6回回転させましょう!ファンを回転させることで、ファン全体に薬剤が絡まります。

4
20~30分間待とう!

回転させたら、汚れを浮かせるために、20~30分間待ちましょう。待っている間にも、時々ファンを回転させることがポイントです!

5
歯ブラシで汚れをゴシゴシしよう!

汚れが浮いてきたのを確認出来たら、歯ブラシでこすって汚れを落としましょう!この時強くこすりすぎてしまうと、エアコンに傷ができてしまうので優しくこするのを心がけてください!

6
洗剤を流そう!

洗剤をすすいでいきましょう!今回は、「くうきれい」の洗剤を落とすリンスで、すすいでいきました。専用のものがなければ、霧吹きに水を入れたものを洗剤にかけて、すすいでいきましょう!洗剤が全部流れたら、タオルで軽く水分を拭き取ります。

7
乾燥させよう!

水分が残ったままにしておくと、カビが生えやすくなっていきます。水分をなくすため、1時間乾燥させましょう!乾燥させた後、まだ残っている水分を飛ばすために送風をします。1時間程度送風を行うと、しっかり乾燥させることができますよ!送風が終わったら、ファンのお掃除は終了です。

エタノール編

そこまで汚れがひどくない時や、カビの色素がエアコンにこびりついていなければ、「消毒用エタノール」で掃除することもできます。エアコンクリーナーを使用する場合と同様、洗浄液が余計な場所についたり、お掃除後に残ったりしないように十分注意しましょう。

用意するもの
・消毒用エタノール
・水
・雑巾
・ゴム手袋
手順
1
水拭きをする

掃除前の下準備を終えたら、全体についている汚れを、先に水拭きして取ってしまいましょう!この時、送風口に手を入れてファンを回してあげると、きれいに汚れを拭き取ることができますよ!

2
消毒用エタノールで拭く

消毒用エタノールを浸した雑巾でファンを拭きましょう。水拭きの時と同じように、ファンを回転させながら、拭いてあげると良いです♪

3
20分間送風を行う

正常に運転するか確認するため、20分間送風運転をしましょう!これでお掃除は終了です。

エアコンファンのカビ予防方法

最後に、ファンのホコリ・カビの予防方法をご紹介していきます。普段からエアコンに汚れを溜め込まないようにしましょうね♪

冷房使用後は送風運転をしよう!

エアコンの冷房機能を使用すると、エアコンの内部の湿度が高くなっていきます。カビは湿度が高い所を好むので、使い終わった後にそのままにしておくと大量に発生する恐れが…。

それを抑えるために、使用後は送風運転することを心がけましょう!送風運転を1時間程度してあげるだけで、湿度を下げることができますよ!

室内の湿度を下げよう!

室内の湿度が高ければ、その空気を吸い込むエアコンの内部の湿度も高くなっていきます。湿度をできるだけ低く保つように心がけましょう!湿度を下げる具体的な方法としては、

・料理中は換気扇を回す
・空気清浄機を回す
・窓を開けた状態で、扇風機を回す

以上のことを実践してみると良いでしょう。ちょっとしたことですが、普段の心がけによって、カビの繁殖を防ぎ、電気代の節約にもなります。ぜひ今回紹介した方法で行ってみましょう!

ちなみにプロ視点からはどのような予防法がいいのかも聞いてみました!

ハウスウォッシュ ブルーポートさん (東京都)

エアコンのフィルター清掃と冷房終了毎時の暖房運転です!それ以上は壊れる可能性もあるためオススメはできません!

ActCreationさん (大阪府)

フィルター、表面カバーのお手入れは、おうちのお掃除でできますが、エアコン内部に関しては、いかにカビを防止するかその対策が大切です。お掃除以前に、エアコン使用後は送風運転等をして内部を乾燥させるよう心掛けて下さい。またはメーカー型番によっては、「内部クリーン機能」等の、カビの発生を抑える為のオプション機能がついていますので、冷房使用後は使いましょう。内部分解や熱交換器やファンの洗浄は私たち専門の者にお任せください。

なるほど、基本はこまめなフィルター掃除と、冷房使用後の送風or暖房による内部乾燥がカビの予防につながるという事になりますね!

そもそもエアコンのファンに汚れが溜まるとどうなる?

もしも、汚れが溜まった状態のファンを放置してしまったら、どうなるのでしょうか?エアコンのファンの掃除の大切さを知るためにも、まずはエアコンの構造から説明していきます。

エアコンの風は上の図でいう、フィルター→フィン→ファン→吹き出し口という流れで通っています。エアコンは部屋の空気を取り込むため、フィルターやフィン、ファンに空気の汚れが溜まっていくという事になります!

ちなみにドレンパンはフィンで空気の温度を調節した際に出る、結露の受け皿のことで水分が漏れないようにする役割があります。

エアコンのファンとは?

改めて、エアコンのファンとは、吹き出し口の奥にある筒状の部品のことを言います(上の図の緑の部分)。吹き出し口から、エアコンの内部をよーくのぞくと見ることができますよ!この部分が回転することで、エアコンの内部の空気が外に送り出されているんですね。

ファンの汚れの原因とは?

