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更新日 :2024年06月03日

エアコンのファン掃除は自分でできる!手順と注意点をわかりやすく解説

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エアコンのシロッコファンの掃除方法を総まとめ。自分でできるカビやホコリの取り方を、写真やイラスト付きでわかりやすく解説。業者に依頼する場合のメリットや費用相場についてもまとめました。また、「ファンが汚れる原因は?」「掃除をしないとどうなる?」「自分でやるのと業者に頼むのどっちがいい?」などの気になる疑問も解消します。

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エアコンのシロッコファンとは?どの部分?

エアコンの部品構造

エアコンのシロッコ(送風)ファンとは、吹き出し口の奥にある羽が無数についた細長い筒状の回るところです(上の図の緑の部分)。

この部分が回転することで、効率的に室内の風を吸い込んで室外機に送り、室外機から来る冷たい(温かい)空気を室内に送り出しています。

エアコンのファンが汚れる原因とは?

・空気中のホコリ
・ペットの毛
・タバコの煙
・キッチンの油汚れ

エアコンのファンが汚れる原因は、取り込んだ室内のホコリや油汚れなどが付着することです。さらに、エアコン内部は湿度が高いためカビが繁殖しやすい環境でもあります。

エアコンのファン掃除は必要?しないとどうなる?

・エアコンから嫌な臭いがする
・電気代が上がる
・健康被害を引き起こす
・故障の原因になる

エアコンのファンは空気を循環させる重要な部品です。そのため、長期間掃除をしないとホコリやカビが溜まり、エアコンの運転効率が低下します。

これにより、電気代の増加やカビの繁殖による臭いの発生、さらにはアレルギーや喘息などの健康被害を引き起こすことがあります。

お掃除機能付きエアコンも掃除は必要?

フィルターの自動洗浄機能が付いた、お掃除機能付きエアコンも掃除が全く必要ないというわけではありません。ファンや熱交換器には汚れが付着するので、2〜3年に1回くらいを目安に掃除をしましょう。

エアコンのファンは自分で掃除できる?

エアコンのファンは自分でも掃除できますが、故障や火災のリスクがあるため、基本的にはプロの業者に依頼することをおすすめします。

自力で洗浄しようとして破損した場合、エアコンの保証対象外となる場合もあります。自分でファンの掃除する場合は、自己責任で行いましょう。

エアコンの洗浄スプレーは使える?

エアコンのファンの掃除向けに、さまざまな種類のエアコンクリーナーやスプレーが販売されていますが、基本的にはあまり使用をおすすめできません。汚れが取りきれなかったり、洗浄成分がエアコン内部に残ったりするリスクがあります。

自分でエアコンクリーナーを使って掃除したい場合は、正しい方法で汚れが残らないように洗浄しましょう。エアコンクリーナーについてはこちらの記事でも解説しています。

エアコンのファンを掃除するときの注意点

・電源を切ってから作業する
・取り外し方は取扱説明書をよく確認する
・むやみに分解をしない
・手袋やマスクを着用する

エアコンのファンを掃除をする際は、取扱説明書をよく確認して慎重に行うことが大切です。不安な方は無理をせずに業者に依頼しましょう

簡単!エアコンのファンを自分で掃除する方法

必要なもの

・45Lゴミ袋 4~5枚
・ビニールテープ or 養生テープ
・ハサミ
・ゴム手袋
・エアコン洗浄スプレー(またはアルカリ電解水)
・霧吹き
・掃除機
・歯ブラシ

今回使用した送風ファン用のエアコン洗浄剤はこちら。

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商品画像
くうきれい エアコン送風ファン洗浄剤ムース、リンス AFC-503

下準備(養生)

まずは下準備です。カビや汚水で部屋が汚れないように、エアコン周りを養生しましょう。

 
手順
 
1
エアコンのコンセントを抜く

掃除中の感電を防ぐために、作業を始める前は必ずコンセントを抜きます。コンセントが見当たらない場合はブレーカーを落としましょう。

2
エアコン周りの壁や床を養生する

ファンの掃除は汚水がたくさん出てくるので、念入りに養生しましょう。45Lのゴミ袋を裂いて広げ、数枚をエアコン周りの壁や床に養生テープで貼り付けます。

3
エアコンに汚水受けを養生する

さらに、エアコンから漏れた汚水で床に流れてしまわないように、エアコンから垂れてくる汚水をキャッチするシートを作りましょう。45Lのゴミ袋で簡単に作ることができます