ファンが汚れる原因は3つ。

高い湿度や温度

エアコンのファンでは、取り込んだ空気を適温に変える作業が行われています。そのためファンの周りには暖かい空気と冷たい空気が両方通り、温度差が発生して、カビが発生しやすい環境になるのです。

これは、部屋の湿度が高くても同じことが起きます。結果カビが発生してファンが汚れてしまいます。

タバコの煙

部屋でタバコを吸う場合、煙をエアコンが取り入れてファンが汚れてしまいます。タバコの煙にはヤニが含まれているため、茶色い汚れを発生させます。さらにニオイが強いので悪臭の原因にもなります。臭いがつくのを防ぐためにも、エアコン近くで吸うのは控えた方が良さそうですね。

ホコリ

エアコンはそもそもホコリが入り込まないようにフィルターがついていますが、すべてを取り切れるとは限りません。結果取りこぼしたホコリがファンに溜まってしまいます。

そのため、ファンだけでなくフィルターをこまめにきれいにしておくことで、ファンの汚れも防げます。

汚れたままだと何がいけないの?

エアコンから出る風は、必ず1度はファンを通るので、他の部分はキレイにお掃除しても、ファンが汚れている限り汚れた空気が出続けてしまいます。空気が汚れていると、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。特に、小さなお子様がいるご家庭は要注意です。

また、エアコンの運転効率が下がって電気代が上がったり、カビやホコリがたまり故障に繋がったりすることも…。このように、カビやホコリをそのままにしておくのは、とっても危険なんです!

ただ冒頭で話したようにエアコンのファンは内部の部品にあたり、自分自身の洗浄では、洗浄しきれなかったり危険性も伴うのでプロにおまかせするのがおすすめだと言えます。

エアコンのファン掃除はプロにお任せ

ここまで、エアコン内部のファンのお掃除方法をご紹介してきました。エアコンのお掃除は、フィルター洗浄ならまだしも、自分の力だけで内部までしっかりとお掃除するのは中々大変なんですね。

「エアコンクリーナーは危険だから使いたくないけど、自分で分解してお掃除するのは自信がない」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時には、お掃除のプロにお任せしてしまうのがおすすめ。専用の道具や洗剤を使用することで、エアコンがここまできれいになるんです。

専門知識を持ったプロの手にかかれば、故障のリスクを最小限に抑えつつ、エアコンをピカピカにしてくれますよ♪「ユアマイスター」なら、お住まいの地域に合わせてお掃除のプロを探すことができます!プロのエアコンクリーニングの詳細はこちらから!

プロのエアコンクリーニングの詳細も紹介します。

クリーニング内容

エアコンクリーニングは基本的には養生→分解→洗浄の流れで進んでいきます。2分ほどでまとめた動画もあるので詳しくはこちらをチェックしてみて下さい!

料金と作業時間

エアコンクリーニングの料金と作業時間はこちらにまとめました。通常タイプであればエアコンクリーニングの料金は1万円前後かかるという認識で大丈夫です!

料金

料金

通常タイプ

8,000〜12,000円(税込)

お掃除機能付

13,000〜17,000円(税込)

天井埋め込み型1方向

23,000〜27,000円(税込)

天井埋め込み型2方向

25,000〜29,000円(税込)

天井埋め込み型4方向

24,000〜28,000円(税込)

天井吊り型

23,000〜27,000円(税込)

作業時間

作業時間

壁掛型 通常タイプ

約1~2時間

壁掛型 お掃除機能付き

約2~3時間

天井型

約3~3.5時間

プロと自分でやるのではどんな違いがあるか

「ユアマイスター」では、○○クリーニングのプロに「 エアコンを自分で掃除をしてみたのですが、業者さんにお願いするエアコンクリーニングと自分でやった掃除では汚れの落ち方や仕上がりにどのくらいの違いがありますか?」と聞きました!

ファミリー犬山店さん(愛知県)

市販の洗浄液を使ってフィルターなどはお掃除できると思いますが、ファンなどエアコン内部までなかなか手が届かないと思います。根本からお掃除するならプロにお任せするべきだと思います!

便利屋ファミリー江東木場店さん(東京都)

一般の方がエアコンをお掃除する場合はフィルターのお掃除と、せいぜい外装の拭き上げくらいになると思います。汚れの酷いエアコン内部には手が届かないことが殆どではないでしょうか。プロの業者のエアコンクリーニングは基本的には外装パーツを取り外し、熱交換器(アルミフィン)やクロスフローファン(送風ファン)を専用洗剤と高圧洗浄によって洗い流していきます。室内を汚さない為の大掛かりな養生作業や、専用機材を使用してエアコン内部をお掃除するという事が大きな違いと言えるでしょう。

やはり内部の汚れを徹底的にキレイにできるのが違いになりますね!また、利用された方の口コミはこちら!

スタッフの方が細かく清掃前と後の様子を説明してくださり安心しました。タバコの匂いもしないスタッフの方で犬と子供がいる母親としては好感が持てます。もちろんピカピカにしてくださり気持ちよくクリスマス、年末年始を迎えられそうです

ユアマイスターでは様々な条件でプロを探すことができるので、お子さんやペットがいるご家庭、個人の希望にあったプロに頼むことができます!気になった方はぜひこちらからエアコンクリーニングをプロにお願いしてみて下さい!

まとめ

いかがだったでしょうか。エアコンのファンをきれいに保つには、汚れを溜め込まないための「予防」が重要です。もしファンに汚れが溜まってしまったら、お掃除のプロに依頼してエアコン内部をきれいにしてもらいましょう。

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