45Lゴミ袋の長い辺の片方をはさみで切り、図の右のような形を作ります。

そしてこのように、エアコンに沿うように壁にテープで貼り付けていきます。取り付けたシートの先っぽを少しだけ切り、ビニール紐などをつければ、汚水が紐を伝ってバケツに入る仕組みを作ることができます。ビニール紐がない場合は、シートの先端に穴を開けるだけでもOKです。

4
エアコンの下にビニールシートを敷く

養生をしていても、洗剤や水などが床に流れ落ちてしまうことがあります。念のため、床にビニールシートを敷いておきましょう。これで下準備は完了です。

掃除手順

今回掃除に使ったのは、送風ファン用のエアコン洗浄剤「くうきれい」ですが、アルカリ電解水スプレーでも代用が可能です。ほかのエアコン洗浄剤を使用する場合は、商品に記載されている使用方法をよく確認しましょう。

手順
 
1
ホコリを掃除機で吸い取る

ある程度のホコリは先に掃除機で吸い取りましょう。ホコリを落としておくことで、ファンにこびりついている汚れを確認しやすくなります。100均でも販売されている、「ブラシ付きの掃除機ノズル」を使うと、掃除がラクになるのでおすすめです。

2
ルーバーを外す

ルーバー(吹き出し口)を取り外して、ファンが見える状態にします。ルーバーの取り外し方はメーカーによって異なるため、取扱説明書を確認しましょう。

3
ファンにスプレーをする

ファンにまんべんなくスプレーをします。特定の場所に多くスプレーをしてしまうと薬剤がなくなってしまうので、初めは少量ずつ、残りを確認してから再度噴射しましょう。

4
ファンを5~6回ほど回転させる

送風口に手を入れて、ファンをゆっくりと5~6回ほど回転させましょう。ファンを回転させることで、ファン全体に薬剤を着けられます。

5
20~30分間待つ

回転させたら、汚れを浮かせるために20~30分間ほど待ちましょう。待っている間にも、ときどきファンを回転させるのがポイントです。

6
歯ブラシで汚れを優しく擦る

汚れが浮いてきたのを確認できたら、歯ブラシを使って汚れをこすり落としましょう。このとき強くこすりすぎてしまうと、エアコンに傷ができてしまうので、優しくこするのを心がけてください。

7
洗剤を流す

洗剤をすすいでいきましょう。今回は、「くうきれい」の洗剤を落とすリンスを使用。専用のものがなければ、霧吹きに水を入れたものを洗剤にかけてすすぎます。洗剤が全部流れたら、タオルで軽く水分を拭き取りましょう。

8
乾燥させる

水分が残ったままにしておくと、カビが生えやすくなります。水分をなくすために、約1時間程度送風運転を行い乾燥させましょう。送風が終わったら、ファンの掃除は終了です。

エアコンのファンのカビ発生を予防する方法

・部屋の換気をして室内の湿度を下げる
・冷房使用後は送風運転をする
・エアコンフィルターを定期的に掃除する

エアコンのファンのホコリやカビの予防方法を紹介します。汚れを溜め込まないのがポイントです。

部屋の換気をして室内の湿度を下げる

室内の空気が汚れていたり、部屋の湿度が高かったりすると、エアコンに汚れがつきやすくなります。料理中は換気扇を回したり、窓を開けたりとこまめな換気を心がけましょう

冷房使用後は送風運転をする

エアコンは冷房機能を使用すると、内部の湿度が高くなります。そのままにしておくとカビが発生してしまうので、使用後は送風運転を1時間程度して、湿度を下げましょう。

エアコンフィルターを定期的に掃除する

エアコンのフィルターを掃除すると、内部にホコリが溜まりにくくなるため、カビの増殖を防ぐことができます。2週間に1回程度を目安に掃除をしましょう。エアコンフィルターの掃除方法については以下の記事で解説しています。

高圧洗浄機でエアコンクリーニングするなら業者に依頼!

エアコンのファンを自分で掃除するのが不安な方や、自分で洗浄しても臭いがする場合は、業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。

プロに依頼すると故障のリスクを抑えられるだけでなく、エアコン本体を分解し、高圧洗浄機や専用洗剤を使用することで、ここまできれいになります。

エアコンクリーニングの内容

エアコンクリーニングは、基本的には養生→分解→洗浄の流れで進んでいきます。2分ほどでまとめた動画もあるので詳しくはこちらをチェックしてみてくださいね。

プロと自分でやるのではどんな違いがある?

「ユアマイスター」では、クリーニングのプロに「 エアコンを自分で掃除をしてみたのですが、業者さんにお願いするエアコンクリーニングと自分でやった掃除では汚れの落ち方や仕上がりにどのくらいの違いがありますか?」と聞きました。

便利屋ファミリー江東木場店さん(東京都)

一般の方がエアコンをお掃除する場合はフィルターのお掃除と、せいぜい外装の拭き上げくらいになると思います。汚れの酷いエアコン内部には手が届かないことが殆どではないでしょうか。プロの業者のエアコンクリーニングは基本的には外装パーツを取り外し、熱交換器(アルミフィン)やクロスフローファン(送風ファン)を専用洗剤と高圧洗浄によって洗い流していきます。室内を汚さない為の大掛かりな養生作業や、専用機材を使用してエアコン内部をお掃除するという事が大きな違いと言えるでしょう。

株式会社エムクリーンサービスさん(東京都)

自分でスプレーなどをする人はすすぎがきちんと出来ずに熱感知器が錆びてしまったり、スプレーが固まってしまい逆にホコリなどをくっつけている場合もあります。私たち業者はきちんとしたすすぎを行うので、エアコンに対するリスクも少ないですし、綺麗になっていることも実感できるようになると思います。

プロに頼めば、分解洗浄で内部まで掃除してくれますし、故障などのリスクも小さいのがポイントですね!

ユアマイスターのエアコンクリーニングの料金と口コミは?

ユアマイスター」なら、お住まいの地域に合わせた、お掃除のプロが見つけられます。さまざまな条件で探すことができるので、お子さんやペットがいるご家庭、個人の希望にあったプロに頼むことができるのも魅力です。

ユアマイスターのエアコンクリーニングの料金

 

料金

通常タイプ

9,500円(税込)〜

お掃除機能付

14,500円(税込)〜

天井埋め込み型

22,000円(税込)〜

天井吊り型

27,500円(税込)〜

ユアマイスターのエアコンクリーニングの作業時間

 

作業時間

壁掛型 通常タイプ

約1~2時間

壁掛型 お掃除機能付き

約2~3時間

天井型

約3~3.5時間

ユアマイスターのエアコンクリーニングの口コミ

エアコンのファン掃除に関するQ&A

エアコンのファン掃除に関する疑問についてまとめました。

Q1. エアコンのファンの掃除頻度はどのくらいですか?

A1. 1~2年に1回の頻度を目安にエアコンクリーニングを行いましょう。

エアコンの汚れを放っておくと、冷暖房の効きが悪くなったり、カビが発生して嫌な臭いがしたりします。そのため、ファンやフィンなどのエアコン内部は、1〜2年に1回の頻度を目安にエアコンクリーニングを行いましょう。

Q2. エアコンのファンのホコリの取り方は?

A2. 掃除機で吸い取った後、洗浄スプレーを使い掃除しましょう。

エアコンファンのホコリは、ある程度は掃除機で吸い取れます。念入りに掃除したい場合は、エアコン洗浄スプレー(またはアルカリ電解水)を吹きかけて洗浄したり、業者にエアコンクリーニングを依頼したりしましょう。

Q3. エアコンの回るところが黒い原因はなんですか?  

A3. 黒い小さな点が見える場合はカビの可能性が高いです。

エアコン内部に黒い点がある場合はカビの可能性が高いです。吹き出し口までカビが生えている場合は、エアコン内部でカビが大量発生しているかもしれません。早めに業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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